山本一力のレビュー一覧

  • 損料屋喜八郎始末控え 粗茶を一服

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    損料屋喜八郎シリーズ3作目の本作は短編7編の構成でしたが、さすがの面白さでしたね!
    今回は喜八郎と伊勢屋の距離が縮まり、喜八郎が伊勢屋を助けるという話が多く、これまでのいきさつを超え助け合う仲という、下町の粋な人づきあいが良かったです!
    喜八郎と秀弥の仲は、あまり進展はなかったのですが、続編を是非とも作って欲しいと思いますし、期待してます!

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    2017年07月29日
  • 損料屋喜八郎始末控え 赤絵の桜

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    損料屋喜八郎シリーズの第2弾で5つの短編から構成されておりましたが、相変わらずの江戸深川を舞台に、主人公喜八郎を中心とした、下町義理人情や人と人との絆だったり、いがみ合いつつも、どこかで互いを認め合い、助け合う姿という江戸下町の粋な人間模様や姿勢がすばらしく表現されています。
    皆が喜八郎と江戸屋女将の秀弥のじれったい恋愛を後押しする姿も良かったです!

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    2017年07月21日
  • ジョン・マン 4 青雲編

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    いよいよアメリカでの勉学の日々。一代記である以上、当然避けられない訳だけど、穿った見方をすれば今回の内容は、ただの青春の1ページですね。彼の伝記じゃなければいけない部分があまり感じられず、そういう意味では、盛り上がり感はあまりなかったかもです。それでも描写の妙で、物語としては十分に楽しめましたが。

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    2017年07月19日
  • ジョン・マン 6 順風編

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    漁に出て遭難し、アメリカ漁船に救われてアメリカで育つジョン万次郎。
    その活躍ぶりは、
    すでに、ムーミン2号さんがレポされています。


    ジョン万次郎は、航海術専門学校を首席で卒業、
    1846年5月、フランクリン号に二等航海士として雇われます。
    大西洋を渡り、アフリカの喜望峰を回り、東南アジアへ。


    体長3メートルぐらいあるウミガメをとらえたり、
    飲み水を浄化する装置を備えさせたりと、
    航海中、学校の座学で学んだこと以外に
    万次郎が土佐で体験してきた漁師の知恵が
    この航海で役立ちます。



    万次郎が海へ出て
    故郷の土佐への想いを募らせているのと同時進行で、
    故郷の母親や妹たちの様子なども書かれていました。



    万次郎と同じように、
    母も万次郎の無事の帰還を待ち望んでいます。
    早く、日本へ帰って来て!  と思うのですが、
    ムーミン2号さんのレポにもあるように、
    万次郎が日本へ戻るのはまだまだ先のようです。


    日本に帰ってからの活躍も期待したいところですが、
    ジョン・マンという通訳兼船乗りが
    どうやって誕生していったのか、
    これからどんな冒険をしてどんな風に成長していくのか、
    とても興味深く思いました。


    長くなる物語を覚悟して・・・次作を期待しています。

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    2017年11月09日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    必殺仕置人のような展開で、札差の悪事を主人公の損料屋になりをひそめた喜八郎が主人の旧知の与力 秋山と仲間とともに密かに解決していくという話で、江戸下町の粋な姿と絡みあって、とても面白かったです!
    続編もあるようなので、喜八郎と江戸屋女将の秀弥との恋模様も気になるところです。
    でも、江戸屋女将の秀弥は、初期の山本一力の作品には欠かさず登場する定番人物のようです。

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    2017年07月15日
  • 蒼龍

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    作家初期の作品で短編5編集でしたが、どの話も良かったですね!江戸時代の清々しい人間模様を描いた作品ばかりで、まさに下町の人情にふれた作品ばかりでした。「菜の花かんざし」だけは時代の悲しい宿命を描いた作品でしたが。
    貧乏でもしっかりと生きていく主人公の姿や家族を含む、まわりの絆(支え)を描くのが作者の真骨頂ですね!
    すっかり山本一力ワールドに、はまった私は、これから作品を読み進めていきたいと思う今日この頃です!

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    2017年07月04日
  • ジョン・マン 4 青雲編

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    基礎学力をつけるため小学校へ通う16歳の万次郎。慣れないアメリカで、卑屈にならず奢らず精一杯の自分で暮らす彼に憧れる。

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    2017年07月01日
  • 千両かんばん

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    登場人物すべてが善人!
    せっかくなので、最後の看板披露はもっと丁寧に書いてほしかった。文庫の表紙でやっとイメージがわいてきただけなので。そこだけがとても残念。

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    2016年12月15日
  • あかね空

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    ひとつの出来事に対し、人それぞれ見方、考え方、感じ方が違うことによって様々なドラマが生まれる。そんなことをあらためて考えさせられた本でした。

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    2016年11月22日
  • 明日は味方。―ぼくの愉快な自転車操業人生論

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    ネタバレ

    まだ完結しない長編『ジョン・マン』の著者
    山本一力さんの自伝。

    と言っても、堅苦しくなく読ませる力量は
    山本さんならでは、かもしれない。
    山本さんは、戦後のアメリカ軍関係の建築ラッシュで
    毎日のように建築関係の父がポケットから札束を持ち帰る
    日々も経験しながら、父の博打癖で貧困に。
    『明日は味方』は母の口癖。

