河合隼雄のレビュー一覧

  • 心理療法個人授業

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    心を癒す勉強を始めようとして3冊目に買った本ですが、心理療法の歴史から手法や問題点などがすんなりココロに入ってくる内容。私はこの本のおかげで、臨床心理学に俄然興味が湧いてきました!

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    2009年10月04日
  • 明恵 夢を生きる

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    「夢占い」でもお仕着せの「夢判断」でもなく、今、自分のことが知りたいんだ、ってときに夢から自分を見つめ直してみる。そのためにはうってつけの本だと思います。
    心理学ってあんまり共感できない・・って人にこそおすすめ。河合氏は学者じゃなくて実践のひとなので(中沢新一談)。
    それとは別にしても、明恵(みょうえ)という魅力的なお坊さんがいたことに感動すら覚えます。かっこいいですよ。親鸞とはまた違うかっこよさなのです。
    読むのはちょっと体力がいるけど、読んでよかったなあと思う本です。
    もっとこういう本を出してほしいので星五つ。

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    2009年10月04日
  • 学ぶ力

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    元の2004年版の単行本との違いは、佐伯胖(さえきゆたか)さんの「文庫版のためのあとがき」が追加されたことだけです。佐伯胖、誰?と調べたら、心理学者でした、私はこの人を知らなかったな。河合隼雄関連の本に名前はでてくるのだが、文章が見当たらない。
    「佐伯胖 変わったエピソードないですか?」とGeminiに聞いてみた・・・
    私は、この新装版のあとがきと本論の佐伯胖さんの文章でしか佐伯さんを知りませんが、木村敏さんの「あいだ」の理論の継承者ではないか?という気もするんですが、素人考えでしょうか。

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    2026年10月25日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    この本は、作家の村上春樹さんと臨床心理学者の河合隼雄さんの対談本ですが、2人の波長がとても合っており、本音で話し合いがされているように思いました。
    人間関係などについての2人の考察はとても興味深く読ませて頂きました。

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    2026年10月24日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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    昔話は、勧善懲悪的な教訓を伝えるものではない。昔話は、人間や人間がたどる人生を映し出しているものなんだ。そのことがよく分かった。

    「母性はその根源において、死と生の両面性をもっている。」
    「影は厄介なものではあるが、それなくしては人間味の乏しいものになってしまう」
    「一般化を許さぬことにこそ人生の特徴があり、それ故にこそ個性化と呼ぶべきなのであろう。」

    この本は、昔話がもっている人間や人生についての深い洞察を取り出して、目の前に広げて見せてくれた。難しくてあまり理解できていないことも多いけど。

    毎日15分の昔話の音読が、また少し楽しみになった。

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    2026年10月10日
  • ユングと心理療法 心理療法の本(上)

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    ネタバレ

    長年私の書棚では「積読本」となっていた。第1刷は1999年となっていたので、四半世紀前の本だ。だけれども、本質的なものはあまり変わらないだろうと思い読み始めた。

    読んでみようと思ったきっかけは、たぶん、岸政彦先生の「生活史の方法」を先日読んだからだと思う。岸先生の「生活史」が、ある一人のリアルな人生に関わって、本人の思いを丁寧に聞き取り、一つのアウトプットにする行為であるのに対し、河合隼雄先生のほうは、リアルな人生が対象ではなく、聞き取りの対象が本人の夢であり、無意識であり、意識と無意識との関係であり、つまり対象は「現実の生活」と「夢」という点で異なるけれども、その聞き取りは丁寧で、対象者を尊重(尊敬)し、「語り手」が主役という点で、共通していると感じたから。

    河合先生は、「まえがき」のところで、本書の構成を大まかに述べている。

    第一章:ユング派の心理療法の実際について

    第二章:①夢分析の事例、②治療者とクライエントの関係、治療者の在り方、③夢の中のクライエント像について

    第三章:箱庭療法について

    第四章:①日本人に合わせた心理療法、②イニシエーション(通過儀礼)について

    そして、同じく「まえがき」に、「心理療法の専門家になるつもりでない人でも、このことに深い関心があるが、人間の生き方について深く考えようとする人にとっては、いろいろと考えるヒントを提供するものになるであろう。本書を通じて、心理療法が生半可な経験や知識できるものではなことをわかっていただけると幸いである」と述べていた。

