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浅田文学を堪能して
東京育ちの自分は時折googlemapを見ながら読んだ。
昭和時代の昔話だけではない。
仕事にかまけて読む本がつい実用書ばかりになっている自分には、精神の本物の栄養となる浅田文学が必要なのだ。
海外在住中でまさかのコロナ禍にあって、まるで遣唐使気分の今ながら、日本に一時帰国できたときは行ってみたい。
海外で無念のうちにコロナで斃れた邦人の慰霊もあり。
いつもいつも、浅田次郎さんには、そうやって正してもらっている。
Posted by ブクログ
奥多摩の御嶽山は何度か登ったことがあり、大好きなお山です。
そのお山が舞台、しかも著者のご実家がそのお山にある神社の神主一族だったなんて全く知らなかったので驚きました。
本書は、その末裔である少年が実際に体験した不思議な出来事や、伯母から聞いた昔ばなしを綴った短編集です。
私は御嶽山のコースの中で、苔が美しいロックガーデンが特に好きなんですけど、ああいう自然の中に神が宿る感覚はすごく理解できます。
なので、狐憑きとか現代の感覚から言うと非現実的であり得ない話ですけど、自然を恐れ敬う気持ちがあればこういうこともありえるかなーなんて思ったりして。
どれも不可思議で敬虔な気持ちになる物語でしたが、一番印象的だったのは「兵隊宿」。結末を知った時鳥肌が立ちました。
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