山本一力のレビュー一覧

  • いかずち切り

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    そんなに、ハラハラドキドキという感じでもないですが、終わりまで楽しめる娯楽小説です。
    あと、いつもの如くメシの描写がうまい。

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    2014年10月12日
  • 深川駕籠

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    テンポ良く面白く読めた。でも、終わり方が中途半端。登場人物のこの先が気になったまま終わっちゃった感じ。

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    2014年09月20日
  • 損料屋喜八郎始末控え 赤絵の桜

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    なんだか胸がすうっとする。気づくと、口元が緩んでいる。
    喜八郎はもちろん男前だけど、一癖ある伊勢屋、笠倉屋もかなりのいい味。読んでいると、喜八郎や秋山と一緒に心のなかで舌打ちしたくなること度々の、どうしょうもない米屋政八も、なんだかちょっと憎めない。そうして、やっぱり一力さんの描く江戸は、なんとも魅力的な町なのです。
    損料屋喜八郎始末控えの続編となる連作短編なので、損料屋~から読まれることをお勧めしたい。

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    2014年08月18日
  • ほうき星 上

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    ほうき星って・・・彗星のことです。

    天保6年、76年に一度現れるほうき星が江戸の空に輝きました。
    凶運を連れてくると思われるほうき星が江戸・深川の空を流れたその夜、
    気鋭の絵師・黄泉と、日本橋の鰹節問屋の娘・さくら夫婦の間に、
    玉のような女の子さちが生まれました。

    さちの住む深川のご近所の鮮魚や「うお金」のまゆみは
    さくらと同い年で気があっていました。
    まゆみの子供乾太郎と善次郎の兄弟も
    さちを本当の妹のようにかわいがり、
    何かあったら手を差し伸べる、ほほえましいご近所さんです。

    母・さくらの実家は日本橋の鰹節問屋。
    少なからず繁盛している商人で、
    さちにとっては、祖母にあたるこよりと伯

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    2017年11月09日
  • たまゆらに

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    ネタバレ

    山本一力はいい。強く美しい女性がいい。かつてのマドンナ旋風のような、押し付けがましい強さではない。芯の通った、勇気と賢さのある、しなやかな強さだ。
    トラブルに立ち向かい、解決するのは仕事人でも、大岡越前でも、お忍びでめ組にやってくる上様でもない。まわりの助力を得ながら、自分で乗り越える。
    最後はすっとする。無欠な善ってわけでもなく、なんだかそれも気持ちがいいんだ。

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    2014年07月29日
  • たまゆらに

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    ネタバレ

    温水ゆかりの解説「現代への処方箋」が良い 小説とは、始まりと終わりで主人公が何らかの変化を遂げているもの、という言い方がある 山本一力作品のヒロインは、けなげで頑張り屋で、浅知恵の自己主張などせず、筋の通らないことに対しては一歩も引かない芯の強さを秘めている 

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    2014年07月08日
  • おたふく

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    時代小説ではあるんだけど、実質はビジネス・経済系の小説。『ザ・ゴール』とか『もしドラ』なんかに近い雰囲気。
    不景気の時代に起業で社会を変えていく話なので、今の時代だからこそ学ぶことが多い内容だった。
    並行する話が多いため内容が散漫になってしまう点と、主人公が自動的に成功していくように見える点がやや不満ではある。

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    2014年06月03日
  • いかだ満月

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    山本一力の作品では、真ん中くらいの好み。
    まず設定が面白く、読み始めから引き込まれた。
    展開も含めて面白いのだが、エンディングはどうなんでしょう?もう少し厚みがあってもいいのではと思った。

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    2014年05月12日
  • 大川わたり

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    良くも悪くもTHE山本一力という小説
    比較的ストーリーに山がなくあっさり展開してしまうことがおおいが、本作品は展開があって面白かった。
    でも再読はないかな。

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    2014年04月16日
  • たすけ鍼

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    ネタバレ

    気を抜くと、ひとの身体の芯に忍び込むいやな雨だ 大横川の川面を、降り続いている雨が叩いている。闇に包まれた川が、強い雨音を立てていた 手にした匕首を何度も上下に振った。刃が揺れて土間を朝日が走り回っていた 

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    2014年04月05日
  • たまゆらに

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    最近、江戸の庶民をテーマにした小説に興味があります。
    なかなか面白かった。ドラマ化するなら朋乃は榮倉奈々かな?

