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Posted by ブクログ
過去にさまざまな紙媒体で発表されたエッセイの、よくいえば選りすぐり。書籍に収録された一編もあれば、大手新聞に地方紙、週刊誌や月刊誌も認知度の高いものから専門誌、機関誌にいたるまで、よくもこれだけ幅広いテーマで書けたものだなぁと感心することしきり。エッセイとエッセイの間に挟まれて、オマケのような小説『かっぱぎ権左』付き。
『小説家の経済学』という1編をとても面白く読みました。小説家には年収百万円以下という人がいかに多いことか。そこから抜け出すのは至難の業。しかし、ひとたび年収百万円から飛び出すや、いきなり数千万円の世界となるのだそうです。
本作は「選りすぐり」ではあるのですが、過去のエッセイを1冊の本に収録して、テーマの近いものを無理やり1章にしました、と言えなくもありません。大人気作家のこと、稼げる1冊になることはまちがいありませんから。だけど、こういった本を出せることからして、年収数千万円の売れっ子になった証。売れない頃に書いたメモについての1編がとてもよかったので、たまにそんな気持ちを思い出して書きつづけてもらえたら嬉しいなぁと思うのでした。
Posted by ブクログ
一つ一つのエッセーが短く読みやすい。
通勤時間などのちょっとした隙間時間を、豊にできた。
中国文学にほとんど無知だったので、新しい知識となることも多くあった。
「かっぱぎ権左」は、本当に後味のいい短編小説だった。映画化されても面白いのに(笑)勝手に頭にイメージが焼き付いてしまった。このエッセイをきっかけに、歴史にも興味を持てそう。
あとは、著者の仕事観にも触れられてる点が心に残っている。やりたいこと(書き物)を仕事にできるまでやり抜こうとすると、それまでの過程は不安にならないのだ。目標が明確であるとは、前を向き続けていけるエッセンスなのかもしれない。
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