河合隼雄のレビュー一覧

  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    心理療法士の河合さんと、村上春樹さん、両氏の結婚に対しての発言も面白い。

    河合さん
    「愛し合っている2人が結婚したら幸せになれるなんて言う馬鹿な話はない。そんなことを思って結婚するから、鬱になるんですね。何のために結婚して夫婦になるかと言ったら、苦しむために、井戸掘りするためなんだというのが僕の結論なのです。井戸掘りは大変なことです。だから別にしなくてもいいんじゃないかと思ったりするんですよ」

    村上さん
    「結婚とは、むしろお互いの欠落を暴き立てる過程の連続に過ぎなかったのではないかと。結局のところ自分の欠落を埋めることができるのは自分自身でしかないわけです。そしてその欠落を埋めるにはその欠

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    2021年04月14日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹によって私が癒されることはないけれど、あいだに河合隼雄を挟むことにより、村上春樹の思考と言葉によって癒されることがあると分かった。メンタルとフィジカルが物語にどう関わってくるのか、意外と小説について語られている部分もあったのでよかった。

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    2021年03月21日
  • 大人の友情

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    大人になると欲しいと思っても、なかなかできないのが友人。
    そしてある時に何よりも代えがたく感じるのが温かな友情。

    そんな大人になってからの友情というものに焦点を当てた本書。
    学術的内容というより河合先生自身の体験から述べられたエッセイのような内容。

    目次は
    ・友達が欲しい
    ・友情を支えるもの
    ・男女間に友情は成立するか
    ・友人の出世を喜べるか
    ・友人の死
    ・「つきあい」は難しい
    ・碁がたき・ポンユー
    ・裏切り
    ・友情と同性愛
    ・茶呑み友達
    ・友情と贈り物
    ・境界を超える友情

    いいなと思った考え

    ・目的や理想を同じくする絆は仲間や同士であるが、友との絆は「生きていること」とでも言いたくな

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    2021年03月13日
  • 絵本の力

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    おすすめの絵本が紹介されていたり、
    絵本の感じ方など専門家の視点で面白くまとめられている。

    私の好きな河合隼雄さんも登場するので、とても面白かった!!

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    2021年02月10日
  • 中年危機

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     河合隼雄はいつもしっくり来ないけど、何か感じるものはあるんだよな。取り上げられた12作品のうちいくつかを読んでみようと思う。

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    2021年01月22日
  • 働きざかりの心理学

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    若干長い。

    中盤までは中年まで働いて家庭を築いていればかならず経験するような挫折、問題との直面はあって、不幸ではなく誰もが経験するものであること、またそのあたりの事例を上げてそれらの人がどう解決してきたのかが書いてある。まぁまぁ面白い。


    後半急に心理学の教科書的考察が入り、子どものいじめや取り巻く環境を憎々しく思う文がならんだあとの締めが、ギャップもあってかとてもよかった。

    締めのサマリ。
    死ぬ前にちゃんと自分、家族と向き合うこと。
    家庭のこじれは、相互の理解不足が露呈したもの。
    人生の前半は上昇が中心。社会的地位や家庭を築く。後半はいかにして死を迎えるかについて思いを致すことが大事。

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    2021年01月04日
  • コンプレックス

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    その後の心理学の発展のために、またその後の社会のあり方の変容のために、内容が古くなってしまっているところも多いのだが、それでもこの本が今なお臨床心理学の名著として輝きを放つのは、河合先生の臨床心理の専門家としての矜持、クライアントに対する真摯な姿勢と暖かい眼差しが随所にちりばめられているからなのだと思う。励まされる内容がとても多かった。折りに触れて読み返していきたい。

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    2020年11月05日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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    グリム童話を主軸に、ユング心理学の視点から昔話を読み解く。日本の昔話や神話とも対比されており、心の過程を考える一助になる。未読の童話が多く、あらすじを追う限り残酷な展開が通過儀礼的に存在しており、グリム童話はPG12指定でもよさそうに思えた。また女性原理と父性原理は、片方に偏重すると生活が円滑に回らないし、世の中に絶対的な成功メソッドはない、ということが、各種童話の説明から痛いほど伝わってくる。

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    2020年09月19日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    時代も国も違うけど、リンドグレーンのやかましむらの世界と同じ。幸福感に満たされる。谷川さんの詩もよい。

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    2020年08月22日
  • 子どもの宇宙

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    秘密とアイデンティティ
    秘密の公開により、変える、感情を殺し、人間関係を殺すのを止める
    過去の自分との訣別
    性質や力量の差を超えて、どの子どもも絶対的超越の世界の現れとなる、かけがえのない尊さをもつものとして子どもに接することになる
    他人に対する一種独特の深みをもった愛情をつちかう努力が、人生においてたいそう重要である
    跳躍するもの、粗野なところと、無責任さが、必要

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    2020年08月06日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    話の聞き方についてちょっと勉強してみようかと思い購入。
    昭和40年ごろに行われたカウンセリング講座をそのまま文字起こししたようだ。
    言葉遣いや価値観が今と異なっていて、読むのが辛いこともあるが、おおむね頷きながら読める内容だった。

    相手の話をとことんまで聞く。
    相手の気持ちについていく。
    クライアントが思うままに話をすることで気持ちに整理をつけ、解決策を自分で見出す、
    ということがカウンセリングの極意のようだ。
    「どんなに辛くても立ち上がる人の強さを信じているから、これまでカウンセリングを続けられている」というお話には胸を打たれた。

