山本一力のレビュー一覧
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いっぽん桜・・・
老舗の頭取番頭に登りつめ、7年がたつ
その間、お店は隆盛を迎え、それに大きく貢献してきた長兵衛
ある日、だんなさんが引退して、息子に店を任せるとの言葉
その後の言葉を期待した長兵衛の耳を疑う言葉が・・・
家庭では上手く言葉を掛けられないが、いつも気に掛けていた娘
あまり構ってやれ...続きを読むPosted by ブクログ -
山本一力氏を初めて読んだけど、面白かったです。無駄な説明がないから最初から30ページくらいまでは話がよく分からんかったけど、一旦話に入れたら後はスムーズ。主人公喜八郎と伊勢屋との駆け引きがいい。勧善懲悪の流れも気持ちいい。Posted by ブクログ
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山本一力らしい江戸ワールド。
主人公と先代女将の凛とした女性としての強さ、たたずまい、機転に感銘を受けた。
自分の至らなさを痛感でき、勉強になった。
ホント山本一力の描く世界は好きだな〜。Posted by ブクログ -
家族は時には力強い絆で結ばれたり、
時にはやっかいな関係になる。
ひどい出来事があったとしても
それ以上に与えられたものが大きいと
もとに戻ることはできるし、
簡単にその関係を諦めてはいけないと思う。Posted by ブクログ -
★4.8!
帯にある「凛として生きる」という言葉がぴったりの、江戸時代を凛として生きた母娘の物語。★5と迷うくらい良かった。こういうEDO文化というか考え方、好きだー。Posted by ブクログ -
のぼりうなぎ、節分かれ、菜の花かんざし、長い串、蒼龍の5つの短編集。最高のハッピーエンドではないけど、じんわりと心が温かくなるような話ばかり。江戸の情緒に触れる一冊。Posted by ブクログ
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深川人情短編集
先入観なしで、素直に読むといいと思います。
佃町の晴嵐は、出来すぎた話ではあるけれど、でも本当にありそうないい話。
ありそうなところが深川人情なんだなぁPosted by ブクログ -
長唄の「巽八景」にちなんだ心温まる8つの短編集。
深川を舞台にした江戸庶民の生活が巧みに描写されている。
どの話も新たな人情や自分の気持ちへの気付きで終わる。
個人的に「佃島の晴嵐」,「洲崎の秋月」が良かった。
特に辰巳芸者の心意気を描いた「洲崎の秋月」は良かった。Posted by ブクログ -
山本さんの作品は本当に小気味いい。幕間に必ずその出来事が起こった季節を彷彿させる一文が入り、自然と物語に引き込まれていきます。知恵を寄せ合う件は絶妙。Posted by ブクログ
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どこか明るさを含む情緒のある作品でした。
ストーリーの作り方が、ほぼ同じパターンですね。導入でクライマックス直前を描き、次に逆戻りしてその背景やそこに至る過程を描いていく。そして最後に一気のクライマックス。この持ち上げ方が、なかなか見事です。時折、そう来るかと思わせるエンディングも混じっていますし。...続きを読むPosted by ブクログ -
時代は昭和37年。実はオレの生まれた年だ。
この頃にどのようなことがあったのか、時代背景を踏まえて読むのが別の面白さもあった。
謙吾は様々な人と係わり合いながら、だんだん仕事に打ち込み認められてゆく。
特に新聞販売店に住み込み、当時代々木にあった「ワシントンハイツ」と接点があったことがその...続きを読むPosted by ブクログ