浅田次郎のレビュー一覧

  • 天子蒙塵 3

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    2023.10.31〜2023.11.16

    翼を拡げる。でも、その拡げた翼で正しい方角へ飛べているのか。飛んでいけるのか。
    もしかしたら、黒い翼が生えていたのか。

    歴史上の人物以外も登場して、彼らの今後がどうなるのか、楽しみ。

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    2023年11月18日
  • 天子蒙塵 2

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    〜2023.10.30
    なぜ、人は争うのか。人を欺く、そんなことまでして、人はなにが欲しいのか。
    その心理が理解できないから、それを知りたいから、私は20世紀前半の歴史物が好きなんだと、改めて思った。

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    2023年10月31日
  • 中原の虹(2)

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    2巻。蒼穹に出てきたキャラクターが次々と登場してきて面白くなってきました。
    文秀と玲玲が日本で夫婦として暮らしていて、しかも子供まで生まれていて、その子供が復生(フーション)という玲玲の婚約者だったタンストンのあざなで呼ばれていたのが泣けた。
    幽閉されている光緒帝と西太后が通信で会話するシーンに号泣。歴史に疎いのでどこまでが創作でどこまでが史実なのかはわからないけど、浅田次郎の描く西太后像はとても好きだ。愛情深くて強く美しい女性。春児の前でだけは子供みたいな素の顔を見せるところもチャーミングで可愛い。最初はただの暴君にしか思えなかったんだけどな。いつの間にか好きになってしまった。
    そんな西太后がついに身罷る。そして歴史が動いていく。溥儀という聞いたことのある名前が出てきました。いわゆるラストエンペラーというやつ。この壮大な歴史ロマンに触れた感じ、歴史の話は難しいけど、やっぱり面白い!
    2巻は他にも春児と蘭琴の対話など胸熱シーンがてんこ盛りでした。
    西太后を失った清の国はどうなっていくのか。兄弟の再会はあるのか。蒼穹のラストで毛沢東に出会った王逸も今後登場してくるかな。王逸好きなので。楽しみです。
    3巻に続く。

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    2023年10月27日
  • 中原の虹(1)

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    長らく積読になっていた蒼穹の昴の続編にやっと手を付けました。
    蒼穹のラスト、文秀と玲玲が日本に亡命してからの続きかな?と思ったけど、1巻では文秀は出てこず、失踪した春児の兄李春雷(リチュンレイ)と、馬賊の長、白虎張(パイフーチャン)こと張作霖(チャンヅオリン)を主軸に物語が展開していきます。相変わらず読み方が難しいけど、改頁ごとにちゃんとフリガナ振ってくれてるから助かる。
    春雷が幼い春児を置き去りにする回想シーンや文秀とのエピソードに胸が痛んだ。この後春児と春雷兄さんと玲玲の再会はあるのかな。あってほしいな。
    馬賊の生きざまは粗野だけど一本気が通っててしびれます。
    また、愛新覚羅家の太祖ヌルハチのエピソードが挿入されることで、今までぼんやりしてた漢族とか満州族とかその辺の民族のいざこざや中国という国の生い立ちが少しわかってきて、それを理解した上でもう一度蒼穹を読み返すとさらに楽しめそう。
    2巻に続く。

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    2023年10月26日
  • 蒼穹の昴(2)

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    西太后や李鴻章など歴史的な側面しか知らなかったが、イメージが大きく変わった。それぞれが背負っているものの大きさやその重圧、人間的な部分などが魅力的に描かれている。

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    2023年10月23日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    なんだか読んでホッとするような良い作品ばかりでした。

    「ぽっぽや」は言わずもがなでしたが、私の心に残ったのは「ラブレター」です。
    贈り主の真っ直ぐなラブレターが冷めてしまった受取人の心を温めるというか…本当に悔やまれるというか…上手く表現できませんが、非常に良い作品ですよ!

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    2023年10月20日
  • 人間の縁 浅田次郎の幸福論

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    浅田次郎さんは、面と向かっては恥ずかしいような事を代弁してくれているようで、大好きな作家なので本書を手に取りました。
    本書は著作からポイントとなる部分を抜き出してまとめた本です。
    私は過去に読んだ本を久しぶりに読み返したいなぁと思いましたが、人によってはあんぱんのあんこばかり食べるような胃もたれ感はあるかもしれません。

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    2023年10月11日
  • 夕映え天使

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    ネタバレ

    浅田次郎の短編集。
    面白かったのは「夕映え天使」と「琥珀」でした。

    「夕映え天使」
    中年店主がほそぼそとやっている中華料理屋「昭和軒」。そこへ、住み込みで働きたいと女性がやってきて…
    短い時間を共に過ごす。

    「琥珀」
    定年を目前に控え、三陸へひとり旅に出た警官。喫茶店へ入った際に見つけた店主は、時効まであと少しの殺人犯…。
    ただし、大手柄を挙げたとしても、報告できる妻もなく。