    この本には、夢の解釈など、プロにしかできないことが記されているように思う。そういう意味では、対象読者は、セラピストか、もしくはセラピストになることを目指している人だろうか。

    ユングの理論の軸となると思われる部分の抜粋として、「われわれの心の中心は自我ではなく、自我と無意識との両者を連結するものでなければならない。自我がわれわれの意識の中心であるのに対して、この新しい、意識と無意識とを含めた心全体の中心を、ユングはself(セルフ)と呼んだ。この意味において、ユングの自己(self)は自我(ego)を含む概念である。」「この自分の自己を経験し、実現してゆくことが、取りも直さず、人間としての目的、すなわち心理療法における究極の目的である。この自己実現の過程を、ユングはまた、『個性発展の過程』と呼んでいる。」という部分が思い当たる。

    そうすると、無意識が夢として訴えることを考えると、素人の読者が、自分の見た夢を、下手に解釈してみても、おそらく技術や資質が及ばないだろうし、それで間違った自己治療を行っては本末転倒のように思う。

    河合先生が、「専門家になるつもりでない人でも、深い関心があって、人間の生きたかについて深く考えようとする人」というのは、ユングはのセラピーを受けているクライエントか、これから受けようとしている人のことを指しているのだろうか?

    第三章の「箱庭療法」についても、セラピストとクライエントが一体となって進める治療であるようで、やはり本書の対象読者は、セラピストとして「箱庭療法」を始めようとする人や、それを受けようとしている人であるような気がする。

    第四章は、河合先生のお考え、西洋の心理療法の手法を日本人に適用するには、工夫が必要であるということと、セラピストにもクライエントにもイニシエーションが必要で、両者でセラピーを進めることが、このイニシエーションの位置づけになるんだということを言われていたように思う。

    本書は、少し難しすぎたのと、自分は対象読者からはずれているのかなと感じた。ただ、河合先生の本を、今後読もうとするための基礎にはなるのかなと感じた。

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    2026年10月09日
  • 紫マンダラ 源氏物語の構図

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    光源氏の掴みどころのなさや何考えとるねんという印象がこの本を読んで納得できた
    媒介としての役割の源氏
    25年前に書かれているので、ほんの僅かに現代女性のあり方として違和感がある部分もあるのだけど、ほとんど気にならないのはさすが

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    2026年10月08日
  • 子どもの宇宙

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    子どもの想像力や発達のエネルギーのようなものについて、様々な児童文学や絵本、心理実験等を基に考察している。

    本書では幼児から高校生まで幅広い子どもが取り上げられていて、発達段階に応じた、特徴的な出来事から子どもの心の世界・宇宙に起きている現象を見ることができて面白かった。
    実際に子育てしていると内容に本当に共感できそうな気がする。

    自分自身の子ども時代に重ねて読むことができる部分も多くあり、「こういうことかな~。」と想像しやすかった。

    例えば、子どもは「死」や「生まれたこと」、「好き」という感情など、生物や人間の本質を探るような問いをよく投げかけることなどが挙げられている。

    大人が、いつの間にか無意識に追いやってしまった感情や忘れかけていた核心的な命題を突きつけてくる子どもに驚かされ又考えさせられることの多いことを示しており、面白い。

    一生懸命「一人前」であることを伝えようとする子どもの心理や秘密によって確立される子どものアイデンティティの存在、家族(母)の無償の愛を求める非行少女へのアセスメントなど、具体的な場面の背景にある子どもの内面を分析しており勉強になりました。

    自らの子どもへの眼差しを再考したい方にお勧めな一冊です。

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    2026年09月14日
  • 絵本の力

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    絵本をこよなく愛するお三方の三者三様の見解はどれも面白く、まさに絵本の力を再認識できた。
    特に松居直さんが語る作り手側の裏話は非常に興味深い。
    科学の本は子どもが驚きさえすればいいのだという話には深く感心した。

    引用で出てきた多くの絵本を一冊ずつ読んでいく楽しみもできた。


    p11
    大人が絵本をいつも身のまわりに置き、いつも慣れ親しんでいなくて、どうして子どもに絵本をすすめることができるでしょうか。

    p47
    絵本は子どもに読ませる本ではない〜大人が子どもに読んでやる本です。

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    2026年09月13日
  • コンプレックス

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    コンプレックスという言葉が人口に膾炙して久しいが、本来的なコンプレックスの意味とは、「ある特定の感情によって色づけられたものの複合体」という。

