浅田次郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
清朝末期の動乱の時代を背景に、下層階級から成り上がろうとする若者たちの野心と葛藤を描いた壮大な歴史小説でした。
科挙を目指す主人公と、紫禁城の権力闘争に巻き込まれるもう一人の青年の対比が見事で、それぞれの道を歩む彼らの成長に引き込まれました。
光緒帝と西太后の権力争いや、改革派と保守派の権力争いが描かれている様子が描かれていることで、物語のリアリティが増しており、当時の中国の混迷ぶりが生々しく伝わってきました。
登場人物が多く、清朝末期の歴史を知らないと背景を理解するのに苦労する場面も多かったですが、今の中国の全身であ清の姿を垣間見ることができました。
歴史小説としての完成度は高く、三国志や今流行りのキングダムなどの古い中国史も楽しいですが、近代歴史も十分楽しめました。 -
Posted by ブクログ
清朝末期の動乱の時代を背景に、下層階級から成り上がろうとする若者たちの野心と葛藤を描いた壮大な歴史小説でした。
科挙を目指す主人公と、紫禁城の権力闘争に巻き込まれるもう一人の青年の対比が見事で、それぞれの道を歩む彼らの成長に引き込まれました。
光緒帝と西太后の権力争いや、改革派と保守派の権力争いが描かれている様子が描かれていることで、物語のリアリティが増しており、当時の中国の混迷ぶりが生々しく伝わってきました。
登場人物が多く、清朝末期の歴史を知らないと背景を理解するのに苦労する場面も多かったですが、今の中国の全身であ清の姿を垣間見ることができました。
歴史小説としての完成度は高く、三国志や今流行りのキングダムなどの古い中国史も楽しいですが、近代歴史も十分楽しめました。 -
Posted by ブクログ
清朝末期の動乱の時代を背景に、下層階級から成り上がろうとする若者たちの野心と葛藤を描いた壮大な歴史小説でした。
科挙を目指す主人公と、紫禁城の権力闘争に巻き込まれるもう一人の青年の対比が見事で、それぞれの道を歩む彼らの成長に引き込まれました。
光緒帝と西太后の権力争いや、改革派と保守派の権力争いが描かれている様子が描かれていることで、物語のリアリティが増しており、当時の中国の混迷ぶりが生々しく伝わってきました。
登場人物が多く、清朝末期の歴史を知らないと背景を理解するのに苦労する場面も多かったですが、今の中国の全身であ清の姿を垣間見ることができました。
歴史小説としての完成度は高く、三国志や今流行りのキングダムなどの古い中国史も楽しいですが、近代歴史も十分楽しめました。 -
Posted by ブクログ
清朝末期の動乱の時代を背景に、下層階級から成り上がろうとする若者たちの野心と葛藤を描いた壮大な歴史小説でした。
科挙を目指す主人公と、紫禁城の権力闘争に巻き込まれるもう一人の青年の対比が見事で、それぞれの道を歩む彼らの成長に引き込まれました。
光緒帝と西太后の権力争いや、改革派と保守派の権力争いが描かれている様子が描かれていることで、物語のリアリティが増しており、当時の中国の混迷ぶりが生々しく伝わってきました。
登場人物が多く、清朝末期の歴史を知らないと背景を理解するのに苦労する場面も多かったですが、今の中国の全身であ清の姿を垣間見ることができました。
歴史小説としての完成度は高く、三国志や今流行りのキングダムなどの古い中国史も楽しいですが、近代歴史も十分楽しめました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ完本版と異なって収録されていない作品もあるが、文庫版には東雅夫によるロング・インタビュー「物語の生まれる場所」が収録されており、こちらは興味深いものだった。
特に「虚と実が入り交じる境目」の項目。柳田國男の『遠野物語』を多少意識したこと、三島由紀夫が『小説とは何か』で絶賛した「あなやと思う間も無く、二人の女の坐れる炉の脇を通り行くとて、裾に炭取にさわりしに、丸き炭取なればくるくるとまわりたり」(二十二節「炭取りの廻る話」)に言及されていた点が良かった。
収録作品にはいくつか狐憑きのものがあるが、中でも秀逸だったのが「天井裏の春子」。大正時代の若いモダンガールに取り憑いた山王下の溜池あたりの老狐。老狐の昔話を語る姿も面白かったが、狐祓いをするはずのヒゲのおじいさんが、老いた狐に同情している様子がなんとも切なかった。
「それでね——。
春子さんの白い腕を手枕にして、お狐様が死んでいたの。
猫みたいに小さくて、からからに干からびていた。少し牙を剥いていたけれど、苦しんだふうには見えなかった。
木の枝みたいに痩せてしまった手が、春子さんの胸元に置かれていてね。あれは息の上がるときに、ありがとうかごめんなさいかを言ったんだと思う。
春子さんのもう片方の手は、狐の尻尾を握っていた。きっと、ごめんんささいを言い続けていたんだね。」(P.259「天井裏の春子」) -
Posted by ブクログ
短編集、姫椿。
合間合間に読めればいいかなぁと思ってたのに一気読みしてしまいました。浅田次郎ってつくづく女性が好きなんだなあと愛を感じる。なんか素敵だったり色気あったりなーんか憎めないそういう人ばっかり書くの。
泣いてしまった。一番最初のちょっとファンタジーぽい獬から持ってかれる。
短編集って合わないとえ???ってなって終わったりするんだけど、これは過不足ないこのままでいい完成された世界が詰まってる楽しい優しい一冊でした。男性的な目線のものもあんまり嫌味を感じず読めるのよねー。
解説が脚本家で著者の作品を映像化したときに関わった方で、映像化に悩まされる作家だとあったけどわかる気がする。
たりてしまっていて鮮やかすぎて足すと野暮だし足りないと伝えきれないし。
そう思うと映像化したのを見るのは苦手だけどちょっと見て見たい気もする。 -
Posted by ブクログ
南部藩を脱藩し、新撰組に入隊した吉村貫一郎を描いた作品。あまり吉村貫一郎という人物は知らないが、本作では斎藤一などにも負けない強さで描かれており、実在の人物はどうだったのか興味が湧いた。
それというのも、まずこの作品の特徴ではあるが、吉村自身で語るところよりも、隊士、藩士などのそれぞれの立場から吉村を思い出すように語られていることで、単に吉村だけでなく、複雑に絡み合う新撰組、幕末という時代を複層的に捉えられ、徐々にではあるが人物に感情移入されてくるからではなかろうか。
さらに侍ではない新撰組が、旗本などよりも如何に侍であったか、それ故に時代に翻弄されなければならなかったかも描いていることも高評価である。
下巻はどうなるか楽しみである。