山本一力のレビュー一覧

  • 梅咲きぬ

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    読後は淋しかったですが、
    綺麗な作品で心が洗われました。

    娘や女性としての悲しさと
    女将としての強さのバランスが
    上手く描かれていました。

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    2009年10月04日
  • 梅咲きぬ

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    ★4.8!
    帯にある「凛として生きる」という言葉がぴったりの、江戸時代を凛として生きた母娘の物語。★5と迷うくらい良かった。こういうEDO文化というか考え方、好きだー。

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    2011年05月20日
  • 蒼龍

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    のぼりうなぎ、節分かれ、菜の花かんざし、長い串、蒼龍の5つの短編集。最高のハッピーエンドではないけど、じんわりと心が温かくなるような話ばかり。江戸の情緒に触れる一冊。

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    2009年10月04日
  • 辰巳八景(新潮文庫)

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    深川人情短編集
    先入観なしで、素直に読むといいと思います。
    佃町の晴嵐は、出来すぎた話ではあるけれど、でも本当にありそうないい話。
    ありそうなところが深川人情なんだなぁ

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    2009年10月04日
  • 辰巳八景(新潮文庫)

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    長唄の「巽八景」にちなんだ心温まる8つの短編集。
    深川を舞台にした江戸庶民の生活が巧みに描写されている。
    どの話も新たな人情や自分の気持ちへの気付きで終わる。
    個人的に「佃島の晴嵐」,「洲崎の秋月」が良かった。
    特に辰巳芸者の心意気を描いた「洲崎の秋月」は良かった。

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    2009年10月04日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    短編が4つ入ってます。
    どれもこれも素敵な話ですが、私のお気に入りは雛人形の話。
    男同士の友情や、家族愛がてんこ盛りです。

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    2009年10月07日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    山本さんの作品は本当に小気味いい。幕間に必ずその出来事が起こった季節を彷彿させる一文が入り、自然と物語に引き込まれていきます。知恵を寄せ合う件は絶妙。

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    2009年10月04日
  • 辰巳八景(新潮文庫)

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    どこか明るさを含む情緒のある作品でした。
    ストーリーの作り方が、ほぼ同じパターンですね。導入でクライマックス直前を描き、次に逆戻りしてその背景やそこに至る過程を描いていく。そして最後に一気のクライマックス。この持ち上げ方が、なかなか見事です。時折、そう来るかと思わせるエンディングも混じっていますし。
    いかにも江戸の庶民を生き生き描く山本さんという感じで、なかなか良い作品です。

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    2016年08月16日
  • 梅咲きぬ

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    どうも最近山本氏の作品はガチャガチャした感じがして。。。。
    でもこの作品は、江戸情緒が感じられる作品でした。
    細かく見れば、ストーリーの荒さが見られたり、独りよがりな感じがする所も有ります。また、玉枝が余りに優等生過ぎて、可哀想な感じさえも受けてしまいます。しかし全体としては、凛とした雰囲気と情緒があって良い話だと思います。
    ある意味、道徳書のような雰囲気があります。悪く言えばお説教臭いし、古臭い考え方なのかもしれません。でも一方「女性の品格」なんて本がベストセラーになる時代。形より心意気を語るこの作品のほうが相応しいのかもしれません。

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    2016年08月16日
  • 蒼龍

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    時代ものと言うと、剣客、市井、人物ものになると思うのだけど、本作は市井作品集。

    鬼平にも言えるのだけど、丁寧に作ってある市井ものは本当に面白い。

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    2009年10月04日
  • ワシントンハイツの旋風

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    時代は昭和37年。実はオレの生まれた年だ。

    この頃にどのようなことがあったのか、時代背景を踏まえて読むのが別の面白さもあった。



    謙吾は様々な人と係わり合いながら、だんだん仕事に打ち込み認められてゆく。

    特に新聞販売店に住み込み、当時代々木にあった「ワシントンハイツ」と接点があったことがその後の彼の人生を左右することになる。



    ワシントンハイツとは東京駐留の米軍将校のための住宅団地であり、まさに「フェンスの向こうのアメリカ」だったそうだ。

    彼はワシントンハイツの中に新聞を配りながら、英語を習得していく・・。

    そして旅行会社で獅子奮迅の活躍をするのだ。



    しかし、彼には別の一面があった。

    それは女性に対してマメであること、常に多くの女性と触れ合っていなければ落ち着かないのだ・・

    小説の表現にも結構エロティックな表現も多かったので、そのあたりはオレ的には×だった。

    まあ、若い頃は誰もが「サカリのついた犬」のような経験もあるだろうけど(笑)



    英語の話せないオレとしては、若い頃にもっと勉強すればよかったかな・・とも思わせる小説だった。

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    2009年10月04日
  • 欅しぐれ

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    普段は時代小説を読まないので、特有の言葉に慣れるまで進みが遅かったけど、あとはぐいぐい引き込まれるように読みふけってしまった。

