山本一力のレビュー一覧

  • だいこん

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    ネタバレ

    祖父母のお家にあって持って帰ってしまった本。

    描写が丁寧で読みやすかった。
    割と分厚いけど完読出来た事が嬉しかった。

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    2025年08月07日
  • 本からはじまる物語

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    著名な作家達による「本」がテーマのアンソロジー。
    甘酸っぱい恋の話しやちょっとゾクッとする話、不思議なお話など本というテーマ1つでも色んなお話が書けるんだなぁと楽しく読ませてもらえました。
    中でも本が飛んでいったり、飛んできたり、飛んでる本をつかまえたり…といった本が飛ぶ話がいくつかあり、作家さんには本が飛ぶという発想があるんだなぁ〜と思いました。
    どれも良かったですが、本多孝好さんの「十一月の約束」が好きです。

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    2025年06月10日
  • あかね空

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    直木賞をとった時代小説を読みたかったので調べてリストアップしたうちのひとつ。
    特別期待はせず読み始めたけど、面白い…どんどん読みたくなるタイプの小説…!
    展開が早く、年月の経過も早くあっという間に数年後、みたいにサクサクとストーリーが進んでいく。
    ただ展開が早すぎて、この人の話はここで終わり…?みたいな物足りなさは少しあった。
    だけど内容が薄かったり軽かったりしなくてちゃんと面白い。
    読み終わった気持ちは個人的には全てスッキリハッピーエンド!って感じではなかったけど、楽しい読書だった。

    似てるわけじゃないけど、読んでて髙田郁の『銀二貫』を思い出した。
    髙田郁が好きな人はこの本も好きかも。

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    2025年05月05日
  • ジョン・マン 3 望郷編

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    前半が★三つ、後半が★五つ!!
    間を取って★四つ
    成長するマンジロウもですが、鯨組を見たあとのジョン・ハウランド号の船員全員が鯨へ悼みと感謝をするところは、、、泣きそうになります。
    あとがきでジョン・マンをペリーが訪ねた事実が書いてあったり、、、続きをもっともっと読みたくなりますが、5巻以降が在庫無し状態。。ゆっくり読もうと思う今日このごろ。

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    2025年01月02日
  • 早刷り岩次郎 新装版

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    山本一力読みやすいですよね。
    震災を機に、摺屋から早刷り瓦版屋へ生業を変えて生きていく岩次郎の話。
    初めてのビジネスを世に出す際に、岩次郎の二手も三手も先を読んでリスクヘッジしているのは読んでいて気持ちがいい。
    色々な出来事が起こるが、岩次郎はさくさくと対応していくので、小説としてさくさく読める。
    昔ながらの、『THE頼れる上司』って感じですね。

    経営者としての山あり谷ありを感じたいなら
    高田郁のあきない世傳の太物問屋の幸の生き様の物語もおすすめ。

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    2024年12月15日
  • 決戦!忠臣蔵

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    お気に入りの「決戦」シリーズだ。
    奇しくも続けて忠臣蔵関連の作品を読んだ。

    忠臣蔵はどちらかと言うとこのシリーズの中では、題材が限られている部類かと思った。でも一連の短編を読み終えると
    味わい深く切り口の多様さを感じた。
    どの書き手も思わず唸ってしまう味わいである。

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    2024年10月12日
  • ジョン・マン 4 青雲編

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    ホイットフィールド船長はマンジロウに期待を寄せフェアヘブンの自宅に住まわせ小学校や教会に通わせる。マンジロウは期待に応え町の人々にも愛される人間として育ち、航海士の資格を得るためバートレット・アカデミーに入学する。

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    2024年09月27日
  • ジョン・マン 3 望郷編

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    ジョン・ハウランド号の一員となった万次郎は船長をはじめ他の乗組員からその働きぶりと人間性を愛され、また航海中の豊漁に貢献し人間関係を深めながらジョン・マンと呼ばれるようになりアメリカ、ニューベッドフォードに帰港する。

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    2024年09月27日
  • ジョン・マン 1 波濤編

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    高知出身の小説家、山本一力が描くジョン万次郎の壮大な物語。

