河合隼雄のレビュー一覧
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話の聞き方についてちょっと勉強してみようかと思い購入。
昭和40年ごろに行われたカウンセリング講座をそのまま文字起こししたようだ。
言葉遣いや価値観が今と異なっていて、読むのが辛いこともあるが、おおむね頷きながら読める内容だった。
相手の話をとことんまで聞く。
相手の気持ちについていく。
クライアントが思うままに話をすることで気持ちに整理をつけ、解決策を自分で見出す、
ということがカウンセリングの極意のようだ。
「どんなに辛くても立ち上がる人の強さを信じているから、これまでカウンセリングを続けられている」というお話には胸を打たれた。
不登校の学生が学校へ復帰することが長い目で見た時にプラス -
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「四天王寺カウンセリング講座」で開催されている講座のうち
2007年に亡くなられた心理学者の河合隼雄氏が講演されたものを
「カウンセリング教室」と「カウンセリング講和」の
2冊に息子の河合俊雄氏がまとめておられます
「カウンセリング教室」からさらに一歩踏み込んだ内容
切り口は「女性」「芸術」「中世の物語」「病」
「カウンセリングと芸術」では弦楽四重奏を例にあげ
バッハやモーツアルトが表したかったことはひとつではなく
さまざまな音が重なり生み出されるものだと
言いたいことはいっぱいあるのに語られる言葉はひとつ
だから脈絡のない言葉でも 意味の通じない言葉でも
たとえ「死にたい」という言葉 -
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子供の心に広がる宇宙を学術的に読み解こうとする著書という意味では、この手の教育論として存在する他の図書のような経験則的なアプローチとも異なり、これはこれで必要な一冊。臨床的な側面と心理学から体系的な整理の両方に意味があるのだと考える。そのためか、本著では、書物からの引用が多い。
子供が秘密を持つことの大切さ。ペットが代理母の一部機能を果たすこと。考えてみる。核家族化から共働きへと社会が更に変わり、ペットも中々飼えなくなり、老人は老人ホーム、近所付き合いは疎遠。彼が彼でいるだけで温かく見守る代理機能を果たす関わりが減る事で、子供に齎す影響とは。この事が中々社会に飛び出せない引きこもりを増やす一 -
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河合隼雄 「 明恵 夢を生きる 」明恵上人の夢を心理学的に考察した本。夢診断、明恵の人生や思想、仏教世界をわかりやすく説明。
夢を生きるとは
*覚めた目で自分の夢を見る〜自分の夢を主体的に体験し深化して自らのものとする=自己実現
*夢が発展することは その人の心の発展
雨が降ることにより 小さい池が 大きい池につながる夢
*小さい池=禅観、大きい池=諸仏菩薩、雨=修行
金色の二羽の孔雀の夢
*明恵の精神の高揚を示す
*二→華厳と真言、父性と母性、心と体、合理と非合理...統一
あるべきやうわ=明恵の生き方
*時により 事により その時その場において、「あるべきやうは何か」問いかけ、その -
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ネタバレちょっと難しいかな~と恐々読み始めたけど、切り口が身近というのと、1つ1つが短いのもあってとても読みやすかった。
うんうん、そうだよな~。と思うような内容がたくさん。自分や周りの環境を振り返りながら、人間として大切なことを改めて考えさせられました。
本文より↓
友人とは「夜中の十二時に、自動車のトランクに死体を入れて持ってきて、どうしようかと言ったとき、黙って話に乗ってくれる人だ」
外からみて批判し、非難する以前に、内側に共にたって感情をわかちあう、やさしさが友情を支える
悪を許容するわけではないが、それでも何とか関係を続けてゆき、変化を期待し続ける態度に支えられて、子どもは成長して -
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「えーっ ただいま紹介にあずかりました、
河合でございます。
本日は このような盛大なる会に呼ばれまして
誠にありがとうございます…」
ーと この原稿のとおりに進めますと
みなさん あぁ またか
という表情になってしまうのですよね
という前置きをされて
それからは、普段の話し言葉で
喋り始められた
という お話を
河合隼雄さんのスピーチを実際に聴かれた
方から 伺ったことがあります
それ以来
河合隼雄さんの本を手に取るときには
勝手に 関西弁(京都弁)に翻訳して
読むことにさせてもらっています
「家族」
新しくて古い、
古くて新しい、
概念ですね
改めて
「家族」というものを