山本一力のレビュー一覧

  • だいこん

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    貧しい下町の少女が一膳飯屋を起して繁盛させる。傾向としては「あかね空」と共通するが、ひたむきな主人公と家族、周囲が織り上げて嫌味がない。山本さん苦手の恋愛も抑えてるし(笑)
    ただ、これで終わるのは尻切れトンボの感もある。続編はないだろうし・・読後の物足りなさが残念。「知恵を使い、こころざしを捨てず、ひたむきに汗を流せば、道は開ける。ひとが力を貸してくれる」から大丈夫なんだろうな~

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    2011年09月11日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    鬼平犯科帳と同じ時代・地域が舞台だけに、読みながら色々とリンクしてくるのが面白い。どちらも表組織の奉行所から少し隠れた組織や人が活躍するのだけど、こちらはチャンバラが無い分、現代サスペンスに近い感じで読みやすいかも。富岡の周りを散策したくなった。

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    2011年08月13日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    桜、萩、忍冬、朝顔、と、花を主題にした4篇の短編集。多くの人がレビューに書いているとおり、『萩ゆれて』が実に良かった。電車内で読んでたのですが、人目を気にせず浸れる環境で読みたかった。

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    2011年08月03日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    派手な事件は無いけど、市井の人々がちゃんと息づいている小説。
    江戸家の女将がいいね。あこがれます。

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    2011年08月01日
  • 草笛の音次郎

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    父の本です。何気なく読み出したら止まらず…
    多分夜の10時くらいから読み出したのですがこませの十郎捕り物前まで一気に読んでしまいました。

    山本一力氏の本は何度か読んでいたのでこの方の本なら、と安心して読み始めました。何せ面白かったのが渡世人らしくない主人公音次郎が初めての旅で失敗だらけで苦労を重ねる所が。何事も最初に経験するときって思うように行かないよなあ、と言う親近感がもてました。それが経験を重ねることにより、本来性質として備えている音次郎の性格のまっすぐさと器量の深さが発揮されあっという間に一冊終わってしまいました。
    出来れば江戸までの帰り道中もつぶさに書いて欲しかった…きっと珍道

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    2011年07月19日
  • かんじき飛脚(新潮文庫)

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    本書は山岳小説ではないものの、マタギの知識などがふんだんに入っているので取り上げました。
    『かんじき飛脚』は、江戸時代の三度飛脚が主人公に物語が展開する。
    時代は、『銀しゃり』と同じ時期で、棄捐令が出されたときだ。加賀藩と土佐藩のつながりも面白いし、風景が目に浮かんでくる描写が凄い。
    飛脚を助ける猟師たちの知恵もとても参考になります。

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    2011年06月26日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    第一弾
    多少理屈ぽい感はあるが面白く読める。登場人物が凝っているのが今後に期待か?
    話としては続いているが、短編の完結形式

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    2011年05月22日
  • くじら日和

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    「情け」を知る真の大人たれ!(帯より)著者の人情と気風にあふれた60余りのエッセイ集。ほろ苦くもあり面白い!!
    新聞配達をしていた高校卒業までの4年間、毎年用意してくれたクリスマス・プレゼント、その配達先の奥方への感謝の想いを綴る「賢者の贈り物」。『生きるのがいやになったとき、読む本があります。一緒に探しませう』と店の横に貼り紙がある古書店のご主人の「人生、ええもんや」。
    iPodに浪曲、落語、ベートーベン交響曲全集、オールディーズなど収め「iPodへの冒瀆だあ」と長男に詰られ、熟知したら、相当過激なユーザーにと豪語する「これは便利だ」。
    ロードレーサー用ジャージーに長ズボン、サングラスに帽子

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    2011年05月08日
  • ワシントンハイツの旋風

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    戦後、高度成長期が舞台の青春小説。
    少年期だけでなく、会社員になってのことまで。
    この本が、山本一力さんを読んだ初めて。
    きれいごとばかりじゃないけど、さわやか。
    山本さんの本をもっと読みたくなった。

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    2011年06月19日
  • 研ぎ師太吉(新潮文庫)

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    後半ちょっとグダグダしていたような気がする。
    拷問シーン長いな〜

    推理モノというは人情モノというほうがしっくりくる。

    太吉は誰を嫁にするのか少し気になります。

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    2011年04月07日
  • だいこん

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    腕のいい大工だが、酒癖の悪い永治とみのぶの間に生まれたつばき、さくら、かえで。
    つばきの料理のセンスとたぐいまれな商才により母子ではじめた一膳飯屋「だいこん」をめぐる物語。

