本作品では、クレジットカード会社が提供する特典『ホームタウン・サービス』を利用して里帰りをする登場人物たちの心情が描かれています。
【ふるさとを、あなたへ】
この宣伝文句に誘われて、初めて会う『母』との時間を過ごす3名の登場人物たち。
都会と田舎、それぞれが抱える問題に焦点を当てながら終盤に向けて物語は進みます。
遠野物語のような昔話を『母』が語る描写が随所にあるのですが、方言の癖が強くて多々読み飛ばしてしまいました…。
他人なのに『母』と思わずにはいられない。
ふるさとの定義について再考させられる一冊です。