山本一力のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編で不思議な話や心温まる作品などたくさん入っていて楽しいアンソロジーでした。
作品の色が出ていて読んでいて楽しかったです
飛び出す、絵本 恩田陸
十一月の約束 本多 孝好
招き猫異譚 今江祥智
白ヒゲの紳土 二階堂黎人
本屋の魔法使い 阿刀田高
サラマンダー いしいしんじ
本棚の片隅から 柴崎友香
読書家ロップ 朱川 湊人
バックヤード 篠田 節子
閣魔堂の虹 山本 一カ
気が向いたらおいでね 大道珠貴
さよならのかわりに 市川 拓司
メッセージ 山崎 洋子
迷宮書房 有栖川有栖
本棚にならぶ 梨木香歩
23時のブックストア 石田衣良
生きてきた証に 内海隆一郎
The Book Day 三崎亜記 -
Posted by ブクログ
金沢から江戸まで通常5日間を冬場に7日間(475km)で走り抜き、奥方の特効薬「密丸」という薬を運ぶ金沢前田家の飛脚を松平定信の命で御庭番が食い止めるという単純な小説だ。その根底は隠された大名の秘密を暴き公正で正当化させようとしたことにつながる。物語は、飛脚が道中で出会う人情味溢れる出来事はなかなか面白く、さらに雪降る冬の寒さの中で起こる意外な出来事にも驚きを隠せない。人間味、暖かさ、情など巧みに表現されている。この小説の時代背景は田沼意次の賄賂政治から松平定信の節約倹約政治「棄捐令」による武士を含めた庶民の政局不安になる時代だ。現代、相変わらず政府はバラマキ政策を断行しており、一向に無くならず、さらに円安、物価高で国民の生活は苦しくなっている。それは社会保障増や消費税増で得た税金が一部の企業経営者層、投資家、政治家らの懐に消えており、田沼意次時代の一部の関係者のみ潤う「賄賂政治」に似通っていることだ。