浅田次郎のレビュー一覧

  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    ネタバレ

    このシリーズは本当に、読めば読むほど面白くなっていく。
    特に、1巻からずっと通して読んできた身としては、最後の「第六夜 銀次蔭盃」は否応なく引き込まれる名編で、このシリーズの最初で舞台から去っていってしまった仕立屋銀次が再登場する。そして改めて読者の前から去っていくことになるのだが、極寒の網走監獄を舞台に銀次、目細の安、そして松蔵へと盃が受け継がれつながっていく流れに、思わず胸が熱くなった。見事な幕引き。

    ただあまりに見事すぎて、このシリーズを全部読んでから改めて眺め直してみると、この次の4巻が「おまけ」のような印象になってしまうのは否めない。

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    2012年08月16日
  • ま、いっか。

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    --金銭も愛情も他者からは求めず、みずから生産し管理すること、すなわち自由である。

    ふと本屋でタイトルに惹かれて手にとったのが、浅田次郎のエッセイでした。

    面白い。
    どんな面白さかというと、居酒屋でユーモアのある年輩のおじさまとご一緒させていただいているかんじ。
    まるで直接お話を聞いているかのように、はっとさせられたり、しかめ面になったり、あるいは大笑いしてしまったり、本と向き合ってるとは思えないほど表情筋をつかって読んでいました。

    エッセイは説教臭さや自慢気な印象を受けてしまい、あまり好きではないのですが、この作品はとても面白く読めました。
    やっぱり年を重ねた教養あるおじさん好きです。

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    2012年08月12日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    ネタバレ

    「天切り松 闇がたり」シリーズの第二巻。
    前回よりも文章がサクサク進みます。作者も書き慣れてきたんでしょうね。
    話はどれも粒ぞろいなのですが、特にいいのは表題作「残侠」から「切れ緒の草鞋」に至る山本政五郎が登場する2編です。
    このシリーズは語り口が独特で、まあよくできているのですが、小政の口調はそれに輪をかけて格好いい。とにかく読んで、どなたさんも痺れて頂きたいと思います。

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    2012年08月05日
  • 見知らぬ妻へ

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    短編集。
    この中の「うたかた」という作品をラジオで朗読してるのを聞いて興味をもちました。
    移り行く時代の寂しさ、自分にとっての幸せとは何か。
    作品自体は暗さや深刻さは無く、優しい風を感じるような作品でした。

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    2012年07月17日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    いつしか大事なモノを無くしてしまった人々に語りかける話は誇りと信義と命を賭けて生き抜いた目細の安吉一家の物語。
    粋で人情溢れる彼らの話は心に直接語りかける。


    早いものでシリーズ三作目を読み終えました。後一作だったかな?寂しいものです。
    今回も文句無く面白かった。目細の安吉一家が生き抜いた時代を間近で感じる事が出来ました。
    特に最後の銀次蔭盃(ぎんじかげさかずき)が泣けました。気が付いたら涙が出てて、人前だったので涙を抑えるのに苦労しましたよ。。
    親と子。そこに血の繋がりがなくとも心の繋がりは血よりも濃く、そして固い。
    人と人をこうも結びつけるものだろうかと胸が締め付けられる思いでした。

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    2012年07月14日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    小説はいずれも重厚、壮大、涙なくしては読めません…、といった浅田作品。ところがエッセイはというと…。どちらかと言えば、エッセイファンの私です。

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    2012年07月06日
  • ま、いっか。

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    サクサク読める
    浅田次郎氏のエッセイ集。
    移動中で読むのに丁度いい感じ

    面白おかしくて
    すごくいいです。
    昔ながらの生粋の江戸ッ子ならではの
    生き方や考え方もそうだし。
    旅に出て本を読みまくるなんて
    羨ましい休日の過ごし方…

    まだ浅田次郎氏の本は読んだことないから
    これを期に読んでみようと思った。
    うん。

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    2012年06月18日
  • ま、いっか。

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    エッセイ集だけど、本当に名言の数々が散りばめられている。
    作者の言葉を借りれば至言がいっぱいである。
    考えさせられ、ホッコリし、心が軽くなる。

    和を以て貴しと為す。→「ま、いっか」
    日本人が忘れた心がここにある。

    【花笑鉄心】

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    2012年06月05日
  • つばさよつばさ

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    JAL機内誌の連載が文庫化。浅田さんの小説は読んだことありませんが旅をテーマにしたこのエッセイは素晴らしい。各所の空気感があるので面白いです。

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    2012年06月03日
  • 霞町物語

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    すばらしい。瑞々しく清々しいあの時代の人びとの描写が。正に自分も一緒に過ごしているような錯覚に陥るような。
    この時代に産まれ育ったことを心底羨ましく思う。浅田次郎作品はあまりしらなかったが、ジャンル問わず読んでみようと思う。
    雛の花は名作!

