山本一力のレビュー一覧

  • おたふく

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    父が大好きなのだが私は初めての山本一力。帯の文句についつい惹かれて買った安くてうまい江戸の経済小説。
    松平定信によって棄損令が交付された江戸が舞台。武士の金策相手たる札差が一斉に貸し渋りを始めたことで一気に景気が冷え込んだ時期、妻と二人家を出た有力廻船問屋の次男坊・裕次郎が江戸の職人相手の弁当販売業を始めるというお話。
    食べ物メインの話かと思っていたが、成長する弁当販売業の拡大戦略とそれに関わる人々の姿を中心に描かれる。
    登場人物達がいちいち格好いい信念を持っており、彼らが対峙するシーンは剣の交わりに劣らぬ緊張感がある。またタイトルから察していただけるであろうメッセージ性も良く、筋の通った中に

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    2013年07月07日
  • 損料屋喜八郎始末控え 粗茶を一服

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    一話完結的な第一作とは異なり長編の体。一話一話ビシッと仕置(解決)されていく一作目の方が斬れ味良かった。

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    2013年05月14日
  • 損料屋喜八郎始末控え 赤絵の桜

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    損料屋喜八郎シリーズ第2段。前作の方が重厚さがあって良かったかな。伊勢屋がどんどんいい味出してきてる。

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    2013年05月14日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    損料屋喜八郎シリーズよりもカジュアルな内容。キャラがそれぞれきちんと立ってる物語はやはり読んでて楽しい。商人や町人の心意気を存分に楽しめて飽きの来ない良作。

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    2013年05月13日
  • だいこん

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    ネタバレ

    江戸の人情もの。
    人と人のつながりがはっきりと出来上がっていて、
    現代にはないのかもしれないこの世界が少しうらやましかったり。
    まぁ実際はこうトントンとはいかないのだろうけど
    それでもなんかさわやかな気持ちになれる作品だったので満足。
    そしてこの店すごく行ってみたいし働いてみたい。

    これを読んで朝からうどん作って食べちゃった。

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    2013年05月06日
  • 大川わたり

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    江戸の市井の銀次。
    借金を返すまでは、決められた約束事を守らなければならない。

    スラスラと読めて、読み終わった後は心が温かくなった作品。

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    2013年05月05日
  • おたふく

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    お兄さんと弟の、凛としただけど愛に満ちあふれた兄弟愛にほろり。主人公の姑たる男の職人気質にくらり。そして、彼らの作る握り飯の描写にゴクリ・・・食いたい!その握り飯食いたい!!
     ただ、登場人物が多過ぎて話しがやや発散している気がするのと(物覚え悪くて、登場人物の名前が全部覚えられないわ・・)、あんな弁当で経済効果が上がるのだろうか・・メシ代に金が必要になるんだし、他の買い物控えたりするんじゃないの?とか。まあ、「アベノミクスを奨励してるんじゃないの?」なんて、うがった見方しちゃたからかもしれませんが。
     「経済は生き物」ということは、ちゃんと実感出来る書き方だったと思います。

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    2013年05月05日
  • 味憶めぐり 伝えたい本寸法の味

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    作家さんが記した食に関するエッセイにはハズレがほとんどない。ましてやそれが時代小説家によるものであれば。本作も期待に違わず食事やレストランに関する珠玉の文章に溢れている。「味憶」という造語はしっくりこないが、味覚がいかにプリミティブに記憶を刺激するかを言外に説き、うまそうな食い物をどんなグルメレポート番組より見事に具象化してみせる著者の力量には敬服するのみである。

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    2013年03月18日
  • 梅咲きぬ

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    20130209 久しぶりに読む。作者の思いが出ている。読んでて辛くなるときもあるが生き方を問われているような気がする。

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    2013年02月09日
  • まとい大名

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    面白かった。
    落語の世界のような感じでした。
    長くて読む気が少し萎えたが、後半は一気に読めました。
    男の世界という感じで当時はやっぱり花形職業だったんでしょう。
    最後の火への感謝は重要ですね。
    ナウシカの谷の人の言葉を思い出しました。

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    2012年12月02日
  • かんじき飛脚(新潮文庫)

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    始まりは微妙・・・でも読み進めていくうちにどんどん面白くなってきました。
    臨場感溢れる描写とか流石!

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    2012年10月26日
  • ほうき星 下

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    山本一力さんの作品は何冊か読みましたが、これは読み出しで“微妙かな・・・?”と思いました。でも読み進めていくうちにどんどん面白くなり、結局夜中の3時までかかって上下巻を読んでしまいました!

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    2012年10月20日
  • いかずち切り

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    巨大な騙りにまんまと引っかかった札差に泣きつかれ五万両の奪還に乗りだしたのは、江戸の裏金融界でその名を知られた「いかずちの弦蔵」。「一番大事なことは、カネをどう受け取るかの段取りだ」―江戸と大坂を股にかけ、弦蔵と騙りの一味が智恵と度胸の大勝負!迫力と興奮のノンストップ傑作時代小説。

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    2012年10月03日
  • くじら組

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     土佐・津呂浦の鯨組がアメリカの蒸気船をいち早く発見。伝え聞いた幕閣から黒船対策のため召し出しの声がかかるが、その前に、鯨組には仲間を屠った巨大マッコウクジラ“黒船”との死闘が待っていた。江戸時代の勇壮な鯨漁師たちの心意気を今に伝える傑作時代小説。

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    2012年10月03日
  • 草笛の音次郎

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    時代劇は今はなくしてしまったものを現前に提示するのに、最適なんだなぁと、当たり前のことを思い出させて頂きました。筋を通す、潔さが良いですね。そしてそれを守り伝える人の姿も。

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    2012年10月11日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    家族の愛をしみじみと感じる短編集です。
    季節毎の花が、物語と共に心に染みてきます。

    すいかずらは、「忍冬」と書くそうです。
    真冬の雪に遭っても葉をしぼませないことで付けられたそうな。
    春の入口に出会って、気持ちを元気にさせてくれる花ですね…。

    個人的には、今年の夏は桔梗に囲まれていました。
    毎年忘れられない花になりそうです……。

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    2012年09月18日
  • 八つ花ごよみ(新潮文庫)

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    江戸の熟年世代を描いた八つの物語。熟年世代の生き方、思いが違和感なく共感できるようになると、熟年の仲間入りということか。

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    2012年08月31日
  • 損料屋喜八郎始末控え 赤絵の桜

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    もどかしい喜八郎と秀弥の距離がまたちょびっと詰まった最終話。
    いいねーいいね=!!

    全編通して、食べ物の描写が美味しそうで
    お腹が減る模様。

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    2012年07月23日
  • くじら組

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    幕末、土佐の鯨漁師たちと巨大マッコウクジラとの死闘を描く。

    鯨漁師たちの心意気や良し!

    で、クジラさんってけっこうコワイのですね。

    鯨漁師さんたちの、獲ったクジラに対する敬意。
    なんつうか、あっちこっちの海でワーワーやってるシーなんたらの団体のヒトビトに読んでほしい、と思いました。

    あと、方言を巧みに用いた作品というのは、やっぱ味わいが増して良いですね。うん。

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    2012年07月18日
  • 八つ花ごよみ(新潮文庫)

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    深川を舞台に、夫婦の愛と家族の絆を描いた八編の物語。それぞれの物語に、花の存在が素敵なスパイスとなってます。そばにいる人に対して間違いなく優しい気持ちになれる本。

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    2012年07月14日