山本一力のレビュー一覧

  • 損料屋喜八郎始末控え

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    棄捐令の功罪は重く問われるなぁ
    現代の日本とも見まごう不景気を
    もたらした政策

    多分2度目に読んだのですが、前回は
    どことどこが敵対しているのか分かり
    づらかった

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    2011年10月25日
  • 梅咲きぬ

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    世襲で老舗暖簾を守ると言う事はこれだけ厳しい事なのかもしれない。
    親が自らを手本とし周囲からの信頼を得る姿を見せる事で子供はいつの日か自分も同じような人間になりたいと思うものなのでしょう。
    親の背中を見て子は育つ。
    自分も親として少し見習わなければと思わされましたね。

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    2011年10月23日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    江戸人情モノの短編集。

    本の雑誌10月号の特集でオススメされ(?)、はじめて山本一力さんの本に手を出してみました。
    江戸の様々な職業の描写にコダワリを持っておられるような気がします。

    個人的には、表題作と土佐の話の2編がオモシロかったです。

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    2011年10月20日
  • 梅咲きぬ

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    有名料亭の女将を継がなければいけない立場で小さい頃から育てられた玉枝(秀弥)

    「自分を憐れむ涙は流すな。」とかすごく良い教訓も沢山あったけれど、
    恋愛は立場的に思うようにならず、ちょっと切なかったね。

    親子2代に渡る女将の半生記。
    個人的には割と好きな話でした。

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    2011年10月20日
  • 大川わたり

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    ネタバレ

    美しく晴れて澄み切った空のように、読後が気持ち良い本です。主人公の一生懸命さや、周囲の人物の奥深さなども楽しむことができます。江戸時代の精神文化の高さに酔いしれて、自分も努力家になりたいと、若い気持ちになりました。

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    2011年09月23日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    ネタバレ

    面白い。江戸の話だが、莫大な金を持ち、時代を謳歌していた札差屋が、幕府の政策で没落して行く栄枯盛衰の物語。ただ、借金を棒引きされて、一時は喜ぶ武家も、借金せざるを得ない構造で借金が難しくなると途端に借金を棒引きした担当者を恨んでしまうのが、現代と同じかも。主役は頭が切れてかっこいいのだが、悪役かと思うと別の顔もありそうな伊勢屋が気になります。続編を期待。

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    2011年09月20日
  • 背負い富士

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    後を引く山本一力先生(笑)
    だれにも書けなかった清水の次郎長
    その少年時代からの凄まじい生き様がスゴイ!
    ・・・少し同じ作家が続きすぎ(笑)

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    2011年09月11日
  • 研ぎ師太吉(新潮文庫)

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    山本一力先生のお仕事シリーズです!
    相変わらず実直に仕事する人物を描いていますが、いつもと趣向が異なるのは、推理小説仕立てになっています
    面白いのは、最後の解明する手立てが「拷問」っていうのが意表を突かれてしまいました

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    2011年09月11日
  • だいこん

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    貧しい下町の少女が一膳飯屋を起して繁盛させる。傾向としては「あかね空」と共通するが、ひたむきな主人公と家族、周囲が織り上げて嫌味がない。山本さん苦手の恋愛も抑えてるし(笑)
    ただ、これで終わるのは尻切れトンボの感もある。続編はないだろうし・・読後の物足りなさが残念。「知恵を使い、こころざしを捨てず、ひたむきに汗を流せば、道は開ける。ひとが力を貸してくれる」から大丈夫なんだろうな~

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    2011年09月11日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    鬼平犯科帳と同じ時代・地域が舞台だけに、読みながら色々とリンクしてくるのが面白い。どちらも表組織の奉行所から少し隠れた組織や人が活躍するのだけど、こちらはチャンバラが無い分、現代サスペンスに近い感じで読みやすいかも。富岡の周りを散策したくなった。

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    2011年08月13日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    桜、萩、忍冬、朝顔、と、花を主題にした4篇の短編集。多くの人がレビューに書いているとおり、『萩ゆれて』が実に良かった。電車内で読んでたのですが、人目を気にせず浸れる環境で読みたかった。

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    2011年08月03日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    派手な事件は無いけど、市井の人々がちゃんと息づいている小説。
    江戸家の女将がいいね。あこがれます。

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    2011年08月01日
  • 草笛の音次郎

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    父の本です。何気なく読み出したら止まらず…
    多分夜の10時くらいから読み出したのですがこませの十郎捕り物前まで一気に読んでしまいました。

