浅田次郎のレビュー一覧

  • プリズンホテル 1 夏

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    主人公の屈折具合がヒドイ!!これ程、物語の登場人物に嫌悪感を抱いた事はないってぐらい引きました(笑)でも、だからこそ周りの人達が活きるんでしょうね。なにかしらの問題を抱えた人々が、何かに導かれるように続々とプリズンホテルへやってきて…。途中、三谷幸喜作品を観てるような感覚になりました。笑いあり、涙ありで読後感もスッキリ。良い作品に出逢えました。

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    2024年01月21日
  • 流人道中記(下)

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    武士の生き様、信念を感じられる物語。
    玄蕃と乙次郎の道中記。

    下巻です。
    無罪の罪をかぶり、磔となる少年との出会い。
    そして、敵討ちの結末は?
    玄蕃の導いたこの落としどころはちょっと悲しい。
    さらに、故郷の水が飲みたいと願う病状の女との出会い。
    ここちょっと面白い!
    変なお決まりがあったんですね。

    旅も終盤になってきて、この旅を通して語られるのは、武家の辛さ、厳しさ。「礼」と「法」の意味。

    そして、いよいよ、旅の最後で語られる玄蕃の罪の真実。
    そこにあった玄蕃の武士としての矜持。
    家と取り潰してまで貫いた玄蕃の信念。
    これは、唸ります。

    そして、最後、乙次郎との別れには、熱いものがこみ

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    2024年01月20日
  • 流人道中記(上)

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    武士の生き様、信念を感じられる物語。
    玄蕃と乙次郎の道中記。

    上巻では、
    旗本の玄蕃は姦通の罪で切腹を言い渡されるも拒否!
    え?切腹を拒否ってできるの?

    結果、蝦夷松前藩へ流罪となります。
    その玄蕃を押送することになったのが見習与力の乙次郎。
    この二人の旅が始まります。

    旅の初めに、乙次郎は部下?に裏切られ、口も態度も悪い玄蕃との凸凹コンビです。

    そして、道中に出会った出来事。お尋ね者と賞金稼ぎ、女郎の事情から、一つの結論を出していく様は玄蕃の真の心が見え隠れします。
    玄蕃は本当に罪人なのか?

    さらに出会った仇討ちの旅を続ける侍。そして、偶然出会ったその仇。
    その敵討ちに立ち会うこと

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    2024年01月20日
  • 一路 (下)

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    上巻が色鮮やかな料理が小さな器に盛りつけられて寿司詰めのように飾られた籠膳であるならば、下巻はうな重のように大きな器にでーんと大物を盛りつけたような感じ。下巻は道のりがあとわずかでありながら、これまでの問題点が一気に噴き出してくる、それを解決せねばならないため一つ一つがじっくりこってり書き込まれているので上巻のようなテンポよさはない、しかしながらこれまで垣間見せていた御殿様の本来の姿が顕現し、あれやこれやが一気に大団円。これぞ時代小説の粋である。
    タイトルの一路という名を背負った御供頭の名の由来も明かされすべてがきれいに、それでいてまったくの爽快感でもなくしんみりとした御殿様の幕引き口上、星4

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    2024年01月20日
  • 中原の虹(4)

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    いろいろな人の立場から歴史を見ることで、見方も変わるから、面白かった。
    知らない歴史上の人物も出てきて、中国の史実にもさらに興味が湧いた。

    梁文秀や春児たちも救われたのかなと思うと、よい終わり方だった。
    でも、歴史はまだまだ続く予感。。

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    2024年01月16日
  • 壬生義士伝(上)

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    新選組の実在の隊士 吉村貫一郎に関わりのあった人達に話を聞くことで、その人生を描きだしている。
    下級武士がいくら文武に優れていても、食うのもやっとという生活から抜け出せず、妻や子を養うために脱藩。その中でも武士の矜持は持ち続け、自分の考える正しさに従い生きようとする主人公の強さ、哀しさ、…
    生き残った子供が明治維新後にしっかりとした人生を生きているので救われる。
    実在の人物ではあるが、内容はフィクションなのかな?

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    2024年01月14日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    このところ読書することなく浅田次郎氏の作品は読んだことありませんでした。浅田次郎氏作品で長編小説の「横山課長の七日間」が読んでみたかったんですが、まずは手始めに短編小説の「鉄道員」から挑戦してみました。私にしては2日程度で読破出来て上出来。浅田次郎氏の小説は風景描写が上手いですね。人間性溢れる切ないストーリーで素敵でした。今年は浅田次郎氏小説に特化して読んでみたいと思います。

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    2024年01月11日
  • 終わらざる夏 下

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    太平洋戦争末期にアリューシャン列島の最先端部である根室から1000キロ、ソ連のカムチャッカ半島先端と目と鼻の先の占守島(シムシュとう)に取り残された戦車部隊の奮闘を描いた作品。ぜひ実写化して欲しい。
    「終わらざる夏」は第11戦車連隊の顛末だけを描いた作品ではない。徴兵された元出版社勤務の45歳の老兵、缶詰工場に送られた女工達、上陸作戦に駆り出されたソ連兵、その後のシベリア強制労働など、さまざまな人の織り成すドラマ。
    第11戦車連隊の兵士の目線と上陸部隊のソ連兵の目線と、両方から語られる。
    心に響いたのはヤクザ者の萬吉が45歳老兵の子供(集団疎開中だが脱走)を助けるシーン。
    浅田次郎は戦争の悲

