浅田次郎のレビュー一覧

  • 中原の虹(1)

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    「蒼穹の昴」を読んでいたので、またあの世界にいきたいと思い読んだ本。
    春雷に会えるとは思っていなかったので嬉しい。
    この時代は、いろいろな呼び方があるし、混乱しがちだが、それを含めて負荷のかかった小説を楽しめた。

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    2026年01月25日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    浅田次郎さんの小説は、いつもセピア色だ。

    戦前から戦後の時代を生きたことはなくても、
    なんだか「懐かしい」と感じさせてくれる。

    人々はみんな「完璧」ではなくて、どこかにどうしようもないところを抱えながら、人間臭く生きていて、それがどうにもリアルな感じがする。



    終盤、隠されていたもう一つの主軸が、霧が晴れるように見えてきて驚いた。

    戸惑いながら読み進めていくと、セピア色だった世界に、一瞬ものすごく鮮やかに色がついた。

    想像もできないような急展開、とは言わない。
    ずっと、カタチを伴わない予感があった。
    ただ、その予感がどうカタチを結ぶのか分からなかっただけ。

    やるせない余韻とともに

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    2026年01月21日
  • 蒼穹の昴(4)

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    前半は少し読みにくかったが、面白かった

    「豆や粥は糞になりゃおわりだけど、腹の中にずっとこなれずにあるものを、おいらにくれたんだよ」
    大切なものは目に見えないなあと感じた。

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    2026年01月18日
  • 壬生義士伝(下)

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    もう一冊くらい、新撰組の本を読んでみたいと思っていたところ、この本を見つけたので購入してみました*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    この本は、吉村貫一郎という1人の新撰組隊士の生き様を通して、当時の時代背景が描かれておりました。
    吉村??居たっけ?そんな人??
    あれれ?私全然覚えてなかったです。

    1人の聞き手が、吉村と関わりのあった人へ話を聞くという形で構成されており、次第に吉村の人となりが浮き彫りにされていきます。
    語り手によって吉村の印象が微妙に異なっており、少しずつ彼の印象が変わります。

    吉村は南部藩の下級武士で、極度の貧困に苦しむ家族を救うために新選組へ入隊します。
    彼の行動原理は一貫して「

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    2026年01月17日
  • 中原の虹(2)

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    西太后と光緒帝の二人のやり取りが切ない。こんなこと絶対ないと思うが。
    張作霖が怖すぎる、こんな時代だから張作霖みたいな人が出てくるのか。
    清の太祖ヌルハチの時代の話も出てきて、どこまでが史実でどこからが創作なのかわからなくなる。
    中原の虹という題名がかっこいい。

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    2026年01月16日
  • 中原の虹(3)

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    ネタバレ

    王逸と梁文秀の友情が細い糸で繋がったようで、目頭が熱くなった。
    趙爾巽の地方官吏としての矜持と馬賊の郷土への思いが通じたラストも素晴らしかった。

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    2026年01月16日
  • 蒼穹の昴(1)

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    ネタバレ

    ずっと積読してた本。
    読みたいが歴史小説に苦手意識もあり、なかなか手を出さなかった本。
    年明けに思い切ってみた。
    中国の慣れない名前に戸惑いもあったが、思ったよりも読みにくさはなかった。
    さすが浅田先生。
    文秀の生母のシーンはやられた。切なかった。

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    2026年01月12日
  • 兵諫

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    小説としての面白さもあるが、当時の時代情勢が人の息吹とともに学べて、スルッと読み終えました。
    流石の浅田次郎さん。

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    2026年01月08日
  • おもかげ

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    面白かったです

    不遇な少年時代を過ごした主人公が
    コンプレックスと戦いながら
    ひたむきな努力を仕事に向けて
    みごとなサラリーマン人生を
    定年退職まで勤めます
    しかしその送別会の帰り
    電車の中で倒れ意識不明に陥ります

    物語はその主人公を見舞う
    友人や家族との関わりとそれぞれの感情
    そして意識不明中の主人公が
    不思議で魅力的な人物達との夢現の
    素敵でちょっとセピア色の体験で
    ストーリーが進みます

    まず主人公の人徳でしょうか
    友人や家族が良い人ばかりで
    多くの場合皆どこか主人公のように
    人生に足りない部分があったりするのですが
    それを克服する努力と前を向く姿勢が
    素晴らしいと思いました

    ベテ

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    2026年01月25日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    浅田次郎氏の小説を読むのは数年ぶりだが、本書は最近の作品でベストセラーのようだ。大人にとってのふるさとがテーマか。
    ネタバレをしたくないので詳しいストーリーは書けないが、社会的に成功はして経済的には恵まれているものの家族の縁が薄い人たちが、ふるさとを体験するサービスに申し込む。完璧に用意された田舎のふるさとで自分の人生を振り返る。
    さすがの浅田次郎だな~(←生意気ですみません)と感心して読んだ。構成も文章力も素晴らしく、安心感がすばらしい。お涙頂戴かと身構えて読んだが、本書はそうでもなかった。出てくる人々がいい。母ってこういうもんだよな、と思い出させてくれた。
    じんわりと温かい読後感。仕事に疲

