固結び 損料屋喜八郎始末控え

山本一力

お待たせしました！ 人気シリーズ待望の第5弾！

男は命を賭し、女は行く末を想う――。
初午の真夜中、水垢離に臨もうとしていた喜八郎たちのすぐそばで、
男女が川に飛び込んだ。
女を助けた喜八郎は、ふたりが奉公先の賭場で恋仲になった挙げ句に
心中を図ったと知り、賭場の貸元と直談判に及ぶが……。
そして喜八郎と秀弥の恋の行方にも新たな展開が！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 歴史・時代小説
• 出版社: 文藝春秋
• 掲載誌・レーベル: 文春e-book
• ページ数: 304ページ
• 電子版発売日: 2023年01月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

終わっちまった。いつもより穏やかな一編一編に心沸き立つでもなく淡々と「固結び」へ。二人を祝う気持ちは諸々の登場人物らと同じだが、もう次は無いのだと心沈む。

[ブクログ · ★★★★★]

山本一力の最新作は、損料屋喜八郎シリーズの続編でした！
短編７編という構成でしたが、喜八郎と町民たちとの絆や人間力が存分に発揮されているさすがの内容で非常に面白かったです！
やきもきした末に、ようやく喜八郎と老舗料亭の秀弥が結ばれたのは、今後の展開も含めて非常に楽しみになりました！

[ブクログ · ★★★★☆]

喜八郎周囲の人たちが起こす厄介ごとなど７つの短編
面白かったです。一つでは物足りない、全部読み終わって大満足
今回は男女の恋愛模様に絡む話が多かった中、あの政八が珍しく男意気をみせるエピソードが印象的。そして秀弥、おとよ、おけい、女性陣は皆強し