浅田次郎のレビュー一覧

  • 輪違屋糸里(上)

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    京都島原の芸妓糸里を取りまく新撰組を題材にした小説家。新撰組は色々な切り口があって面白い。特にこの話は芹沢鴨の事がよく書かれていて、そんな解釈もあるのかぁ、なんて思いながら読み進めた。

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    2023年08月20日
  • 憑神

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     時代にあわせた独特の会話に始めは戸惑ったものの、段々と慣れ、物語に引き込まれていった。

     主人公:彦四郎は、運に見放された男であった。神頼みをきっかけに貧乏神・疫病神・死神に取りつかれてしまう。

     「神頼みがさらなる不運を招く」驚く程波乱な展開。貧乏神・疫病神・死神の独特なキャラクター。面白くてあっという間に読破できた。

     災難に遭い続けながら、「何が一番大切なのか」を問いかけながら身の振り方を決めていく彦四郎。その真っすぐな姿勢が好きになった。

     死神に時間が欲しいと頼み込む場面が、一番心に残った。「人間は限りある命ゆえに輝かしい。自分にも輝きが欲しい。命に限りのない神に自分の思い

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    2023年08月17日
  • 大名倒産 下

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    上下巻まとめて投稿
    根っからの悪人とか嫌なやつが出てこなくて、心地よく読めた。Audibleで聴いたので、よくできた落語を聞いたような感じで、ちょこちょこ笑えるところもあってよかった。個人的には越中守がお気に入りだった。

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    2023年08月13日
  • 中原の虹(1)

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    前作のシリーズがとても壮大で面白かったので、前作が今シリーズにどうゆうふうに関係してくるのか、すごくワクワクする。
    史実の人もどう絡んでいくのか楽しみ。

    ただ、占い師の話は聞きたくなかったな、と思うとこもあるけれど、、大きな歴史の流れの中で、それぞれの人生がどうなっていくか見届けたい。

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    2023年08月10日
  • 流人道中記(下)

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    浅田ドラマにどんどん引き込まれて、
    旅が終わって欲しくない気持ちが
    どんどん強くなっていった。
     
    礼とは、法とは、考えさせられた。

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    2023年08月10日
  • 薔薇盗人

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    浅田次郎の短篇集。まあこれくらいの短篇集はお手のものとしたもので、全体的な密度は薄め。冒頭の「あじさい心中」は傑作だが、このレベルに到達している作品はほかになく、「ひなまつり」はできそこなった「鉄道員」だし、「死に賃」「佳人」はショートショートレベルのちょっと捻ったラストだけの短編。「薔薇盗人」も表題作にするほどの出来とは思えないなぁ。

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    2023年08月08日
  • プリズンホテル 1 夏

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    読みやすかった。1日で読めました。任侠ものと思いきや、人情モノでおもしろかった。4巻まであるので続編も読んでみよう。

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    2023年08月05日
  • 中原の虹(1)

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    張作霖の名前は歴史の授業で聞いた覚えはあるが、詳しいことは覚えておらず…。どういう展開になるのか楽しみ。

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    2023年08月03日
  • 大名倒産 上

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    義母から借りたシリーズ3作品目。
    江戸時代の話だから難しいと思ったら、面白くてさらさらと読めてしまった。

    江戸時代の武士にはよく分からないしきたりや決まり事が多かったことが分かりました。武士はお金のことに関わっちゃいけないとか、殿様への挨拶の仕方とか色々決まってて大変そうでした。

    それにしても小四郎がちょっと可哀想。どうにか立て直してほしいと応援したくなる。ご隠居にも考えがあるのかもしれないけど、やっぱり小四郎が不憫で肩を持ちたくなる。

    そして小池越中守めっちゃ良い人!鮭に目がないのもなんか可愛い。笑
    これからも越中守が小四郎のことを助けてくれるといいな。下巻も読んでみよう。

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    2023年07月30日
  • 月島慕情

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    さすがの浅田短編集
    あとがきに作品が生まれたきっかけエピソードがあって
    興味深く拝読
    日常にある足元の小さな石を懐に入れて温めると
    このような世界が出来上がるのかと
    感心

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    2023年07月29日
  • 一路 (上)

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    参勤交代の顛末記が続いて、これ以上読み進むのは無理かなと思ったが、意外な展開になって面白くなった。下巻が楽しみです。

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    2023年07月29日
  • 活動寫眞の女<新装版>

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    ロマンスとホラーが巧みに織り込まれたこの作品は浅田次郎の小説の中でも好きなタイプ。京都が舞台であるから尚更、濃い空気感が伝わります。

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    2023年07月29日
  • 終わらざる夏 中

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    ネタバレ

    片岡直哉(かたおか なおや)の息子で小学四年生の譲(じょう)は信州に学童疎開していた。
    もう一年近くになる。
    食べるものが乏しく、子供たちは来た頃よりも皆、一貫目(約3.75kg)ほども痩せた。
    24時間、子供達を守らなくてはいけない先生たちの苦労も大変なもの。
    自分では否と思うことを子供達に吹き込まなくてはいけない事が一番の苦しみだろうか。
    「あなたたちの本分は勉強です」と、言外にさまざまな思いを込めて言い聞かせることしかできない。
    ホームシックの限界に来ている子らを見守るのも辛い。
    実家に出す手紙も、実家から来る手紙も検閲することになっている。
    良心ある教師はそれもつらい。
    片岡譲の担任の

