山本一力のレビュー一覧
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両親を亡くしながらも、周りの人びとに支えられて生きていく さち。
父親と同じ絵師の道に進む中で、師匠の教えを大事にしているのが良くわかる。
あまりに良い子過ぎる気がするが、一人の女の子がどう成長していくか楽しみになってきた。Posted by ブクログ -
面白かった。安心して読める。
江戸の生活が生き生き描かれている。
大店の主人のあり方、長屋での付き合い方、深川っ子の粋、修行のあり方、今にもつながるなぁなんて感じ、とても良いです。Posted by ブクログ -
加賀藩の「三度飛脚」が、藩の危機に密命を帯びて江戸と領国を往復する。で、それを阻止せんとする幕府隠密との対決。
いやー、飛脚っていうヒトたちは凄かったんだなぁ。
はじめて知りました。
で、その任務の重要性と過酷さを人々は知っているものだから、すごく手厚く扱われていたのですね。
厳冬の時期の交通の難...続きを読むPosted by ブクログ -
現時点と過去をうまく行き来しながら、話が進んで行く。一つひとつのエピソードがとても面白く、語り口も引き込まれる。ただし、ちょっと話が尻切れとんぼ的であるのが残念。一つひとつのエピソードも、もっと深堀りすると面白いと思うのだが。Posted by ブクログ
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山本一力先生のミッション小説です
任侠の世界を生きる猪之吉と大店の
主「太兵衛」の漢(おとこ)同士の
つきあいが、騙(かたり)をたくら
む者から店を守る
読み応えあり!Posted by ブクログ -
棄捐令の功罪は重く問われるなぁ
現代の日本とも見まごう不景気を
もたらした政策
多分2度目に読んだのですが、前回は
どことどこが敵対しているのか分かり
づらかったPosted by ブクログ -
世襲で老舗暖簾を守ると言う事はこれだけ厳しい事なのかもしれない。
親が自らを手本とし周囲からの信頼を得る姿を見せる事で子供はいつの日か自分も同じような人間になりたいと思うものなのでしょう。
親の背中を見て子は育つ。
自分も親として少し見習わなければと思わされましたね。Posted by ブクログ -
江戸人情モノの短編集。
本の雑誌10月号の特集でオススメされ(?)、はじめて山本一力さんの本に手を出してみました。
江戸の様々な職業の描写にコダワリを持っておられるような気がします。
個人的には、表題作と土佐の話の2編がオモシロかったです。Posted by ブクログ -
有名料亭の女将を継がなければいけない立場で小さい頃から育てられた玉枝(秀弥)
「自分を憐れむ涙は流すな。」とかすごく良い教訓も沢山あったけれど、
恋愛は立場的に思うようにならず、ちょっと切なかったね。
親子2代に渡る女将の半生記。
個人的には割と好きな話でした。Posted by ブクログ -
美しく晴れて澄み切った空のように、読後が気持ち良い本です。主人公の一生懸命さや、周囲の人物の奥深さなども楽しむことができます。江戸時代の精神文化の高さに酔いしれて、自分も努力家になりたいと、若い気持ちになりました。Posted by ブクログ
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面白い。江戸の話だが、莫大な金を持ち、時代を謳歌していた札差屋が、幕府の政策で没落して行く栄枯盛衰の物語。ただ、借金を棒引きされて、一時は喜ぶ武家も、借金せざるを得ない構造で借金が難しくなると途端に借金を棒引きした担当者を恨んでしまうのが、現代と同じかも。主役は頭が切れてかっこいいのだが、悪役かと思...続きを読むPosted by ブクログ
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山本一力先生のお仕事シリーズです!
相変わらず実直に仕事する人物を描いていますが、いつもと趣向が異なるのは、推理小説仕立てになっています
面白いのは、最後の解明する手立てが「拷問」っていうのが意表を突かれてしまいましたPosted by ブクログ -
鬼平犯科帳と同じ時代・地域が舞台だけに、読みながら色々とリンクしてくるのが面白い。どちらも表組織の奉行所から少し隠れた組織や人が活躍するのだけど、こちらはチャンバラが無い分、現代サスペンスに近い感じで読みやすいかも。富岡の周りを散策したくなった。Posted by ブクログ
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桜、萩、忍冬、朝顔、と、花を主題にした4篇の短編集。多くの人がレビューに書いているとおり、『萩ゆれて』が実に良かった。電車内で読んでたのですが、人目を気にせず浸れる環境で読みたかった。Posted by ブクログ