山本一力のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
どうも最近山本氏の作品はガチャガチャした感じがして。。。。
でもこの作品は、江戸情緒が感じられる作品でした。
細かく見れば、ストーリーの荒さが見られたり、独りよがりな感じがする所も有ります。また、玉枝が余りに優等生過ぎて、可哀想な感じさえも受けてしまいます。しかし全体としては、凛とした雰囲気と情緒があって良い話だと思います。
ある意味、道徳書のような雰囲気があります。悪く言えばお説教臭いし、古臭い考え方なのかもしれません。でも一方「女性の品格」なんて本がベストセラーになる時代。形より心意気を語るこの作品のほうが相応しいのかもしれません。 -
Posted by ブクログ
時代は昭和37年。実はオレの生まれた年だ。
この頃にどのようなことがあったのか、時代背景を踏まえて読むのが別の面白さもあった。
謙吾は様々な人と係わり合いながら、だんだん仕事に打ち込み認められてゆく。
特に新聞販売店に住み込み、当時代々木にあった「ワシントンハイツ」と接点があったことがその後の彼の人生を左右することになる。
ワシントンハイツとは東京駐留の米軍将校のための住宅団地であり、まさに「フェンスの向こうのアメリカ」だったそうだ。
彼はワシントンハイツの中に新聞を配りながら、英語を習得していく・・。
そして旅行会社で獅子奮迅の活躍をするのだ。
しかし、彼には別の一 -
-
Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
1話5分でわくわくできる、本にまつわる18のストーリー。
森を飛びかう絵本をつかまえる狩人、ほしい本をすぐにそろえてくれる不思議な本屋、祖父がゆっくり本を読む理由、書店のバックヤードに隠された秘密……。
青春、恋愛、時代小説から、ミステリにファンタジーまで、「本」と「本屋」をテーマに豪華執筆陣18名が集結! 本の世界の奥深さが短いお話の中にたっぷり詰まっています。1話5分でわくわくできてどこから読んでも面白い、本にまつわるショートショート・アンソロジー。
*****
本にまつわるショートショート18編を集めた短編集。
僕は梨木果歩さんの作品目当てで購入。
ホロリとさ -
Posted by ブクログ
昔の江戸も今も、人間関係は大事にしないとね。
仕事への一途さとか、去り際の鮮やかさとか人の生き方には美学があって、作者はそんな美学を描きたかったのかなあと思う。
情報弱者が利用される世の中だと思う。
不安に呑まれると、本当に大切なものが見えない。
ちょっとでもいい暮らし、今より良くなるものを人は追い求めるけど、道を間違えると一生辿りつけないのかも。
ラストの話は高額の富クジに当選しながら、川に流され亡くなった老婆の話が出てくる。富クジは老婆がピタ一文使う事なく。
お金は循環。お金は大好きだが、良き循環を起こせる人生であればと思う。
人を幸せにし、自分も幸せになるお金が使えたらいい -
Posted by ブクログ
ネタバレ珍しく最後まで読むのが本当にしんどかった。
登場人物の誰も好きになれず、特につばきは嫌い。
なんていうか品がない。
貧しい時に世話になった長屋の人たちに恩返しする訳でもなし、うどんの汁をかけてしまった人に逆ギレ気味にお金を渡してあっかんべーって…笑
それに、浩太郎から縁談を申し込まれたときには自分がだいこんを思う気持ちを軽んじられたというくせに、おそめさんのところてん屋はあっさり辞めさせる、などなど。
それに一緒にだいこんを盛り立ててくれている家族や奉公人に労いの言葉もないし。
読んでてかなり気分が悪い。
それなのにトントン拍子で商いが上手くいくとか不思議すぎる。
『みをつくし料理帖』みた