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    2023年07月28日
  • 終わらざる夏 上

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    ネタバレ

    歴史物は、よく知られた事件に関してはおおむねネタバレである。
    現代に生きる我々は、昭和20年の8月15日に、玉音放送で全日本国民に敗戦を知らされるということを知っている。
    だから、昭和20年7月などという日付を見れば、ああ、もう少しで終わるのに、と思う。
    しかし、当時でももう少しで終わるだろうと予感していた人たちがいたとて、赤紙が来たならば逆らうことはできないのである。
    今私たちがこれを読んでどうすることもできない。
    しかし、知っておくことくらいは出来る。そして大切だろう。

    時に、昭和20年7月。
    すでに沖縄は陥落し、軍は本土決戦に向けて最後の「根こそぎ動員」にかかっていた。

    プロローグで

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    2023年07月21日
  • 月のしずく

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    浅田次郎さんの作品らしい7つの短編集。
    ヤクザ、中国人、不器用な男や女が登場し、男と女の関係がまずある。

    帯の題にもなっている「月のしずく」が一番だったかな。
    美人で次々と男を替えるような女性リエが、金持ちで妻帯者の男性と関係を結び、赤ん坊が出来る。
    当然の展開で、結局ケンカ別れになるが、たまたまその場面に出くわしたのが、中年の労務者辰夫。
    女性を介抱し小汚ない自分の家に泊めてあげるが、それまで彼女と関係を持った男とは異なり、女性のことを考えて手を出さない。
    彼女にとっては新鮮で、心が通うようにもなるが……。
    不器用な男の辰夫は、実にいい味を出している。
    彼女と関係を結ぶ男性とは真逆だ。

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    2023年07月20日
  • オー・マイ・ガアッ!

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    面白いです。現実にこんな事が起きたら、大変な事態ですが、これこそ小説という感じがしました、あり得ないけどあり得そうなストーリー。様々な登場人物が、全員キャラが濃い。さらに各々の事情が重なっているんですが、ごちゃごちゃせずにスッキリ読めます。最後の結末がとても気持ちの良い終わり方でした。

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    2023年07月16日
  • 蒼穹の昴(4)

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    蒼穹の昴①~④を読んで

     時代は他国から侵略され続け、過酷な状況を抱えた清国。西太后が実質の政権を握っていた。

    「春児、汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう。」
    「文秀、汝は学問をみがき知をひろめ、もって天下の政を司ることになろう。」

     占い師(白太太)のお告げを信じ、その道へ向かってひた走る文秀と春児。その真っすぐな気持ちと勇敢な姿に応援したくなる気持ちがこみ上げてきた。 

     春児は健気で愛くるしく、様々な人々から愛され、ついには西太后の目に留まる。
    しかし、そのお告げは真実ではなく、夢であると本人は分かっていた。

     文秀は、試験に合格し皇上にお仕えする立場まで上り

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    2023年07月15日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    万感胸に迫る良作短編集。浅田次郎の旬は1990年代なのかも。
    「鉄道員」★★★★
    「ラブ・レター」★★★★
    「悪魔」★★
    「角筈にて」★★★★
    「伽羅」★★★★
    「うらぼんえ」★★★★
    「ろくでなしのサンタ」★★★★
    「「オリヲン座」からの招待状」★★★★

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    2023年07月15日
  • 鉄道員(ぽっぽや)

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    思えばはじめて読んだかもしれない、浅田次郎。
    もちろん「鉄道員」もいいのだけど、「うらぼんえ」と「ラブ・レター」が良かった。
    あとひと月でお盆が来る。時期ものだから皆読むといい。いい話だから。
    なんというか、むせ返るほどの直木賞作家。
    愛、死、仕事、親、そして恋。考えうる全ての武器を総動員して読み手を泣かせに来る姿勢は清々しさを感じる。変なひねくれが顔を出して「この程度で泣いてやるか」と思うけれども、いい話なんだよなぁ。

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    2023年07月11日
  • 赤猫異聞

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    明治元年、御一新直後の東京で大火が出た/ 小伝馬町の牢屋敷は囚人を解き放ち、消火後の帰参を待つ/ そこにおいそれと放てない事情を抱えた三人/ 親分に売られ身代わりに収監された深川一帯の大博徒、大政奉還後も官軍を斬って回った辻斬りの旗本次男、奉行所の悪事を知り尽くした夜鷹の元締め/ 珍妃の井戸よろしく浅田次郎らしいインタビュー形式/ 徐々に明らかになっていく火事のあと幾晩かの出来事/ めちゃくちゃ面白いし、東京に住むものとして東東京の当時の状況が非常に興味深い/ 合羽橋が新堀川の暗渠だなんて知らなかったし、浅草寺の東側が火除け地で飲食店は勝手に出されてあたりが繁華になったなんてのも知らなかった/

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    2023年07月05日