山本一力のレビュー一覧

  • 家族力

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    山本一力さんの家族に関するエッセイ、著者は3度結婚されてますが、一度目、二度目の結婚・離婚に対する反省と三度目の結婚に対する決意が強く表現されています。自分の年や経歴の嘘、浮気への反省ともう妻に嘘はつかないと。清貧の暮らしが長かったようですが、「あかね空」での直木賞受賞、良かったですね。著者のお母さまが池波正太郎の「剣客商売」が大好きで、亡くなったとき、著者が池波氏に亡き母への一筆をお願いしたとき、池波氏から亡き母の名を肉太の青インクで宛名にした暑中見舞いが届いた話、良きエピソードですね!

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    2020年12月04日
  • 人情屋横丁

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    1948.2、高知生まれ、団塊の世代の山本一力さん、自伝的エッセイです。「人情屋横丁」、2011.10発行。①新聞配達での思い出 ②昭和33年:蓋つき丼でチキンラーメンを ③昭和34年:森永ミルクキャラメル、10円 ④昭和41年:ラーメン70円、チャーハンは大90円・中60円・小30円。ラーメンとチャーハン小で100円。⑤言うたち いかんちや、おらんくの池にゃあ 潮吹くサカナが泳ぎよる

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    2020年11月30日
  • ジョン・マン 7 邂逅編

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    ジョンマンが北米東海岸のニューベッドフォードに錦を飾ったところから、サンフランシスコまでの話。作者が解釈するジョンマンの若き野望を描いてるが、気持の動きが簡単過ぎる。表現にもっと深みが欲しかった。
    でもこの後が楽しみだ。書いてくれるのかなぁ。

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    2020年11月17日
  • あかね空

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    前半は豆腐屋のサクセスストーリーで面白かった。後半は博打、借金、複雑な家族関係から、誰もが善人でなくなる。ラストはやや強引に感じた。

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    2020年09月11日
  • だいこん

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    「みをつくし料理帖」を読んでいるからこの手の人情小説は慣れたものだが、どこまでも「縁」が縁を呼びどんどん進行していく話は今の世では若干引く。事業はこういった人の伝手で成功して行くものだけど、つばきはわがまま過ぎるのにいい人に囲まれ過ぎるがちょっと出来過ぎな気がしないでもない。ましてや、飯炊きが上手いだけでこううも成功してしまうと白けてしまう。
    それでもボリュームのあるページ数を読みきれるだけの小説としての面白さはある。
    途中から一切出てこなくなる渡世人、なんで?
    弁当辺りからなんだか話がわやくちゃになるのは書下ろしでなく連載小説ならではのもので、もううすこしスマートにまとめて終われば評価も上が

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    2020年09月01日
  • つばき

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    ネタバレ

    続編のようだ。

    主人公は「つばき」という名前の江戸時代の年増と呼ばれる二十代半ば。

    浅草から深川に店を移して一膳飯屋「だいこん」を営む。酒も出す店だ。
    つばきは、美味しい飯を炊くのがうまい。誰しも感動するような気配りで飯を出す。

    ここ深川でも商売をうまく切り盛りできるように、古くからの知り合いの地回りにも、情報を得ようと足を運ぶ。

    後ろ盾のない女がどんな風に商売を切り盛りするかという話になっている。

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    2020年08月30日
  • 戌亥の追風

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    木更津の薪炭問屋の娘おきょうは、深川の材木商と談判する為に単身江戸に向かいますが、折しも江戸は黒船来航で異常なピリピリムード。
    通常ならさっさと通れるはずの船番所に留置されてしまいます。彼女を救うべく、取引先の薪炭問屋の手代・仙之助をはじめ男たちが動きだします。
    実は、おきょうが留め置かれてしまったのは、吟味女・おせいの、個人的な恨みというか意地悪のせいだったのですが、生殺与奪の権力を持った人は本当に人間性が試されるというか、権力をかさににきて弱いものいじめをするクズが多い気がします。船番所同心の堀田なんて、クズ役人の最たるもので威張るだけでなく、悪事にも手を染めようとしていました。
    与力の佐

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    2020年07月12日
  • だいこん

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    ネタバレ

    スラスラ読めて展開も面白かったけど、椿ちゃんがイマイチ好きになれなかったところがある。
    少し男勝りな性格を意識して描かれたと思うけど、そこは違うかなーと思ったりする場面も。
    でも総合的には読みやすく、よかった。

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    2020年06月15日
  • 旅の作法、人生の極意

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    地理的な今の土地ぬ風景という横軸の旅と、行った土地の歴史という縦軸の旅、というの双方の楽しみ方が書いてありました。50年ぶりの文通相手との対面。私もロッキーステップ駆け上がりたい。

