河合隼雄のレビュー一覧

  • おはなし おはなし

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    河合さんの本を読むと何故かいつも、読んでいるのではなく、自分の話を聞いてもらっているような気持ちになる。
    何故だろう。
    ずっとファンです。

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    2019年01月05日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    ユング心理学をベースとした心理療法家の河合隼雄先生と、シェークスピアの翻訳第一人者の松岡和子さんの対談本。

    対談で取り上げられたシェークスピアの作品は、『ロミオとジュリエット』『間違いの喜劇』『夏の夜の夢』『十二夜』『ハムレット』『リチャード三世』。この6作品での対談が、当初新潮社から出版されたそうで、ここでお二方は意気投合されたようだ。その事は、対談を読んでいても読者に伝わってくる。

    その後、更に『マクベス』『ウィンザーの陽気な女房たち』『お気に召すまま』『リア王』で、対談が繰り広げられ、電子書籍で私が読んだものでは、その内容も収められていた。

    さらには、河合先生が亡くなる前に編まれた

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    2019年01月01日
  • 家族関係を考える

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    河合隼雄先生のほぼ40年前の著書。
    執筆された当時とは社会情勢は変化しており、さすがに内容が古く感じる部分があるのは致し方ないものの、その家族関係別の傾向については大きく変わることはないのだろうと感じる。具体的な事例別に分析されており、わかりやすい。

    ○個人・家・社会
    ○父と息子
    ○母と娘
    ○父と娘

    等のケース別分析

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    2018年12月02日
  • 無意識の構造 改版

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    "意識と無意識。無意識の構造を探るため、夢の分析をしたり心理療法で心の奥深くを探ったりしてきた人がいた。フロイトさんやユングさん。
    彼らの研究を平易に我々日本人向けに解説して下さった本。"

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    2018年11月25日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    家族のあり方が変わってきているということを認識した。
    家族を持つことは苦労が増えることもあるが苦労をしていないと幸福にはなれない。という意味は実感している。
    親は子どもの苦労を見ていられるだけの強さが必要。
    父親は的確な判断力と強力な決断力、不要なものはどんどん切り捨てていく実行力が必要。
    子どもにとっていい家庭とは何か。をよく考える。
    子どもの言うことを常に聞くのはよくないことは分かる。
    ユングの言葉"旅行に出て行く先が分からない時はとても不安になる。我々の人生の旅において、終着駅がどうなっているか分からないのだから、人間が不安になるのは当然だろう。"
    今は何でもお金や機

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    2018年11月23日
  • 明恵 夢を生きる

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    さて、明恵。学ぶほどに好ましく、そこに感じるのは全く違う存在への憧れ、というものではなく、日常の自分は妥協してしまっているが本来ならこうありたい姿、というものをそこに見出す。
    ストイックさ、潔癖さ、合理性、自己への客観視などなど、、、「そういう考えもあるのか」ということではなく、「ちゃんとそこまで徹底して実践できた人があるのか」という驚きになる。
    だから、あまりに徹底した他力本願のありように、そんな考え方もあるのか、、、と感動した親鸞や、どこから共感していいのかわからないほど膨大な道元、天才過ぎてついていけない空海。そういったものとは違う。
    「釈迦」に憧れ、自制し、自惚れず、死を側においておけ

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    2018年11月18日
  • 母性社会日本の病理

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    父性社会の物事を「切断する」ことと違い、母性社会は全てを「包含する」。西洋は父性社会であり、日本は母性社会である。それで日本の社会現象を説明できる。もちろんどの社会にも父性と母性の両方は存在するが、どちらが優位を持った社会であるかで違いがでる。「個」の倫理と「場」の倫理。「場」から疎外される孤独か。なるほどな〜と思える。またフロイトと違ったユングの夢分析の話も、興味深い。

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    2018年10月20日
  • 〈物語と日本人の心〉コレクション Ⅲ 神話と日本人の心