    「本当ならこの秘密をわかちあうであろうたった一人の連れ合いを失ってしまったのだと、米田はようやく気づいた」

    歳をとること。人を愛すること。悲しみを描いた味わい深い短編集です。

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    2023年09月24日
  • 憑神

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    浅田次郎作品、お父さんが大好きなんだけど理由がわかる。時代ものなんだけど小難しくなくて、ドラマチックで、男のロマン的なものがくすぐられるんだろうなと思う。出てくるキャラクターも魅力的だし、感動するところもクスッと笑っちゃうところもあって、充実した読書体験だったなと思える要素が盛りだくさん。

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    2023年09月19日
  • 獅子吼

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    ネタバレ

    短編集であるのだが、表題作「獅子吼」「流離人」戦時中の話が刺さった。
    「獅子吼」
    動物園で飼われているライオンの心情が表される。動物の思いが中心となっているので意外な感じであったが、戦争に対する馬鹿馬鹿しさ、怒りが伝わってくる。
    怒りの感情を滅す、という掟を死を前にして自らの矜持のため、対する人間のためだろうか破り吼える。
    「恨み憎しみのかけらもない相手に、敵という名を付けて殺す戦争ではないか、その最中にある君が何をためらう」
    人間を憐れむライオンの言葉が残る。

    「流離人」
    目的地を目指さず満州国を流浪する、桜井中佐。決して命令違反ではないと屁理屈のように言葉を返す。
    この人もまた戦争を軍を馬鹿馬鹿しく感じている。それでも戦争からは逃げ切ろうと自ら迷子となり、沢村にもその道を薦める。
    別れのとき、敬礼でなく帽子をとり頭を下げた中佐の思いは国の代わりに沢村に詫び、生き延びて欲しいという思いが切実と伝わる。そして死ぬなという最後の命令が終わりであって欲しい。

    氏の戦時の物語は本当に戦争の愚かしさが伝わり考えさせられます。

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    2023年09月07日
  • 珍妃の井戸

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    何気なく蒼穹の昴を読み始めて、いやーハマりました、蒼穹シリーズ‼︎
    で、第二弾です。蒼穹の昴の最後の方がちょっと呆気なく終わってしまった感があったので、後日談的なこちら第二弾で埋め合わせできました。中国史の残酷さと神秘性にどっぷりです。

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    2023年09月05日
  • 姫椿

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    ネタバレ

    短編集の読みにくさというものが全くない。どの話も最初の数行から1ページ読む頃には、主人公がどんな人物であるか、これがどういった場面なのか、すぐ把握できるようになっていて、読むほうにもストレスがない。設定もさまざまなのに分かりやすく、構えずに読んでいける短編集だった。
    色んな人生があるなぁと思わされる深みもある。
    最後の話でなんだか心が暖かくなった。夫が亡き妻を思う愛、娘が父を思う愛、こんな愛は素敵だなぁと素直に思った。父と娘、二人とも無理をしないでこれから幸せに暮らしていけるのだろうと思うと私まで朗らかな気持ちになった。

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    2023年09月01日
  • 新装版 お腹召しませ

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    肩の力を抜いて読める時代小説
    好みはあるかと思うけど
    その時代に生きた人間がリアルに描かれてたと思う
    私は面白く読めました

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    2023年08月29日
  • 輪違屋糸里(上)

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    京都島原の芸妓糸里を取りまく新撰組を題材にした小説家。新撰組は色々な切り口があって面白い。特にこの話は芹沢鴨の事がよく書かれていて、そんな解釈もあるのかぁ、なんて思いながら読み進めた。

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    2023年08月20日
  • 大名倒産 下

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    上下巻まとめて投稿
    根っからの悪人とか嫌なやつが出てこなくて、心地よく読めた。Audibleで聴いたので、よくできた落語を聞いたような感じで、ちょこちょこ笑えるところもあってよかった。個人的には越中守がお気に入りだった。

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    2023年08月13日
  • 中原の虹(1)

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    前作のシリーズがとても壮大で面白かったので、前作が今シリーズにどうゆうふうに関係してくるのか、すごくワクワクする。
    史実の人もどう絡んでいくのか楽しみ。

    ただ、占い師の話は聞きたくなかったな、と思うとこもあるけれど、、大きな歴史の流れの中で、それぞれの人生がどうなっていくか見届けたい。

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    2023年08月10日
  • 流人道中記(下)

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    浅田ドラマにどんどん引き込まれて、
    旅が終わって欲しくない気持ちが
    どんどん強くなっていった。
     
    礼とは、法とは、考えさせられた。

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    2023年08月10日
  • 薔薇盗人

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    浅田次郎の短篇集。まあこれくらいの短篇集はお手のものとしたもので、全体的な密度は薄め。冒頭の「あじさい心中」は傑作だが、このレベルに到達している作品はほかになく、「ひなまつり」はできそこなった「鉄道員」だし、「死に賃」「佳人」はショートショートレベルのちょっと捻ったラストだけの短編。「薔薇盗人」も表題作にするほどの出来とは思えないなぁ。

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    2023年08月08日
  • プリズンホテル 1 夏

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    読みやすかった。1日で読めました。任侠ものと思いきや、人情モノでおもしろかった。4巻まであるので続編も読んでみよう。

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    2023年08月05日
  • 中原の虹(1)

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    張作霖の名前は歴史の授業で聞いた覚えはあるが、詳しいことは覚えておらず…。どういう展開になるのか楽しみ。

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    2023年08月03日