【感想・ネタバレ】アジフライの正しい食べ方のレビュー

あらすじ

旅と食と笑いの人気エッセイシリーズ最新刊!

大物作家が遭遇した海外、国内での抱腹絶倒の出来事から身辺に起こるドラマチックな出来事を絶妙の筆致で描く。
ソースなのか醤油なのかタルタルなのかそれとも……。表題作の『アジフライの正しい食べ方』など読み応えたっぷりの全40篇。

旅先の出来事は悲喜こもごも、あらまし宝石に変わる
(「続・落ち着かない部屋」より )

『オリーブのめざめ』
『マスクの福音』
『ロス空港の大捕物』
『昭和三十年の温泉旅行』
『我が輩はゲコである』
『サウナの考察』
『クスリのリスク』
『鞄の中身』
『煙花三月揚州に下る』
『東京の緑』

ほか深い余韻のエッセイをご堪能あれ。

(底本 2024年9月発売作品)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ジジイのエッセイ。そこがいい。アジフライの食べ方に正しいも正しくないもあるもんかと思いつつ、それでも気になって手にしたエッセイ。ま、やっぱりどうでもいいような話だったが、わたしはアジフライには和芥子をしっかりつけて醤油を垂らし、マヨをつけて食べるのが好きだ。ま、これもどうでもいいよね。

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2025年10月29日

Posted by ブクログ

著者のエッセイ集だ。楽しく読ませて頂いた。読み始めすぐにニコニコ、ニヤニヤ微笑み、時にははっはっはーと声を出して笑ってしまった!周りに誰も居ないから良いけれど!しかし著者自身ジジイとか老爺とかあまり言わないで欲しいな!小生など著者より13年も年寄りだもんな。それを考えるとそろそろ読書を止めたくなるかもな?

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2025年01月26日

Posted by ブクログ

いつもながらの浅田節!笑いあり、時々涙あり。うんちくありで、楽しめます。JALの掲載が続く訳である。一方で、ANAの吉田修一さんも捨てがたくいい。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

どのお話も面白く、クスッと笑える。
特に覚えているのは、ロンドンのホテルでのエピソード。そのビッグスターには、あまり興味がなかったのかな?と思った。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

かつて読書は娯楽であった。書物から知識を得ようとせず読書を楽しんでいた。
一巻を読むのに4時間や5時間はかかる読書は社会の速度にあわなくなった。
読書は娯楽でなくなり学問に堕落した。1に花。2に書物。3に食事。

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

笑える話、へぇ〜と思う話、ふーむと考えさせられる話、どーでもえーわという話。浅田次郎氏にしか書けないエッセイで、私は好き。読者を楽しませるプロの手腕を感じる。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

久しぶりの、本当に久しぶりの浅田次郎のエッセイ。どうやら元になっている連載は何冊か出ているらしいが。
名人の話芸を目で聞いている感じとでも言ったらよいのか。選び抜かれた言葉、とてつもない饒舌さ、展開の面白さやくだらなさや真っ当さを堪能した。
抱腹絶倒というのではないけれど、読んでいてニヤニヤすることしきり。本当に愛すべきジジイ(ご自身が自称しているので敢えて。褒め言葉です)!

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

小学生、中学生のころに浅田次郎さんの
小説を数冊読んだことがあって、でも
大人になってなんだか敬遠しているところがあった。
だから、とっても久しぶり。なおかつ、エッセイは
初めて。

コロナ禍にJALの機内誌に掲載されたエッセイ
だそうで、旅がテーマの話なのだが
なんせ、不要不急の外出を避ける時期。
旅行なんて行けるはずもなく、でもさすが
浅田先生!かつての旅行の話や旅行から
そっちに広がるのかー!っていうお話まで
楽しませていただいた。