    まったく違う世界に生きる二人が出会い、互いを信頼し、心底相手のために思いやる、そんな関係が清清しかった。

    自分と違う価値観を認め合えるような、懐の深さを持てるようになりたいと思った。
    (050205)

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    2009年10月07日
  • 深川駕籠

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    駕篭かきというのは現代にはない職業だ。職種としてはタクシーやハイヤーと同じだけど、二人で一組というところが決定的に違うし、そこがこの小説のみそにもなっている。駕籠って乗ったことがないなあ。一度乗ってみたくなった。

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    2009年10月04日
  • 草笛の音次郎

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    渡世人の股旅物。現代の日本なら何時間かでいける距離だが、何ヶ月も時間をとるのはただ行けばよいというものではなく、旅の中で成長してこいという親分の思いあってのことだ。
    これを読んで思ったのは私の亡くなった師匠はこの世界を地で行く人だったんだなあということ。そう思うと、よく分かっておらず失礼な振る舞いがたくさんあったことに気付く。師匠の名前を背負っているということを常に意識しないといけない。そして今の師匠に対しても気持ちを改めて接しなければ。

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    2009年10月04日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    定斎売りの蔵秀、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い四人が力をあわせ、大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。 全ての編に話が繋がっている。柳沢吉安が最後に出て来るのが、、、痛快。

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    2009年10月04日
  • はぐれ牡丹

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    山本一力の時代長編。
    ミステリー要素で言えば、宮部みゆきの時代物に及ばないものの、数字や金額の確かさ、時代考証や当時の職業などの設定は山本一力の方が1,2枚上手か。さすが!

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    2009年10月04日
  • 大川わたり

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    山本一力の時代長編。
    自分の人生・人間を改める男の心の動きに感動です。隅田川のことを大川って言っていた事も、これで再認識しました。

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    2009年10月04日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    田沼政治が終わった不景気時代の経済捕物帳
    チャンバラはない
    喜八郎の性格があまり見えない
    登場人物が多くて覚えられない
    痛快ではある

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    2026年09月14日
  • 戌亥の追風

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    木更津の薪炭問屋の波切屋の娘おきょうは深川の材木問屋との談判のため、江戸に向かうが理不尽にも中川船番所で留置されてしまう。彼女を救おうと密かにおきょうに思いを寄せる薪炭問屋上総屋の手代仙之助が尽力する。
    この騒動に乗じて悪事を企む中川番所の吟味役同心堀田庄助らを定町廻同心岡崎俊郎が迫る。
    勧善懲悪と義理人情の江戸物語。

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    2026年08月30日
  • たすけ鍼

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    ネタバレ

    なぜだか、作者の『あかね空』を読んだ気になっていて、調べると実際にはこれが山本一力初作品だとわかってびっくり、しらんけど。
    江戸時代には、病気を治すのに祈祷や民間療法など効果のない治療方法がはびこっていたので、鍼灸による効果やありがたみが余計実感出来たのかもしれない。
    とはいえ、本書ではなんだか万能感あふれる治療方法として描かれているのは少しやり過ぎ。
    文章は過不足なく手堅く、ストーリー展開も卒がない。個人的には、最初のお話「ツボ師染谷」に出てくる《おちさちゃん》の活躍をもっと読みたかった。また、未完っぽい話が複数あるが、染谷シリーズで続編を書くつもりだったのだろうか?(私調べでは、なさそうなんだが…)

    【山本 一力(本名:山本 健一、1948年2月18日 - )は、高知県高知市生まれ。東京都立世田谷工業高等学校電子科卒業。日本ペンクラブ会員。
    高知市立江陽小学校卒業。生家は高知市の大地主であったが没落、14歳の時に上京。
    通信機輸出会社、大手旅行会社(近畿日本ツーリスト)、コピーライターなど十数回の転職を経て、1997年に『蒼龍』で第77回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2002年には『あかね空』で第126回直木三十五賞を受賞。
    平成二年に現在の妻と出会い、小説を書く時のモデルになってほしいと説得し半年後に3度目の結婚。 妻の実家の相続トラブルで親族に17億円の支払い命令されるも土地を売却することで相殺。その後、バブル時代に支払いの足しのために設立した会社は事業失敗で2億円の借金を抱える。その借金返済及び結婚をきっかけに49歳で小説を発表した。
    自転車愛好家で、外出時は一家で自転車を用いる。直木賞受賞の会見場へも、一家揃い自転車で向かったことが話題を呼んだ。テレビのコメンテーターの活動も行っている。
    ペンネームの「一力」(いちりき)は作家を始めたときにあと一歩で賞がなかなか取れず、妻から名前が悪いのではないかと言われ、姓名判断ソフトの中から候補を選び、名前は1画2画のバランスが山本姓に合っていたためこの名前になったという。】(ウィキペディア)

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    2026年08月27日