浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
占守島の死闘やシベリア抑留は、新潮文庫「8月17日、ソ連軍上陸す」を読んで知っているつもりでした。私的にハズレなし作家がどの様に表現するのかと、少し意地悪な気持ちで購読。
登場人物から語る言葉により、太平洋戦争末期、占守島での著者流のストーリー展開される。
見逃せないのは、戦争に参加せざるを得ない事情が、日本だけでなく、対戦国(ソ連)にもあったはずだということを悟らせてくれる。
これこそが本当の主題であり反戦を伝えたい著者のメッセージだろう。
二巻で子ども達の戦いが始まり、。また、主人公の出征の理由が明かされる。
三巻は、主人公のラストシーンは、賛否あるかもしれないが、私にとっては良かった。 -
購入済み
面白い小説でした。
新撰組斎藤一!これはヤバイっす。まるで斎藤一を目の前にして話しを聞いているような良くできたストーリーでした。終盤もネタ切れ感なく最後まで楽しめました。
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電車で読んではいけません
いくつか映像化されてますが、どれも表現できなかった魅力が原作にあります。
ひたすら泣かされます。色々な泣かされ方します。
幕末や新選組に興味を持たない方にもおすすめしたいです。
読んだ後盛岡に行きたくなります。石割桜に会いたくなります。自分は行って来ました。
おもさげながんす。 -
Posted by ブクログ
1994年から1995年の間の週刊現代へのエッセイ
が おさめられている。
週刊現代の読者がどんな人なのかを熟知したエッセイとも言える。
中原の虹を読んで、この男すごい とおもった。
そして、このエッセイを読んで、浅田次郎のざらざらした部分に
触れた感じがあった。
自虐ネタで、作者自身が盛り上がっていたり、
きらりと鋭く 突っ込み力がある。
1995年1月17日 阪神大震災
1995年3月20日の 地下鉄サリン事件
二つの大きな事件が起こったときに、書かれているので、
そのときの 浅田次郎の 時代考察に 不思議な眼光を
発揮している。
1951年生まれというから 同世代であるが、
生きて