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    2012年05月14日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    皆さんのレビューからすると不評も多いのかな?私的には面白かった(´∀`)
    「星条旗よ永遠なれ」を下ネタかよ!な感想の方もいるみたいだけど、面白かったけどなぁ。男性が素敵に見える。私が年とったって事なのかな?

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    2012年03月26日
  • プリズンホテル 1 夏

    購入済み

    プリズンホテル 秋

    笑って、泣けて、大好きです。プリズンシリーズ!
    作家の愛人の娘、みかが可愛い!泣ける。泣きたい時何度も読んで
    ます(((・・;)


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    2012年03月16日
  • 地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)

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    ネタバレ

    (作品紹介より)
    町に地下鉄がやってきたその日、真次は不思議な錯覚に捉われる。ホームに立ちつくす自分を、もうひとりの自分が地下鉄の窓の中から見つめているのだ…。


    ***

    浅田次郎さんの著書は多く、何から手をつけて良いか分からず手にとった本だったのですが、本当に読んで良かったと心から思える作品でした。
    内容自体は地下鉄に乗ってタイムスリップする微ファンタジーものです。そこに引かれて読み始めたのですが、タイムスリップなんて言葉では言い尽くせない程のストーリー構成、登場人物と登場人物の関係に、読み始めると止まらなくなってしまいます。

    主人公は地下鉄構内に事務所をかまえる小さな会社の

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    2012年02月10日
  • 沙高樓綺譚

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    はじめての浅田次郎体験。大変おもしろかった。短編集で、枕元において、眠る前に何度も、楽しんだ。特に、勤王志士が映画作りのセットに紛れ込んでくる話が、とてもおもしろかった。

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    2012年01月16日
  • 日輪の遺産

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    「生徒達の引率をせねばなりませんから」
    そう言って生徒達の元に向かった先生の姿に涙が止まりませんでした。
    日本、そして、自分が日本人として生まれた意味を深く考えさせられるお話でした。
    新年一番最初にこんな素晴らしい本に出会ってしまって、これからの本選びが大変だぁ?と嬉しい悲鳴を上げております。

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    2012年01月09日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    ネタバレ

    第三夜「王妃のワルツ」嵯峨浩と愛新覚羅溥傑の話が好きだった。

    浩は栄治兄ィのファンで憧れていた。女子学習院の黄不動ファンクラブ秘密結社のリーダーだった。

    しかし、愛新覚羅溥傑に嫁ぎ満州国へ行くことが決まっていた。
    愛新覚羅溥傑は満州に妻がいたが、浩と結婚するためにその妻を捨てなくてはならなかった。浩もまだ人を愛したことがなかった。この二人は国に「理不尽」な結婚させられる。

    嵯峨浩は嫁ぐ前に栄治と恋愛がしたいと松蔵へ頼んだ。舞踏会の時に栄治兄ィが現れ、舞踏会を楽しむ。栄治兄ィの腕を引っ張って逃げようとしているところを溥傑にみられる。

    そのときの溥傑の誠実なことばを聞き、浩は逃げるのをやめ

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    2012年01月07日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    ネタバレ

    全部よかったけど特に第三夜の宵待草がよかった。

    おこん姐さんは竹久夢二に出会う。彼女はこの画家に憧れていた。すると絵のモデルになって欲しいと頼まれる。おこんは喜んで引き受ける。すると、つぎにクリスマス・イヴの予定をきかれてデートに誘われる。その誘われ方がすごく気障!

    「だったら僕とランデブーをしていただけませんか。駿河台のニコライ堂が、とても美しいんです」

    この一文を読むと、もう谷原章介しか思い浮かばなくて夢二さんは谷原章介で読んだ。おこん姐さんもメロメロになるな、と納得した。

    夢二さんが過去を告白し昔の恋人の指輪をもらってくれという。すると、おこん姐さんは喝をいれて江戸弁丸出しになる

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    2012年01月07日
  • 日輪の遺産

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    2011.12.11

    現実に起きた話なのではないかと錯覚してしまう話。

    浅田次郎さんの小説には、嫌いになる人が出てこないのが不思議です。

    あまりにも悲しい、けれど昔の時代の日本人の素晴らしさが描かれており、こうありたい、と思ってしまいました。

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    2011年12月12日
  • アイム・ファイン!

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    読みながら、ついクスクスと笑ってしまった!前集の「つばさよつばさ」よりも面白さが増している気がする。JALに乗ったときの楽しみでもある。

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    2011年11月30日
  • 草原からの使者 沙高樓綺譚

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    このシリーズはどれ読んでもすごくドキドキするね!
    浅田次郎は本当にとんでもないです。
    表題作のワクワク感と云ったら!!!
    競馬好きなら読むべし。

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    2011年11月05日