河合隼雄のレビュー一覧

  • 子どもの宇宙

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    秘密とアイデンティティ
    秘密の公開により、変える、感情を殺し、人間関係を殺すのを止める
    過去の自分との訣別
    性質や力量の差を超えて、どの子どもも絶対的超越の世界の現れとなる、かけがえのない尊さをもつものとして子どもに接することになる
    他人に対する一種独特の深みをもった愛情をつちかう努力が、人生においてたいそう重要である
    跳躍するもの、粗野なところと、無責任さが、必要

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    2020年08月06日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    話の聞き方についてちょっと勉強してみようかと思い購入。
    昭和40年ごろに行われたカウンセリング講座をそのまま文字起こししたようだ。
    言葉遣いや価値観が今と異なっていて、読むのが辛いこともあるが、おおむね頷きながら読める内容だった。

    相手の話をとことんまで聞く。
    相手の気持ちについていく。
    クライアントが思うままに話をすることで気持ちに整理をつけ、解決策を自分で見出す、
    ということがカウンセリングの極意のようだ。
    「どんなに辛くても立ち上がる人の強さを信じているから、これまでカウンセリングを続けられている」というお話には胸を打たれた。

    不登校の学生が学校へ復帰することが長い目で見た時にプラス

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    2020年07月25日
  • 無意識の構造 改版

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    ネタバレ

    日本に箱庭療法を広めたユング派の第一人者、河合隼雄による著書。分析心理学について解説している。
    最初は夢分析などを行う分析心理学に対して胡散臭いと思っていたが、本書を読んで印象が変わった。
    人間本来の性質に出来るだけ近づいていこうという態度が非常に共感が持てるものだった。
    具体例を見てもあまりパッと想像しやすいものではないものもあったため時代を感じたが、それも含めて考える材料として格好の本であった。

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    2020年05月04日
  • 河合隼雄のカウンセリング講座

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    「四天王寺カウンセリング講座」で開催されている講座のうち
    2007年に亡くなられた心理学者の河合隼雄氏が講演されたものを
    「カウンセリング教室」と「カウンセリング講和」の
    2冊に息子の河合俊雄氏がまとめておられます

    「カウンセリング教室」からさらに一歩踏み込んだ内容
    切り口は「女性」「芸術」「中世の物語」「病」

    「カウンセリングと芸術」では弦楽四重奏を例にあげ
    バッハやモーツアルトが表したかったことはひとつではなく 
    さまざまな音が重なり生み出されるものだと
    言いたいことはいっぱいあるのに語られる言葉はひとつ

    だから脈絡のない言葉でも 意味の通じない言葉でも
    たとえ「死にたい」という言葉

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    2020年02月25日
  • 明恵 夢を生きる

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    河合隼雄 「 明恵 夢を生きる 」明恵上人の夢を心理学的に考察した本。夢診断、明恵の人生や思想、仏教世界をわかりやすく説明。

    夢を生きるとは
    *覚めた目で自分の夢を見る〜自分の夢を主体的に体験し深化して自らのものとする=自己実現
    *夢が発展することは その人の心の発展

    雨が降ることにより 小さい池が 大きい池につながる夢
    *小さい池=禅観、大きい池=諸仏菩薩、雨=修行

    金色の二羽の孔雀の夢
    *明恵の精神の高揚を示す
    *二→華厳と真言、父性と母性、心と体、合理と非合理...統一

    あるべきやうわ=明恵の生き方
    *時により 事により その時その場において、「あるべきやうは何か」問いかけ、その

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    2020年02月18日
  • 心理療法個人授業

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    心理療法の誕生や歴史、ヨーロッパからアメリカへの流入の流れなどが印象に残っている。
    どのような歴史を辿って心理療法が発展してきたのか、タイトルの通り講義方式で語られるところがとてもわかり易く興味深かった。

    ユングやフロイトなど聞き慣れた人物がいくつか登場した。
    彼らがどのような立場で治療をしたのか紹介されたいた。
    たくさんある症状からそれぞれの療法の特性に合わせて様々なアプローチの仕方があるのだなと思った。

    心理療法の大枠をざっくりと理解する
    入り口としてとっつきやすい本だと感じた。

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    2020年01月09日
  • 大人の友情

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    ネタバレ

    ちょっと難しいかな~と恐々読み始めたけど、切り口が身近というのと、1つ1つが短いのもあってとても読みやすかった。

    うんうん、そうだよな~。と思うような内容がたくさん。自分や周りの環境を振り返りながら、人間として大切なことを改めて考えさせられました。

    本文より↓
    友人とは「夜中の十二時に、自動車のトランクに死体を入れて持ってきて、どうしようかと言ったとき、黙って話に乗ってくれる人だ」

    外からみて批判し、非難する以前に、内側に共にたって感情をわかちあう、やさしさが友情を支える

    悪を許容するわけではないが、それでも何とか関係を続けてゆき、変化を期待し続ける態度に支えられて、子どもは成長して

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    2019年09月15日
  • 河合隼雄セレクション カウンセリングを考える (下)

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    心理学の本としては上巻の方が参考になる。
    こちらは技術や考え方より根本的な人間性みたいなことにも触れている。

    いくつか童話や児童文学が紹介されていて、調べてみると書評というか文学の解説本も書いてらっしゃる方でした。

    登場人物は作者の考えを心理学的なアプローチで解説してあるなんて、大好物な予感がします。
    さっそくポチってしまいました。

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    2019年08月15日
  • こころの最終講義

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    ☆☆☆2019年8月レビュー☆☆☆



    河合先生の本を読むと、なんだか心が落ち着く気がする。この本も例外ではない。
    「こころの最終講義」で圧倒的に面白いのは、第三章第二部の、『日本霊異記』にみる宗教性。
    ここでは、『日本霊異記』に描かれた臨時体験を研究している。これで日本人の死生観がよくわかる。

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    2019年08月11日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    シェイクスピア読んだことないのに結構面白く読めたのは、シェイクスピアの凄さと対談してる二人の魅力かなあ!

