家族関係を考える

家族関係を考える

847円 (税込)

4pt

家族における人間関係は一様なものではない。一人の異性を選択することによって成立する夫婦というヨコの関係、血のつながりで運命づけられた親子というタテの関係、さらに兄弟姉妹、親戚、こうした複雑さから、思いがけない対立や葛藤が生じてくる。家庭内暴力、離婚……。家族のあり方は、われわれの生きていく基盤として今、根本から問いなおされなければならない。(講談社現代新書)

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家族関係を考える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    家族の問題というのは本当にこの本を読むと
    根深く感じました。
    しかもすごいのは親子間ではなく
    嫁-姑巻の問題もでていたこと。
    (なぜか舅は出てませんでしたがあまり
    軋轢がないからかしら)

    そこに絡む個々の心理が分かってきて
    面白く読ませていただきました。
    と、思うと本当に子育てというのは
    エネルギ

    1
    2013年07月27日

    Posted by ブクログ

    「自己」や「私」には思いの外他人が含まれていて、そのパラドックスに気づかない限り自己実現なんてものは全く馬鹿げたものになる。
    安易に自立を求める人は自分の周囲に犠牲を強要することになる。

    だと。なかなか示唆を与えられる内容だった。家族を自分の中に綺麗に取り込めている人はどれほどいるんだろうね。

    1
    2011年11月20日

    Posted by ブクログ

    女性の社会進出にともなって、「社会の中での女性の地位を男性と機会平等に」「家事・育児もすべて平等に」などの意見をきくことがあるように思う。

    その一方で、性別の違いに伴い、本来果たすべきと期待される役割も異なる面もある。それが一番顕著になるものが「家族関係」「育児」のようなものだろう。

    本書では、

    1
    2010年01月25日

    Posted by ブクログ

    良かった!家族関係の心理学を考える上でも良かったし、実際結婚して幸せになるためにも読んでおいていいと思う。あんま取り上げられない、母と娘についての記述もあってよかった。

    1
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    結婚する前に、一度読みました。38年以上前です。
    この本の中のテーマのひとつである「母親殺し」の概念は、その後、私の母が死ぬまで、ずーっと引きずっていて生きてきました。
    「母親殺し」の概念を知る前は「母の恩は海よりも深く山やよりも高い」という気持ちで母より大切な人はいない、と思っていました。
    しかし

    0
    2024年01月30日

    Posted by ブクログ

    なぜか長寿の新書『家族関係を考える』。初版は40年近く前。

    内容は、当時の進歩主義によって古くからあった「日本の家族観」を解体したまではいいが、「あとは個人とか自由とかで生きていってください」と言われてしまい、そう言った側も「で、どうしたらいいの?」と右往左往という感じか。
    エマニュエル・トッドと

    0
    2019年06月17日

    Posted by ブクログ

    物凄く面白かった。問題のない家族はない。夫婦としての横の繋がり、両親との縦の繋がり、子供との縦の繋がり、叔父叔母、甥姪との斜めの繋がり、そして兄弟関係。核家族や未婚離婚の増加により、個人として自己実現を求める生き方と、家族の中での力動バランスが、劇的な変化の渦中にある昨今、自分はどう生きていきたいか

    0
    2017年02月16日

    Posted by ブクログ

    相手は自身の鏡というが、
    感覚的に受け取れても、
    自身のこととなるとわかりにくい。

    この反射現象を、現場現象として読みやすい一冊。

    また、自分の生き方として、どう終焉を迎えるのか?
    自分らしい老い方を考えるために、安心できる視点をもらえる。

    ○老人はなにをしなくても、そこに存在するだけで、多く

    0
    2014年09月11日

    Posted by ブクログ

    一言一句理解しようとするには少し難しい部分もあるので、少し緩く読んだ
    いろいろな理論や考え方をある程度前提としている部分もありそうなので、また他の書籍をあたってから読み返すと新たな発見があるかも

    老人は存在するだけで特に何かに有効というわけではないが、存在するだけでいいのだと教えてくれる、といった

    1
    2022年03月30日

    購入済み

    本質は古びない

    コロナ禍で改めて家族関係が問われる現在にこそ必要な内容。

    時代背景の違いによる、小さな「違和感」を感じる記述はあるものの、底に流れる、人類の永遠の課題とも言えるテーマは全く古びておらず驚かされました。

    しかしながら、ブックライブ・アプリ(PC)で同書を読むとき、縦書きの長音符(ー)が、中

    1
    2022年01月03日

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