山本一力のレビュー一覧
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第3段。
巻を重ねるごとに、登場人物たちのキャラクターが練れてきて、読むのが心地よくなってきました。
周辺人物たちが生き生きと活躍を見せるにしたがい、主人公喜八郎の登場場面が減って存在感がやや薄くなっている気がするものの、それもまた良し。
続編あるのでしょうか?
けっこう楽しみかも。Posted by ブクログ -
損料屋さんシリーズの続編。
前作は、ちょっと不満が残るモノでしたが・・・
今作は読みやすさ、読み応え、盛り上がりとその他モロモロ、大きくスケールUPしていると思いました。
脇役の面々もいい味出しています。
こりゃ面白い。
最終章は、主人公のみならず読者まで「騙り」にあったような趣向でした。
こ...続きを読むPosted by ブクログ -
「深川黄表紙掛取り帖」シリーズ2作目。一話完結ではなく、江戸ではまだ知られていない土佐の銘酒「牡丹酒」をマーケティングする長編。物語の本筋ではないが、飾り行燈職人宗佑と、父親が失踪してしまった少年金太との触れ合いが良かった。Posted by ブクログ
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主人公の喜八郎を始め脇を固める登場人物たちが兎に角カッコイイ。敵役の伊勢屋ですら実にカッコイイ。巨利を貪る札差達との頭脳戦、も楽しいんだが、とにかく人物たちのカッコ良さを骨の髄まで楽しめる傑作。
そして深川八幡祭のクライマックスへの昇り方がまた呼吸を忘れさせてしまうほど。神輿の『差し上げ』なんて今ま...続きを読むPosted by ブクログ -
唸るス トーリーと筆致力5☆〜。 本作品は飛脚がテーマ。しかも江戸と加賀藩 約570kmをわずか5日で走破、かつ月に三度 往復する強者どもに光をあてる。物語は寛政 の改革で名高い松平定信が推し進めた棄損令 (債権放棄)により年末も越せない旗本が急 増そして不平不満が爆発寸前。この難局を乗 り切るため...続きを読むPosted by ブクログ
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加賀と江戸をむすぶ飛脚の話。
しかも途中で親不知だの青海だのが出て来て、金沢出身、本籍地青海(親の実家)現在東京勤務の私にはめちゃくちゃゆかりのある地満載でした。Posted by ブクログ