河合隼雄のレビュー一覧

  • 人の心はどこまでわかるか

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    ユング派の権威である河合隼雄の一冊。

    2000年初版なので今は若干古臭く感じる記述もあったが、読みやすくて勉強にはなった。

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    2019年06月19日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    「えーっ ただいま紹介にあずかりました、
     河合でございます。
     本日は このような盛大なる会に呼ばれまして
     誠にありがとうございます…」
    ーと この原稿のとおりに進めますと
     みなさん あぁ またか
    という表情になってしまうのですよね

    という前置きをされて
    それからは、普段の話し言葉で
    喋り始められた

    という お話を
    河合隼雄さんのスピーチを実際に聴かれた
    方から 伺ったことがあります

    それ以来
    河合隼雄さんの本を手に取るときには
    勝手に 関西弁(京都弁)に翻訳して
    読むことにさせてもらっています

    「家族」
    新しくて古い、
    古くて新しい、
    概念ですね

    改めて
    「家族」というものを

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    2019年05月17日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    心理学者の河合隼雄による文字通りカウンセリングの入門書。

    20年前の書籍ということで、今見ると若干記述が古いものの、参考にはなった。

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    2019年03月19日
  • 働きざかりの心理学

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    劣等感や自己嫌悪の価値
    虫の好かぬ相手は、自分が気づいていない影の部分を拡大して映してくれる鏡のようなものである。
    自分を殺すとしても、それはどのような形で生まれ変わるのか。妥協と協調。
    死にたい人へ。生き方を変えるべきだ。ここで死んで生まれ変わることが必要だ
    精神面も一病息災

    期待してた中年クライシスの記載は少なかったが、精神科医にとって自分にとって実臨床に活きる言葉が多かった。

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    2019年03月08日
  • 働きざかりの心理学

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    この本が書かれたのは1980年前後らしいけど、人が抱え問題は現在と全く同じだ。

    中でも素晴らしい洞察だと思ったのは、「場の倫理と個の倫理」について。

    場の倫理を優先する日本人は場(会社であったりTwitterのクラスタで会ったり)の中で脱落者を作ろうせず、そして同じ器の枠外の人や出来事には全く興味がない。(ある意味、平和運動やヘイトスピーチも似ている)

    しばらくは河合隼雄さんの本を読んでみよう。

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    2019年01月17日
  • 河合隼雄の幸福論

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    最終の頁の「音のない音」の話がフルートの音色に例えた他人の理解、幸福の定義が絶妙で腑に落ちた。

    言われていない和音、音のない音に耳を傾けることが大切。
    幸福というものは、厚みを持つためには、悲しみによって支えられなくてはいけない。

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    2019年01月14日
  • おはなし おはなし

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    河合さんの本を読むと何故かいつも、読んでいるのではなく、自分の話を聞いてもらっているような気持ちになる。
    何故だろう。
    ずっとファンです。

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    2019年01月05日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    ユング心理学をベースとした心理療法家の河合隼雄先生と、シェークスピアの翻訳第一人者の松岡和子さんの対談本。

    対談で取り上げられたシェークスピアの作品は、『ロミオとジュリエット』『間違いの喜劇』『夏の夜の夢』『十二夜』『ハムレット』『リチャード三世』。この6作品での対談が、当初新潮社から出版されたそうで、ここでお二方は意気投合されたようだ。その事は、対談を読んでいても読者に伝わってくる。

    その後、更に『マクベス』『ウィンザーの陽気な女房たち』『お気に召すまま』『リア王』で、対談が繰り広げられ、電子書籍で私が読んだものでは、その内容も収められていた。

    さらには、河合先生が亡くなる前に編まれた

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    2019年01月01日
  • 家族関係を考える

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    河合隼雄先生のほぼ40年前の著書。
    執筆された当時とは社会情勢は変化しており、さすがに内容が古く感じる部分があるのは致し方ないものの、その家族関係別の傾向については大きく変わることはないのだろうと感じる。具体的な事例別に分析されており、わかりやすい。

    ○個人・家・社会
    ○父と息子
    ○母と娘
    ○父と娘

    等のケース別分析

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    2018年12月02日
  • 無意識の構造 改版

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    "意識と無意識。無意識の構造を探るため、夢の分析をしたり心理療法で心の奥深くを探ったりしてきた人がいた。フロイトさんやユングさん。
    彼らの研究を平易に我々日本人向けに解説して下さった本。"

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    2018年11月25日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    家族のあり方が変わってきているということを認識した。
    家族を持つことは苦労が増えることもあるが苦労をしていないと幸福にはなれない。という意味は実感している。
    親は子どもの苦労を見ていられるだけの強さが必要。
    父親は的確な判断力と強力な決断力、不要なものはどんどん切り捨てていく実行力が必要。
    子どもにとっていい家庭とは何か。をよく考える。
    子どもの言うことを常に聞くのはよくないことは分かる。
    ユングの言葉"旅行に出て行く先が分からない時はとても不安になる。我々の人生の旅において、終着駅がどうなっているか分からないのだから、人間が不安になるのは当然だろう。"
    今は何でもお金や機

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    2018年11月23日
  • 明恵 夢を生きる

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    さて、明恵。学ぶほどに好ましく、そこに感じるのは全く違う存在への憧れ、というものではなく、日常の自分は妥協してしまっているが本来ならこうありたい姿、というものをそこに見出す。
    ストイックさ、潔癖さ、合理性、自己への客観視などなど、、、「そういう考えもあるのか」ということではなく、「ちゃんとそこまで徹底して実践できた人があるのか」という驚きになる。
    だから、あまりに徹底した他力本願のありように、そんな考え方もあるのか、、、と感動した親鸞や、どこから共感していいのかわからないほど膨大な道元、天才過ぎてついていけない空海。そういったものとは違う。
    「釈迦」に憧れ、自制し、自惚れず、死を側においておけ

