梅咲きぬ

梅咲きぬ

641円 (税込)

3pt

優しいばかりが人情じゃない。江戸深川に生きた母娘の波乱万丈。
玉枝は、深川の料亭「江戸屋」の女将・三代目秀弥の一人娘。周囲の人々の温かく、時に厳しい目に見守られながら、老舗の女将としての器量を学びつつ一人前に成長していく。山本作品にたびたび登場する四代目秀弥の少女時代にさかのぼり、母から娘へと受け継がれる江戸の女の心意気を描く、波乱万丈の物語。

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梅咲きぬ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年05月18日

    元禄から続く料亭『江戸屋』四代目女将として成長していく玉枝の姿に自分の娘を重ねて読んでしまい涙をこらえきれなかった。年端のゆかぬ子供が頑張る姿というのは実に胸を打つ。
    もっと周りに人のいない環境で心おきなく読みたかった。

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    Posted by ブクログ 2010年04月23日

    母が送ってくれた本を入院中に読みました。
    時代小説をちゃんと読むのはそのときが初めてで、最初は慣れない名前や年号にとまどったものの、すんなり物語の世界に入れました。
    簡単に真似できないけれど、学ぶところがいっぱいです。深川の人たちの助け合い精神や心意気、羨ましいです。
    おっしゃんが福松さんに言う最後...続きを読む

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    購入済み

    3代目秀弥

    2019年03月23日

    あかね雲を、読んだあとに、この本を手にした。
    期待を外さない4代目秀弥の生きざまに、真似のできない清々しさと気っ風を感じて、読後感がとてもよかった。
    ただひとつ、気になり2冊を探った3代目秀弥の享年。60なのか52なのか?
    ファンとしては、4代目の心に違いが出るだろうと、気になりました。

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    Posted by ブクログ 2017年10月28日

    山本一力作品ではたびたび登場する深川老舗料理店の江戸屋の女将秀弥を中心とした話で、よく登場する三代目から四代目に代替わりするための女将としての心構えを伝授する姿やそれを着実に受け継いでいく四代目の女将として成長していく姿が良かったです!
    四代目の父親が誰なのか?は、結局謎なままでしたが・・・

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    Posted by ブクログ 2016年09月15日

    料亭「江戸屋」の三代目女将・秀弥の娘で、後に四代目女将となる、玉枝の成長を描いた物語。
    深川っ子の“粋”が、清々しくて良いですね。

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    Posted by ブクログ 2013年09月25日

    「損料屋」の重要登場人物である、料亭江戸屋の魅力的美人女将秀弥さんの成長譚。

    先代女将をはじめとする周囲の人物に育てられ、歴代女将に恥じない才能を開花させる過程が、心地よい文章で描かれています。

    心のノートに留め置きたい、珠玉の金言格言的セリフが多々あります。

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    Posted by ブクログ 2013年02月09日

    20130209 久しぶりに読む。作者の思いが出ている。読んでて辛くなるときもあるが生き方を問われているような気がする。

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    Posted by ブクログ 2012年05月12日

    深川の料亭「江戸屋」の女将、母から娘へ温かく、時に厳しく器量・粋・覚悟を学びながら立派な女将に成長していく人情物語。

    「つらいときは、好きなだけ泣きなはれ。足るだけ泣いてもよろし。そやけど、自分が可哀相やいうて、あわれむことだけはあきまへんえ。それは毒や。つろうて泣くのと、あわれむのとは違いますよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月23日

    世襲で老舗暖簾を守ると言う事はこれだけ厳しい事なのかもしれない。
    親が自らを手本とし周囲からの信頼を得る姿を見せる事で子供はいつの日か自分も同じような人間になりたいと思うものなのでしょう。
    親の背中を見て子は育つ。
    自分も親として少し見習わなければと思わされましたね。

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    Posted by ブクログ 2011年10月20日

    有名料亭の女将を継がなければいけない立場で小さい頃から育てられた玉枝(秀弥)

    「自分を憐れむ涙は流すな。」とかすごく良い教訓も沢山あったけれど、
    恋愛は立場的に思うようにならず、ちょっと切なかったね。

    親子2代に渡る女将の半生記。
    個人的には割と好きな話でした。

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