浅田次郎のレビュー一覧
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ーーーある日、目細の安吉一家に客分として現れた、時代がかった老侠客。その名も山本政五郎―すなわち幕末から生き延びた、清水の次郎長の子分・小政だというのだが…。表題作「残侠」など、天下の夜盗「天切り松」が六尺四方にしか聞こえぬ闇がたりの声音で物語る、義賊一家の縦横無尽の大活躍八編。粋でいなせな怪盗たちが大正モダンの大東京を駆け抜ける、感動の傑作シリーズ第二弾。
『プリズンホテル』を読んでこっちを読んでない俺の友達に言いたい
このシリーズも『プリズン』に負けず劣らずアツい
そして俺の目に狂いは無かった。”黄不動”が一番カッコいい
「さあな。俺も学校なんざ行っちゃいねえから、よくはわか -
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明から 李自成 そして 清 となる。
満族による 漢民族の支配・・・・
『わが 勲しは 民の平安』を となえ
野人の紳士たる 満族のリーダーたち。
父を殺し 兄を殺して 天命に従う。
その運命は いかばかりのことぞ。
清が滅亡し 共和制の時代がやってくるとき
袁世凱 張作霖。
始まりと終わりを描写する中で 中原の覇者とは・・・
を物語で 構成する力は 浅田次郎のすごさですね。
日本の明治維新に関して 司馬遼太郎の果たした役割は大きい。
中国において 辛亥革命は 重要な意味を持つが
それよりも 1949年の毛 沢東革命のほうが
クローズアップされすぎている。
すくなくとも 辛亥革命の果た -
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ネタバレ2巻は、チャンヅオリンを中心とした馬賊の話、
愛新覚羅の太祖ヌルハチとその子供達の話、
西太后や袁世凱を中心に、外国人記者を絡めながら政治の話、
と主に3本のストーリーを並走させながら物語はすすんでいきます。
期待していたウエンシュウも登場しましたよ!
・・・でも、歴史的事実は知っていたから覚悟はしていたけど、とうとう西太后や光緒帝が亡くなりましたついに、ラストエンペラー溥儀の時代に突入です。
これからどうなっちゃうんだろう。チャンヅオリンについての知識がないので展開の予想もつきません。あ~目が離せない!!
ところで、13日の朝日新聞朝刊で「乾隆帝」の特集がされていました。
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ネタバレこのシリーズは本当に、読めば読むほど面白くなっていく。
特に、1巻からずっと通して読んできた身としては、最後の「第六夜 銀次蔭盃」は否応なく引き込まれる名編で、このシリーズの最初で舞台から去っていってしまった仕立屋銀次が再登場する。そして改めて読者の前から去っていくことになるのだが、極寒の網走監獄を舞台に銀次、目細の安、そして松蔵へと盃が受け継がれつながっていく流れに、思わず胸が熱くなった。見事な幕引き。
ただあまりに見事すぎて、このシリーズを全部読んでから改めて眺め直してみると、この次の4巻が「おまけ」のような印象になってしまうのは否めない。 -
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--金銭も愛情も他者からは求めず、みずから生産し管理すること、すなわち自由である。
ふと本屋でタイトルに惹かれて手にとったのが、浅田次郎のエッセイでした。
面白い。
どんな面白さかというと、居酒屋でユーモアのある年輩のおじさまとご一緒させていただいているかんじ。
まるで直接お話を聞いているかのように、はっとさせられたり、しかめ面になったり、あるいは大笑いしてしまったり、本と向き合ってるとは思えないほど表情筋をつかって読んでいました。
エッセイは説教臭さや自慢気な印象を受けてしまい、あまり好きではないのですが、この作品はとても面白く読めました。
やっぱり年を重ねた教養あるおじさん好きです。 -
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いつしか大事なモノを無くしてしまった人々に語りかける話は誇りと信義と命を賭けて生き抜いた目細の安吉一家の物語。
粋で人情溢れる彼らの話は心に直接語りかける。
早いものでシリーズ三作目を読み終えました。後一作だったかな?寂しいものです。
今回も文句無く面白かった。目細の安吉一家が生き抜いた時代を間近で感じる事が出来ました。
特に最後の銀次蔭盃(ぎんじかげさかずき)が泣けました。気が付いたら涙が出てて、人前だったので涙を抑えるのに苦労しましたよ。。
親と子。そこに血の繋がりがなくとも心の繋がりは血よりも濃く、そして固い。
人と人をこうも結びつけるものだろうかと胸が締め付けられる思いでした。