浅田次郎のレビュー一覧

  • 壬生義士伝(下)

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    下巻は吉村貫一郎の息子、嘉一郎の話でもある。つまり創作の人物の話ではあるが、吉村の家族への想いと同様に吉村の子供たちといい大野の息子といいなんて親孝行な子供たちなのだろう。これこそが義なのだろう。

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    2025年12月23日
  • 兵諫

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    ネタバレ

    浅田次郎『兵諫』は、歴史の大きなうねりの中に生きた人間たちの「決断の重さ」を、静かで揺るぎない筆致で描き切った作品である。西安事件という一見すると政治史の一頁に過ぎない出来事を、単なる史実の再現に終わらせず、「なぜ人は武器を手にしてまで諫めようとしたのか」という根源的な問いへと昇華させている点に、本作の深い魅力がある。

    登場人物たちは、英雄でも単なる悪でもない。祖国への忠誠、個人の信念、守るべき民への思いが複雑に絡み合い、それぞれが苦悩の末に選び取る行動には、容易に裁けない重みが宿っている。とりわけ「兵諫」という行為そのものが、暴力と理想の狭間で引き裂かれた選択であることを、読者に強く意識さ

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    2025年12月21日
  • 兵諫

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    2025.12.21〜2026.01.10

    陳豆一のことば、重い。人の在り方を問われる。
    人がいて、国がある。その「人」がいなければ、国もない。

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    2026年01月10日
  • 中原の虹(1)

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    馬賊の戦いが描かれ、蒼穹の昴とはまた違った面白さがあった。登場人物の一人一人が丁寧に描かれ、巻末の一人語りは涙を誘われた。
    新章開幕といった感じで、今後のストーリー展開に期待してしまう。

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    2025年12月18日
  • 帰郷

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    様々な立場の人たちの戦中戦後を描いた短編集
    戦争の悲惨さはもちろん、戦後の日本で生き延びようとする人々の情景が伝わってくる

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    2025年12月14日
  • 蒼穹の昴(1)

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    12/13
    テンポのよい物語も、歴史をその場で覗き込んでいるかのような臨場感も、さすが、素晴らしい。しかし、まだ読み始めたばかりなのですが怖いシーンが出てきて、やめちゃうかも(>人<;)

    12/21
    科挙の試験で老人の出てくるあたり。だんだん面白くなってきました。

    12/22
    浅田次郎さんはどうしてこんなすごい小説が書けるのか。Wikipedia読んでみました!

    12/31
    チュンルの運命やいかに!

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    2025年12月13日
  • 壬生義士伝(上)

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    本人の回想と複数の人物からみた吉村貫一郎という構成で読み進めるほど吉村貫一郎に愛着が湧いてきて、斎藤一に褒められると嬉しくなる。久しぶりに読んだのと司馬遼太郎から続けて読んだこともあり沖田総司が思ってたより意地悪なキャラ設定。

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    2025年12月13日
  • 一路 (下)

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    参勤交代で中山道を江戸に向け80余人で出立。御供頭として一路と側役の慎吾はともに父親を同時に亡くしており、それは放火による殺害と毒殺という噂もあった。そんな中で後見役の蒔坂将監と国家老由衣帯刀らの謀反計画を知るが、道中では易者と髪結が共をしており、宿、山道、峠などの情報を逐次一路に伝達して無難にこなしていく、その困難と苦労に一路の姿(一生懸命)を読み解くのは楽しい。参道での出来事に謀反を見抜く為に「殿様はうつけ」なのかどうか、そんな噂が舞う中、宿、農民、関所などでの対応は「見せ掛け」とも取れる仕草などが伺える。面白いのは、馬同士の気持ちの想像の会話、お姫様の初恋行動、葱の特効薬など、参道後、大

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    2025年12月13日
  • 壬生義士伝(上)

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    壬生義士伝 前編
    歴史に弱いため読み始めは新撰組の登場人物も役割も理解できなかったが、読んでいくうちにその場面が時代を超えて侍の心に触れられた気持ちになっていく。浅田文学に引き込まれた感じがした。吉村貫一郎の揺るがない気持ちも感動させられる。後編も楽しみ。

