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元禄バブルの厄介事を若い4人がスカッと解決。カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。定斎(じょうさい)売りの蔵秀(ぞうしゅう)、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い4人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文左衛門とも渡り合う。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
推理小説でもいい! この作品は続編があった気がします そっちを先に見た気がします 再読しようっと!
江戸の町、今風に言うとイベント屋とか広告関係みたいな集団の痛快な活躍を描いた話。シリーズ化されたらいいのになって感じさせるような未練が残った。 もっと読みたい! 今度はどんな仕掛けをするの?みたいな…。 TVの時代劇もいいかげん、印籠とか刀を振り回すだけの”お約束芝居”はやめて本作のような頭脳で事を...続きを読む解決に導くような話でドラマを作ったらもっと視聴率だって獲れると思うんですがね。
読み切り短編かと思いきや、繋がってる。途中から読みこぼしを戻っては読み拾い、引き込まれていく。先に続編を読んでしまい、本棚を探してこちらをよんだので、謎解きのような初々しい4人の繋がり。
主人公格の4人やその他ストーリーに絡む人々の立ち位置、関係、設定が明らかにならないまま話は進む。 話は面白いのだけれどそう言ったものを理解せずに読んでいくのは何かフワフワした感じでじっくり味わえない気がする。 もしかしたら本作品は一連のシリーズ物の内の一巻で、ファンたる読者ならばそんなことは了解事項...続きを読むなのかと思ったけれどそうではなかった。 とりあえずストーリーが先行して後から詳細を知らせるというのがこの著者のやり方なのだろうか。 定斎屋(この言葉も初めて知った。 暑気あたりの薬を売り歩く商売だそうです)の蔵秀とその仲間3人が知恵を使い、金にまつわるご近所トラブルを江戸に暮らす人々の思いと風情を背景に解決する連作5編。
電車の中で隣の人が読んでて、面白そうだったんです。 ページの上部に書かれている目次「端午のとうふ」をネット検索して、この作品に出合いました。 時代物での「なんでも屋」稼業。 難解な問題をアイデアで解決! 読んでて楽しい気分になれる良い作品。
出張に出ると、移動時間に必ずしも仕事出来るわけでもない。ホリデーシーズン、ド満席のエコノミーでMacBook開くのも一苦労、ここは諦めて(?)溜まった本の消化に費やそうかと。こう言うときは安定感有るのが良い、と言うわけで毎度お馴染み山本一力作品。どうも話がうまく運びすぎるきらいも多い山本作品、しかも...続きを読む最初は今ひとつ乗りきらないな、と思いながら読み進めていくのだけれど、後半になるにつれて安定感が出て盛り上がる。本来は冒頭の一章の短編ものだったのが、続編要望で延びていった話と思われ、途中ダレるところもあるんだけど、そう言う安定感はさすが山本作品だなあ。
損料屋喜八郎シリーズよりもカジュアルな内容。キャラがそれぞれきちんと立ってる物語はやはり読んでて楽しい。商人や町人の心意気を存分に楽しめて飽きの来ない良作。
時は元禄七年七月、よろず引き受け屋を裏家業にする四人の若者の活躍劇。四人の機知が元禄バブルに踊ったよこしまな奴らの鼻を明かします。江戸深川の粋、何よりも見栄を大切にする気質がよく描かれています。読んで痛快、読後感爽やか。シリーズ化された模様で第二弾『牡丹花』が発売されています。本書はコンゲーム小説と...続きを読むしての楽しみが一番ではあるが、蔵秀と雅乃のお互いを想う淡い気持ちの行方も気になるところ。シリーズの中でどう進展していくのか注目。
いつも思うが、読み始めに食いつけない(笑) が、読み進めるうち 大田屋、紀文、猪之吉、雄之助など 見事に絡み合っているなぁと。 最後、吉保のくだりはもう少し深く書かれていてもよかったかな。 続編を考え、巻末に登場させたのなら仕方の無いことだが。 粋で男気あふれる・・・という、 いつものかっこよさは...続きを読む足りないが 続編も楽しみになる一冊であった。
人の名前を覚えるのが苦手なのに、一気に登場人物が出てきて、続きものだったのか?と悩んでしまったが、やはり1冊目のよう…せめてもう少し4人の紹介は細かくしてくれたらと思ったけど、なんやかんやでおもしろかった
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