山本一力のレビュー一覧
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作家さんが記した食に関するエッセイにはハズレがほとんどない。ましてやそれが時代小説家によるものであれば。本作も期待に違わず食事やレストランに関する珠玉の文章に溢れている。「味憶」という造語はしっくりこないが、味覚がいかにプリミティブに記憶を刺激するかを言外に説き、うまそうな食い物をどんなグルメレポー...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった。
落語の世界のような感じでした。
長くて読む気が少し萎えたが、後半は一気に読めました。
男の世界という感じで当時はやっぱり花形職業だったんでしょう。
最後の火への感謝は重要ですね。
ナウシカの谷の人の言葉を思い出しました。Posted by ブクログ -
山本一力さんの作品は何冊か読みましたが、これは読み出しで“微妙かな・・・?”と思いました。でも読み進めていくうちにどんどん面白くなり、結局夜中の3時までかかって上下巻を読んでしまいました!Posted by ブクログ
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巨大な騙りにまんまと引っかかった札差に泣きつかれ五万両の奪還に乗りだしたのは、江戸の裏金融界でその名を知られた「いかずちの弦蔵」。「一番大事なことは、カネをどう受け取るかの段取りだ」―江戸と大坂を股にかけ、弦蔵と騙りの一味が智恵と度胸の大勝負!迫力と興奮のノンストップ傑作時代小説。Posted by ブクログ
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土佐・津呂浦の鯨組がアメリカの蒸気船をいち早く発見。伝え聞いた幕閣から黒船対策のため召し出しの声がかかるが、その前に、鯨組には仲間を屠った巨大マッコウクジラ“黒船”との死闘が待っていた。江戸時代の勇壮な鯨漁師たちの心意気を今に伝える傑作時代小説。Posted by ブクログ
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時代劇は今はなくしてしまったものを現前に提示するのに、最適なんだなぁと、当たり前のことを思い出させて頂きました。筋を通す、潔さが良いですね。そしてそれを守り伝える人の姿も。Posted by ブクログ
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家族の愛をしみじみと感じる短編集です。
季節毎の花が、物語と共に心に染みてきます。
すいかずらは、「忍冬」と書くそうです。
真冬の雪に遭っても葉をしぼませないことで付けられたそうな。
春の入口に出会って、気持ちを元気にさせてくれる花ですね…。
個人的には、今年の夏は桔梗に囲まれていました。
毎年...続きを読むPosted by ブクログ -
もどかしい喜八郎と秀弥の距離がまたちょびっと詰まった最終話。
いいねーいいね=!!
全編通して、食べ物の描写が美味しそうで
お腹が減る模様。Posted by ブクログ -
深川を舞台に、夫婦の愛と家族の絆を描いた八編の物語。それぞれの物語に、花の存在が素敵なスパイスとなってます。そばにいる人に対して間違いなく優しい気持ちになれる本。Posted by ブクログ
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清水の次郎長と音吉、森の石松を絡めた作品。
度量と男気あふれた生き方。
江戸が津波の被害に遭った時、船を支援物資でいっぱいにして駆けつける話があり、イメージが今と重なった。Posted by ブクログ -
伊勢神宮参詣者をツアコンするお話。安政の大地震直後に伊勢参りに出かける江戸一行と、土佐の鯨漁師たちとの奇縁にひきこまれた。地震も続くし、親も還暦を迎えるし、今年は伊勢参りをしようかな。Posted by ブクログ