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    2025年12月12日
  • 蒼穹の昴(2)

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    ネタバレ

    官吏となった文秀と、宦官になった春児。皇帝派と西太后派で、会うことを許されない。
    皇帝と西太后は実はとても仲がいいにもかかわらず、周りに翻弄されていく。
    儒教の教えが深いから親を大切に、歳上を大事にするといったことはわかるが、なかなか根が深い問題だと思った。

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    2025年12月11日
  • 蒼穹の昴(1)

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    貧しい少年、春児が占いを信じ自ら浄身する。幼い妹を置いて。
    西太后の時代の話。残酷で冷酷な西太后というイメージだが、実はそうでないという内容なので、面白い。
    まだ1なので、続きが楽しみ。

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    2025年12月11日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    ネタバレ

    作中のユナイテッド・ホームタウン・サービスの利用者とは似たような年齢で、同じように母を亡くしている身として作品に入り込んで読んだ(利用は考えていない)
    テレビドラマで視聴して本書を借りた、上手い観想などいえないがコノ世界に首までつかり堪能したい

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    2025年12月05日
  • 天子蒙塵 3

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    やっと王逸が出てきた!
    しかしそうなると、まさか龍玉は毛沢東へ?
    ここにきて新しい登場人物も出てきたし、まだまだ展開が読めない!

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    2025年12月02日
  • 蒼穹の昴(1)

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    とても面白いです。春児と文秀のこれからが楽しみです。
    登場人物の名前(読み方)を覚えるのが大変ですが、そのわずらわしさを面白さが上回ります。

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    2025年11月30日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    NHKドラマをきっかけに原作を手に取りました。実際には起こりえなさそうなフィクションでありながら、不思議と心に響く物語です。
    主に3人の内面に焦点が当てられていますが、その揺れや迷いに思わず共感してしまう場面が多かったです。風景描写も印象的で、静かに物語へ引き込まれていきました。

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    2025年11月29日
  • 兵諫

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    単行本を本屋で見て、これは買わなきゃと思いつつ、手に取らず。
    遅ればせながら、文庫を購入。

    蒼穹の昴から続く長い物語。今回は中国国民党と共産党軍との抗日民族統一戦線の成立が主題。「兵諫」という故事を持ち出して、張学良と蒋介石とのやり取りを浅田先生は解釈する。
    基本は、陸軍の特務機関員である志津大尉、朝日新聞の記者の北村、ニューヨーク・タイムスのジェームス・ターナーの3人が狂言回し。
    特に張学良の部下、陳一豆が裁判で貫き通した態度。その意味が明らかになる辺りが本署の眼目だろう。

    全体的に、ハードボイルドを貫き通している文章だと思う。
    (引用)
    ・日本陸軍の敵はソ連。海軍はアメリカ。と言うこと

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    2025年11月27日
  • 終わらざる夏 上

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    A 戦後70周年ということで.集団的自衛権やら改憲やら,何ともキナ臭い今の世の中だからこそ読むべき一冊.

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    2025年11月18日
  • 終わらざる夏 中

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    A 戦争を題材にした小説や手記を読むといつも思うことがある。誰が戦争をしたがっていたんだろうかと。上層部ほどこの戦争の大義がまやかしでしかないことはわかっていたであろうに。

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    2025年11月18日
  • 終わらざる夏 下

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    A ゆとり世代が戦争を知らないことは,いいことだ.それは今まで戦中戦後世代が平和であろうと努力してきた成果なのだから,彼らに感謝をしよう.もし,そんな彼らが誤った道を選ぼうとするなら,我々,ゆとり世代は声を大にして拒まなければいけない.彼らの努力の結晶を彼ら自身が壊すようなことがあってはいけない.安倍さん,ぜひご一考願います.

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    2025年11月18日
  • 壬生義士伝(下)

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    泣いてしまった、、空いっぱいに広がった吉村の人生が風になって吹き抜けていったような、壮大さと一抹の寂しさとが綯い交ぜになった心持ち。

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    2025年11月16日