山本一力のレビュー一覧

  • まとい大名
    最近、山本一力にはまっていますw
    江戸庶民の粋で正しい佇まいが好きで。

    この作品も途中で胸が熱くなり、目頭も熱くなってしまった。

    人としてこうありたい。
    そんな人物が沢山出てきます。
  • 深川黄表紙掛取り帖
    人の名前を覚えるのが苦手なのに、一気に登場人物が出てきて、続きものだったのか?と悩んでしまったが、やはり1冊目のよう…せめてもう少し4人の紹介は細かくしてくれたらと思ったけど、なんやかんやでおもしろかった
  • いっぽん桜(新潮文庫)
    山本一力3冊目。
    ところどころたるんでるところもあるけど、全体を通していいストーリーが詰まってる。
    ほっとしたい時にはオススメの一冊。
  • 大川わたり
    イライラをいつのまにか人のせいに
    している主人公
    でも、人間って気がつかないこと多い
    自分に都合の悪い事を言う人間を恨み
    先のことを保証できなくても、自分の
    感情の命ずるまま行動してしまう

    ばくちで20両の借金を負った銀次は
    腕のいい大工
    しかし、利息の取立てに窮して知人を
    賭場に紹介し、破滅に追...続きを読む
  • 深川駕籠
    深川の駕籠かき、新太郎と尚平
    息の合ったふたりが出会った、男気ある仲間たち。
    山本作品、長編は安心して読めます。
    ワンパターンだけど^_^;

    「はあん」「ほう」って掛け声が面白いな
    どんなイントネーションなんだろう
  • 梅咲きぬ
    この人の作品にたびたび出てくる
    深川の老舗料亭「江戸屋」4代目秀弥
    その少女時代から一人前の女将になるまでの話

    作者得意の人情と心意気
    かなりお約束の世界ではあるけれど安心して読めます
    やっぱりこの人は長編のほうが好き
  • 大川わたり
    山本一力作品2冊目。
    相変わらずの引き込まれようだ。
    銀二の人となり、その周りを取り巻く人物の寛容さ。
    たったの一歩踏み外した道のせいで、誰もが出来うる行動ができずになる銀二。
    しかし、自分の犯した罪を見つめ周りに支えられ、幸せな結末になるのは銀二のそもそもの性格が呼び寄せたものなのだろう。
    男気溢...続きを読む
  • 草笛の音次郎
    親分の名代として佐原へ旅する音次郎。
    仁義の切り方も知らなかった若造が、旅で出会った大人たちに磨かれる。
    股旅モノです。
    すいすい安心して読めたな~
    この人は、短編より長編のほうが好きだわ
  • 梅咲きぬ
    主人公の娘・玉枝は利発な子だ。その玉枝が尊敬しあこがれる母・秀弥の言葉や振るまいを一生懸命理解しようとする。いくら利発な子とはいえ子どもは子ども、理解できないこともあるがそれでも母を女将と敬い従う。女将の言動の意味を理解しようとする。母・秀弥は娘・玉枝をいずれは四代目女将となれるよう厳しく躾ける。全...続きを読む
  • いっぽん桜(新潮文庫)
    秀逸なのは「萩ゆれて」

    題名には「萩」、主人公の名は「兵庫」、物語の舞台となるのは「土佐」という作品。 (^o^)

    廻りの反対を押して武士の暮らしを捨て、見初めた漁師の娘と添い遂げる若者の姿を著したハートウォーミングな話です。私はこうしたハッピーエンドが大好きです。

  • 損料屋喜八郎始末控え
    これがシリーズ1作目か。2作目先に読んじゃった(笑)
    こっちのほうがずっとおもしろかった♪
    悪をたくらむ相手をスコーンとやっつけたり(でもちゃんと逃げ場は残しておいてやる)
    なかなか爽快でした。
    テレビの時代劇にしたら面白そうな感じ〜
  • 欅しぐれ
    大店の主人と、渡世人
    水と油のはずのふたりが腹を割った親しい仲に。
    そんなとき、店の乗っ取りを企む一味の仕掛けが発覚。
    死の床の主人は渡世人に後を託す。
    知力と死力をつくした戦いの行方は??

    作者得意の人情もの。
    出てくる男たちがみな、格好いいこと!
    男気万歳!
  • かんじき飛脚(新潮文庫)
    解説の児玉清が書いている通り。江戸時代のディテールが目の前に浮かび上がると同時にサスペンスと人情話が突き混ぜられて、読みやすいエンターテインメントに仕上がっている。
  • 大川わたり
    時代小説、基本的に武士のお話しが好きなんですが、山本一力の作品は登場人物が市井の人々でもぐっと引き込まれます。

    一番最初に書いた長編小説ということで、解説にもあるように話の運びに「え?」ってなってしまうところがありましたが、一気に2日で読み切ってしまう面白さがありました。
  • 蒼龍
    この人の作品は初めて読みました。
    たくさんいただいた本の中に入っていた1冊

    時代ものって普段自分ではあまり好んで読まないんだけど
    この人のは面白いね
    すごく魅力的でわかりやすい。

    今回のこれは商人もの、武士もの、とりどりだけど
    どれも人間臭くていいよ。
    しばらくいろいろ読んでみよーーっと
  • 背負い富士
    清水の次郎長、森の石松、大政、小政。尊敬される親分と一家だったということは知っているけど、それ以上はまったく知らない実在した渡世人たち。ひとり明治の時代にまで生き残った幼馴染の音吉(この人はフィクションかも)が、銀座からやってきた洋品店の伊藤を聞き役に、次郎長と己の人生を振り返る、というお話。写真も...続きを読む
  • 梅咲きぬ
    江戸時代、深川の老舗料亭の女将とその娘の物語。こんな物語が大好きだ。大店の4代目女将となる娘を一人前の後継者とするべく厳しく育てる母。その思いを深く理解し幼いながらもその才気を見せる娘。二人を支え師となる踊りの師匠夫婦。女の器量とか不景気だからこその大店のあり方とか、すっぱりと筋が通っていて気持ちが...続きを読む
  • いっぽん桜(新潮文庫)
    表題作を含む四季の花を題材にした4編からなる短編集。
    江戸に生きる人々の人情を生き生きと巧みに描いている。
    特に人が人を思いやる気持ちが中心に描かれ,
    その気持ちに感動させられる作品となっている。
    いつまでも変わらない人情を大切にしたいものである。
    個人的には「いっぽん桜」,「萩ゆれて」が...続きを読む
  • 損料屋喜八郎始末控え
    この、一筋縄でいかない人間関係、面白い! 一筋縄でいかない感は続編の「赤絵の桜」でも更に楽しめる。あー、オール讀物でどんどんこのシリーズを書いてください!
  • いっぽん桜(新潮文庫)
    いっぽん桜・・・
    老舗の頭取番頭に登りつめ、7年がたつ
    その間、お店は隆盛を迎え、それに大きく貢献してきた長兵衛
    ある日、だんなさんが引退して、息子に店を任せるとの言葉
    その後の言葉を期待した長兵衛の耳を疑う言葉が・・・

    家庭では上手く言葉を掛けられないが、いつも気に掛けていた娘
    あまり構ってやれ...続きを読む