敬遠していて損をした。
これからはもっと積極的に読んでみよう。

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

浅田次郎さんのエッセイは初めて読んだ。
面白過ぎ。
JALグループ機内誌『SKYWARD』に、2020年より2023年に掲載されたものに加筆修正したという。
もう、喉元を過ぎてしまったかもしれないが、コロナ禍の時代。あの時は海外はおろか、国内旅行でさえ咎められるような雰囲気だった。
そんなわけで新しい旅に出ることは許されない事態だが、なんと、過去の旅にてのエピソードで三年分を埋めてしまった。
印象に残ったのは、「落ち着かない部屋」ホラーではないけれど、不思議体験が数々ある。
ファンタジー要素まるでないけれど、三角の部屋はやはり使いづらい。
それよりも怖いのは、老舗旅館女将の意趣返し、だった。ホラーではないけれど(2回言いました)女将の心に住む鬼が怖かった。

シリーズと知らなかったので、過去にさかのぼって昔の作品も読みたい。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

本作はJALグループ機内誌「SKYWARD」に「つばさよつばさ」題して2020年から2023年に掲載されたものを加筆、修正し構成されたエッセイです。

2020年から2023年というと新型コロナの影響で、旅はおろか外出もままならない期間ですが、そこは直木賞作家、自身が作中で繰り返し述べられているとおり、これまでの経験も豊富なので、ネタに尽きることがないまさに旅しているかのような作品もあれば、自身の生活からすくとったお題も多く収められたエッセイです。

表題作の『アジフライの正しい食べ方』は、揚げ物といってもフライ、唐揚げ、天ぷらと種類も多く、それぞれにかけるものも年齢や揚げ物との出会いも大きく関係してくるというものです。
ことの発端は佐賀関での関あじフライ定食で、著者は醤油を、同席していた男女の編集者がソースとタルタルという、三者三様であったことです。
著者が考察してみると、醤油は祖父母の影響が、最近になって口にするエビフライやカキフライにはマクドナルドの「フィレオフィッシュ」にタルタルが使われているのが決定的になったようです。
作家だからというわけではないですが、こういう日常の些細なことにも目を向けて、題材に文章を書いていく姿勢は、日頃note記事を書く私も見習わねばならない姿勢だと心から納得しました。

その他、今旬の話題詐欺にも関係した、怪しい害虫駆除業者がやってきた「事件の顛末」やロサンゼルスの砂漠で出会った「ホットドッグ&ハンバーガー」など、時代小説とは違う著者の力量を感じるエッセイが並んでいます。

新型コロナもおさまった今、著者がどんなエッセイを綴っておられるのか、飛行機に乗らない私には、今後の新刊も楽しみです。

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2025年01月01日

Posted by ブクログ

ANAの機内雑誌に連載されているエッセイ集。
旅に出たくなる。思わずくすりと笑ってしまう話ばかりで、気分が沈んでいる時に読むといいかも。病気なんかも悲観的にならずに楽しくネタにしてしまう作者。こんなふうに前向きに生きていけたらいいなぁ。来年はどこかに飛行機で行こう。できれば海外。

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2024年12月27日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて、とりあえず読んでみたら、すごく面白かった。
そして、アジフライの食べ方は、関アジのことだったと知り、佐賀関の風景も目に浮かんできた。
洞察力とユーモアのセンスで、何度となく笑いを誘ってくれた本。
浅田さんの本をこれから1冊でも多く読みます。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

歳を重ねてからもう一度読みたい本。
今読んでも面白いけど、浅田先生と年齢が近くなるほど共感度が変わってきそう。

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2024年11月25日

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コロナ禍に書いたエッセイ。旅の事や日常、食事などの面白可笑しエピソードが満載でした。コロナが落ち着いてきた今、きっと自由に大好きな旅に出られているのだろうと思います。エッセイを読む限り庶民的な感じに思われますが、昔サイン会に伺った時はオーラが凄くて圧倒されましたが、優しく会話をして下さり紳士的な方だったと記憶しております。

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2024年11月15日

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JAlの機内誌「SKYWARD」に連載の続く旅をテーマとした人気エッセイ。本書は2020年から2023年まで、ということであまり実際に旅に出た話よりも、自宅にて旅について妄想する場面や思い出話が中心。昭和26年生まれ、忍び寄る老い、服用する薬だったり高齢者の運転免許更新など。
決して愚痴ではない所が良い、素晴らしい歳の取り方のように思える。