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    2014年04月05日
  • まとい大名

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    江戸人情物語。昔の時代は、近所付き合いとか仕事かける情熱も、何か親近感が湧いてくる。現代も、こういった人情を大切にしたいと思う作品で良かった。心の中がポカポカする作品。

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    2014年03月30日
  • だいこん

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    賭博の借銭で家庭を極貧に陥らせ、酒癖が悪い男。それでも大工の腕は確かで、人助けでは命を顧みない。主人公のつばきはもちろん魅力的なんだけれど 、この親父に惚れちまう。仲士に鳶に棒手振、己の腕一本を頼って 出づらで暮らす男たちを粋に描写するのが一力流だ。 渡世人の紳助、改め弐蔵、この男もまた悪玉のようで その実、けじめと人情をあわせ持ったいかした野郎な んだ。

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    2014年02月26日
  • たまゆらに

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    2時間ドラマに仕立てあげたらよさそうな話だね。裁判物に近いような。どう始末をつけるのか知りたくてぐんぐん読む手が早くなった。落ちのよしあしはともかく。そうそう、やたらにお茶の入れ方だのなんだのと繰り返しでてくるけど、庶民がそうそうよいお茶ばかり飲んでいるとは思えないのだ。お茶って贅沢品でもあったと思うんだけど。

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    2014年02月08日
  • たまゆらに

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    棒手振を生業とする娘が、大枚の入った財布をひろい、行きがかり上自身番小屋に届けることに。そこで、得体のしれない大金の取り調べから、いつのまにやら身の上話の茶飲み話に。

    大店の矜持と、おいしいお茶の入れ方、ですか。
    ザックリいうと。

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    2014年01月21日
  • 蒼龍

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    短編5編。オール讀物新人賞受賞作でもある表題作『蒼龍』は作品単体で魅力的であるが、著者の投影(解説によれば)である事を知れば、その凄味はいや増す。選者をして『このひとが新人賞に応募し、私が原稿料をもらう違いは何か』といわしめたエピソードは惹きつけられた。

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    2013年12月06日
  • おたふく

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    未曾有の不景気に見舞われた寛政の江戸。大店「特撰堂」の次男・裕治郎は実家を離れ、美味くて安い弁当屋を始める。客を思い、取引相手に真を尽くす裕治郎の商いは普請場の職人の評判をとり、火消しを走らせ、武家と町人を結び、やがて途方もなく大きく育ってゆく―経済は人情が動かす!傑作時代長編。

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    2013年11月24日
  • 梅咲きぬ

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    「損料屋」の重要登場人物である、料亭江戸屋の魅力的美人女将秀弥さんの成長譚。

    先代女将をはじめとする周囲の人物に育てられ、歴代女将に恥じない才能を開花させる過程が、心地よい文章で描かれています。

    心のノートに留め置きたい、珠玉の金言格言的セリフが多々あります。

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    2013年09月25日
  • いかだ満月

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    主役は誰で、何者なんだぁ???と思いつつ読んだら、
    今回は材木関係の達人たちのお話でした。

    相変わらず面白い、江戸時代の「お仕事小説」。
    流通の仕組みなんかも、よくわかります。

    しかし、鼠小僧にまつわるエピソードは、かならずしも必要ないのでは?
    などと思ってしまいました。

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    2013年09月06日
  • 家族力

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    三度の結婚、二億の借金、浮気、倒産、嘘…さまざまな失敗をしてきた山本一力さんの自伝、エッセイ。

    私は何度もくじけそうになった。そのときに支えてくれたのは、何よりも家内が示してくれた完全なる信頼である。「おとうさんの小説が一番面白いから」

    この苦しさから逃げ出したい。人が寝静まった夜中に原稿を書きつつ、いくたび思ったことか。私が迷惑を及ぼしたひとたちは、貸した金が返らない状況を、おのれの責めに帰して受け入れ、待っていてくれる。今の俺には、投げ出したり悩んだりする贅沢は許されていない。

    落ちたおかげでやり直すことができ、結果的にプラスになった。近道したやつには、後の人生のどこかで苦戦する。だ

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    2013年07月07日