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大人のたしなみ、心を豊かにする方法など、旅は生きていくうえで大切なことを教えてくれる。そして旅は、思いがけない出会いに満ちている――。本書は、十代で旅行会社の添乗員になり、その後、様々な職業を経て直木賞作家になった山本一力氏が、旅を通して学んだことを開陳する人生論。人気作家になった今でも、日本、アメリカ、中国などを旅しながら各地で時代小説を書いている著者だが、旅先ではトラブルがつきもの。先進国でも、停電や温水が出ないことは、たびたびある。そんな「事件」を乗り越えるたびに人生の引き出しが増えていったという著者。若い頃の失敗談には心が温まるし、なにより著者が足を運び、運命的な出会いを果たした場所へ行ってみたいと思わせる何かがある。作家のホンネや創作秘話も散りばめられているが、生き方について考えさせられる、一力節満載のエッセイ集。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年03月26日
タイトルにひかれて読んだ
スタートは鹿児島県で
向田邦子の作品を取り上げていて
いい感じで読んだ
桜島の噴火と噴煙
多分磯庭園からの錦江湾の眺め
雄大な景色が浮かんでくる
生活するのは大変なのだ
洗濯物は外に干せない
部屋には桜島の灰が侵入してくる
思い出してしまった
自分に馴染みのある場所は
イメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月09日
荘厳な景観には神が宿ると誰もが信じていた
旅に費やす時間と金を惜しむのは、生きることを惜しむに等しい
冬の京都には、街のいたるところで寒仕込みを感じた
今日をしっかり生きること。これを肝に銘じている
子は親を見て育つ。そして親の知らぬところ親が気づかないところで、数々の経験を積む
信じる心。想像力。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月04日
ロッキーステップや旅行会社添乗員時代の苦労など、読んで面白いところもあったが、なんとなく散漫な文章。雑誌に掲載された連作エッセイをまとめたものなので、初出の際は散漫さが求められたのだろう。お手軽に読めてよかったが、作法とか極意とかそういう大げさなものではなかった。
ヤリスの項で、なんだかトヨタの宣...続きを読む
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