山本一力のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ほうき星って・・・彗星のことです。
天保6年、76年に一度現れるほうき星が江戸の空に輝きました。
凶運を連れてくると思われるほうき星が江戸・深川の空を流れたその夜、
気鋭の絵師・黄泉と、日本橋の鰹節問屋の娘・さくら夫婦の間に、
玉のような女の子さちが生まれました。
さちの住む深川のご近所の鮮魚や「うお金」のまゆみは
さくらと同い年で気があっていました。
まゆみの子供乾太郎と善次郎の兄弟も
さちを本当の妹のようにかわいがり、
何かあったら手を差し伸べる、ほほえましいご近所さんです。
母・さくらの実家は日本橋の鰹節問屋。
少なからず繁盛している商人で、
さちにとっては、祖母にあたるこよりと伯 -
Posted by ブクログ
三度の結婚、二億の借金、浮気、倒産、嘘…さまざまな失敗をしてきた山本一力さんの自伝、エッセイ。
私は何度もくじけそうになった。そのときに支えてくれたのは、何よりも家内が示してくれた完全なる信頼である。「おとうさんの小説が一番面白いから」
この苦しさから逃げ出したい。人が寝静まった夜中に原稿を書きつつ、いくたび思ったことか。私が迷惑を及ぼしたひとたちは、貸した金が返らない状況を、おのれの責めに帰して受け入れ、待っていてくれる。今の俺には、投げ出したり悩んだりする贅沢は許されていない。
落ちたおかげでやり直すことができ、結果的にプラスになった。近道したやつには、後の人生のどこかで苦戦する。だ