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2024年11月10日

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JAL機内誌「SKYWARD」で20年!続くエッセイ。
そういえば、機内で浅田次郎の文章を見かけて、へーと思ったことがあるような。そんなにJAL には乗って無いけれども。
この本はちょうどコロナ禍。
あの異様な緊張感と閉塞感を思い出しつつ読む。
仕事も兼ねて、国内外へ飛び回る浅田さんも、穴熊のように家で仕事をする日々。
でもかつての旅行での出来事などが軽妙に綴られて、読書もすすむなんて、なんだか豊かな生活に思えてくる。

タイトルのアジフライの食べた方について、私は断然、ポン酢派。

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2025年08月19日

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JALの機内誌に連載されていたエッセイを一冊にまとめた本。世代も性別も住んでいる世界も違うオジサマの品のある生活を覗き見れて面白かった。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

JALの機内誌「SKYWARD」連載されていたエッセイをシリーズとしてまとめたもの。コロナ禍のさなか、食や旅についてのエピソードがユーモラスに語られている。
自らの私生活や生い立ち、病気、旅先での失敗談などをネタに、旅行中の読者の笑いを誘い、リラックスさせるサービス精神旺盛な内容になっているが、中国歴史通の著者ならではの故事来歴も披露され、知性や気品が感じられる。 
昔のことばかりしゃべる爺さんを若者たちが「ノスタルジジイ」とネーミングしたという話はまことに言い得て妙であり、自戒の言葉としたいと思った。
少年時代からマスクをかけていたことで、マスクに親和性があったこと、ステロイドが肺の炎症に劇的に効いたが、血栓が生じやすいという恐ろしい副作用があること、中国は老人を敬い、親に尽くし、「老」という言葉そのものが敬語を意味するなど、興味深いうんちくも多かった。

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2025年05月16日

Posted by ブクログ

JALに搭乗したら必ず読むエッセイ。今回はコロナ禍中で旅に出にくかった期間のもの。ゆえに昭和の思い出も多く、親戚の昔話を聞くような懐かしさもあり楽しい。将来、コロナ禍を思い出す一助にもなりそう。終盤の神宮外苑への想いに全く同感で、東京の風景の行く末を考えさせられた。

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2025年03月09日

Posted by ブクログ

旅にも出れず、家の中に引きこもっていたコロナの頃が、今やものすごく過去の様に思えてくる。内容にはちょっと好き嫌いがあった感じではあったが、軽快で楽しく読めた。

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

続けて読むと飽きてしまうかな。月刊エッセイというのも納得。興味のある話題とそうでないのではまた違う。表題のエッセイは面白かった。

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

浅田次郎さんのエッセイは初めて読むが、この作品はコロナ禍の頃に執筆したらしい。

旅好きなことが伝わってくるが、もっと外出していたら面白いエピソードがてんこ盛り…なのだろう。
だがけっこうユーモア溢れる方だなぁと全40篇を読むとわかる。

表題作の「アジフライ正しい食べ方」の考察もどっちでもええわって思うところを深掘りするなんて…。
「事件の顛末」もあわや…というところで誰じゃこいつと思えたところが回避できたわけやね。
「靴を履いた猿」や「クスリのリスク」などなどちょっと知らなかった一面を覗いたようで、身近に感じてしまった。


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2024年11月26日

Posted by ブクログ

エッセイは、筆者の目の付け所、テーマの選び方がすべてなのかなと感じた。ほのぼのとした筆致をもって、読者をクスリと笑わせる作品集。

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2024年11月02日

Posted by ブクログ

2024/09/21リクエスト 2
JALの機内誌のエッセイまとめ。
さすが作家、コロナ禍で旅に出なくてもきちんと旅を味わえる文章だなあ。
「母の待つ里」を読み、他にも読もうと選んだエッセイ。電車の中で読んだら良かったな。
わからないホテルや食べ物を検索しながら楽しく読みました。
世界一のホテル、ラ・マムーニア、あんなところがあることを知らなかった…

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2024年10月25日

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