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    2025年12月24日
  • 壬生義士伝(下)

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    下巻は吉村貫一郎の息子、嘉一郎の話でもある。つまり創作の人物の話ではあるが、吉村の家族への想いと同様に吉村の子供たちといい大野の息子といいなんて親孝行な子供たちなのだろう。これこそが義なのだろう。

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    2025年12月23日
  • 兵諫

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    ネタバレ

    浅田次郎『兵諫』は、歴史の大きなうねりの中に生きた人間たちの「決断の重さ」を、静かで揺るぎない筆致で描き切った作品である。西安事件という一見すると政治史の一頁に過ぎない出来事を、単なる史実の再現に終わらせず、「なぜ人は武器を手にしてまで諫めようとしたのか」という根源的な問いへと昇華させている点に、本作の深い魅力がある。

    登場人物たちは、英雄でも単なる悪でもない。祖国への忠誠、個人の信念、守るべき民への思いが複雑に絡み合い、それぞれが苦悩の末に選び取る行動には、容易に裁けない重みが宿っている。とりわけ「兵諫」という行為そのものが、暴力と理想の狭間で引き裂かれた選択であることを、読者に強く意識さ

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    2025年12月21日
  • 兵諫

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    2025.12.21〜2026.01.10

    陳豆一のことば、重い。人の在り方を問われる。
    人がいて、国がある。その「人」がいなければ、国もない。

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    2026年01月10日
  • 中原の虹(1)

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    馬賊の戦いが描かれ、蒼穹の昴とはまた違った面白さがあった。登場人物の一人一人が丁寧に描かれ、巻末の一人語りは涙を誘われた。
    新章開幕といった感じで、今後のストーリー展開に期待してしまう。

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    2025年12月18日
  • 帰郷

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    様々な立場の人たちの戦中戦後を描いた短編集
    戦争の悲惨さはもちろん、戦後の日本で生き延びようとする人々の情景が伝わってくる

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    2025年12月14日
  • 蒼穹の昴(1)

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    12/13
    テンポのよい物語も、歴史をその場で覗き込んでいるかのような臨場感も、さすが、素晴らしい。しかし、まだ読み始めたばかりなのですが怖いシーンが出てきて、やめちゃうかも(>人<;)

    12/21
    科挙の試験で老人の出てくるあたり。だんだん面白くなってきました。

    12/22
    浅田次郎さんはどうしてこんなすごい小説が書けるのか。Wikipedia読んでみました!

    12/31
    チュンルの運命やいかに!

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    2025年12月13日
  • 壬生義士伝(上)

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    本人の回想と複数の人物からみた吉村貫一郎という構成で読み進めるほど吉村貫一郎に愛着が湧いてきて、斎藤一に褒められると嬉しくなる。久しぶりに読んだのと司馬遼太郎から続けて読んだこともあり沖田総司が思ってたより意地悪なキャラ設定。

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    2025年12月13日
  • 一路 (下)

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    参勤交代で中山道を江戸に向け80余人で出立。御供頭として一路と側役の慎吾はともに父親を同時に亡くしており、それは放火による殺害と毒殺という噂もあった。そんな中で後見役の蒔坂将監と国家老由衣帯刀らの謀反計画を知るが、道中では易者と髪結が共をしており、宿、山道、峠などの情報を逐次一路に伝達して無難にこなしていく、その困難と苦労に一路の姿(一生懸命)を読み解くのは楽しい。参道での出来事に謀反を見抜く為に「殿様はうつけ」なのかどうか、そんな噂が舞う中、宿、農民、関所などでの対応は「見せ掛け」とも取れる仕草などが伺える。面白いのは、馬同士の気持ちの想像の会話、お姫様の初恋行動、葱の特効薬など、参道後、大

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    2025年12月13日
  • 壬生義士伝(上)

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    壬生義士伝 前編
    歴史に弱いため読み始めは新撰組の登場人物も役割も理解できなかったが、読んでいくうちにその場面が時代を超えて侍の心に触れられた気持ちになっていく。浅田文学に引き込まれた感じがした。吉村貫一郎の揺るがない気持ちも感動させられる。後編も楽しみ。

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    2025年12月12日
  • 蒼穹の昴(2)

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    ネタバレ

    官吏となった文秀と、宦官になった春児。皇帝派と西太后派で、会うことを許されない。
    皇帝と西太后は実はとても仲がいいにもかかわらず、周りに翻弄されていく。
    儒教の教えが深いから親を大切に、歳上を大事にするといったことはわかるが、なかなか根が深い問題だと思った。

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    2025年12月11日