浅田次郎のレビュー一覧

  • 天切り松 闇がたり 第二巻 残侠

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    天切り松闇がたりシリーズ第2作。
    最後の『春のかたみに』がいい。松のろくでもない父親が死んだ。目細の安吉一家に弟子入りしている松の自慢をしていたから、刑事が教えてくれたのだ。
    松は母親や姉や自分をこんなに酷い目にあわせた張本人の親父を弔う事はできないと言い、親分に破門されてしまう。
    おこん姐さんの恋を描いた『花と錨』もいい、

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    2026年06月04日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    ネタバレ

    ・あらすじ見てほっこりする親子の絆系かと思ったら全然違った
    ・面白かったけど30年前の小説を2026年に初めて読むと昭和育ちのおじさんの価値観はちょっとしんどかった(真次を父親似にしてるのはわざとだと思うけど)佐吉も真次も、さんざん女を振り回して最低だけど、そういう嫌な部分がそっくり親子なんだなと思った
    ・真次の家族ずっとかわいそう、親父に文句言うなら不倫するなよ~…
    ・お兄ちゃんが救われない、電話であんなこと言うべきじゃなかったのに
    ・真次が兄の自殺を目の当たりにしたとき「俺が何をした」って佐吉と同じ台詞吐くのこわい
    ・みち子目線の昔の地下鉄の描写がとても綺麗でときめきが伝わってきてそこだけ

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    2026年06月04日
  • 天切り松 闇がたり 第一巻 闇の花道

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    天切り松闇がたりシリーズ第1作。
    博打うちの父親に、姉は女郎として売られ、弟の松は義賊眼細の安吉一家に売られてしまう。
    留置所のなかで、松が半生を語りだす。今や遠い昔話となった義理人情の話が始まる。

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    2026年05月30日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    2026.5.26
    積ん読消化

    長編かと思ったら短編小説だった。

    鉄道員⋯実直な男の物語。映画は見ていない。
    ラブ・レター⋯もしかして、これ戯曲になってない?
    悪魔⋯お家没落などオトナの話
    角筈にて⋯とあるサラリーマンの懐古とその父親の愛
    伽羅⋯ファッション業界の光と影
    うらぼんえ⋯祖父がよばれたわけ
    ろくでなしのサンタ⋯ろくでなしの三太が、贈り物をする話
    オリオン座からの招待状⋯これも映画になってる?もしかして。

    全体的に「死」が多い。
    あと、疲れたサラリーマンと左遷や不倫も多いなと。

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    2026年05月26日
  • 黒書院の六兵衛 (上)

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    明らかな時代の転換点に今までとは違う生き方をするのか、欲望に忠実に生きるのか、過去に囚われるのか、この主人公の過去は分からないけど、時代に殉じようとする下巻が楽しみです。

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    2026年05月25日
  • 黒書院の六兵衛 (下)

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    無言の武士が時代に孤立しながらも筋を通す…

    見る視点を変えると只の意固地、分からず屋なのかもしれないけど、何故か心打たれる…そんな存在です。

    結局、六兵衛の思いははっきりと明らかになっているわけではないけど、明確な答えが出ない結末も心地よい

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    2026年05月18日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    戦争というのは、こんなふうに人の人生に影響を与えるのだなあ…と思いました。地下鉄や夢のなかでタイムスリップしてしまうという発想が面白いです。
    親のことはわかっているつもりで、わかっていないのだなと思いました。自分に当てはめて考えると、親のことを知りたくなりました。

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    2026年05月18日
  • 蒼穹の昴(2)

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    中国清朝末期、西太后の院政下を舞台に、登場人物や歴史的出来事は史実ベースながら、主要人物はフィクションで物語に脚色を加えた、新解釈とも言える歴史小説。
    文庫版の2/4作目に当たる本作は、成長して其々の天命を歩み始めた文秀と春児が、衰退の一途を辿る清の運命や政治に翻弄され始める物語。

    艱難辛苦を乗り越えた春児のサクセスストーリー序章。と同時に、皇帝と皇后を取り巻く陰謀が徐々に見えてくる。
    文秀と春児を待ち受ける暗い未来に「どうなってしまうのだろう」と不安にさせられるシリーズ2冊目。

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    2026年05月18日
  • プリズンホテル 2 秋