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    2020年06月14日
  • あかね空

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    ネタバレ

    物語の展開がとても面白く、「どうなるのだろう?どうなるんだ?」と引き込まれ、読むペースもどんどん早くなっていった。
    ただ、永吉とおふみが力を合わせて、豆腐屋が軌道に乗っていく前半に比べ、後半は不幸な事が多く、人が変わってしまったようなおふみをみるのがちょっと辛くなり、前半の興奮がなくなってしまった。でも、その崩れていく家族を取り戻すことができるのか?というのがこの作品のテーマの1つだと思うので、そう考えると非常に興味深く納得がいく。
    おふみが悟郎の嫁であるすみに、「京やでこどもを産むんじゃないよ」と言った言葉の意味がわかった時、「あぁ、そうだったんだ」と気分が晴れつつも、おふみを思うととても切

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    2020年05月10日
  • たすけ鍼 立夏の水菓子

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    深川で鍼灸師を営む染谷は、朋友の漢方医・
    昭年とともに市井の人々を癒し…。
    人助けに世直しにと奔走する日々を、
    人情味あふれる筆致で綴った長篇時代小説。
    「たすけ鍼」続編。

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    2020年07月27日
  • 梅咲きぬ

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    時代は宝暦年間、舞台は深川の老舗料亭
    「江戸屋」。女将・秀弥と娘・波瀾の人生を
    描く人情時代小説。

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    2020年04月24日
  • はぐれ牡丹

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    一乃は、夫・鉄幹と四歳になる勘太郎と三人で
    富岡八幡宮の近く、冬木町の長屋に暮らしている。
    大店の跡取り娘でありながら、駆け落ちして
    鉄幹と一緒になった一乃は、貧しくても幸せな
    日々を過ごしていたが…。

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    2020年08月17日
  • ジョン・マン 4 青雲編

    購入済み

    中浜万次郎の仔細を楽しめるかも

    ジョン万次郎こと中浜万次郎のアメリカでの成長記録の話。取材もさることながら作者の旺盛な端倪力も遺憾なく発揮されていると推察される。

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    2020年02月28日
  • たすけ鍼 立夏の水菓子

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    内容(「BOOK」データベースより)

    深川で鍼灸師を営む染谷。「医は仁術」と心得て、朋友の漢方医・昭年とともに市井の人々を癒す。元辰巳芸者で気風のいい内儀の太郎にも支えられ、人助けに世直しにと奔走する日々を人情味あふれる筆致で綴る。現代の疲れた心にもじんわり効く長篇時代小説『たすけ鍼』待望の続編。

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    2020年02月10日
  • たすけ鍼

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    内容(「BOOK」データベースより)

    深川蛤町で鍼灸師を営む染谷は、“ツボ師”の異名をとる名手。高利貸しの難病を癒す代わりに取り立てをゆるめるよう諭したり、死にゆく婦人の痛みを和らげたりと、市井の人々を癒し、人助けや世直しに奔走する染谷の日々を描く。胸のすくような長篇時代小説。

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    2020年02月10日
  • あかね空

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    演劇や映画を見ているかのように、安定感がありサクサクと物語が進むのが小気味良い。江戸の下町の人情あふれる物語。

    まず、あらすじを見て、時は江戸時代だが、野心家の若者が単身で今でいうアメリカンドリームを追う物語だと思った。だが、実際は単純な苦労話というわけでもなかった。主人公や重要人物がコロリと亡くなる。世の中は誰がいなくなっても回っていき、そういうものだと思い知らされる。子供ができ、その子供が所帯を持ち、そうやって命のリレーは繰り返され人は暮らしていく。

    前半は、よくある家族間の揉め事や諍い、言い合い、固執などを描き、イザコザがくじれたり、誰かに非があるように見え、その容量の悪さや人間の弱

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    2020年01月26日
  • 朝の霧

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    武士社会の理不尽さとそれに付随する死に様、生き様を描いた時代小説。屍を片付ける兵士に手出しをしない軍、平服で臨む漢への対応。随所に滲む気高き情緒に、この心情が理解できる日本人で良かったと思わずにはいられない。

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    2020年01月06日
  • ジョン・マン 7 邂逅編

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    ネタバレ

    長い捕鯨の旅から戻ったジョン・マンは、町が捕鯨不況に陥っているのを知り愕然とする。
    それでもハワイで待つ仲間と一緒に帰国を果たさなければならない。
    ジョン・マンが選んだ次なる金稼ぎの手段はゴールドラッシュに沸く西海岸を目指して、そこで帰国資金を稼ぐこと。
    副長として乗り込んだ改造客船は西への航海を続ける。

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    2019年12月20日
  • ジョン・マン 7 邂逅編

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    捕鯨船から砂金取りへ.万次郎さん何をやってもソツなくこなすところがすごい.日本に帰るメンバーも三人に減ってしまったし,何より鎖国なんだからまだまだ前途多難だ.

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    2019年11月02日