    留学中に、エリートカナダ人とアメリカ人の会話にポロっとシェイクスピアが出でいたのを思い出す。欧米じゃ教養の印なの、と言っていた。順番逆かもしれないけど、これを機に私も読みたい。

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    2019年08月08日
  • 〈物語と日本人の心〉コレクション Ⅲ 神話と日本人の心

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    ゲームやマンガでよく使われる日本神話の神々。彼らに興味を持ち手に取った一冊。日本人たるものストーリーを知ることは大事だと考え、またそれがどのように日本人の心を形成してきたか知りたかった。他国の神話とも対比させ、比較しながらも多くの類似点があったりと興味深かった。

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    2019年07月30日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    ユング派の権威である河合隼雄の一冊。

    2000年初版なので今は若干古臭く感じる記述もあったが、読みやすくて勉強にはなった。

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    2019年06月19日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    「えーっ ただいま紹介にあずかりました、
     河合でございます。
     本日は このような盛大なる会に呼ばれまして
     誠にありがとうございます…」
    ーと この原稿のとおりに進めますと
     みなさん あぁ またか
    という表情になってしまうのですよね

    という前置きをされて
    それからは、普段の話し言葉で
    喋り始められた

    という お話を
    河合隼雄さんのスピーチを実際に聴かれた
    方から 伺ったことがあります

    それ以来
    河合隼雄さんの本を手に取るときには
    勝手に 関西弁(京都弁)に翻訳して
    読むことにさせてもらっています

    「家族」
    新しくて古い、
    古くて新しい、
    概念ですね

    改めて
    「家族」というものを

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    2019年05月17日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    心理学者の河合隼雄による文字通りカウンセリングの入門書。

    20年前の書籍ということで、今見ると若干記述が古いものの、参考にはなった。

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    2019年03月19日
  • 働きざかりの心理学

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    劣等感や自己嫌悪の価値
    虫の好かぬ相手は、自分が気づいていない影の部分を拡大して映してくれる鏡のようなものである。
    自分を殺すとしても、それはどのような形で生まれ変わるのか。妥協と協調。
    死にたい人へ。生き方を変えるべきだ。ここで死んで生まれ変わることが必要だ
    精神面も一病息災

    期待してた中年クライシスの記載は少なかったが、精神科医にとって自分にとって実臨床に活きる言葉が多かった。

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    2019年03月08日
  • 働きざかりの心理学

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    この本が書かれたのは1980年前後らしいけど、人が抱え問題は現在と全く同じだ。

    中でも素晴らしい洞察だと思ったのは、「場の倫理と個の倫理」について。

    場の倫理を優先する日本人は場(会社であったりTwitterのクラスタで会ったり)の中で脱落者を作ろうせず、そして同じ器の枠外の人や出来事には全く興味がない。(ある意味、平和運動やヘイトスピーチも似ている)

    しばらくは河合隼雄さんの本を読んでみよう。

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    2019年01月17日
  • 河合隼雄の幸福論

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    最終の頁の「音のない音」の話がフルートの音色に例えた他人の理解、幸福の定義が絶妙で腑に落ちた。

    言われていない和音、音のない音に耳を傾けることが大切。
    幸福というものは、厚みを持つためには、悲しみによって支えられなくてはいけない。

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    2019年01月14日
  • おはなし おはなし

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    河合さんの本を読むと何故かいつも、読んでいるのではなく、自分の話を聞いてもらっているような気持ちになる。
    何故だろう。
    ずっとファンです。

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    2019年01月05日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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    ユング心理学をベースとした心理療法家の河合隼雄先生と、シェークスピアの翻訳第一人者の松岡和子さんの対談本。

    対談で取り上げられたシェークスピアの作品は、『ロミオとジュリエット』『間違いの喜劇』『夏の夜の夢』『十二夜』『ハムレット』『リチャード三世』。この6作品での対談が、当初新潮社から出版されたそうで、ここでお二方は意気投合されたようだ。その事は、対談を読んでいても読者に伝わってくる。

    その後、更に『マクベス』『ウィンザーの陽気な女房たち』『お気に召すまま』『リア王』で、対談が繰り広げられ、電子書籍で私が読んだものでは、その内容も収められていた。

    さらには、河合先生が亡くなる前に編まれた

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    2019年01月01日
  • 家族関係を考える

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    河合隼雄先生のほぼ40年前の著書。
    執筆された当時とは社会情勢は変化しており、さすがに内容が古く感じる部分があるのは致し方ないものの、その家族関係別の傾向については大きく変わることはないのだろうと感じる。具体的な事例別に分析されており、わかりやすい。

    ○個人・家・社会
    ○父と息子
    ○母と娘
    ○父と娘

    等のケース別分析

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    2018年12月02日