山本一力のレビュー一覧

  • だいこん

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    久々の山本一力さん。

    飯炊きの技と抜きん出た商才を持ったつばきが、若くして一膳飯屋〈だいこん〉を切り盛りする、成長と家族の物語です。

    主人公・つばきは、三姉妹の長女。腕のいい大工の父・安治が博打で多額の借金を負ってしまい、一家は苦しい生活を強いられます。
    ある時、炊き出しの手伝いをしたのを機に、飯炊きの才能を見出されたつばきは、9歳にして火の見番小屋の賄い係を担当することになります。
    同じく賄いをしていた、つばきの母・みのぶは娘の飯炊きだけではない商才にも気づき、ゆくゆくはつばきに飯屋を開かせたいと思うようになりますが・・・。

    結構なヴォリュームで、読み応えガッツリの人情噺でした。
    序章

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    2023年09月09日
  • たすけ鍼 立夏の水菓子

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    昔も今も、いわゆる「反社会勢力」というものは、巧妙な手口で「渡世」している、ということだと思った。ただ、今回は、染谷さんの顔の広さがものを言ったのであって、今一つ、なんというか、”?”だった。

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    2023年09月04日
  • 亀甲獣骨 蒼天有眼 雲ぞ見ゆ

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    山本一力さんの作品を最後に読んだのはいつだったか?と思い出せない程、久しぶりに手にとりました。中国を舞台にした時代小説、史実も混ぜた謎解きかと思いきや…180ページ辺りから急展開。帯に書かれた「幻想」の意味がわかりました。急展開過ぎて頭が、心が追いつかないところもあったけど、全体を通して楽しめたし、読みやすい文体で、時代小説っていう印象が薄かったです(あくまでも文体、表現、ことばの話)。

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    2023年07月04日
  • たすけ鍼

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    染谷というスーパー鍼治療師の活躍話。身体だけでなく心にも鍼が入ります
    時代小説の王道、直球ストレート。大好きです
    宙ぶらりんになった話あり。一力先生思い出して~

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    2023年05月28日
  • 本からはじまる物語

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    18人の作家による本にまつわるアンソロジー。
    市川拓司さん「さよならのかわりに」が面白かった。梨木香歩さん「本棚にならぶ」は勝手なイメージでほんわかした話かと思ったらなかなかに怖かった。どの作家さんの話からも本好きな気持ちが溢れ出ているように感じた。

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    2023年05月08日
  • ずんずん!

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    纏ミルク浜町店の新年の仕事はじめは午前4時。配達員の田代は、湯川さん宅の保冷ボックスに小さな異変を発見し…。牛乳宅配店主と地域の仲間たちのおいしく温かな日々を描く。

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    2023年04月20日
  • 紅けむり

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    古伊万里の里と、江戸を結んで陰謀がひそかに進んでいく、それぞれ江戸の日本橋のお店と佐賀の有田、皿山の町とそれぞれで進んでいく事件?出来事が大きくつながっていく。
    ものすごく描写が細かい。江戸の町や、景色、人々の暮らしなどがとても細かく描写され、目の前に映像が浮かぶようです。
    一方で、そちらに割かれ過ぎて、物語に入りづらいところも感じていました。
    やがて隠密が入ってくるんですが、長く織り上げてきた物語が、意外に終わりがお粗末というか。。。え。。。って感じでした。
    用意周到に準備している感じの隠密だったのになんかお粗末な終わりだな。。という正直消化不良っぽい終わり方でしたね。。。

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    2023年04月02日
  • 花だいこん

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    一善飯屋「だいこん」を知人に譲ったつばきは、父と
    母と新たな三人暮らしを始めた。ある日、薬種問屋
    蓬萊屋が看板の思案を求めていることを知り、巨大
    提灯という壮大なスケールの思案を提案する。

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    2023年04月15日
  • 損料屋喜八郎始末控え 牛天神

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    結局、数日間のうちにシリーズの4冊を読み終えてしまった。