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    2026年09月06日
  • こころの処方箋

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    心が落ちている時にお知り合いがくれた本。
    内容こそほぼ忘れてしまったけどめっちゃ泣きながら読んだ記憶がある。普通のことを書いているだけなのかもしれないけど。読む人と時期によって心にささったりスルーしたりするのかもね。

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    2026年09月01日
  • こころの処方箋

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    あとがきに「常識を書いただけ」と書いてあったが、今はその常識すらも思い出したり見つけるのが難しい。ふとした時に立ち返りたい本。
    50 のぼせが終るところに関係が始まる、が今の私には刺さった

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    2026年08月30日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    デタッチメントからコミットメントへ
    間接的に読者にコミットメントする村上春樹と
    直接的に患者にコミットメントする河合隼雄の対談は面白い

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    2026年08月23日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    私自身拙いものではあるけれど、文章を書くことが好きなので手に取った本。
    タイトルの通り、物語は生きていく上で大きな支えとなる。
    思い悩むことは、自分なりに納得できる物語を探す作業なのかもしれない。
    そして、書くことで奥底に眠っていた思いがけない自分に気がついたり、そうして丁寧に掬い取ってあげることが、ひいては自分を大切に扱うことに繋がる気がした。
    それは地球とそして宇宙と繋がっている…

    長いあとがきに、小川洋子さんの切なくも温かい思いが伝わってくる。

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    2026年08月22日
  • コンプレックス

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    今まで持っていた「コンプレックス」のイメージと、心理学的な「コンプレックス」は、若干意味が違うことがわかりました。
    「自我」の確立におけるコンプレックスの役割や、自己の層状構造など、興味深い話が盛りだくさん。

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    2026年08月17日
  • フロイトとユング

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    日本の心理学においてもレジェンドであるお二人の貴重な対談。
    教科書的な内容でない身近な人達のエピソードを交えたお話は、当時の関係者でなければ語ることの出来ない内容で刺激的だった。

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    2026年07月29日
  • コンプレックス

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    ネタバレ

    コンプレックスが指す本来の意味について知ることが出来ました。日常的に使用されている意味は劣等感の意味で、本来の意味は別でした。
    三宅香帆さんがオススメしていた新書で70年代の本です。「コンプレックスは悪いものではないと学んだ」と三宅さんが言っていたのは、半分正解で半分不正解でした。本来の心理学用語としてのコンプレックスは悪いものでは無かったです。
    自身の経験に照らし合わせながら読むことが出来て、それを言語化してくれているように感じました。私は二重人格ほどではありませんが、うつ病を患ったときにある面を抑圧してしまい、それを閉じ込めている状態でした。その面と対話して、対決して、それを統合することが出来ました。本書でいうトリックスターの部分で、やはり彼とは会えなくなってしまいました。そしてその寂しさがあるのも分かります。これを死と表現した筆者に感服しました。確かに一つの死があったなと思います。
    自我と自己の捉え方は非常に勉強になりました。自我を中心として意識が表面可している一方で、無意識を含んだ自己があると知りました。確かに意識している私だけではなくて無意識も私であります。真の自分といえる、自己の存在について知識を得ました。
    手元に残して何度か読み直す本になりそうです。

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    2026年07月15日
  • こころの処方箋

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    ふたつよいことさてないものよ。
    この方のカウンセリングはちょっとやそっとでは真似できない。私にはきっとできない、ものすごい寄り添い方をされている。
    他の本で「僕はアースされている(地球と繋がっている)」とあったが、本当にそうでなければとても受け止めきれないほどの話を聞いているのだと思う。その話を地球に預けておくから自分自身は重くなりすぎず、また話すときがきたら引き出しを開けてもってくる、なんてこと、できる人そうそういない。
    「51対49」はとても納得のいく話だった。

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    2026年07月03日
  • 大人の友情

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    友情とは日々何か考えさせられてるためこの本を読んでさらに理解が深まった。この先もずっと友情を大事にして行きたいとおもう。

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    2026年06月17日
  • こころの処方箋

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    呪文を唱えていると心がおさまるのである。

    私これが1番しっくりきた。正しい正しくないではなく、唱えると心がおさまる。念仏みたいな。

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    2026年06月02日