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    2024年01月08日
  • 終わらざる夏 上

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    太平洋戦争末期にアリューシャン列島の最先端部である根室から1000キロ、ソ連のカムチャッカ半島先端と目と鼻の先の占守島(シムシュとう)に取り残された戦車部隊の奮闘を描いた作品。ぜひ実写化して欲しい。
    「終わらざる夏」は第11戦車連隊の顛末だけを描いた作品ではない。徴兵された元出版社勤務の45歳の老兵、缶詰工場に送られた女工達、上陸作戦に駆り出されたソ連兵、その後のシベリア強制労働など、さまざまな人の織り成すドラマ。
    第11戦車連隊の兵士の目線と上陸部隊のソ連兵の目線と、両方から語られる。
    心に響いたのはヤクザ者の萬吉が45歳老兵の子供(集団疎開中だが脱走)を助けるシーン。
    浅田次郎は戦争の悲

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    2024年01月08日
  • 流人道中記(下)

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    旗本の流人と見習与力の押送人の道中記。

    玄蕃の犯した罪はなかなか語られない。
    道中に出会う色々な事情を抱えた人々への深慮と筋の通った振る舞いを見れば見るほど、聡明さと信念、透ける孤独に魅かれていく。

    これだけの人が切腹を拒否した理由は単純ではないとわかりつつ、後半につれて語られる正体と罪をどこか知ってしまいたくない。知れば罪を撤回したくなるから。

    信念を貫くのは簡単ではない。でもそれを玄蕃は選んだ。旅の中で玄蕃の生き様を見て生まれた乙次郎にとっての礼が新しい道の導になっていくのだろう。

    歴史小説が苦手な私が浅田次郎さんの小説を好きな理由は人物が本当に魅力的な所。存分に味わいました。

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    2024年01月03日
  • 中原の虹(3)

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    たくさん登場人物が出てきて、色々な角度から中国の歴史を見るのは面白かった。
    日本での文秀たちのことも出てきて、嬉しかったな。

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    2023年12月31日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    涙もろいので読むのに時間がかかってしまいました、、、
    『鉄道員』『ラブ・レター』『うらぼんえ』がお気に入り。心に残ってるのは『伽羅』。

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    2023年12月28日
  • 地下鉄に乗って 新装版

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    ネタバレ

    昭和の支配的な父と喧嘩して家を飛び出した兄の死を、タイムスリップしながら究明する話。途中から満州から復員し財をなした父の内面や、彼の周りの家族の苦悩に触れて、自らを受け入れられるようになる話だと思う。
    誰しも善とも悪ともなりうるが、受け取り手がどちらに立つか次第というのがこの話のテーマだと思う。

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    2023年12月26日
  • 大名倒産 下

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    今年のNHK大河ドラマ、どうする家康、結構、ハマって見てました。今までは、戦国時代、苦手だったけど。だから余計に戦の無い時代がこんなに腑抜けになってしまったのかと。
    だからこそ、今の日本、ここから学ぶことがあると。日本の借金とか。歴史は、現代に活かす為に学ぶモノでなければ。

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    2023年12月18日
  • 憑神

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    ネタバレ

    貧乏神・疫病神のあたりまでは、個人的な恨みとか怒りとかで動いていた彦四郎だけど、最後の死神に憑かれてから、まさかあんな壮大な話になるとは…。
    武士の誇りが失われていった世の中で、己の信じた武士道を貫き、死神を受け入れて生ききろうとする姿は格好良かった。

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    2023年12月16日
  • プリズンホテル 1 夏

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    ちょっと古さを感じるけど、日常では味わえないほろ苦さと爽快感のバランスがよかった。
    任侠とあの世の物語。

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    2023年12月12日
  • 大名倒産 上

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    多分、はじめての江戸時代の物語、わからない言葉が多く出てきて読みにくいが内容は、現代に通じる会社経営モノ?みたいで面白い。即、下巻へ

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    2023年12月09日
  • プリズンホテル 1 夏

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    とにかく読みやすい。
    大作って感じではないけど、てんこ盛りかつ軽快で面白い!さすが浅田次郎先生。
    それぞれが足りないところをそれぞれが補い、支い合って人の営みがまわっていくのって温かくて素敵だな。
    あじさいホテル、通称プリズンホテル。
    こんな頑張りがいのある職場で働きたいなぁ。

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    2023年12月05日
  • 中原の虹(3)

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    3巻。新たな登場人物がたくさん出てきて物語を追うのに必死です。
    蒼穹ではただの面白キャラかなと思ってた戴沢殿下が案外真面目に国の行く末を案じている人で意外だった。ミセスチャンこと寿安との対話が物悲しくて、印象的だった。
    日本で暮らす文秀のもとへやってきた蒋介石。教科書で見た名前だ。何した人なのかは覚えてないけど。きっと小説オリジナルのキャラクターと史実の人物をうまく混ぜて物語を作ってるんだろうなぁ。
    アヘン窟にて珍妃の井戸に出てきたプージュンが登場。順番に読んでてよかった。
    張作霖はただの暴君にしか思えなくてで好きじゃなかったけど、子供と動物に優しいところはちょっと見直しました。
    時代遅れの人

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    2023年11月30日
  • 一路 (上)

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    4.0 最近嵌まっている時代小説。江戸時代の参勤交代の話し。コメディ要素あり、ミステリ要素あり。なんとも贅沢なお話しです。

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    2023年11月20日