山本一力のレビュー一覧

  • 大川わたり

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    山本一力さんの作品はどの作品も人情物で物語の中に引き込まれます。

    主人公・銀次の1度は失敗したものの真面目な人柄、だからこそ彼を取り巻く人達の温かい協力…

    山本一力さんの作品を読むと江戸にタイムスリップしたくなります(笑)

    最後の大芝居は大どんでん返しで面白かったです。

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    2010年02月01日
  • かんじき飛脚(新潮文庫)

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    足自慢の飛脚さん.メールや携帯が飛び交い,荷物なんてあっという間に届く現代では,考えられない時間の過ごし方がはらはらする.
    書店で平積みになってて,偶然手に取り,山本一力を初めて知った作品.

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    2009年11月30日
  • 蒼龍

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    読もうかなぁ・・・やめようかなぁ・・・と迷いに迷った末に読んだ一冊。

    純粋に、感動した。
    特に「菜の花のかんざし」と「蒼龍」は普通に泣いた。
    「菜の花のかんざし」とか飛行機の中で泣いた(笑)
    それで分かったことは、私は夫婦ものに弱い。
    っていうか家族ものに弱い。

    「菜の花のかんざし」は、絶対にハッピーエンドだって信じてる。
    何故なら、私はハッピーエンドが好きだし、この本の中に悲しい結末のものは一つだってないから。

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    2009年10月07日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    巨利をむさぼる札差、借金にあえぐ御家人。これをたすける為に幕府は借金棒引き令を出すが…どこまでも強かな札差相手に損料屋が知恵を絞る短編集。最初は強欲な札差をやっつけるのが痛快だが、札差にも札差の立場があり、そちらからの視点も入ってくるのが公平だと感心する。何しろ元はといえば借金踏み倒す幕府の方が泥棒なのだ(笑)札差の逆襲などもまた読んでいて面白い。いつの世も金とは争いの種である☆

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    2011年09月17日
  • かんじき飛脚(新潮文庫)

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    一力先生の作品の中で最も好きな作品。
    ダイナミックで読者を飽きさせず
    涙がホロリ。ほほえみもチラリ。
    柴錬作品を彷彿とさせます。

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    2009年10月04日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    自分にとっての初の山本一力作品。他の作品と通ずる深川を中心とした鯔背なオトコたちと彼らを支えるオンナたちの世界にハマりました。剣の腕に頼らず頭脳戦で繰り広げられる話は今まで自分が読んできた時代小説とは一線を画すもので、この部分だけでも読み応えがあります。また池波正太郎的に劇中の食に関する部分もリアルにそそられる点も良いです。

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    2009年10月04日
  • 大川わたり

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    出てくる人物がみんな超かっこよくて、はまります。
    魅力的な江戸の世界。
    土地勘がある永代周辺なのが余計にはまる。

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    2009年10月07日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    江戸の町、今風に言うとイベント屋とか広告関係みたいな集団の痛快な活躍を描いた話。シリーズ化されたらいいのになって感じさせるような未練が残った。 もっと読みたい! 今度はどんな仕掛けをするの?みたいな…。
    TVの時代劇もいいかげん、印籠とか刀を振り回すだけの”お約束芝居”はやめて本作のような頭脳で事を解決に導くような話でドラマを作ったらもっと視聴率だって獲れると思うんですがね。

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    2009年10月04日
  • 大川わたり

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    小説の舞台となる地域の地図がついている事がまずうれしかった。長編小説といっても、この小説のように何年かにわたる息の長い話を書くのが、山本一力は巧いなと思う。

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    2009年10月04日
  • 蒼龍

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    山本一力は経済小説なのだと思った。時代が違うから通貨単位こそ違うが、細かい計算がたくさん出てくる。仕事で上手くいかないことがあっても、辛抱強く続けたり思い切った変化に取り組むことで、少しは、または大いに報われることもある。でもそれはゴールではなく、また先へ続く出発点でもある。
    これが現代小説ならこんなにすんなり心に入ってこないだろうと思うのは、義理人情がすがすがしく感じられるからか。

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    2009年10月04日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    4話の短編小説集。江戸時代の話だが、仕事の内容も現代に通じるものがあるし、人間関係の機微も同じだなあと思う。あかね空もそうだったが、表紙の題字もよい。

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    2009年10月04日
  • 本からはじまる物語

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    短編で不思議な話や心温まる作品などたくさん入っていて楽しいアンソロジーでした。
    作品の色が出ていて読んでいて楽しかったです

