浅田次郎のレビュー一覧

  • 大名倒産 上

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    とっても面白い!
    文字数は多くてもすごく読みやすいのでページをめくる手が止まらない。
    真面目な問題にもコミカルな表現で笑わせてくるし、かと思えばいきなりしんみりさせられる。
    上巻ではまだ問題解決にはほど遠いけれど、下巻でどうなねぇるのか楽しみ!

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    2023年07月31日
  • 姫椿

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    短編集はあまりすきではないのだけれど、
    これは、好き。

    なんだか泣けてきてしまったり。

    うちにあったのだけれど、誰が買ってきたのだろう…?
    本は、出会い。
    呼ばれるものです。

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    2023年07月30日
  • 蒼穹の昴(1)

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    ネタバレ

    4冊長かった…やっと読み終えた…
    宝塚で舞台化してたから気になって読みました。
    歴史フィクションおもしろかった!
    やっぱり革命前というか時代が変わるところを題材にした歴史物は面白い。
    そして、雪組さんの再現度すごい。本の人物そのままで演技されてた。
    そして脚本もすごい。いい感じにそれぞれの出番を振り分け、話の本筋は変えず、脚色して、見応えある舞台になってました。
    舞台見てから読んだから話も理解しやすかったかも。
    以前壬生義士伝も舞台化したから読んだけど、ほんっっっとに読み辛くて大変だったから蒼穹の昴は楽しめてよかった。
    でもやっぱり第三者視点の語り草の場面は読みにくかった。そういう書き方好きな

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    2023年07月29日
  • 壬生義士伝 13

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    なんと、なんと美しい最終シーンであろうか…。はたして私は何を次世代に伝えなければならないのか、そもそも私の中に次世代に伝えるべき価値あるものがあるのかを真剣に見つめ直したい。

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    2023年07月16日
  • 蒼穹の昴(1)

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     登場人物の多さ、中国人の名前と呼び名、役職と階級。自分にはこの作品が完読できるのだろうか、と不安になった。主要登場人物のしおりと清朝関略係系図が救ってくれた。この二つを照らし合わせながら読み進めると、気が楽になった。さらに、登場人物にフリガナが多く記載されているところも有難い。役職と階級は大枠を把握する程度で充分。肩の力を抜けば、先を読みたくなる躍動感あふれるストーリーだと思う。

    詳細感想は4巻へ

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    2023年07月15日
  • 真夜中の喝采(かっさい)~きんぴか3 完本~

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    「悪党...」「血まみれの...」と全3巻を一気読みした。
    笑いあり涙ありと楽しませてもらった。
    軍曹の編はいつも腹から笑った。
    最後は3人がバラバラになってしまったが向井を含めて4人のドタバタがまたいつの日か始まるんだろうな。
    そうあって欲しい。

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    2023年07月14日
  • おもかげ

    購入済み

    何度も読み返したい作品

    時代背景のていねいな描写によってさらに物語に引き込まれた。最後は涙が止まらなかった。巧妙な伏線に何度も読み返したい作品と思った。映像化されたのを知らなかったが、読後に配役を知って作品の世界がくっきりした。(作者がこの配役に納得しているのか分からないが…)

    #泣ける #感動する #癒やされる

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    2023年07月11日
  • 月島慕情

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    浅田次郎、安定の短編集

    短編書かせたら浅田次郎が日本最強であると思う。

    おすすめ
    月島慕情
    めぐりあい
    シューシャインボーイ

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    2023年07月06日
  • 歩兵の本領

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    これは、兵隊の話!士官ではない。鉄拳制裁は、表向き、真は世渡り下手の苦労人たちなんだよ。そんな彼らが自衛隊と言う柵のなかで織りなす物語。

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    2023年07月03日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    家族に愛されていた
    愛されていると信じたい
    力を貸してほしいと願う気持ちが
    父や母、妻や娘になって自分の前に現れる
    嘘みたいな話であるのに
    嘘でいいのです
    と思わずうなずきながら読み終えました

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    2023年06月25日
  • 中原の虹(4)

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    読み終わったー!!登場人物の名前に慣れてきて、さらっと読めた。

    宋教仁の演説は、私も国民と一緒になって、この人ならどうにかしてくれるかもと思える素晴らしい内容でした。西太后もいなくなり、国内外でも混乱を極めていた時の希望とすら思えたのに、本当に残念でした。誰だこんなことするのは!って怒りすら覚えた。宋教仁が生きていたら、どんな国になってたのか気になる。暗殺って国の運命すら変えてしまうかもしれないとんでもないものだ。

    そして李兄弟の再会。ついにって感じで、あれは涙無しでは読めなかった。みんなそれぞれが幸せになって、本当に良かったねぇってなった。みんなお互いのことちゃんと思いあってたんだと分か

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    2023年06月17日
  • 流人道中記(下)