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    ネタバレ

    「中空構造」「揺り戻し」など、なるほどなぁと頷かされる部分がかなりある。すべて納得! とはいかないけれど、他文化に対するときは(ことに、中核のまったく異なるものをみるときは)命がけの姿勢で学ばねばならないという部分は、個人同士の理解においても適応されるように思うし、他の国の神話との対比も面白い。
    また、『民話が、普遍的な心のありようを示すものであるのに対し、神話が、土地と国、つまり民族のありようを決定するもの(うろ覚えですが)』という、著者のほかの本のの文を、いま連想的に思い出した。
    『命がけで学ぶ』、『民話と神話』。ここに、私がまだ掴みきれてはいないなにかのとっかかりがあるような気がしている

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    2018年09月15日
  • 子どもの宇宙

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    ネタバレ

    河合先生の本を少々深堀りしてみようと思い読んだ。

    冒頭いきなり、著者は「この宇宙の中に子どもがいるということは誰でも知っていることだが、一人ひとりの子どもの中に宇宙があるということを知っているか?」と読者に呼びかける。

    また著者は、大人がそのことに無知であると、子どもの中の宇宙を歪曲してしまったり、破壊してしまうことさえあると警告する。それも教育とか、指導とか、善意とかの名のもとに!

    自身は失敗者の大人の一人であり反省とフォローアップを目的にいま読んでいるところだが、できれば多くの方には予防の位置づけで読んで頂きたい本であると思う。

    子どもの中の宇宙の存在について、実際の子どもの事例を

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    2018年09月02日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    シェイクスピア翻訳者と松岡和子と心理学者の河合隼雄がシェイクスピア作品をネタに語る対談。主に松岡が物語上の問題的をし、河合がそこに心理学者としての分析を加えるという形。人物の心理や行動の分析が「腑に落ち過ぎて」逆にこじつけっぽく感じられる部分もあるが、大部分はなるほどと納得のいくもの。中でも『リチャード三世』の「善人は反省しない」という指摘や、『タイタス・アンドロニカス』の「命令形と疑問形」問題は、特に刺激的で面白かった。最近ずつと読んでいなかった河合隼雄の本また読みたくなった。

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    2018年08月09日
  • 絵本の力

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    昨日友人の子供の2歳の誕生日プレゼントに、図書カードをあげたのですが、

    本を選ぶ目安になればと思い、タイトルだけでこちらの本を買ってつけて贈りました。



    贈る際に、紹介できるようにと自分も読んでおこうと思い、別で購入して読みました。



    私は小さい時に国語の先生だった祖父がよく児童文学を読んでいたのを、膝の上で聞いていたそうです。

    また、「ノンタン」のシリーズの絵本を父親に読んでもらっていたのを覚えています。

    今思えば、あれはすごく恵まれた日常だったのかなと思います。



    子供向けだと思っていた絵本も、すごく深い意図があって細部まで絵と文字が作られていることを、

    エピソー

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    2018年07月31日
  • 〈物語と日本人の心〉コレクション Ⅲ 神話と日本人の心

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    日本神話を丁寧にたどって図式的に説明。
    古事記、日本書紀を読みなれている人からすれば、真新しいこともない指摘もある。結論がやや早急すぎて強引な気がする。他国の神話も豊富に引用して比較分析されているのはいいが、話が飛んでしまって読みづらい面も。

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    2018年06月02日
  • こころの最終講義

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    河合先生が京都大学における講義をまとめた内容であるが、やさしい言葉使いで、中学生でも聞くに堪える内容かと。
    心理療法の話題を期待して紐解くも、いい意味で期待を裏切られる。
    ・思春期というのは魂がかわるときであり、「蛹の時代」
    ・アニマ(anima)男性の無意識人格の女性的な側面を元型と規定した。男性が持つ全ての女性的な心理学的性質
    ・アニムス(animus)女性の無意識人格の男性的な側を意味する。女性の有する未発達のロゴス(裁断の原理)でもあり、異性としての男性に投影(Wikipediaより)