    飛び出す、絵本 恩田陸
    十一月の約束 本多 孝好
    招き猫異譚 今江祥智
    白ヒゲの紳土 二階堂黎人
    本屋の魔法使い 阿刀田高
    サラマンダー いしいしんじ
    本棚の片隅から 柴崎友香
    読書家ロップ 朱川 湊人
    バックヤード 篠田 節子
    閣魔堂の虹 山本 一カ
    気が向いたらおいでね 大道珠貴
    さよならのかわりに 市川 拓司
    メッセージ 山崎 洋子
    迷宮書房 有栖川有栖
    本棚にならぶ 梨木香歩
    23時のブックストア 石田衣良
    生きてきた証に 内海隆一郎
    The Book Day 三崎亜記

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    2026年09月29日
  • 欅しぐれ

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    ネタバレ

    まあまあかな。江戸の温度が感じられ、ハッピーエンドではあった。桔梗屋乗っ取りを企む一味と猪之吉一党との、知力と死力を尽くした闘い、ドロドロした人間の欲望に勝てる唯一のものは、損得勘定抜きの男たちの友情しかないってことかな。拷問の場面とか、私の好きなものとは違っていた。

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    2026年09月01日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編4編。あまり得意でない深川駕籠シリーズ(面子・男気・粋)の後にこの人情味あふれる話は心に響いた。特に人が人を思いやる気持ちが中心に描かれ、その気持ちに感動させられる作品となっている。いつまでも変わらない人情を大切にしたいものである。一番のお気に入りは武家を離れて漁師の娘と一緒になった青年の「萩ゆれて」。

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    2026年08月28日
  • 深川駕籠 クリ粥

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    ネタバレ

    連作中編2編。長屋の大家である木兵衛と長屋に暮らす人たちの人情やまわりの人たちとの縁や人情などが、余すところなく描かれていて、それなりに面白かった。ただし、物語の端々に粋とか心意気とかたくさん出てきて、少しやり過ぎの感あり。面子とか男気とか、あまり得意ではないな。恋愛もあまり感動もなく残念。ひとみ、おゆき、そめ乃、という女性たちの活躍がよかったが。これで、深川駕籠シリーズが終わったが、まだ、山本作品はたくさんあるので、もう少し読んでいこうと思う。面子とか男気とか粋とか心意気などの要素が少ないものを探しながら。

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    2026年08月27日
  • いかだ満月

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    いつも、山本一力さんの作品には、心が洗われる気がするけれど、特に、子供が出てくる話は、ジーンとする。山本一力さんの作品に登場する子供は、健気でかわいい。やっぱり、子供は、そうでなくちゃいけない。

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    2026年05月12日
  • あかね空

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    江戸時代を舞台にしたヒューマンストーリーでした。
    夫婦や親子といえども、想いを伝えるのは難しく、ボタンの掛け違いは起こるもの。
    後悔しないように、日頃のコミュニケーションを大切にしたいと思いました。

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    2026年04月12日
  • 湯どうふ牡丹雪 長兵衛天眼帳

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    内容(ブックデータベースより)

    人情深い眼差しで、すべてを見通す!? 江戸人情ミステリ待望の第2弾

    〈村田屋〉は、江戸で一番と名高い眼鏡屋。あるじの長兵衛の知恵は、困り事を抱える人から頼りにされている。懇意の十手持ちの新蔵に誘われ、長兵衛は王子村の旅籠を訪れた。夕餉の湯豆腐の美味しさに感激し、夢見心地でくつろいでいたところ、突如自身番に引き立てられてしまう。二人には、とある嫌疑がかけられているというが……。すぐれた頭脳と家宝の天眼鏡であらゆる事件を解決する。謎と人情が溢れる絶品時代小説。

    令和8年2月16日~20日

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    2026年02月20日
  • かんじき飛脚(新潮文庫)

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    金沢から江戸まで通常5日間を冬場に7日間(475km)で走り抜き、奥方の特効薬「密丸」という薬を運ぶ金沢前田家の飛脚を松平定信の命で御庭番が食い止めるという単純な小説だ。その根底は隠された大名の秘密を暴き公正で正当化させようとしたことにつながる。物語は、飛脚が道中で出会う人情味溢れる出来事はなかなか面白く、さらに雪降る冬の寒さの中で起こる意外な出来事にも驚きを隠せない。人間味、暖かさ、情など巧みに表現されている。この小説の時代背景は田沼意次の賄賂政治から松平定信の節約倹約政治「棄捐令」による武士を含めた庶民の政局不安になる時代だ。現代、相変わらず政府はバラマキ政策を断行しており、一向に無くならず、さらに円安、物価高で国民の生活は苦しくなっている。それは社会保障増や消費税増で得た税金が一部の企業経営者層、投資家、政治家らの懐に消えており、田沼意次時代の一部の関係者のみ潤う「賄賂政治」に似通っていることだ。

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    2026年01月28日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    山本一力氏の時代小説。花を描いた短編4つを収録。人情である。必ずしもハッピーエンドではないが、人情なのである。短編なので、奥行きが無いのは仕方ないが、読後感は良好。

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    2026年01月20日