河合隼雄のレビュー一覧

  • 泣き虫ハァちゃん

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    河合隼雄自身の少年時代の出来事をモチーフに書かれた12話。著者本人であるハァちゃんは感受性が豊かで、とっても優しい子。何かにつけて、すぐに泣いてしまう。優しい両親と頼りになる兄弟に囲まれ、逞しく成長してゆく。私自身が親になる前に、この本に出会えていたら、子育ての方法も変わっていたに違いないと思えた。これから、親になる方にお勧めの1冊です。

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    2011年08月21日
  • おはなし おはなし

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    朝日新聞のコラム欄に連載を文庫化したもの。

    1つ1つは、なにげない1、2ページのエッセイなのだけど、示唆に富んでいて、ふむふむ、と思って読める。

    電車の中で読み終わった。

    軽い感じで読める。

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    2011年08月14日
  • 母性社会日本の病理

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    単行本化された、雑誌等に寄稿した作品の集まり。

    ユング心理学研究所や、日本が母性社会として父性がなくなっていることなどを述べている。日本や人間関係を読み解くにはよいかもしれない。

    いわゆる日本人論ブームの1つに数えられる本である。

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    2011年08月13日
  • 紫マンダラ 源氏物語の構図

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    ネタバレ

    これは、ある程度、ちょっと深く源氏物語を読んでないと、引用が分からないかも。



    源氏物語は視点を変えると別なモノになる。

    母系社会(古代)と父系社会(キリスト教・中世近代)。

    日本は、その二つが複雑に絡み合ってるらしい。



    源氏物語に登場する女性たちは、紫式部の分身(当たり前)。

    男(光源氏)に対して、母なのか、妻なのか、娘なのか、娼(愛人?)なのか、としての女性たちの生き方、考え方。

    書き進めるうちに、それらを越えた個としての女性像を描こうとしたのではないか。それが、ラストを飾る「浮舟」。彼女が高みで心の平安を得たのに対し、薫も匂宮も世俗の域を出られない。

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    2011年08月02日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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    昔話を心理学の視点から解き明かす。西洋と日本の昔話の共通点からは普遍的無意識をかいまみることができる。
    河合先生とユングの話はしっくりくる。自分と影とが葛藤し摩擦を起こり、そこから第3の道につながることもあると。そこから個性化が始まると。厳しくも温かい言葉だ。

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    2011年07月30日
  • 「老いる」とはどういうことか

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      "老いるとはどういうことか" は入試の小論文で私が出された課題そのものでした。参考になるかもしれないと本を購入したものの、読むことによって影響を受け、自分自身の考えを書くことができなくなるんじゃないかという不安から、結局今まで読むことができませんでした。いざ読んでみると、110のコラムから成るこの本は私に、新しい考えを次々と分け与えてくれました。

      この本はハウツー本ではなく、こういう考え方もあるんだよという様々な引用や著者自身の考えが述べられています。見開き1ページで1つのコラムという形式から気軽に読むこともできるし、何より押し付けが全くないため素直に読むことがで

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    2011年07月29日
  • こころの処方箋

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    読解するのがちょっと難しいかもしれないエッセイです。そうだそうだって、読みながらうなずきました。

    河合さんの本は、対談本しか読んだことはありませんでした。
    書店でなにげに、新潮文庫の100冊に選ばれていた本書を見つけて、
    興味をそそられたのでした。
    で、読んでみたら面白いんですよ。あとがきでも触れられているように、
    「常識」ばかり書かれているのでしょうけれど、
    その「常識」に滋味があって、新発見みたいなときめきとともに再発見させて
    くれるのです。自分の境遇や家族のこと、友人などに照らし合わせて
    なるほどなぁと嘆息させられ、読み終わるのがおしくなるような本です。
    去年亡くなった河合隼雄さんです

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    2025年06月12日
  • 日本人とグローバリゼーション

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    日本人は、8月15日の敗戦以後、過去をすっぱり捨てて明日を見るようになった。そうしなければ復興や近代化はできなかった、という視点に目から鱗が。

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    2011年07月10日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    詩人の谷川俊太郎さんと心理学者河合隼雄の対談形式での対話をまとめたもので、1979年が初版だそうです。
    副題がユング心理学講義とあります。まずは、河合さんのユング心理学研究所での生活や、なぜに心理学を研究するようになったか・・という話から入っておられます。
     その一因が、『死』をとらえる感覚らしいですね。死んだらあの世にいくのだろうが、天国とか地獄なんてようわからん。祈りで救済されるとはおもってないるそんな合理精神が強い少年だったらしい。その点でも、ユングという人物も合理精神で宗教をとらえていた人だったところから、自分と似ており、最終的には彼の研究をすることになったという。
     

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    2011年06月30日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    今の自分にとって、ジャストタイミングで出会えたと思えた本。

