河合隼雄のレビュー一覧

  • 心理療法個人授業

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    人間の心の中は判らなくて当たり前。判らないものを判らないなりに判ろうとする過程が重要なんだな。何でも厳密に要素還元すればいい訳じゃないし、そんなことは出来ない。

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    2009年10月07日
  • 心理療法個人授業

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    心を癒す勉強を始めようとして3冊目に買った本ですが、心理療法の歴史から手法や問題点などがすんなりココロに入ってくる内容。私はこの本のおかげで、臨床心理学に俄然興味が湧いてきました!

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    2009年10月04日
  • 明恵 夢を生きる

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    「夢占い」でもお仕着せの「夢判断」でもなく、今、自分のことが知りたいんだ、ってときに夢から自分を見つめ直してみる。そのためにはうってつけの本だと思います。
    心理学ってあんまり共感できない・・って人にこそおすすめ。河合氏は学者じゃなくて実践のひとなので(中沢新一談)。
    それとは別にしても、明恵(みょうえ)という魅力的なお坊さんがいたことに感動すら覚えます。かっこいいですよ。親鸞とはまた違うかっこよさなのです。
    読むのはちょっと体力がいるけど、読んでよかったなあと思う本です。
    もっとこういう本を出してほしいので星五つ。

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    2009年10月04日
  • 子どもの宇宙

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    子どもの想像力や発達のエネルギーのようなものについて、様々な児童文学や絵本、心理実験等を基に考察している。

    本書では幼児から高校生まで幅広い子どもが取り上げられていて、発達段階に応じた、特徴的な出来事から子どもの心の世界・宇宙に起きている現象を見ることができて面白かった。
    実際に子育てしていると内容に本当に共感できそうな気がする。

    自分自身の子ども時代に重ねて読むことができる部分も多くあり、「こういうことかな~。」と想像しやすかった。

    例えば、子どもは「死」や「生まれたこと」、「好き」という感情など、生物や人間の本質を探るような問いをよく投げかけることなどが挙げられている。

    大人が、いつの間にか無意識に追いやってしまった感情や忘れかけていた核心的な命題を突きつけてくる子どもに驚かされ又考えさせられることの多いことを示しており、面白い。

    一生懸命「一人前」であることを伝えようとする子どもの心理や秘密によって確立される子どものアイデンティティの存在、家族(母)の無償の愛を求める非行少女へのアセスメントなど、具体的な場面の背景にある子どもの内面を分析しており勉強になりました。

    自らの子どもへの眼差しを再考したい方にお勧めな一冊です。

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    2026年09月14日
  • 絵本の力

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    絵本をこよなく愛するお三方の三者三様の見解はどれも面白く、まさに絵本の力を再認識できた。
    特に松居直さんが語る作り手側の裏話は非常に興味深い。
    科学の本は子どもが驚きさえすればいいのだという話には深く感心した。

    引用で出てきた多くの絵本を一冊ずつ読んでいく楽しみもできた。


    p11
    大人が絵本をいつも身のまわりに置き、いつも慣れ親しんでいなくて、どうして子どもに絵本をすすめることができるでしょうか。

    p47
    絵本は子どもに読ませる本ではない〜大人が子どもに読んでやる本です。

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    2026年09月13日
  • コンプレックス

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    コンプレックスという言葉が人口に膾炙して久しいが、本来的なコンプレックスの意味とは、「ある特定の感情によって色づけられたものの複合体」という。

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    2026年09月06日
  • こころの処方箋

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    心が落ちている時にお知り合いがくれた本。
    内容こそほぼ忘れてしまったけどめっちゃ泣きながら読んだ記憶がある。普通のことを書いているだけなのかもしれないけど。読む人と時期によって心にささったりスルーしたりするのかもね。

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    2026年09月01日
  • こころの処方箋

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    あとがきに「常識を書いただけ」と書いてあったが、今はその常識すらも思い出したり見つけるのが難しい。ふとした時に立ち返りたい本。
    50 のぼせが終るところに関係が始まる、が今の私には刺さった

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    2026年08月30日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    デタッチメントからコミットメントへ
    間接的に読者にコミットメントする村上春樹と
    直接的に患者にコミットメントする河合隼雄の対談は面白い

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    2026年08月23日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    私自身拙いものではあるけれど、文章を書くことが好きなので手に取った本。
    タイトルの通り、物語は生きていく上で大きな支えとなる。
    思い悩むことは、自分なりに納得できる物語を探す作業なのかもしれない。
    そして、書くことで奥底に眠っていた思いがけない自分に気がついたり、そうして丁寧に掬い取ってあげることが、ひいては自分を大切に扱うことに繋がる気がした。
    それは地球とそして宇宙と繋がっている…

