浅田次郎のレビュー一覧

  • 蒼穹の昴(4)

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    ネタバレ

    最終巻。
    天下を覆さんとする策謀が、春児を、文秀を、そして中華四億の命すべてを翻弄する。
    玲玲が、いじらしくて可愛くて、大好きです。
    そして李鴻章がカッコ良過ぎる。
    個人的には、王逸も好きだなぁ。
    浅田次郎先生が書く登場人物は、みな個性的で魅力があり、すぐに彼らの描写が浮かびます。

    涙が出るようなシーンは、全巻通して何度もあって、その行を読んだ瞬間にダァッと涙が流れます。
    要は「来るぞ来るぞ、泣けるシーンが」って予測が全然出来ないので、その瞬間は突如やってきます。
    電車の中とか危険かも(笑)


    そして、このまま終わるのは困る〜って、ちょっと後を引く感じで完結します。
    番外編的なものが、「珍

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    2026年07月10日
  • 蒼穹の昴(1)

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    素晴しい小説です。

    中国の清朝末期のお話で、幼い糞拾いの貧しい家に生まれた「春児」が、真実しか言わないとされる易者である「白太太」に、

    ――汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手に入れるであろう・・・――

    と、夢のような予言をされ、それを一心に信じ、大総管へと上り詰めてゆく中国ロマン小説なのですが。

    まず、春児と文秀の関係、やりとりが多く、文秀が殿試に登第し、状元で進士となるまでの経緯を綴る。

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    2026年02月01日
  • 天切り松 闇がたり 第四巻 昭和侠盗伝

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    かっけえ…っ!ハンパなくかっけぇっす!と読みながらぶるぶるしてしまいました。粋すぎる。一巻から時がゆるりゆるりと経って兄さん姉さんが歳食ったり史実の人が出てきたりとリアリティも満点。ほんといたんじゃないのこの人たち、とぐらぐら倒錯。江戸弁もカッコイイわ仕事もカッコイイわ言い回しもカッコイイわ仁義カッコイイわ寅兄ーーー!!だわおこん姉さんサーセン付き合ってくださいだわもう読め!皆読めばいい!

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    笑えます。声に出して笑っちゃいます。
    入院中に持っていって正解。
    浅田先生の体験談など、まじで?と思うほどの出来事で、とにかく明るい気分になれる本です。

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛

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    おもしろくて、ニヤニヤしながら読んでしまう…たまに時事的なことが書かれてると、分からなかったりするけど、おもしろい☆

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛

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    長編小説を読んだあとには、一息。浅田次郎のエッセイは素晴らしい!!10年以上前のエッセイだけど人間の心には時代は関係ないのだよ。朝起きてトップスのチョコケーキを1本、昼に大福、おやつにミスド4つ、お酒の飲めない浅田さんはウーロン茶を何Lも飲んでは銀座の町を遊んだりと。
    おもしろい浅田さんのプライベートが明かされる。元自衛隊員だった浅田さんのストイックな朝のメニューも62センチという脅威のアタマのでかさも、はげアタマも包み隠さず心で文章を書いてると、こんなに暖かい気持ちになれるんだねv短編エッセイ集なので、気分転換になるし。楽しく明るい気分になれるステキなステキなエッセイ。

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    2009年10月04日
  • 天切り松 闇がたり 第三巻 初湯千両

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    このシリーズは2000年前後に書かれ、バブル崩壊の殺伐とした現代と同じ不況ながら大正時代の比較という面を持ちますが、現在の格差社会という部分も既にテーマとして入ってるようですね〜

    「初湯千両」「共犯者」「宵待草」「大楠公の太刀」「道化の恋文」「銀次蔭盃」の6夜。一家のメンバーのエピソードも2、3回目となるとインパクトが弱くなる。この中で一番好きだったのは「共犯者」。見事に落とされました(笑)・・書くとネタバレになるしな〜(^_^;)

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    2009年10月07日
  • 地下鉄(メトロ)に乗って(特別版)

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    地下鉄に飛び込んだ兄がいたため真次は毎日の通勤でつかうだけでなく、地下鉄に特別な想いを持っていた。
    その地下鉄で不思議なことがおこる。ホームからの階段をのぼると、兄が死んだ日にタイムトリップしていた。
    また別の日には戦時中に紛れ込んでしまう。タイムトリップをしているうちに倦厭していた父の若き姿を見ることになる。
    久々に読んだ浅田次郎。映画化されるのもよくわかる。著者の父へのオマージュなど書き下ろしロングエッセイを収録してある。本編とよく似た父の生涯。父に捧げた作品であることを知った。

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    2009年10月04日
  • 勝負の極意

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    2部構成になっていて前半は作家になるまでの道のり、後半はギャンブルについての氏の考え方です。
    特に後半は競馬の楽しみを知るためには比類なきものになっていると思います。
    競馬に限らず、氏の観察の仕方は様々な場面で役立つことでしょう。

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    2009年10月04日
  • 勇気凛凛ルリの色 満天の星

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    浅田次郎の勇気凛凛ルリの色 満天の星を読みました。勇気凛凛ルリの色シリーズの4巻目です。今回も公の話題やプライベートな話題について過激な主張がいっぱいで楽しめました。「白兵戦について」については笑って読みましたが、私の場合も他人事ではないなと思ってしまいました。残念ながら、この巻をもってしばらく休刊となってしまいました。

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    2011年07月18日
  • 勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛

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    浅田次郎の勇気凛凛ルリの色 四十肩と恋愛を読みました。勇気凛凛ルリの色の続編です。今回も下ネタあり、政治に対する批判あり、喫煙権の主張あり、楽しめました。「方言について」の項目では、気がついてみると浅田次郎が育った頃の東京方言が滅びていた、ということが書いてありました。そうか、標準語は東京方言じゃなかったのか、と思うと仙台弁のページの記述を変えないといけないなあ、と思った次第です。