    第1巻波濤編は土佐の貧しい漁師の家に生まれた万次郎が、鰹船に乗って宇佐浦を出て漂流し、鳥島に流れ着き米国船ジョン・ハウランド号に発見されるまで。

    ジョン・ハウランド号の来歴と鳥島にたどり着くまでが同時に描かれる。

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    2024年09月04日
  • 峠越え

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    弟に実家の本棚から山本一力さんの本を探してと伝えるとこちらを持ってきてくれた。私と父は趣味が似ているのだろうか。前から本はまわし読みしていたけど、もっと話したかったな。亡くなったときに、読みかけや積んでいた本を一緒に天国に持って行ったけど、それこそいま、読みたかったと思う。古い本を読むと当時のコーヒーやさんのレシートが挟まっていたり切なく嬉しい。峠越えは読み進めていくほど、読みやすく、遊びの部分も多く、人柄が懐深く、染み渡る。江戸っ子だよね

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    2024年08月11日
  • 本からはじまる物語

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    まだ本を本格的に読み始めたばかりなので、各作家さんの特徴など、自分にとって読みやすかったなどが分かり、これから本を…という人におすすめ!
    本屋を巡る話しはどれも面白かった!

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    2024年06月27日
  • あかね空

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    人って難しいですね。血を分けた家族ですらすれ違うんですもんね。 でもね、人って素晴らしいですね。
    読んでて最後は胸が暖かくなりました。

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    2024年04月28日
  • 湯どうふ牡丹雪 長兵衛天眼帳

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    私はこの作者さんと相性がよい。読みやすいし、ハッピーだし、ちょっと狡くて正義感が強い。悪い奴は許さないし、でも手加減もする。
    こんな人になりたいし、こんな人生がいいな。

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    2024年03月30日
  • たすけ鍼 立夏の水菓子

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    毎度ながら読後の思いは変わらず、かような先生に診ていただけたならばどんなにありがたいことか。今抱えている我が神経痛も、染谷先生ならば根っこから除いてくださるんだろう。オマケに人生相談にも乗り、ときに為政家とも繋がって悪を断ち、力強く救済していただけるのですよ。あの神の手にかかれば、鼻持ちならぬ商人だろうとやさぐれ者だろうと服従するよね。ただ今回は『にんじん船』にせよ『立夏の水菓子』にせよ、コトの決着があっけなくて、なんだかよく分からんままに結末を迎えていた。まあそれが神の手の神の手たる所以なのでしょうが。

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    2024年03月28日
  • だいこん

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    これもいただいた本
    こっちはよかった!!
    時代物はあんまり読まなかったけど
    帯にあるように、凛とした主人公でした

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    2024年03月05日
  • たすけ鍼 天神参り

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    今作はスーパー鍼灸師染谷氏、の娘と息子の話
    特に息子の話が面白かったです。師匠から、小人は縁に気づかず、中人は縁を活かせず、大人は袖すり合う縁も縁とする、と書いた半紙を渡されます。妹からの指摘もあり自分に欠けていたものに徐々に気付く勘四郎。この先の話も楽しみです

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    2024年02月28日
  • 銀しゃり 新装版

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     ある交流サイトで紹介されていて気になり読んでみたのが『銀しゃり』。初めての山本一力作品である。江戸の時代や街での人情もあるが、食小説としても完成度の高い小説。江戸深川が舞台。主人公の新吉は、親方から受け継いだ柿こけら鮨の伝統と味を守り、三ツ木鮨を営む。その新吉を応援する旗本勘定方の小西秋之助が自らの職務と信念の間で揺れ動く様子が現代人の我々にも重なり、大いに考えさせられる。新吉が親方から受け継いだ「米は庄内米に限る」。江戸の頃から庄内米の評判が高かったのは喜ばしい伝統である。

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    2024年02月18日
  • 早刷り岩次郎 新装版

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    安政の地震と大火ののち、画期的な瓦版「早刷り」を世に届けようと立ち上がった釜田屋岩次郎。知恵と度胸と職人魂で瓦版作りに命を賭ける男の物語。胸のすく長編時代小説。

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    2024年02月14日
  • 湯どうふ牡丹雪 長兵衛天眼帳

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    江戸の「粋」と「人情」は、素晴らしい‼️登場人物たちは、男も女も魅力的だ。中には、悪人も情けないやつも出てくるけど、何か、ちょっと、可愛げがあると言うか、救いようがあって、ホッコリさせられる。

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    2024年01月31日
  • たすけ鍼 天神参り

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    山本一力の「たすけ鍼」シリーズの続編ですが、鍼灸師の染谷と元芸者の太郎夫婦の助け合いをベースに今回は、その娘が芸者を継ぐ修行を経たのちに父親の鍼灸師を継ぐことにしたところからスタートして、親子の関係から師匠と弟子の関係へと移っていく姿や息子も登場し、後半は、娘と息子の結婚へと話が移行していき、本作も山本一力ワールド全開の下町の義理人情を描いた作品で、非常に面白い作品でした!

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    2024年01月28日