【感想・ネタバレ】損料屋喜八郎始末控え 牛天神のレビュー

あらすじ

山本一力デビュー作の人気シリーズ、待望の第4弾!

深川に巨大な安売り市場が出来、このままでは地元の店が打撃を受けてしまう。
悪徳商人一味が動く情報をつかんだ喜八郎が行動に出る。

人情の待ちで二千坪の土地を牛耳る黒幕。
今宵このときから、戦は始まった。
絵図を描いたのはこの男、喜八郎!

解説・大矢博子

※この電子書籍は2018年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

損料屋・喜八郎シリーズ第四弾。深川の町に復讐をしようとする材木問屋の妻籠屋鬼右衞門。対決する喜八郎。江戸屋が巻き込まれ、さあどうなると思っていたら、鬼右衞門まさかの心変わり。ちょっと物足りない気はしたが、『じゃあ、またな』で良しとしよう。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

この作品は、世の中には、根っからの悪人は存在しない、ということを信じたい、という山本一力さんの思いが込められているような気がする。ただ、今回も、大失敗だったのは、この作品が、このシリーズの4作目だったことだ。前の3作を読んでない!

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2023年09月10日

Posted by ブクログ

結局、数日間のうちにシリーズの4冊を読み終えてしまった。

頭の中は山本さんが描く江戸時代中期、寛政の改革の影響で経済が停滞していた深川を中心とした江戸の中にどっぷりと浸かってしまった。

山本さんが描いておられる江戸の風景がとても鮮やかで美しい。

文武両道、頭脳明晰な主人公を中心にストーリーは展開するが、他の登場人物たちの人間性もとても面白く表現されている。

5冊目が出ているということなのだが、まだ文庫化していないようだ。

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2023年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

棄捐令、寛政元年に118万両の借金が帳消しになったのだが、人々はお金を使わなくなり経済が疲弊して民は苦しんだ
深川富岡八幡宮の氏子たちが集会で誓ったのが、無駄な事への倹約は大事だが、暮らしに入り用な金を惜しむ事は自分の首を絞める
このご時世だが本祭りをはじめ町の誰もが今まで通リの御金遣いをして、融通し合って仕事と給金を工面し、余裕のある店は什器を始めこことばかり新調をしたりした
深川ぐるみで助け合ったこの繋がりが、悪巧みをする者の企みをくじけさせたのだ

新型コロナ禍の今こそ必要な考え方(´・ω・`)

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2021年03月02日

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