山本一力のレビュー一覧

  • 梅咲きぬ

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    江戸時代、深川の老舗料亭の女将とその娘の物語。こんな物語が大好きだ。大店の4代目女将となる娘を一人前の後継者とするべく厳しく育てる母。その思いを深く理解し幼いながらもその才気を見せる娘。二人を支え師となる踊りの師匠夫婦。女の器量とか不景気だからこその大店のあり方とか、すっぱりと筋が通っていて気持ちがいい。店が大きくなるとそれだけそれを続けることが大変になる。昨年世間をにぎわせた某料亭は大店という事に何かを忘れ利益さえ上がればいいと慢心してしまった。女将はどんな教育を受けたのだろう。この人の書く時代小説の主人公はきっと胸を張って生きていいる感じがとても読んでいていい。

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    2011年07月16日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    表題作を含む四季の花を題材にした4編からなる短編集。
    江戸に生きる人々の人情を生き生きと巧みに描いている。
    特に人が人を思いやる気持ちが中心に描かれ,
    その気持ちに感動させられる作品となっている。
    いつまでも変わらない人情を大切にしたいものである。
    個人的には「いっぽん桜」,「萩ゆれて」が良かった。

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    2009年10月04日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    この、一筋縄でいかない人間関係、面白い! 一筋縄でいかない感は続編の「赤絵の桜」でも更に楽しめる。あー、オール讀物でどんどんこのシリーズを書いてください!

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    2009年10月04日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    いっぽん桜・・・
    老舗の頭取番頭に登りつめ、7年がたつ
    その間、お店は隆盛を迎え、それに大きく貢献してきた長兵衛
    ある日、だんなさんが引退して、息子に店を任せるとの言葉
    その後の言葉を期待した長兵衛の耳を疑う言葉が・・・

    家庭では上手く言葉を掛けられないが、いつも気に掛けていた娘
    あまり構ってやれなかったこの娘と、自宅で桜の花見をしたく、50年の樹を植えたのだが
    突然言い渡された42年勤めたお家からの「引退」に戸惑う主人公

    ふと、力を抜いて見渡せば、自分が受け入れられている事に気がつくんですね

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    2009年10月07日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    これまたNHKがドラマにしそうな話ですね。これから先の伊勢屋と喜八郎の関係とか、秀弥との恋の行方とか・・・気になる。。。続きが読みたいです。

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    2009年10月04日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    山本一力氏を初めて読んだけど、面白かったです。無駄な説明がないから最初から30ページくらいまでは話がよく分からんかったけど、一旦話に入れたら後はスムーズ。主人公喜八郎と伊勢屋との駆け引きがいい。勧善懲悪の流れも気持ちいい。

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    2009年10月04日
  • 梅咲きぬ

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    山本一力らしい江戸ワールド。

    主人公と先代女将の凛とした女性としての強さ、たたずまい、機転に感銘を受けた。
    自分の至らなさを痛感でき、勉強になった。

    ホント山本一力の描く世界は好きだな〜。

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    2009年10月04日
  • 峠越え

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    毎度おなじみの「粋」な人々満載の話。無くてもいいんじゃないか、と思うエピソードもあったけど、面白く読めましたー

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    2009年10月04日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    江戸小説。話というか雰囲気というか、全てが面白い。山本一力さんの本はハズレなしなのではないでしょうか?

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    2009年10月07日
  • だいこん

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    山本さんらしい作品です。
    全体にポジティブ。若い娘を主人公にしている事もあって、明るく爽やかな仕上がりです。
    ただ、やはり私の好みからすれば、ドタバタし過ぎてます。次から次に起こる事件。それを越えていくつばき。全体に高調子過ぎて、落ち着きが無い。もう少し絞り込みじっくり書き込んでも良かったのではと思ってしまいます。
    でも、それが良くも悪くも一力調なのでしょうね。

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    2016年08月07日
  • 家族力

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    家族は時には力強い絆で結ばれたり、
    時にはやっかいな関係になる。
    ひどい出来事があったとしても
    それ以上に与えられたものが大きいと
    もとに戻ることはできるし、
    簡単にその関係を諦めてはいけないと思う。

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    2009年10月04日
  • 深川駕籠

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    深川の駕篭舁き・新太郎は、飛脚、鳶といった男たち三人と足の速さを競うことになった。いずれ劣らぬ早駆けの達人である。しかも、深川から高輪への往復のうち帰りの大川は泳いで渡らなければならない。江戸の町は大いに盛り上がり、勝ち札が売りに出された。新太郎は相肩尚平の秘策を胸に師走の町を走る。しかし、道中、同心の大野が卑劣な罠を仕掛けていた…。

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    2010年05月24日
  • 梅咲きぬ

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    読後は淋しかったですが、
    綺麗な作品で心が洗われました。

    娘や女性としての悲しさと
    女将としての強さのバランスが
    上手く描かれていました。

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    2009年10月04日
  • 梅咲きぬ

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    ★4.8!
    帯にある「凛として生きる」という言葉がぴったりの、江戸時代を凛として生きた母娘の物語。★5と迷うくらい良かった。こういうEDO文化というか考え方、好きだー。

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    2011年05月20日
  • 蒼龍

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    のぼりうなぎ、節分かれ、菜の花かんざし、長い串、蒼龍の5つの短編集。最高のハッピーエンドではないけど、じんわりと心が温かくなるような話ばかり。江戸の情緒に触れる一冊。

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    2009年10月04日
  • 辰巳八景(新潮文庫)

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    深川人情短編集
    先入観なしで、素直に読むといいと思います。
    佃町の晴嵐は、出来すぎた話ではあるけれど、でも本当にありそうないい話。
    ありそうなところが深川人情なんだなぁ

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    2009年10月04日
  • 辰巳八景(新潮文庫)

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    長唄の「巽八景」にちなんだ心温まる8つの短編集。
    深川を舞台にした江戸庶民の生活が巧みに描写されている。
    どの話も新たな人情や自分の気持ちへの気付きで終わる。
    個人的に「佃島の晴嵐」,「洲崎の秋月」が良かった。
    特に辰巳芸者の心意気を描いた「洲崎の秋月」は良かった。

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    2009年10月04日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    短編が4つ入ってます。
    どれもこれも素敵な話ですが、私のお気に入りは雛人形の話。
    男同士の友情や、家族愛がてんこ盛りです。

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    2009年10月07日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    山本さんの作品は本当に小気味いい。幕間に必ずその出来事が起こった季節を彷彿させる一文が入り、自然と物語に引き込まれていきます。知恵を寄せ合う件は絶妙。

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    2009年10月04日
  • 辰巳八景(新潮文庫)

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    どこか明るさを含む情緒のある作品でした。
    ストーリーの作り方が、ほぼ同じパターンですね。導入でクライマックス直前を描き、次に逆戻りしてその背景やそこに至る過程を描いていく。そして最後に一気のクライマックス。この持ち上げ方が、なかなか見事です。時折、そう来るかと思わせるエンディングも混じっていますし。
    いかにも江戸の庶民を生き生き描く山本さんという感じで、なかなか良い作品です。

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    2016年08月16日