話題の映画原作! 椿山和昭は働き盛りの46歳。過労で倒れ、現世と来世の中間にある中陰の世界で目が覚める。やり残した仕事、愛する家族を思うと、どうしても自分の死を受け容れられず、現世に戻ることを願い出る。許されたのは初七日までの三日間。中陰でかけられた「邪淫の罪」の疑いも晴らすため、美女の肉体を借り現世に戻るが――。死後の世界を涙と笑いで描いた感動的なファンタジー。
Posted by ブクログ 2019年06月22日
泣けた!
子供が出てきたら、もう駄目ですよ!
ベタなストーリ展開で、感涙のファンタジーミステリー!
コミカルな描かれ方が逆に胸に響きました!
ストーリとしては、働き盛りの46歳で突然死した椿山課長。
現世と来世の中間のお役所の裁きに納得がいかず、さらに、家族や会社への想いを果たすため、現世に7日間...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月28日
何気なく見ていたネットに、この作品が紹介されており、評価が高かったことから手に取った。
浅田次郎作品を読むのは初めてであったが、評判に違わず大変面白かった。赤の他人と思っていた登場人物同士が読み進めると、どんどん複雑に絡み合っていく。読み始めたら、ついついページをめくらざるを得なくなり、止めどきが...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月23日
ふと気づくと、あなたは見知らぬ場所を歩いている。なぜ、ここにいるのだろう、まったく思い出せない。そのまま歩き続けると、おびただしい数の老人であふれかえるビルにたどり着く。そこで、あなたはあなたの人生が終わったことを知らされ、遣り残したことを清算するため、7日間の現世滞在が許される(現世滞在中は生きて...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月21日
働き盛りである椿山課長が突然死する。
でもどうしても、思い残したことが多く、七日間だけ現世に戻る。
現世に戻るための相応の事情が認められた3人、椿山・やくざの男・小学生…
この3人がそれぞれ現世で会いたい家族に会い…
「死」を扱っているのに、ユーモアに溢れ、コミカルに描かれている場面も多く、ぐいぐい...続きを読む