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    2018年02月11日
  • ユングの生涯

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    興味がある人について興味がある人が語っている。という意味で二重にお得な本だったかな。日本人のその筋の専門家がまとめたユングという感じ。なるほどユングという人が少しわかり河合隼雄という人が少しわかったような気がした。面白い時代を生き抜いたユニークな人だと思う。西洋人のアイデンティティを大切にしつつ東洋の感覚を西洋的に顕現できないかと苦悩、思索したことが伺える。観る夢の内容がユニークで興味深かった。

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    2017年12月18日
  • 心理療法個人授業

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    河合隼雄さんの個人授業を受けて思ったことを書いたものに河合先生が後にコメントをつけるといった体裁。理解が南伸坊さんなので、素朴な切り口、素人ならではの見方、感じ方に河合先生がって感じなので、あんまり専門的にならずに、心理学の輪郭を感じさせる。素朴な誤解だとか、安易な理解だとかを丁寧に解く感じ。平明で非常にわかりやすいと思う。

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    2017年12月18日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    日本における分析心理学の第一人者である、河合隼雄さんと、谷川俊太郎さんの対談集。
    内面を探るための様々な手法「夢」、「箱庭」、「ロールシャッハテスト」等、それは、自我コントロール下にある覚醒時ではなく、自我コントロールが弱まってい状態時に本来の内面を探ろうとする取り組み。アルコールや麻薬、脳の機能の一部が失われることに伴う幻覚で夢とは仕組みが違う。
    日本人は西洋人にくらべ、みんな依存するのが好きであり、依存と独立のバランスが重要。

    『病気は個人の問題なんだけれども、ほとんどみんな社会的なひずみをせおっていると思うんです。』p236
    『ぼくが憂鬱になっているということは、ぼくの心の中で何かのう

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    2017年10月21日
  • ケルト巡り

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    日本は、アジアの端の島
    アイルランドは、ヨーロッパの端の島
    …ということでキリスト教の影響が少なかったってこと

    キリスト教って、文化を生み出した宗教だと思う
    音楽にしろ絵画にしろホント素晴らしい
    それでも見方を変えると神は一人でそれの存在しか認めない
    と、いうことは今まであった伝説や昔話は、どこかに追いやられてしまう
    しかし、現代の人間がどうにもならない心の動きを知るために
    キリスト以前の事を調べる必要があると河合先生は考えていらっしゃるみたいです

    日本は、妖怪
    アイルランドは、妖精
    ハッピーエンドでない昔話、浦島太郎に似た話がケルトにあるとの事

    自然にいる沢山の神々の事
    科学では、説明

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    2017年09月13日
  • コンプレックス

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    15年ぶりくらいに再読。ふたたびの感動。

    91pから始まる船と船長に例えてコンプレックスを説明するくだり。
    そして78pの、自分の本当の感情に気がついた時の描写は何度読んでも素晴らしい。

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    2017年07月08日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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    ネタバレ

    グリム童話、時折日本の昔話を交え、洋の東西の差異に思いを馳せながら書かれたような考察。ひとつひとつ理由づけられたものがたりたちは、その理由づけた次元より深いところに存在しているのだろう、と、しぜん考えさせられる。グリム童話は矢川澄子さんの訳も巻末に付せられているが、岩波のセットを読み込むのもまたひとつと思う。……ただ、まだ未熟な視点しか持たない私のおさない感情ゆえだと思うが、「男性」の中にアニマとアニムスが(女性にも同様に!)同時に存在するということを頭において読み進めないと、ちょっと頭がおかしくなってしまいそうな気もする。“わたし”の中に、“男性”と”女性”が同時に存在するひとは少なくない、

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    2017年04月23日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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    面白い。童話好き、心理学好き(専門家以外)にオススメ。
    著者の知識と洞察力を感じる。
    若干、この話にはそんな深い意味はないんじゃないか?と、思うところがないでもないけれど・・・

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    2017年04月05日