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    ネタバレ

    読み始めは、正直玄蕃様を好きになれなかった。善人であるのは分かるけど、自分の中で「この人は破廉恥漢である」とレッテルがあったためだ。しかし、読み進めていくと本当は破廉恥漢で無く、「青山」という長年続いてきた武士の歴史を終わらせるために罪を被り、自ら贄となったと知った。私は胸の奥が痛く、レッテルを貼っていた自分を恥ずかしく思えた。

    心に残ったフレーズは
    「礼があり、それから法ができた」

    好きなシーンは
    ①押送最終日、玄蕃が乙次郎の服を洗ってくれていた。
    玄蕃「全く仕様のねえお与力様だの。ほれ、着替えろ。夜なべで洗うて火熨斗(ひのし)を当てておいたぞえ」
    乙次郎「誰が。どうして、どうして」と袖

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    2023年06月16日
  • 流人道中記(上)

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    最近、武士ってなんだったんだろう?と考えることがあるのだが、それを書いてくれているような気がする。浅田次郎氏のユーモア溢れた文章が最高である。そこかしこで笑っている。

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    2023年06月11日
  • 流人道中記(上)

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    ネタバレ

    罪を得て流地に押送される旗本・青山玄蕃と、三十俵二人扶持の足軽の家の次男坊から二百石の与力の家に身分違いの婿に入った悩める押送人・石川乙次郎の道中物語。

    同じ幕臣と言ってもえらく身分の上の方の青山さんと下の方の石川さんの家族や世間の違いが、改めて対比されて新鮮です。

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    2023年07月01日
  • 見知らぬ妻へ

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    今更ですが
    浅田次郎を初めて読んだ
    映画やドラマになるので何となく避けてきた
    短編の中にある密な表現に驚き感情をヒリヒリと刺激された
    作者の見てきた住んできた世界なのか
    実体験であってもこのように読者にさらせる力はさすがと
    遅ればせながら他の作品をむさぼるように読んでいる

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    2023年06月01日
  • 流人道中記(上)

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    壬生義士伝を読んだ時にもプロローグの窮屈さが読むことを諦めさせた。

    これも同様26ページまでは、なんとも気持ちの乗せようがなく、果たして完読できるか?と思ったほどだった。

    ところがその後主な登場人物たちがその苦悩を持つ人となりを表現し何とも予測不可能で、未経験ゆえの不安感を持った旅が始まる。

    初めは相手を知ろうとしないまだ見習いの与力の切羽詰まった心理が不安感を盛り上げ、ふざけた言動の咎人が、息の合わぬ旅を始めると、先々で問題を抱えた人物が登場。

    二人の時間の経過がそれぞれの関係をゆっくり変えてゆく。
    とても面白い上巻。

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    2023年05月27日
  • 珍妃の井戸

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    それそれの立場からの珍妃の最期。短編集のようで読みやすかった。
    相手を守ろうとしているようで、自分のことしか考えていない。
    人間の狡さ、醜さが見え隠れしている。愛の深さがわかる。

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    2023年05月27日
  • 霞町物語

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    「お腹めしませ」が途中で忽然と消えてしまった。江戸時代から一気に昭和にタイムトリップして微に記憶に残る時代の匂いを感じながら読んだ。
    へぇ、こいうのも書くんだというのが率直な感想。
    で、読み進める間に夢中になった。不思議な余韻を残す「夕暮れ隧道」に惹かれ、各話で語られる写真館と伊能夢影の頑なな生きざまに惹かれた。オーティスは通な音学好きが贔屓にしてたのかと思ってたけど、そうじゃなかったみたいだな。浅田次郎に忌野清志郎の物語りを書いて欲しいなぁ。

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    2023年05月22日
  • 天子蒙塵 4

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    めくって最初の章のタイトルが「ひといろの青」
    蒼穹の昴も一つの大きな節目にきたんだなと思いました。そして語られるのは中国の創世神話。

    " 森羅万象はこうして調いました。しかしそれだけでは、人間の住まう世界にはなりません。
     天に代わって人の世を統ぶる帝。天命を奉じて政を行う、中華皇帝がいなければ。そのみしるしとして、盤古の心臓は大きなダイアモンドに変わりました。
     どれほどすぐれた人間であろうと、神々の目から見れば乙甲の獣にすぎません。選ばれた唯一の人間が皇帝として龍玉を抱いてこそ、世界は定まるのです。"

    創世神話を思い起こしながら日光浴をする溥儀。「私の過去には全き幸

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    2023年05月16日
  • 一路 (上)

    購入済み

    長野県人には特にお勧め!

    先日、木曽へ行って来たばかり。
    杣人(そまびと)とも出会い、話を伺い、霊峰御嶽山を拝み、急峻な木曽川で身を清め、暖かな湯でほぐれたばかり。

    その木曽の場面の手に汗握るや!!

    中山道の旅路がどのようなものか、見事な筆致からあたかも体験してるかのような気分に。



    出版ばかりの時は買ってしばらく置いておいたものの、たまたま読み始めたら素敵な時間を過ごすことができた。

    下巻も一気に読むと思う。

    #ドキドキハラハラ #感動する #胸キュン

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    2023年05月15日