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    1巻目より面白かった
    ヤクザより警察の方が宴会のマナーが悪いの意外だったが、なるほどね〜と思った

    ミカちゃん人間としてできすぎ!
    むしろ木戸の方が子供かよって思うところがあった

    ミカちゃん幸せになってほしい

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    2026年05月17日
  • 天国までの百マイル 新装版

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    バブル崩壊ですべてを失った安男が、死の淵に立たされた母の手術のため、東京から千葉までの160km(約100マイル)をワゴン車で駆け抜ける。
    どん底まで落ちた男が、母親の幸せを祈るなかで周囲の人たちの支えに気づき、再起していく。
    愛情に溢れた物語。

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    2026年05月15日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    本作品では、クレジットカード会社が提供する特典『ホームタウン・サービス』を利用して里帰りをする登場人物たちの心情が描かれています。

    【ふるさとを、あなたへ】
    この宣伝文句に誘われて、初めて会う『母』との時間を過ごす3名の登場人物たち。
    都会と田舎、それぞれが抱える問題に焦点を当てながら終盤に向けて物語は進みます。

    遠野物語のような昔話を『母』が語る描写が随所にあるのですが、方言の癖が強くて多々読み飛ばしてしまいました…。

    他人なのに『母』と思わずにはいられない。
    ふるさとの定義について再考させられる一冊です。

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    2026年05月14日
  • 競馬どんぶり

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    競馬歴三十年(当時)の筆者の競馬エッセイ。今でもやってたら五十年か。そこまでやればそりゃ一家言あるわな。

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    2026年05月13日
  • 君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい

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    刺激的なタイトル。実際教師に言われたとのこと。その教師は慧眼だったな。「芸術こそ最高の娯楽」という言葉が印象的。面白かった。

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    2026年05月09日
  • アジフライの正しい食べ方

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    まずもって著者の大ファン。
    なので、エッセーを楽しく読みました。
    後書きを見たら、JALの機内誌への毎月掲載をまとめたものらしく、旅について言及しているのも納得。

    コロナ時代の鬱屈とした、我慢の時だった期間であり、自身の思い出も含め振り返りながら読みました。
    あの頃は、マスクが外せる時代がまた来るとは思わなかったな〜。
    そして、著者も70代になっていることを知り、ファンとしてまだまだ精力的に活動してほしいと思ったものでした。

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    2026年05月06日
  • わが心のジェニファー

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    祖父母に育てられたラリーが恋人ジェニファーの勧めで日本を旅した。

    すぐに女性と親しくなるラリーには共感できないが 日本人として誇らしく思う京都 奈良 別府 
    釧路の丹頂鶴

    共に旅しているようで楽しめた

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    2026年05月04日
  • 天子蒙塵 1

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    宣統帝溥儀の側妃が離婚したという事件を通じて、溥儀の身に起こった混乱を極める事情が、登場人物の主観で語られる。史実という型枠の中で、誰に語らせるか、どの程度の脚色を加えるかが十分に吟味され、テンポよく読み進めることができた。
    本シリーズも、ここまで来たら読み切るしかないと思う。

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    2026年05月03日
  • 兵諫

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    「蒼穹の昴」シリーズこそ複雑な歴史の流れを紐解いてくれる名著揃いだと感じています。兵諌、なるほどこういう言葉があるんですね。ぴったりの内容でした。

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    2026年05月02日
  • 一刀斎夢録 上

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    面白い角度から新選組を描いている、とは思うし決して悪くない。ただどうしても振り返って述懐という形式のせいか臨場感や勢いのようなものには欠けるきらいがあった気がする。

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    2026年04月30日
  • 壬生義士伝(下)

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    南部藩脱藩浪士 吉村貫一郎の人生についてさまざまな関係者からの取材を通して著した小説。普通の小説と違って岩手訛りの語り口調で進んでいく物語に家族の絆や人間関係の温かみを感じた。吉村貫一郎の家族思いで着飾らない人生に感動した。

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    2026年04月24日
  • 母の待つ里(新潮文庫)

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    いろいろ考えさせられる内容が描かれていて、いつもの浅田作品とは毛色が違うのかなと思いきや、最後の最後に「ザ・泣かせの次郎」がどーん!
    そりゃ泣くでしょ。

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    2026年04月23日