浅田次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ーーー時は、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち―博奕打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には…。
久々の浅田次郎
人倫、特に男としてどうあるべきかを書かせたら比類なき作家
明治の御一新で世の采配がめちゃくちゃな中で、「よく生きる」ことを目指した男と女の姿を、様々な語り口で描く。
解説にもあるように、いろいろと仕掛けが施された物語なので、楽しんで読んでほしい。
「いかがか」
「まだまだ」 -
Posted by ブクログ
いつの間に、我々日本人に愛国心や純粋な心が無くなってしまったんだろう。
確かに戦争を知らない子供たちだけど。
本書は自分の中の「日本人」を誇れる作品です。
なんか体の中の芯がカ~っと熱くなって泣けましたねぇ。
もちろんフィクションなんです。
でも、もしかしたらあり得るかも!と思ってしまいます。
浅田氏の背景描写は本当に素晴らしいです。
どの作品も読者をその話の中に溶け込ませ、まるで目の前で物語を見ているような感じがしてくるんです。
今の日本があるのは「鬼」になってくれた戦争の犠牲者の方たちのおかげなんだなぁ~と思います。
自分に「日本人」であることを思い出させてくれた本作品と浅田氏にはお礼を言いたいですね。
どんどん風化されていく戦争。是非、たくさんの人に読んで欲しい作品です。