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    2011年04月03日
  • たすけ鍼

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    鍼灸師染谷が気持イイやり方で人助けをしていく。
    続編早く読みたいなと思わせてくれる内容だった。

    不作で江戸の米の値段が上がったが、深川の米問屋が価格を抑えてくれた時、深川の人々が他の人を思いやり買い溜めをしなかったという話があった。
    今の江戸の人も見習ってほしいものだ。

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    2011年03月21日
  • いすゞ鳴る

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    お伊勢参りを巡るファンタジー。敵役の出てこないロード・オブ・ザ・リングのようなお話。他の作品で取り上げられていた水売りや両替屋さん、一膳飯屋、火消し人足など、山本作品でおなじみの江戸の職業がいろいろ出てきて風俗がわかって面白い。短編連作の方が良かったのでは?!とも思う。伊勢屋隠居と大工の棟梁との絆や、鯨組と公儀のお役人とのやりとりの妙などは読みごたえがあるのに対して、御師(おんし)という伊勢参りの指南役がどれほど敬われていたか、その人らのぬきんでた資質、不思議な跡目の継ぎ方、選ばれし子供<朝太>という主題になるとなんだか軽々しく、いつもの丁寧な時代もの人情ものというより、大きな資本で華々しく製

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    2011年02月23日
  • だいこん

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    背筋が伸びる。伸びすぎてそっくり返ってくるくらい。道徳の教科書みたい・・・かも。
    こんな性質うらやましくも、むずかしい。

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    2010年11月16日
  • 牡丹酒 深川黄表紙掛取り帖(二)

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    読後感の爽やかな小説です。これは登場人物の人柄によるものでしょう。それぞれが才気に満ち、人に温かく、矜持を胸に凛とした生き方をしています。その魅力に周りが引き込まれてゆき、大きな力となり企画が実現した時、人々の心に感動の波がひろがる。今回、四人衆が広目(広告)しようとした土佐の酒『司牡丹』は現存する酒です。どうやら作者・山本一力氏はけっして媚を売ることなく人の心を捉えていく主人公たちに、自分の出身地の酒『司牡丹』のもつ「剛直な辛口でいながら、ふっとひとの和みをいざなう旨さ」を重ね合わせたようです。
    司牡丹酒造の酒は私も何度も飲んだことがあります。キリッとした辛口で切れ味鋭くいくら飲んでも飲み飽

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    2010年09月08日
  • まとい大名

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    火消しに命をかける男達。
    徳太郎の最後は格好良すぎた。
    そして泣けた。

    相変わらず脇役の素晴らしいこと。
    山本作品の中でもベスト3に入る素晴らしい一冊だった。

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    2010年07月24日
  • 背負い富士

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    山本一力版、清水の次郎長。

    生を受けてから没するまでを、
    音吉が回想しながら話が進んでゆく。

    かけがえのない人の死に思わず涙。

    義理人情、義侠心、地元を愛する心・・・。
    男とはこうであって欲しいと思わせる。

    とてもよかった。

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    2010年07月21日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    時は元禄七年七月、よろず引き受け屋を裏家業にする四人の若者の活躍劇。四人の機知が元禄バブルに踊ったよこしまな奴らの鼻を明かします。江戸深川の粋、何よりも見栄を大切にする気質がよく描かれています。読んで痛快、読後感爽やか。シリーズ化された模様で第二弾『牡丹花』が発売されています。本書はコンゲーム小説としての楽しみが一番ではあるが、蔵秀と雅乃のお互いを想う淡い気持ちの行方も気になるところ。シリーズの中でどう進展していくのか注目。

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    2010年07月03日
  • 峠越え

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    粋が詰まった1冊であった。

    物語は出開帳と久能山参りからなり、
    己の器量を試されながら峠を越える新三郎とおりゅう。

    てきやの元締め四天王と女衒の元締めと旅する途中の
    岡田屋と東六、大田屋と富五郎のくだりは気持ちよかった。

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    2010年06月29日
  • 梅咲きぬ

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    この主人公に憧れます。

    ちょっとせつない恋もありますが、それもまたいい。

    こんな風に、かっこいいステキな女性になりたいと思います。

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    2010年06月24日