    長いあとがきに、小川洋子さんの切なくも温かい思いが伝わってくる。

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    2026年08月22日
  • コンプレックス

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    今まで持っていた「コンプレックス」のイメージと、心理学的な「コンプレックス」は、若干意味が違うことがわかりました。
    「自我」の確立におけるコンプレックスの役割や、自己の層状構造など、興味深い話が盛りだくさん。

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    2026年08月17日
  • フロイトとユング

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    日本の心理学においてもレジェンドであるお二人の貴重な対談。
    教科書的な内容でない身近な人達のエピソードを交えたお話は、当時の関係者でなければ語ることの出来ない内容で刺激的だった。

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    2026年07月29日
  • コンプレックス

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    ネタバレ

    コンプレックスが指す本来の意味について知ることが出来ました。日常的に使用されている意味は劣等感の意味で、本来の意味は別でした。
    三宅香帆さんがオススメしていた新書で70年代の本です。「コンプレックスは悪いものではないと学んだ」と三宅さんが言っていたのは、半分正解で半分不正解でした。本来の心理学用語としてのコンプレックスは悪いものでは無かったです。
    自身の経験に照らし合わせながら読むことが出来て、それを言語化してくれているように感じました。私は二重人格ほどではありませんが、うつ病を患ったときにある面を抑圧してしまい、それを閉じ込めている状態でした。その面と対話して、対決して、それを統合することが出来ました。本書でいうトリックスターの部分で、やはり彼とは会えなくなってしまいました。そしてその寂しさがあるのも分かります。これを死と表現した筆者に感服しました。確かに一つの死があったなと思います。
    自我と自己の捉え方は非常に勉強になりました。自我を中心として意識が表面可している一方で、無意識を含んだ自己があると知りました。確かに意識している私だけではなくて無意識も私であります。真の自分といえる、自己の存在について知識を得ました。
    手元に残して何度か読み直す本になりそうです。

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    2026年07月15日
  • こころの処方箋

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    ふたつよいことさてないものよ。
    この方のカウンセリングはちょっとやそっとでは真似できない。私にはきっとできない、ものすごい寄り添い方をされている。
    他の本で「僕はアースされている(地球と繋がっている)」とあったが、本当にそうでなければとても受け止めきれないほどの話を聞いているのだと思う。その話を地球に預けておくから自分自身は重くなりすぎず、また話すときがきたら引き出しを開けてもってくる、なんてこと、できる人そうそういない。
    「51対49」はとても納得のいく話だった。

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    2026年07月03日
  • 大人の友情

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    友情とは日々何か考えさせられてるためこの本を読んでさらに理解が深まった。この先もずっと友情を大事にして行きたいとおもう。

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    2026年06月17日
  • こころの処方箋

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    呪文を唱えていると心がおさまるのである。

    私これが1番しっくりきた。正しい正しくないではなく、唱えると心がおさまる。念仏みたいな。

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    2026年06月02日
  • 人が、つい とらわれる心の錯覚

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    常識に飲み込まれることなく
    どこか すかして
    どこかで 自分を笑って
    ほどほどに 暮らしていくこと
    そんなことが 大事だよ
    と お二人が言っておられる
    気がしました

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    2026年05月28日
  • こころの処方箋

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    河合隼雄『こころの処方箋』には、
    心理療法家としての数多くの臨床経験に裏打ちされた、
    55編の「生きる知恵」が綴られている。

    きっと読む人によって、
    読むタイミングによって、
    刺さる箇所が変わると思う。

    いまの私に特に刺さったのが、
    「強い者だけが感謝することができる」という章。

    私はおそらく、
    まだ本当の意味で、
    誰かに感謝したことがない。

    「あの人に救われた」と思う人は何人か浮かぶ。

    でも当時の私は、
    自分に余裕がなく、
    建前の感謝しかできなかった。

    だからこそ、
    いつか心の底から誰かに感謝できるような、
    強い人になりたいと思った。

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    2026年05月26日
  • こころの処方箋

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    何気なく手に取った一冊だったが、とても30年前に書かれたとは思えなかった。
    書かれていることの多くが、今の時代や自分自身にもそのまま応用できる。まさに「処方箋」というタイトルにふさわしい本だと感じた。

    途中からは、一気に読むのが少し勿体なくなり、「1日1話」と決めてゆっくり読み進めた。
    読み切って終わりにするよりも、常に手元に置いておき、ふとした時にランダムにページをめくる。そんな付き合い方が似合う本だと思う。

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    2026年05月23日
  • コンプレックス

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     言語化できず、ましてや自覚すらできていない内的事象を解明してくれる。理屈で説明してもらえると、理解ができる。理解ができると、コンプレックスでさえ自分の制御下におけるようで安心する。

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    2026年05月16日