浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ4冊長かった…やっと読み終えた…
宝塚で舞台化してたから気になって読みました。
歴史フィクションおもしろかった!
やっぱり革命前というか時代が変わるところを題材にした歴史物は面白い。
そして、雪組さんの再現度すごい。本の人物そのままで演技されてた。
そして脚本もすごい。いい感じにそれぞれの出番を振り分け、話の本筋は変えず、脚色して、見応えある舞台になってました。
舞台見てから読んだから話も理解しやすかったかも。
以前壬生義士伝も舞台化したから読んだけど、ほんっっっとに読み辛くて大変だったから蒼穹の昴は楽しめてよかった。
でもやっぱり第三者視点の語り草の場面は読みにくかった。そういう書き方好きな -
Posted by ブクログ
読み終わったー!!登場人物の名前に慣れてきて、さらっと読めた。
宋教仁の演説は、私も国民と一緒になって、この人ならどうにかしてくれるかもと思える素晴らしい内容でした。西太后もいなくなり、国内外でも混乱を極めていた時の希望とすら思えたのに、本当に残念でした。誰だこんなことするのは!って怒りすら覚えた。宋教仁が生きていたら、どんな国になってたのか気になる。暗殺って国の運命すら変えてしまうかもしれないとんでもないものだ。
そして李兄弟の再会。ついにって感じで、あれは涙無しでは読めなかった。みんなそれぞれが幸せになって、本当に良かったねぇってなった。みんなお互いのことちゃんと思いあってたんだと分か -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めは、正直玄蕃様を好きになれなかった。善人であるのは分かるけど、自分の中で「この人は破廉恥漢である」とレッテルがあったためだ。しかし、読み進めていくと本当は破廉恥漢で無く、「青山」という長年続いてきた武士の歴史を終わらせるために罪を被り、自ら贄となったと知った。私は胸の奥が痛く、レッテルを貼っていた自分を恥ずかしく思えた。
心に残ったフレーズは
「礼があり、それから法ができた」
好きなシーンは
①押送最終日、玄蕃が乙次郎の服を洗ってくれていた。
玄蕃「全く仕様のねえお与力様だの。ほれ、着替えろ。夜なべで洗うて火熨斗(ひのし)を当てておいたぞえ」
乙次郎「誰が。どうして、どうして」と袖 -
Posted by ブクログ
めくって最初の章のタイトルが「ひといろの青」
蒼穹の昴も一つの大きな節目にきたんだなと思いました。そして語られるのは中国の創世神話。
" 森羅万象はこうして調いました。しかしそれだけでは、人間の住まう世界にはなりません。
天に代わって人の世を統ぶる帝。天命を奉じて政を行う、中華皇帝がいなければ。そのみしるしとして、盤古の心臓は大きなダイアモンドに変わりました。
どれほどすぐれた人間であろうと、神々の目から見れば乙甲の獣にすぎません。選ばれた唯一の人間が皇帝として龍玉を抱いてこそ、世界は定まるのです。"
創世神話を思い起こしながら日光浴をする溥儀。「私の過去には全き幸