山本一力のレビュー一覧

  • 梅咲きぬ

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    江戸の老舗料亭江戸屋女将4代目「秀弥」の半生を描く
    江戸の料亭女将の所作の気品が漂う
    日本人ならこうありたいという理想の姿がここにある
    騙り集団を懲らしめる件は爽快!
    現代はこんな粋な人間は男女問わず少なくなりました

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    2009年10月04日
  • 欅しぐれ

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    期待してたのにちょっと期待先行だったかな。大店のあるじと賭場の貸元、ふとしたことから立場の違いを越えた男と男の腹を割った付き合いが始まる。やがて大店の乗っ取りの企てが明らかになり息を引き取る大店の主は後を貸元に託す。そして乗っ取りの仕掛け屋一味との対決が始まる。いまいち付き合いが始まるきっかけが強引な感じがする。乗っ取りの黒幕の意図もちょっと弱いって言うか、登場も少ないせいか影が薄すぎると言うか。乗っ取り屋一味も親分意外ちょっと間抜けが多いし、敵にしては不十分。ま、そんなこんなでも山本一力の世界は生き生きとしている。男気、ここぞと見込んだら信じついていく、そんな虚構の世界にほっとする。2005

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    2011年07月16日
  • 欅しぐれ

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    面白い。男気、品の溢れる作品。
    ただ、尻すぼみな感じは否めない。
    続編がいずれ出るのでは??と思ってしまう。

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    2009年10月04日
  • 深川黄表紙掛取り帖

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    定斎売りの蔵秀とその仲間が知恵で様々な問題を解決していく、連続短編集。
    江戸の地図が欲しくなる。
    一力さんらしい作品。

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    2009年10月04日
  • 損料屋喜八郎始末控え

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    面白かったです。損料屋という職業については、表の稼業なだけにあまり出てこないのですが、初めて知りましたねえ。鍋釜を貸してお金を取る職業ですか。でも、実は元々同心だったので、元上司の仕事を裏で手伝っている感じですね。連続短編集なので、もしも続きがあるなら読みたいです。

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    2009年10月04日
  • 欅しぐれ

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    あまり読まないタイプの作品だったのですが、あまりの作品の魅力の力強さに面白く一気に読んでしまいました。

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    2009年10月04日
  • はぐれ牡丹

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    私が読んだ彼の作品の中では、今のところ一番マイナス評価。
    キャラクター設定が甘いというか、他の作品ほどそれぞれの登場人物の過去や想いが弱い。
    でも最後が丸く収まる安心感は良い。

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    2009年10月04日
  • ほうき星【上下 合本版】

    購入済み

    季節の描写に違和感

    話はまあまあ面白かったので最後まで読んだが、作者が旧暦を理解していないと思わせるところが多々あって残念な作品だった。
    出だしで八月二十日を夏のように書いてあるが、天保六年八月二十日は新暦では1835年10月11日頃なので違和感があった。
    物語の中にあちこち日付と季節の描写があるが季節感がおかしく作品を楽しめなかった。
    例えば、天保九年八月晦日(二十九日、新暦1938年10月17日頃)の午後4時台に幼い主人公が行水するくだりがあるが、かなり寒いと思う。
    師匠が主人公が家紋をすべて習得する期限を五月三十一日としたが、旧暦には三十一日は無い。
    嘉永元年に「川開きすると間もなく梅雨入りをむかえた」とあ

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    2020年01月08日