    頭の中は山本さんが描く江戸時代中期、寛政の改革の影響で経済が停滞していた深川を中心とした江戸の中にどっぷりと浸かってしまった。

    山本さんが描いておられる江戸の風景がとても鮮やかで美しい。

    文武両道、頭脳明晰な主人公を中心にストーリーは展開するが、他の登場人物たちの人間性もとても面白く表現されている。

    5冊目が出ているということなのだが、まだ文庫化していないようだ。

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    2023年02月26日
  • 深川駕籠

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    主要人物に女性がほとんど出てこないのが、残念というか。江戸の駕籠の話だから仕方ないのかな。そのせいか、のって読むという感じにはなりませんでした。話自体は面白かったんですが。

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    2023年02月25日
  • たすけ鍼 立夏の水菓子

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    スーパーヒーローの鍼治療師、染谷が活躍する話

    悪者が最後まで悪者で終わらない話は、ほっと読み終われていいです

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    2023年02月18日
  • 家族力

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    ネタバレ

    歳の離れた夫婦、不思議に思っていたがエッセイを読んで納得
    バブルを通じて、家族のあり方が変質したと私は思う。何が変わったか?家長の重みがなくなったことにつきる
    それでも私には、真実、背中を押してくれる連れ合いも、家族も明日もいる。家内に感謝します
    身の丈相応の暮らしをすれば、時代が変わっても、先代にできたことが、いまできないわけがありません

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    2023年01月11日
  • ずんずん!

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    次々と登場する人物についてのエピソードが展開していく。その話自体は面白く読めたけど、一人一人に感情移入がしにくくかった。
    でも読んでいると、牛乳が飲みたくなってくるのは確かで、カフェラテではなくミルクコーヒーに共感できるのは、歳のせいなのかも。

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    2023年01月01日
  • 本からはじまる物語

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    本に纏わるアンソロジー。
    お馴染みの作家さんは、なるほど作家さんらしいお話だし、はじめての作家さんの話はなかなか新鮮だ。

    梨木香歩さんの「本棚にならぶ」がとても衝撃的で印象が強かった。なんだか、私もこんな風になっていく気がしないでもないと。怖いよりもなぜか納得してしまうのだ。

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    2022年12月25日
  • ジョン・マン 4 青雲編

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    ネタバレ

    ジョン万次郎が帰港地のニューベッドフォードでの暮らしの話。船長に気に入られて、息子同然として一緒に暮らす。勉強の為、学校にも行かせてもらう。漂流者、日本人、偏見や差別にあっても仕方ない境遇だが、周りの人から暖かく受け入れられていく。万次郎の人柄が素晴らしいからに他ならないからだ。アメリカも、懐が深い❗

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    2022年10月14日
  • ジョン・マン 2 大洋編

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    万次郎達がアメリカの捕鯨船に救助されてからの話。言葉のわからない船員達と打ち解けて行くには、誠実さが大事と言うことを教えてくれます。日本人は、こうありたい。

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    2022年09月16日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    人情をこれでもかというほど前面に押し出した一冊。
    話が一本調子になりがちで単調な印象を受けてしまった。

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    2022年09月07日
  • 深川駕籠 クリ粥

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    くじけるな。やり直しができるのが、ひとの生涯。
    長屋の桶職人の最期の願いを叶えるため、時季外れのクリを手に入れろ!
    深川一の疾風駕籠の二人が希望を信じて、江戸の町を奔る、奔る!

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    2022年08月29日
  • あかね空

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    家庭の中にはさまざまな喜びと悲しみ、悔しみ、争いがひしめいている。
    幸せそうに見える家族でも苦しみがある。
    それは事実で、当事者は大きな心労を抱える。
    小説とはそういう苦しみ、そして人間の業のようなものを描きながら、それらを否定しては生きてはいけない人間を慈しむ物だと感じている。

    本作品は上方からやってきた豆腐職人が良き伴侶を得て、周囲の人々に助けられ努力の末成功する、そんな「良い話」で進みながら、家族間の思いの行き違いで家庭崩壊の道を辿るが最終的には家族が力を合わせて新しい道を進んでいく、というなんともベタなストーリーに思えてしまう。

    話の中盤からのみんなに好かれていたはずの働き者で心優

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    2022年08月06日
  • 本からはじまる物語

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    色んな作家さんに出会うきっかけになった。
    読書はやっぱり夢があるし、楽しい、続けたいと思った。
    短編集だから読みやすかった

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    2022年08月02日