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    2018年11月18日
  • 母性社会日本の病理

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    父性社会の物事を「切断する」ことと違い、母性社会は全てを「包含する」。西洋は父性社会であり、日本は母性社会である。それで日本の社会現象を説明できる。もちろんどの社会にも父性と母性の両方は存在するが、どちらが優位を持った社会であるかで違いがでる。「個」の倫理と「場」の倫理。「場」から疎外される孤独か。なるほどな〜と思える。またフロイトと違ったユングの夢分析の話も、興味深い。

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    2018年10月20日
  • 〈物語と日本人の心〉コレクション Ⅲ 神話と日本人の心

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    ネタバレ

    「中空構造」「揺り戻し」など、なるほどなぁと頷かされる部分がかなりある。すべて納得! とはいかないけれど、他文化に対するときは(ことに、中核のまったく異なるものをみるときは)命がけの姿勢で学ばねばならないという部分は、個人同士の理解においても適応されるように思うし、他の国の神話との対比も面白い。
    また、『民話が、普遍的な心のありようを示すものであるのに対し、神話が、土地と国、つまり民族のありようを決定するもの(うろ覚えですが)』という、著者のほかの本のの文を、いま連想的に思い出した。
    『命がけで学ぶ』、『民話と神話』。ここに、私がまだ掴みきれてはいないなにかのとっかかりがあるような気がしている

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    2018年09月15日
  • 子どもの宇宙

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    ネタバレ

    河合先生の本を少々深堀りしてみようと思い読んだ。

    冒頭いきなり、著者は「この宇宙の中に子どもがいるということは誰でも知っていることだが、一人ひとりの子どもの中に宇宙があるということを知っているか?」と読者に呼びかける。

    また著者は、大人がそのことに無知であると、子どもの中の宇宙を歪曲してしまったり、破壊してしまうことさえあると警告する。それも教育とか、指導とか、善意とかの名のもとに!

    自身は失敗者の大人の一人であり反省とフォローアップを目的にいま読んでいるところだが、できれば多くの方には予防の位置づけで読んで頂きたい本であると思う。

    子どもの中の宇宙の存在について、実際の子どもの事例を

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    2018年09月02日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    シェイクスピア翻訳者と松岡和子と心理学者の河合隼雄がシェイクスピア作品をネタに語る対談。主に松岡が物語上の問題的をし、河合がそこに心理学者としての分析を加えるという形。人物の心理や行動の分析が「腑に落ち過ぎて」逆にこじつけっぽく感じられる部分もあるが、大部分はなるほどと納得のいくもの。中でも『リチャード三世』の「善人は反省しない」という指摘や、『タイタス・アンドロニカス』の「命令形と疑問形」問題は、特に刺激的で面白かった。最近ずつと読んでいなかった河合隼雄の本また読みたくなった。

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    2018年08月09日
  • 絵本の力

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    昨日友人の子供の2歳の誕生日プレゼントに、図書カードをあげたのですが、

    本を選ぶ目安になればと思い、タイトルだけでこちらの本を買ってつけて贈りました。



    贈る際に、紹介できるようにと自分も読んでおこうと思い、別で購入して読みました。



    私は小さい時に国語の先生だった祖父がよく児童文学を読んでいたのを、膝の上で聞いていたそうです。

    また、「ノンタン」のシリーズの絵本を父親に読んでもらっていたのを覚えています。

    今思えば、あれはすごく恵まれた日常だったのかなと思います。



    子供向けだと思っていた絵本も、すごく深い意図があって細部まで絵と文字が作られていることを、

    エピソー

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    2018年07月31日
  • カウンセリングを語る(下)

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    上巻が良かったので、下巻も。

    とにかく読みやすい。
    カウンセリング、特に教育分野のカウンセリングが気になっている人にはオススメ。

    読んでいると、自分に思い当たる部分があって、納得したり恥ずかしくなったりする。
    母的役割を求められているのか、でも、何でも無制限できるわけでなし。
    一方で、理不尽に怒る父的役割を求められている場合もある。
    なるほど。

    「講師を疲れさせようと思ったら、非常に簡単でして、私が必死になって冗談言ったときに全然笑わなくて(笑)、私がまじめなことを言うたときに、へへへと笑われたら(笑)、ぼくはフラフラになって、まいると思うんです。」

    いやあ、これを河合隼雄が言うのかと

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    2018年06月03日
  • 〈物語と日本人の心〉コレクション Ⅲ 神話と日本人の心

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    日本神話を丁寧にたどって図式的に説明。
    古事記、日本書紀を読みなれている人からすれば、真新しいこともない指摘もある。結論がやや早急すぎて強引な気がする。他国の神話も豊富に引用して比較分析されているのはいいが、話が飛んでしまって読みづらい面も。

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    2018年06月02日
  • カウンセリングを語る(上)

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    学校の先生向け?の講演をまとめたもの。
    カウンセリングとは、どういう姿勢でのぞむものなのかが、非常に分かりやすく、時に面白く語られている。

    これを読むと、カウンセリングなんてただ聴くだけのものだ、とも一概に言えないし、絶対に効果が出るものだ、とも言えないのだなと思う。
    当たり前だけど、ひと一人と向き合うには、覚悟が必要で、限界もあるんだと。
    まずは、自分の知る世界を増やしていくこと、知識も知恵も広がりを持たせることを大切にしなさいとある。

    自分がコントロール出来るんじゃないか、解決出来るんじゃないか、と自惚れると、相手は来なくなったりする。
    その人との関わりは、そのひと時から次に会う時まで

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    2018年05月28日