無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
『損料屋喜八郎始末控え』シリーズ2作目は5編からなる連作。再読。
* * * * *
1作目より更に趣向が凝らされ、楽しませてくれる作品に仕上がっていました。
前半3編の中心は定番どおり喜八郎の活躍なのですが、伊勢屋については人間味溢れる意外な横顔も描かれていて、シリーズの奥行きを広げてくれていました。
特筆すべきは後半2編です。
まず、喜八郎と伊勢屋という知恵者が騙りに遭う「逃げ水」。首謀者はなんと江戸所払いとなった笠倉屋でした。おまけに笠倉屋本人は最後まで姿を現さず書状のみの登場で、意趣返しというよりピリッと辛い無沙汰の挨拶という設定が、全くもってシャレていました。
そして、最終話「初雪だるま」が秀逸でした。
喜八郎と秀弥以外のレギュラー陣が手を組み、恋には奥手な2人を取り持つという内容で、実にいい年になりそうなエンディングとなっています。
2作目にしてシリーズ完結かと思わせるほどの出来栄えでした。満足しました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。