山本一力のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3/5を読んでから,以前読破したことを思い出した~女衒の新三郎は病気の女を仕入れてしまい,元締の土岐蔵から期限を設けられて5人の女を新たに仕入れなくてはならなくった。でなければ200両を保証する。思案が浮かばないまま,相州に出掛け,雨に降られた藤沢の田圃脇の小屋で3人の田舎親父に悪戯されそうになっている女を救う。江ノ島の賭場に出掛けると,救った女は壺振りで,5両の金を20両に増やすことができ,誘われるまま藤沢の女の宿で男女の仲になり,江ノ島の裸弁天の回向院出開帳を成功させれば,傷んでいる堂宇も直り,女衒から足を洗うこともできると提言される。高橋に移った二人は,元締に筋を通し,9月の出開帳の準備
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Posted by ブクログ
主に熟年夫婦を題材にした8つの時代短篇小説。
山本さんのデビュー当時の私の書評には「どの作品も時代小説らしいしっとりした情緒の中で、物語が悲惨にならずポジティブです。そして爽やかな読後感が得られます。そこが山本一力さんの魅力ですね」とあります。
その後、数作は江戸の庶民、特に小商人を主人公にした成功物語が次々に出され、気持ち良く読ませて貰っていました。
しかし、多作になるにつれ物語が荒れて来て、新刊に手が出なかったり、たまに手を出しても失望したりを繰り返してきました。
この作品は、失望とまでは行きませんが、やはりどこか「急いだ」感じや「手抜きとは言わないが、十分に詰めてない」感じがします。
せ