山本一力のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
終わり良ければ….….
この作家さんの話を読んだのは、2作目だと思う。1作目の話は、何か淡々とした説明口調で、面白みに欠ける話だったので、2作目を手に取るのに、随分時がかかってしまった。確か、何かの賞を取った話だと思い、読んでみた。やっぱり、ちょっと説明的な所は多い気がしたけれど、登場人物達と一緒に、泣いたり笑ったり怒ったり、楽しめた。最後は、皆和解して、良い終わり方だと思った。
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Posted by ブクログ
「山本一力」の時代小説『あかね空』を読みました。
「浅田次郎」作品、「佐伯泰英」作品に続き、時代小説です。
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しみじみとした感動を呼んだ傑作人情時代小説
京から江戸に下った豆腐職人「永吉」と妻「おふみ」、そして子供たち。
親子二代の有為転変にかけがえのない家族の絆を描いた直木賞受賞作
希望を胸に身一つで上方から江戸へ下った豆腐職人の「永吉」。
己の技量一筋に生きる永吉を支える「おふみ」。
やがて夫婦となった二人は、京と江戸との味覚の違いに悩みながらもやっと表通りに店を構える。
明るく気丈な「おふみ」の支えで、様々な困難を乗り越えながら、なんと -
Posted by ブクログ
続け様に山本さんの損料屋喜八郎シリーズを読んでしまった。無論面白いからである。
山本さんの著作、しかも同じシリーズの三冊目ともなれば、気合を入れることもなく安心して読み進むことができる。無防備にストーリーの中に埋没できる。
シリーズ三冊目ともなるとそれぞれの登場人物たちの個性が際立ってくる。
ついつい読むスピードが上がってしまうのだが、寛政の改革時代の金の勘定が詳細に説明される部分が多々あり、同じスピードで読み進めてしまうと詳細な理解が追いつかなくなってしまう。どうしても良い加減な金額の高低で判断したままで先を急いでしまう。(私の読みの甘さなのだろう)
寛政の改革後の不景気の最中、でも