山本一力のレビュー一覧
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昔も今も、いわゆる「反社会勢力」というものは、巧妙な手口で「渡世」している、ということだと思った。ただ、今回は、染谷さんの顔の広さがものを言ったのであって、今一つ、なんというか、”?”だった。Posted by ブクログ
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殿に氷を献上するため、加賀藩御用飛脚『浅田屋』の面々が奮闘する物語。困難を解決する場面が多く、飛脚の活躍が少ないのが残念。江戸っ子の威勢のいい台詞が飛び交い、チームプレーが素晴らしい。Posted by ブクログ
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山本一力さんの作品を最後に読んだのはいつだったか?と思い出せない程、久しぶりに手にとりました。中国を舞台にした時代小説、史実も混ぜた謎解きかと思いきや…180ページ辺りから急展開。帯に書かれた「幻想」の意味がわかりました。急展開過ぎて頭が、心が追いつかないところもあったけど、全体を通して楽しめたし、...続きを読むPosted by ブクログ
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染谷というスーパー鍼治療師の活躍話。身体だけでなく心にも鍼が入ります
時代小説の王道、直球ストレート。大好きです
宙ぶらりんになった話あり。一力先生思い出して~Posted by ブクログ -
18人の作家による本にまつわるアンソロジー。
市川拓司さん「さよならのかわりに」が面白かった。梨木香歩さん「本棚にならぶ」は勝手なイメージでほんわかした話かと思ったらなかなかに怖かった。どの作家さんの話からも本好きな気持ちが溢れ出ているように感じた。Posted by ブクログ -
纏ミルク浜町店の新年の仕事はじめは午前4時。配達員の田代は、湯川さん宅の保冷ボックスに小さな異変を発見し…。牛乳宅配店主と地域の仲間たちのおいしく温かな日々を描く。Posted by ブクログ
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一善飯屋「だいこん」を知人に譲ったつばきは、父と
母と新たな三人暮らしを始めた。ある日、薬種問屋
蓬萊屋が看板の思案を求めていることを知り、巨大
提灯という壮大なスケールの思案を提案する。Posted by ブクログ -
結局、数日間のうちにシリーズの4冊を読み終えてしまった。
頭の中は山本さんが描く江戸時代中期、寛政の改革の影響で経済が停滞していた深川を中心とした江戸の中にどっぷりと浸かってしまった。
山本さんが描いておられる江戸の風景がとても鮮やかで美しい。
文武両道、頭脳明晰な主人公を中心にストーリーは展...続きを読むPosted by ブクログ -
主要人物に女性がほとんど出てこないのが、残念というか。江戸の駕籠の話だから仕方ないのかな。そのせいか、のって読むという感じにはなりませんでした。話自体は面白かったんですが。Posted by ブクログ
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次々と登場する人物についてのエピソードが展開していく。その話自体は面白く読めたけど、一人一人に感情移入がしにくくかった。
でも読んでいると、牛乳が飲みたくなってくるのは確かで、カフェラテではなくミルクコーヒーに共感できるのは、歳のせいなのかも。Posted by ブクログ -
本に纏わるアンソロジー。
お馴染みの作家さんは、なるほど作家さんらしいお話だし、はじめての作家さんの話はなかなか新鮮だ。
梨木香歩さんの「本棚にならぶ」がとても衝撃的で印象が強かった。なんだか、私もこんな風になっていく気がしないでもないと。怖いよりもなぜか納得してしまうのだ。Posted by ブクログ -
ジョン万次郎が帰港地のニューベッドフォードでの暮らしの話。船長に気に入られて、息子同然として一緒に暮らす。勉強の為、学校にも行かせてもらう。漂流者、日本人、偏見や差別にあっても仕方ない境遇だが、周りの人から暖かく受け入れられていく。万次郎の人柄が素晴らしいからに他ならないからだ。アメリカも、懐が深い...続きを読むPosted by ブクログ
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万次郎達がアメリカの捕鯨船に救助されてからの話。言葉のわからない船員達と打ち解けて行くには、誠実さが大事と言うことを教えてくれます。日本人は、こうありたい。Posted by ブクログ
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くじけるな。やり直しができるのが、ひとの生涯。
長屋の桶職人の最期の願いを叶えるため、時季外れのクリを手に入れろ!
深川一の疾風駕籠の二人が希望を信じて、江戸の町を奔る、奔る!Posted by ブクログ