    不登校の学生が学校へ復帰することが長い目で見た時にプラス

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    2020年07月25日
  • 無意識の構造 改版

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    ネタバレ

    日本に箱庭療法を広めたユング派の第一人者、河合隼雄による著書。分析心理学について解説している。
    最初は夢分析などを行う分析心理学に対して胡散臭いと思っていたが、本書を読んで印象が変わった。
    人間本来の性質に出来るだけ近づいていこうという態度が非常に共感が持てるものだった。
    具体例を見てもあまりパッと想像しやすいものではないものもあったため時代を感じたが、それも含めて考える材料として格好の本であった。

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    2020年05月04日
  • 河合隼雄のカウンセリング講座

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    「四天王寺カウンセリング講座」で開催されている講座のうち
    2007年に亡くなられた心理学者の河合隼雄氏が講演されたものを
    「カウンセリング教室」と「カウンセリング講和」の
    2冊に息子の河合俊雄氏がまとめておられます

    「カウンセリング教室」からさらに一歩踏み込んだ内容
    切り口は「女性」「芸術」「中世の物語」「病」

    「カウンセリングと芸術」では弦楽四重奏を例にあげ
    バッハやモーツアルトが表したかったことはひとつではなく 
    さまざまな音が重なり生み出されるものだと
    言いたいことはいっぱいあるのに語られる言葉はひとつ

    だから脈絡のない言葉でも 意味の通じない言葉でも
    たとえ「死にたい」という言葉

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    2020年02月25日
  • 明恵 夢を生きる

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    河合隼雄 「 明恵 夢を生きる 」明恵上人の夢を心理学的に考察した本。夢診断、明恵の人生や思想、仏教世界をわかりやすく説明。

    夢を生きるとは
    *覚めた目で自分の夢を見る〜自分の夢を主体的に体験し深化して自らのものとする=自己実現
    *夢が発展することは その人の心の発展

    雨が降ることにより 小さい池が 大きい池につながる夢
    *小さい池=禅観、大きい池=諸仏菩薩、雨=修行

    金色の二羽の孔雀の夢
    *明恵の精神の高揚を示す
    *二→華厳と真言、父性と母性、心と体、合理と非合理...統一

    あるべきやうわ=明恵の生き方
    *時により 事により その時その場において、「あるべきやうは何か」問いかけ、その

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    2020年02月18日
  • 心理療法個人授業

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    心理療法の誕生や歴史、ヨーロッパからアメリカへの流入の流れなどが印象に残っている。
    どのような歴史を辿って心理療法が発展してきたのか、タイトルの通り講義方式で語られるところがとてもわかり易く興味深かった。

    ユングやフロイトなど聞き慣れた人物がいくつか登場した。
    彼らがどのような立場で治療をしたのか紹介されたいた。
    たくさんある症状からそれぞれの療法の特性に合わせて様々なアプローチの仕方があるのだなと思った。

    心理療法の大枠をざっくりと理解する
    入り口としてとっつきやすい本だと感じた。

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    2020年01月09日
  • 大人の友情

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    ネタバレ

    ちょっと難しいかな~と恐々読み始めたけど、切り口が身近というのと、1つ1つが短いのもあってとても読みやすかった。

    うんうん、そうだよな~。と思うような内容がたくさん。自分や周りの環境を振り返りながら、人間として大切なことを改めて考えさせられました。

    本文より↓
    友人とは「夜中の十二時に、自動車のトランクに死体を入れて持ってきて、どうしようかと言ったとき、黙って話に乗ってくれる人だ」

    外からみて批判し、非難する以前に、内側に共にたって感情をわかちあう、やさしさが友情を支える

    悪を許容するわけではないが、それでも何とか関係を続けてゆき、変化を期待し続ける態度に支えられて、子どもは成長して

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    2019年09月15日
  • 河合隼雄セレクション カウンセリングを考える (下)

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    心理学の本としては上巻の方が参考になる。
    こちらは技術や考え方より根本的な人間性みたいなことにも触れている。

    いくつか童話や児童文学が紹介されていて、調べてみると書評というか文学の解説本も書いてらっしゃる方でした。

    登場人物は作者の考えを心理学的なアプローチで解説してあるなんて、大好物な予感がします。
    さっそくポチってしまいました。

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    2019年08月15日
  • こころの最終講義

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    ☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆



    河合先生の本を読むと、なんだか心が落ち着く気がする。この本も例外ではない。
    「こころの最終講義」で圧倒的に面白いのは、第三章第二部の、『日本霊異記』にみる宗教性。
    ここでは、『日本霊異記』に描かれた臨時体験を研究している。これで日本人の死生観がよくわかる。

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    2019年08月11日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    シェイクスピア読んだことないのに結構面白く読めたのは、シェイクスピアの凄さと対談してる二人の魅力かなあ!

    留学中に、エリートカナダ人とアメリカ人の会話にポロっとシェイクスピアが出でいたのを思い出す。欧米じゃ教養の印なの、と言っていた。順番逆かもしれないけど、これを機に私も読みたい。

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    2019年08月08日
  • 〈物語と日本人の心〉コレクション Ⅲ 神話と日本人の心

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    ゲームやマンガでよく使われる日本神話の神々。彼らに興味を持ち手に取った一冊。日本人たるものストーリーを知ることは大事だと考え、またそれがどのように日本人の心を形成してきたか知りたかった。他国の神話とも対比させ、比較しながらも多くの類似点があったりと興味深かった。

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    2019年07月30日