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    2011年07月18日
  • 勇気凛凛ルリの色

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    浅田次郎の勇気凛凛ルリの色を読みました。浅田次郎の自伝的エッセイでした。下ネタあり、高邁な主張ありで面白く読むことが出来ました。電車の中で吹き出してしまうようなエピソードも満載で楽しめました。自衛隊出身の体育会系小説家としての主張も結構面白く読みました。続編もあるようなので早速古本屋で探さなければなりませんね。

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    2016年01月06日
  • 神坐す山の物語

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    大正・昭和の奥多摩の所謂見える人達の話。日本人の大好きな八百万の神や、土葬等の伝統文化も出てくる。一族の血、みたいな設定は好きでないが、話も文章も上手い話は久し振りなので読めた。
    「兵隊宿」が静かにどんでん返しのある怪談として特に良かったな

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    2026年08月21日
  • 蒼穹の昴(1)

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    読みにくいと敬遠していたが挑戦するとのめり込みました。

    直ぐに読み進めることにします☆

    科挙試験の描写が迫力

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    2026年08月18日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    ネタバレ

    幕末の無血開城を巡る、謎の武士の物語。やはり浅田次郎は読ませるのが上手だな。歴史小説をこんなにスルスルと読めたのは、自分の中では珍しい。
    開城間近の江戸城に居座る謎の武士・六兵衛の正体を巡って、数多の登場人物が多種多様な憶測をしては覆される。そのまさかまさかの展開は、読んでいてワクワクした。意外な黒幕の登場や、突拍子もない正体への期待感。個人的には、六兵衛=慶喜説が熱かった。
    結局は、六兵衛の正体も目的も明かさず、もう一人の主人公・隼人の憶測のみで締められており、モヤモヤも残った。六兵衛の意味は読者の想像に任せて、ただただ格好いい侍を描いたファンタジー。それが余白の美学ということなのだろうか。

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    2026年08月16日
  • 新装版 お腹召しませ

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    幕末の武士の人間ドラマ短編集。
    ☆婿養子の不始末の責任で切腹することとなったものの、妻子に切腹を急かされる様子がコミカルな表題作「お腹召しませ」
    ☆自分公事方御定書によると、武士は妾と子どもを持ってよい。しかし妻が不倫した場合は、相手の男ともども討つ権利がある…「女敵討」
    おもしろかった

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    2026年08月13日
  • 月島慕情

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    七編からなる短編集は、大正時代から戦後を通じて人の情の深さが描かれている。
    この胸に染み入る七つの物語は、浅田節ならではの世界観で描かれ、読後の読者にほのぼのとした温かい気持ちを与えてくれる。

    7編の物語中、特に私がお気に入りとなったのが「雪鰻」。
    簡単な内容を紹介すると⋯
    夜更けに上官から食えと、お土産の鰻重を1人の下士官に差し出された。
    なぜ上官は召し上がらないのですかと下士官に問われ、上官はその理由を酔いに任せて述べることになる。
    その理由は戦地での想像を超えた破倫とも云える体験が災いしたものだった。
    本当に理不尽とも言える地獄を味わった者は、自らの体験談は決して口にしないものだ。

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    2026年08月13日
  • 真夜中の喝采(かっさい)~きんぴか3 完本~

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    シリーズ最終巻らしく、笑いと勢いの中に、どこか別れの寂しさが漂う一冊でした。
    三人の行く末が気になって読み進めてきたシリーズでしたが、最後まで期待を裏切らない面白さで、派手な展開の連続なのに、不思議と根底には人情が流れています。
    それぞれ欠点だらけの男たちですが、自分なりの信念だけは最後まで曲げない姿には惹かれました。
    特に、損得ではなく義理や情を優先する生き方は、今の時代だからこそ余計に格好よく映ります。
    軽妙な会話に何度も笑わされながらも、人としてどう生きるべきかを考えさせられる場面が多くありました。
    読み終えた今は「この三人にはもう会えないのか」と思うほど愛着が湧いてしまい、笑いと痛快さ

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    2026年07月30日
  • 血まみれのマリア~きんぴか2 完本~

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    きんぴかシリーズ第2弾です。
    ピスケン、軍曹、ヒデさんの三人が相変わらず無茶苦茶な騒動に巻き込まれていく中で、今回は“血まみれのマリア”と呼ばれる看護師の存在感がストーリーの中心になります。
    荒っぽくてどうしようもない連中なのに、ふとした瞬間に見える優しさや人情が妙に効いてきて、笑いながらもどこか引っかかる感覚があります。
    この軽さと重さのバランスはやはり上手いです。
    このバカバカしさと哀愁が同居する空気はクセになって、読み終えたあとには結局“こういう連中、嫌いじゃないな”と思ってしまいました。

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    2026年07月30日
  • 三人の悪党~きんぴか1 完本~

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    著者らしさが最初の数ページから全開で、読み始めてすぐ「これは理屈で読む話じゃないな」と肩の力が抜きながら物語に没頭しました。
    時代に置いていかれた男たちの荒っぽさと、どこか抜けきらない人情が同居していて、笑いながらも胸の奥が少しざらつきます。
    軽口や啖呵のテンポが抜群で、ページをめくる手が止まりませんでした。
    展開は勢い任せなところも多く、細かい辻褄や深みを求めると物足りなさはありますが、それでも、筋を外れてもなお残る矜持や美学があって、「悪党」と呼ばれる男たちのほうがよほど人間らしく見えてきます。
    読後、昭和の裏道を一緒に歩いたような余韻が残る一冊でした。

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    2026年07月28日