山本一力のレビュー一覧
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100円値上げ?~二等航海士となり樽作りの技術も学んだ万次郎は鯨が減少して狙いを太平洋日本近海に変えた新造船・フランクリン号に乗ったのは、ジョン・ハウランド号の副長だったアイラ・デイヴィス新船長に請われたからだった。ボストンに寄港し、大西洋東行きでベタ凪に出会うと水が悪くなり病人も出ると同級生から教えられ、石と棕櫚の葉などを用いた濾過装置を作成した。1846年6月アゾレス諸島12月ケープタウンを過ぎ、ニューアムステルダム島付近でメキシコ人コックと共に3m大のウミガメを仕留めたジョンは、新オフィサーとして乗組員の信頼を勝ち得た。嵐のオーストラリアを避け、チモール島ではオランダ人から日本の様子を聞
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Posted by ブクログ
ネタバレ2011年発行のこの太洋編から読み始めたが
面白かった!
あの有名なジョン万次郎の物語を長編作に仕上げてある。
この本は、鳥島に漂流後、仲間の5人と共に
アメリカの鯨油を取るための捕鯨船に救助されるところから
始まっている。
異文化の漂流者をジョン.ハウランド号のクルーたちが
いかに扱い迎えたか。
ホイットフィールド船長の等しくまっすぐに人を見抜く目、
リーダーシップ、これは大きい。
人と人の間には、言葉よりも心が大事だったのだろう。
どんな風に迎えられ、同じく働き仲間になったのか。
このシリーズ
ジョン.マン 波濤編、太洋編、望郷編、青雲編、立志編、
なんと5冊も!第1巻とも言える波濤 -
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ネタバレ第2巻から読み始めてしまった『ジョン.マン』
第1巻の『波濤編』読み終えました。
万次郎が故郷を追われ、商人船で逃げるように
他の地へ、新しい仲間と仕事。
信頼も受け新造船で、祝福を受け太洋へ。
漁場を探して遠出をし、嵐にあってしまう。
そこで偶然に彼らを救うのは、
アメリカで急激に数を増やした捕鯨船。
その船も新しい門出2度だった船だった。
船長の人柄、賢さ。
とても魅力的に描かれている。
また始めは炊事係として働く万次郎の
船上での料理も見所の一つ。
まだまだあと3巻分楽しめるかと思うと。
嬉しさも、こみ上げてくるというものだ。