浅田次郎のレビュー一覧

  • 霞町物語

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    浅田次郎が1970年代の青春を描く、自伝的な面もある連作短編集。
    連作短編文芸の最高峰だと思う。
    ストーリー、台詞、論調、テンポ、人物、時代、アイテム…味のあるかっこよさがひたすら漂う。
    他人事なのに懐かしく、切なく、誇らしい。来世はこんな青春を送りたい。
    こういう話が描ける作家がたくさん出てきてくれれば、いつまでも飽きないと思う。
    5+

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    2016年01月17日
  • 月島慕情

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    浅田次郎さんの定番テーマが詰まっているだけあって全編通して熟した安定感
    間違いなくうなぎが食べたくなると思います

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    2015年04月08日
  • 王妃の館 下

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    後半は感動、感動、感動でした。まあ、しかし、登場人物たちの今後は、ちょっと無理ありすぎには感じました。そこまでしなくても収められたのでは?でも、もう一つの話も含めてすごく良かったです。

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    2015年03月22日
  • 日輪の遺産

    購入済み

    感動

    いま、読み終わりました。とても感動的でした。少し落ち着いてから、映画もみたいと思います。紹介してくれた知人に感謝です。

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    2015年03月10日
  • 中原の虹(3)

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    白虎張や雷哥、秀哥に会いたい。
    銀花になりたい。
    2巻までは、『蒼穹の昴』の方が面白いと思ってたけど、彼らがかっこよくて『中原の虹』も大好きになった。

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    2015年03月10日
  • 王妃の館 下

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    後半のスピード感。オチが読めてからの面白さはすごかった。二つの物語の平行進行と、その表現のうまさ。良かったです!

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    2015年03月05日
  • マンチュリアン・リポート

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    「蒼穹の昴」、「珍妃の井戸」、「中原の虹」に続く浅田次郎の中国近現代史シリーズ。張作霖謀殺事件を舞台に、事後のレポートと張作霖を運んだ伝説の蒸気機関車のモノローグと二つの視点を交互に挟んで描いていく。

    13年春に文庫本化されてすぐに買ったものの、ずっと途中のままでカバンの中に入っていた。やっと読み終えました。

    「蒼穹の昴」や「中原の虹」とかと違って、1冊だけなのでその気になればすぐ読めるんですが、要所要所に挟み込まれる、俺って中国事情とか中国語に詳しいんだぜと言わんばかりのエピソードやルビふりにイラッとしたりもしながらも、浅田次郎だなぁとそこに楽しみを感じて見たり。

    「蒼穹の昴」や「珍妃

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    2015年02月16日
  • 見知らぬ妻へ

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    大人の童話という感じだろうか。悲しく、とても美しい物語ばかり。美しいというのは、絶望のなかでも人としての矜持を忘れないということだろうと思う。ベースになっているのは、Oヘンリの短編ではないだろうか。

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    2015年02月07日
  • 一刀斎夢録 下

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    流石、稀有の語り部「浅田次郎」。余韻を持って終わらせる手法がまた様になっている。映画化、テレビドラマ化を望む。主役は誰になるのだろうか?

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    2015年01月27日
  • シェエラザード(上)

    購入済み

    旨い

    旨い旨い旨い
    いま上巻を読み終えたところだが、
    美味しい酒や美味しい料理をいだだいた気分だ。
    とても本のレビューとは思えないコメントだが、本当にそんな気分だ。

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    2015年01月21日
  • 月島慕情

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    「まがいものの幸せはいらない。ばかやろうでいい。」

    大正ロマンな短編集。
    これでもかというくらいに浅田次郎。


    月島慕情、雪鰻、シューシャノンボーイが好きでした。

    月島の地名の由来がなんともセンチメンタル。
    阪急電車の次に読んだのもタイミングがよかった。
    東も西も人間味のある人たちはは素敵。

    苦労しても深みのある生き方が出来たら格好いいわ。

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    2015年01月13日
  • 壬生義士伝 5

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    七三郎が嬉しそうに吉村の良さを語るのを見ていると何ともなしに泣きそうになる。噛んで含めるように諭す「先生」の姿が本当にああ、いい人だったのだなと思わせる。とても素敵な語り口だ。

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    2015年01月12日
  • 赤猫異聞

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    ーーー時は、明治元年暮。火の手の迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった訳ありの重罪人たち―博奕打ちの信州無宿繁松、旗本の倅岩瀬七之丞、夜鷹の元締め白魚のお仙。牢屋同心の「三人のうち一人でも戻らなければ戻った者も死罪、三人とも戻れば全員が無罪」との言葉を胸に、自由の身となった三人の向う先には…。


    久々の浅田次郎

    人倫、特に男としてどうあるべきかを書かせたら比類なき作家

    明治の御一新で世の采配がめちゃくちゃな中で、「よく生きる」ことを目指した男と女の姿を、様々な語り口で描く。

    解説にもあるように、いろいろと仕掛けが施された物語なので、楽しんで読んでほしい。





    「いかがか」
    「まだま

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    2015年01月05日
  • 見知らぬ妻へ

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    8つの物語が入った短編集。浅田次郎の作品は初です。

    どれも切ない物語で、しみじみとしました。「うたかた」が一番良かったです。

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    2015年01月04日
  • 降霊会の夜

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    ひとつの怪異譚の内包した時間の厚みが膨大で、物語の中の時間軸を突き抜けて手元まで届いてる感じのする言葉のエネルギー 
    ぼんやり幻に巻き取るようなラストなのに読後感の鮮やかさと苦さが気持ちいい

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    2014年12月29日
  • 一刀斎夢録 下

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    傑作である。
    三部作の中でも1番引き込まれた。

    新撰組について全く知識のないままに読み進めたが、
    本当に凄まじい。
    時代がそうさせたのか、浅田次郎の筆力ゆえか、
    新撰組の隊士それぞれの魅力がすごい。
    もう少し昔の地名と地理についての知識があれば、
    もっと面白く読めたのではないかと思う。


    ほんの数世代前のこの国の出来事。
    遠い昔のように学校で教わり、数ページの教科書で終わってしまう、幕末から近代。
    そこにとんでもない苦労があったことを記録する素晴らしい本であった。

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    2014年12月19日
  • 月下の恋人

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    どこにでも居そうなちょっとダメな主人公の短編集。
    リアルに描かれているがリアルではない不思議な雰囲気。そして溢れ出る人情、まさに浅田次郎ワールド。

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    2014年12月04日
  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    天切り松、非常にいいです。読む度にこの独特の世界にはまっていきます。登場人物の人間性が、素敵すぎます。第八夜「春のかたみに」が、とても泣けました。

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    2014年12月03日
  • 一刀斎夢録 下

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    読み終えるまで何度泣きかけた事か!浅田先生の解釈好きだなぁ…と感じた1冊。新選組が好きながらも知識は浅く、知りたくて本書を読み始めました(*´∀`*)好きな土方歳三、斎藤一。そして知りたかった市川鉄之介の話。読んでよかった!「義を貫く」それが新選組と思っていましたが、それぞれの中にそれぞれの芯があって、人間臭さや怖さ愛情が詰まっている物語でした(*´ω`*)

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    2014年12月01日
  • 月島慕情

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    又泣かされました。浅田次郎の短編は、泣かせようとしている事が分かっていても泣かされてしまう。月島慕情、シューシャインボーイがツボにはまってしまいました。

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    2014年11月29日