感情タグBEST3
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江戸深川の駕籠かき職人の物語と聞いて、市井人情モノかと思いきや…いや、実際そうでもあるのだが…意外にもアスリート小説の類。
バイアスロン(走って泳ぐ)的なアスリートストーリーがあり、そこに努力・友情・勝利というどこぞの少年週刊誌的なテーマに加えて、粋やらいなせやら男っぷりやらと、威勢の良さが読ませ処。
江戸という時代がそうさせるのだろうが、男臭い物語。女性が絡むのは家事と裏方と被害者のみという、令和の世では何かしらのコードに引っかかりそうな
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辻駕籠かきの新太郎と尚平。
深川への帰りに、雑司が谷へ八ツ時までに駆けてくれと頼まれる。
しかし、帰りのために断ると「歩き駕籠」だと嗤われたため、新太郎達は髷を賭けて走り始める...
続編も出ているとのことで、楽しみ。
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江戸の賑やかな街並み、坂の多い屋敷町の様子が、目の前に甦るようです。
本書をはじめとする駕籠舁きシリーズに惹かれるのは、その臨場感のゆえだと思います。それは、駕籠舁きの目線、走る息遣いがあってはじめて描ける景色です。
そのうえ、新太郎と相方尚平に交わされる、サッパリした優しさ、男気が心地よく胸に響きます。
駕籠舁きの掛け声を聞きながら、江戸情緒を楽しんでいるような気分を味わえる一冊です。
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内容(「BOOK」データベースより)
深川の駕籠舁き・新太郎は、飛脚、鳶といった男たち三人と足の速さを競うことになった。いずれ劣らぬ早駆けの達人である。しかも、深川から高輪への往復のうち帰りの大川は泳いで渡らなければならない。江戸の町は大いに盛り上がり、勝ち札が売りに出された。新太郎は相肩尚平の秘策を胸に師走の町を走る。しかし、道中、同心の大野が卑劣な罠を仕掛けていた…。
平成20年2月19日~22日
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山本一力の江戸深川作品の真骨頂的な作品ですね!本作は、深川駕籠かきの新太郎と尚平コンビを主人公に下町の粋な義理人情に厚い深川の人間模様が爽快です!
また山本深川作品の損料屋喜八郎なども登場させるなど、他の作品のキャラも随所に惜しみなく登場させるところが、またいいですね!早速、本作の続編もいってみます!
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深川の駕籠かき、新太郎と尚平
息の合ったふたりが出会った、男気ある仲間たち。
山本作品、長編は安心して読めます。
ワンパターンだけど^_^;
「はあん」「ほう」って掛け声が面白いな
どんなイントネーションなんだろう
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深川の駕篭舁き・新太郎は、飛脚、鳶といった男たち三人と足の速さを競うことになった。いずれ劣らぬ早駆けの達人である。しかも、深川から高輪への往復のうち帰りの大川は泳いで渡らなければならない。江戸の町は大いに盛り上がり、勝ち札が売りに出された。新太郎は相肩尚平の秘策を胸に師走の町を走る。しかし、道中、同心の大野が卑劣な罠を仕掛けていた…。
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駕篭かきというのは現代にはない職業だ。職種としてはタクシーやハイヤーと同じだけど、二人で一組というところが決定的に違うし、そこがこの小説のみそにもなっている。駕籠って乗ったことがないなあ。一度乗ってみたくなった。
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主要人物に女性がほとんど出てこないのが、残念というか。江戸の駕籠の話だから仕方ないのかな。そのせいか、のって読むという感じにはなりませんでした。話自体は面白かったんですが。
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駕籠舁き、新太郎と尚平をメインに進む話。
二人の仲の良さが、読んでいて気持ち良いです。
同著者別シリーズの、あの損料屋さんが出てきて、思わずニヤっとしてしまいました。
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第三巻目「花あかり」を先に読んでからでしたが、第三巻と変わらず、男気溢れる場面が多く、縁起かつぎ、落とし前、啖呵を切るなど江戸っ子チャキチャキの話が満載。読後感はスッキリ。