    高校生時代、アルバイトで東京ワシントンハイツで新聞配達。
    そこはアメリカ軍が広大な土地を戦後接収していた場所。
    アメリカ人の少年たちが雨の日も庭先に新聞を
    放り投げるやり方をしてるのを横目で見
    自分は日本人のやり方で一軒一軒ポストに。
    そんなやり方で住民には喜ばれ
    ワシントンハイツでも米人の少年や家族とも親しく。
    そこで肌で覚えた英語が、のちに途中入社の
    近畿ツーリストで重宝がられ出世。
    豊かさを謳歌。

    そこをやめて、グラフィックデザイナー修行、独立、失敗、
    苦しい時代も過ごしながら常に自転車を漕ぐように
    動き続けたと。

    直木賞を受賞したのちも、待ってはいないで
    各出版社に行っては、仕事を探す。。。いつも忘れない危機感。
    働くことは生きること、生きることは
    自転車と同じ。漕ぎ続ける、バランスをとりながら。

    決して止まらないで生きてきた
    山本さんならではの言葉が心地よい。

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    2016年10月05日
  • 梅咲きぬ

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    料亭「江戸屋」の三代目女将・秀弥の娘で、後に四代目女将となる、玉枝の成長を描いた物語。
    深川っ子の“粋”が、清々しくて良いですね。

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    2016年09月15日
  • かんじき飛脚(新潮文庫)

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    ネタバレ

    山本一力の小説久々に読んだが、やっぱ上手いなぁと思う。古き良き昭和演歌的な人情風景を描かせたら天下一品。少々昭和が鼻につく(笑)部分があるにはあるが、それを臭みととるか味わいととるかで、評価分かれるかもなぁ。
    俺は、体調エエ時なら好みです。

    小説としても十分オモロいが、長距離ランナーのウンチクが詰まっているのも良い。江戸時代的カーボローディング、タンパク源をたやさないこと、極力身体を冷やさないこと、熟睡が疲労回復には欠かせないこと、少量飲酒の効果…、今走ってる人(俺なんかもそうだけど)にもなるほどと思わせることが結構出てくる。

    猪汁やブリアラの粕汁なんかも美味そうだが、明日からでもできそうな玉子を落とした根深汁で炊き立てご飯っての、エエなぁ~

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    2016年08月14日
  • 千両かんばん

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    やっぱり山本一力はいい。
    何を大切にして生きているのかが明確。
    迷っても、その軸があることで、ぶれずに生きているのがわかって、しっくりくる。
    やっぱり江戸時代に生まれたかったと、また思いました。

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    2016年07月18日
  • いっぽん桜(新潮文庫)

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    桜の季節になると読み返したくなるかもしれない。
    「萩ゆれて」が明るいハッピーエンドなので、読者もハッピー!

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    2016年04月27日
  • 草笛の音次郎

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    ところどころに出てくる格言みたいな話がいい。例えば「一度いったことはひっこめない」「上の者がくれるものは断らない、うけとる」など

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    2016年03月17日
  • ジョン・マン 2 大洋編

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    なるほど、こうやって渡米を果たす訳ですね。今で言うところのイメージとは全く違うニュアンスを持つ”ハワイ”も、当時の様子が浮かび上がってくるようで楽しかったです。ジョンマンっていうタイトルの意味も明らかにされて、これからいよいよ彼の大活躍が始まるんでしょうか。

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    2015年11月24日
  • ジョン・マン 1 波濤編

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    名前は良く聞くけど、実際の人物像については殆ど知らないジョンマン次郎。現在進行形で織りなされている本作で、その人物史を鑑賞することにしました。まだまだ序盤で、とりあえず遭難したところまでで終わったけど、その状況描写も迫力があって、で、アメリカ側の目線でも同時に物語が進行していく流れが良い。続きが楽しみです。

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    2015年11月17日
  • ジョン・マン 3 望郷編

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    ジョン・ハウランド号は母港ニューベッドフォードに着いた。マンジロウの適応力は若さゆえか素質か、両方だろうな。

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    2015年11月10日
  • 龍馬奔る 少年篇

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    龍馬が誕生する前から、物語は始まる。中岡慎太郎の誕生も描かれている。
    幼少時代に二人が出会っているエピソードは面白いと思った。
    才谷屋主人の姿や、鯨組のエピソードが描かれている。
    ”龍馬の幼少”と言うと、洟垂れな、泣き虫なイメージが強いが、
    "山本版"龍馬は、幼少とはいえ、とてもしっかりした姿として描かれている。
    この「少年篇」では、母親・幸が亡くなるまでが描かれている。

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    2015年09月30日
  • ジョン・マン 1 波濤編

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    これも続きを楽しみにしている1冊。ちょっとくどいのと買いかぶりすぎではと言う気がするけど彼の事をじっくり知りたいと思い続きを楽しみにしてます(^^)

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    2015年08月27日