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チャールズ・チャップリンがやってくる!! 昭和七年五月、日本中が彼の来日に沸くなか、安吉一家の耳に驚くべき噂が飛び込んできた。チャップリン暗殺――。信念を持つこの稀代の芸術家を殺させてなるものか。世間を混乱させることなくテロリストの魔の手を振り払うため、いなせな夜盗たちが東京の街を所狭しと走り回る。表題作ほか全六編を収録した大人気“天切り松”シリーズ待望の第五巻。
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Posted by ブクログ
全シリーズ無我夢中で読み終えて 涙あり笑いあり こころの中に 新たなヒーローとヒロイン が刻み込まれた感じです 40代、50代、60代 70代と読み返して 歳を重ねた自分が込み上げる感情に 出会ってみようと思います
久しぶりに読んだ「天切り松闇がたり」シリーズ 浅田さんの人情たっぷりなこの世界、やっぱりいいなぁとしみじみ
待ってました~の5。本はほぼ文庫でしか買わないので、5が出たことを忘れており、新聞広告見てテンション上がる。4までの全部も文庫発売と同時に読んでいたので何年ぶりになるんだろう。人物像とか背景をもう一度復習して、細かい部分までも自分の中に甦らせてから5を読みたい。本棚から1~4と読本まで引っ張り出して...続きを読む準備万端。さてと、1、に手が伸びるわけない。1~4を読み終わる自分を待ちきれず5を開く。結論。そんな準備は無用だった。松蔵の闇がたりで一気に目細の安吉一家が生き生きと動き出す。皆さん多少お年を召されたようだが、相変わらず粋で人情味があふれててかっこいいのだ。 チャップリンは何となく知っているだけで作品はまともに見たことはない。れえむれえと(笑)。 そういえば黒柳徹子さんはチャップリンと交友があったとか。と考えると松蔵と黒柳さん、銀座のどこかですれちがっていてもおかしくない年代かな。
もう終わったシリーズだと思っていたので、ここへきて新刊が出て、何ともうれしや。 古き良き江戸→東京の矜持を持った人々。
待ってましたの文庫化。いつも通りの粋な作品集で、安心して楽しませて頂きました。今回は、どちらかというと各人の”弱さ”的部分がクローズアップされてる感があって、圧倒的存在感でひたすらカッコいい一味、っていうイメージからは、少し距離を置いた印象が残りました。主人公の松もだんだん歳を取ってる設定だから、相...続きを読む対的に他の連中が小さく見えるようになってきている、っていう現れでしょうか。とはいえ、いなせなオチは相変わらずで、満足度の高い作品でした。
天切り松 闇がたり シリーズ第5巻。 江戸っ子の粋と、伝説の怪盗 目細の安吉一家の男気を、老人が語ります。 登場人物がそれぞれかっこいい。
いやー、久々の天切り松 闇がたり・・・ シリーズ5作目・・・ 6話の短中篇を集めたもので・・・ シリーズものの定めで新鮮味はないけれども・・・ 安定感のある面白さである・・・ 今作1番は表題作のライムライトより、第五夜の琥珀色の涙・・・ チャップリンより根岸の棟梁! 涙そそられる、間違いなし・・・ ...続きを読む 大正・昭和の戦前期の帝都東京を舞台に、いわゆる義賊の目細の安吉一家の面々が・・・ その心意気や侠気、鮮やかな業や立ち振る舞いで、ままならぬ娑婆世界のモヤモヤしたモノをスカッと晴らしてくれる・・・ 台詞回しもキレキレなもんだから、読んでると江戸言葉が使いたくなっちゃう・・・ 単純過ぎだけど、形から真似したくなっちゃう・・・ だって・・・ 格好良いんだもん、みんな・・・ 目細の安吉親分・・・ 説教寅・・・ 振袖おこん・・・ 黄不動の栄治・・・ 百面相の書生常・・・ いや、格好良い・・・ 惚れるよ・・・ 痺れる憧れるとはこのこと・・・ 読んでいて気持ちが良い、気持ちが晴れるし、心が洗われる・・・ たまに無性に読みたくなる・・・ 浅田次郎の人情モノはやはりイイもんですね・・・ いやー、満足満足・・・
天切り松最新刊。安定の面白さ、キレの良さ、安吉親分のかっこよさ。素晴らしい。★4.7くらい。 昔ドラマ化したみたいですが、もっとガッツリ気合いいれて映画化とかすればいいのに。
いつもながら期待を裏切らない面白さです。おこん姐さんのエピソードが特に雰囲気あって心に残りました。舞台化や映像化するなら…と配役を考えながら読むのもいつもの楽しみです。
いやー。相も変わらず粋で格好良い方達でした。 特に2夜ラストのおこん姐がたまらんです。 初期の天切り松の方が、やっぱり勢いがあって好みではありましたが。 まぁ、みんな歳をとっているので昔のようにいく訳はないですが。 でも、今作には今作の歳を重ねた一味の良さは勿論ありまして、 それはそれで面白く、また...続きを読む感慨深く読ませていただきました。 これでラストなのかなぁ。。。
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