    山本一力氏の本は何度か読んでいたのでこの方の本なら、と安心して読み始めました。何せ面白かったのが渡世人らしくない主人公音次郎が初めての旅で失敗だらけで苦労を重ねる所が。何事も最初に経験するときって思うように行かないよなあ、と言う親近感がもてました。それが経験を重ねることにより、本来性質として備えている音次郎の性格のまっすぐさと器量の深さが発揮されあっという間に一冊終わってしまいました。
    出来れば江戸までの帰り道中もつぶさに書いて欲しかった…きっと珍道中だったろうなあ。
    自分千葉在住なので音次郎が香取に赴く、と言うのも面白かったです。

    後脇を固める登場人物がこれまた魅力的です。貸元はそれぞれ渋くてかっこいいですけど自分が一番かっこいいな、と思ったのは音次郎の母君です。息子の初旅に考え付くすべてを用意し、それを心良く送り出す、愛情と潔さ。それでも音次郎が帰ってくると聞いたその日から息子の好物を用意する情の深さ。今時の若い(精神的に)お母さんに是非見習って欲しいものでございます。

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    2011年07月19日
  • かんじき飛脚(新潮文庫)

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    本書は山岳小説ではないものの、マタギの知識などがふんだんに入っているので取り上げました。
    『かんじき飛脚』は、江戸時代の三度飛脚が主人公に物語が展開する。
    時代は、『銀しゃり』と同じ時期で、棄捐令が出されたときだ。加賀藩と土佐藩のつながりも面白いし、風景が目に浮かんでくる描写が凄い。
    飛脚を助ける猟師たちの知恵もとても参考になります。

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    2011年06月26日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    第一弾
    多少理屈ぽい感はあるが面白く読める。登場人物が凝っているのが今後に期待か?
    話としては続いているが、短編の完結形式

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    2011年05月22日
  • くじら日和

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    「情け」を知る真の大人たれ!(帯より)著者の人情と気風にあふれた60余りのエッセイ集。ほろ苦くもあり面白い!!
    新聞配達をしていた高校卒業までの4年間、毎年用意してくれたクリスマス・プレゼント、その配達先の奥方への感謝の想いを綴る「賢者の贈り物」。『生きるのがいやになったとき、読む本があります。一緒に探しませう』と店の横に貼り紙がある古書店のご主人の「人生、ええもんや」。
    iPodに浪曲、落語、ベートーベン交響曲全集、オールディーズなど収め「iPodへの冒瀆だあ」と長男に詰られ、熟知したら、相当過激なユーザーにと豪語する「これは便利だ」。
    ロードレーサー用ジャージーに長ズボン、サングラスに帽子というスタイルで自転車仲間とグアム島へ、著者だけ入国審査官に「イレズミを見せなさい」と、その筋の方ではないか怪しまれてしまう「濃いオイル」など、表題作のタイトルになってる“くじら”は最後の章で触れられていた。ちなみに最近読んだ『ジョン・マン』にもこの鯨組の話が書かれていた。
    お酒は呑めないし煙草も禁煙されコーヒー党だと云う著者。TVで著者を拝見し、一見強面な感じがして実は密かに思っていたのだが、「濃いオイル」を読んで、やっぱり私だけではなかった・・・(-_-;)

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    2011年05月08日
  • ワシントンハイツの旋風

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    戦後、高度成長期が舞台の青春小説。
    少年期だけでなく、会社員になってのことまで。
    この本が、山本一力さんを読んだ初めて。
    きれいごとばかりじゃないけど、さわやか。
    山本さんの本をもっと読みたくなった。

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    2011年06月19日
  • 研ぎ師太吉(新潮文庫)

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    後半ちょっとグダグダしていたような気がする。
    拷問シーン長いな〜

    推理モノというは人情モノというほうがしっくりくる。

    太吉は誰を嫁にするのか少し気になります。

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    2011年04月07日
  • だいこん

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    腕のいい大工だが、酒癖の悪い永治とみのぶの間に生まれたつばき、さくら、かえで。
    つばきの料理のセンスとたぐいまれな商才により母子ではじめた一膳飯屋「だいこん」をめぐる物語。

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    2011年04月03日
  • たすけ鍼

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    鍼灸師染谷が気持イイやり方で人助けをしていく。
    続編早く読みたいなと思わせてくれる内容だった。

    不作で江戸の米の値段が上がったが、深川の米問屋が価格を抑えてくれた時、深川の人々が他の人を思いやり買い溜めをしなかったという話があった。
    今の江戸の人も見習ってほしいものだ。

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    2011年03月21日