    「答えは問処にあり」という言葉がとてもしっくりときて、折に触れて思い出すようになりました。

    そのほか、「その人にとってほんとうに幸せか」考えること、「相手が攻撃できる可能性を残すこと」、「そこにいること」、言葉と心を一致させることなど、多くの示唆をいただきました。

    また、カウンセリングは本人の心に深くコミットするものであり、連携はコミットのための便宜である、という説明は、とてもすっきりと受け取れるものでした。

    これからも、きっと、読み返す機会が訪れる本だろうなと思いました。この本ができるきっかけとなった本も、ぜひ読みたいです。

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    2011年06月15日
  • 子どもの宇宙

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    「子供の宇宙」。
    タイトルが素晴らしい☆
    ちょうど知りたかった子供の心理が知れたのでよかった☆
    子供って、深いなぁ・・・
    文中に紹介されている児童文学の各書にも興味が持てました。
    数冊読んでみたいな♪

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    2011年06月06日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    心理療法家としてのあり方について、
    考えさせられたり納得したりできる本です。

    人の悩みをきくのに料金や時間を設定することに抵抗を感じていましたが、
    そこに納得できる理由も書かれていたり。

    自分にこの仕事は向いているのか、
    自分にこの仕事が本当にできるのか、
    何年たってもそんな疑問を抱きながら真摯に人と向き合う。
    それこそが大切な要素であることを改めて感じました。

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    2011年05月21日
  • コンプレックス

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    今まで読んできた河合隼雄の本の中では最も学術的な著書だった。彼独特の語り口調などはなく、ユング派の一人としてユングが提唱した「コンプレックス」の解明から男女について、その背後の元型にまで及んで述べている一冊。
    日常的に「コンプレックス」という言葉を耳にするようになり、私個人も意味をよく考えずに「〇〇がコンプレックスだ。」などと用いてきたが、その語源は「inferiority complex」にあり、最初に使用したのはユングであったことなど知らないことも多かった。コンプレックスから派生して、私たちの中にある「自己」や「自我」との関わり、またそこから一体どうやって主体性がおびやかされるか、など非常

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    2011年05月12日
  • 猫だましい

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    ネタバレ

    小説や物語の中に出てくる猫を通して人の「たましい」を考えた本です。
    私のように「たましい」に拒否反応あり、ピンと来ない人には是非読んで欲しいです。

    ”何らかの「だまし」なしにたましいを語るのは不可能である、
    あるいは危険である”
    だから「だましい」となっているらしいです。

    河合隼雄氏は元文化庁長官といえば顔が浮かびますでしょうか?
    心理療法家でもあり、優れた”聞き手”で
    私にとっては何とも胡散臭い存在でとても好きな存在です。

    この本には難しいことは書いてありません。
    しかし、「たましい」という、巧く説明の出来ないものをテーマにしているので、
    「たましい」が現れやすい猫の物語に焦点をあて、

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    2011年05月30日
  • コンプレックス

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「コンプレックス」という言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない。
    それは、現代なお探険の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である。
    この言葉を最初に用いたユングの心理学にもとづいて、自我、ノイローゼ、夢、男性と女性、元型など、人間の深奥を解き明かす。

    [ 目次 ]
    第1章 コンプレックスとは何か
    第2章 もう一人の私
    第3章 コンプレックスの現象
    第4章 コンプレックスの解消
    第5章 夢とコンプレックス
    第6章 コンプレックスと元型

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 

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    2011年04月24日
  • 影の現象学

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    ものごとには二面性(多面性)があり、そのバランスで成り立っているんだと改めて気づかされた。今までは漠然とは思ってたけど。とはいえ、この本はとにかく難しい。何回か読まないと、本当の意味で理解できないかも。

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    2011年02月27日
  • ケルト巡り

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    自然療法をおこなう人にお勧めかもしれない。非科学ではなく、河合さんのいう「補・自然科学」に賛同する。

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    2011年02月19日
  • とりかへばや、男と女

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    とりかへばや物語だけでなく、
    西洋の文学や古典からもテーマに沿った内容を多数抽出していて、
    興味深く、おもしろく、拝読した。

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    2011年02月03日
  • 心理療法個人授業

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    最近、はまってる河合隼雄の本。
    この本は入門本とはいえ、
    まるっきり知識がない分野なので
    毎日少しずつ読んだ。
    河合隼雄の本を読んでから
    臨床心理士とかカウンセラーの仕事って
    おもしろそうと勝手に思っていたけど
    この本を読むと、本当に大変そうで、
    ストレスのたまるお仕事。。。
    人間の幅とか経験とかも不可欠だよなあ。
    それにしても、毎回思うことだけど
    河合隼雄は本当にユニークで
    この本もとてもおもしろかった。
    生徒役の南伸坊のつっこみもするどくてよかった。

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    2011年01月18日
  • 日本人とグローバリゼーション

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    グローバリゼーション=国際化という程度の認識しかなかった私にとって、実際の異文化コミュニケーションというものはどのような交流によってもたらされれるのかを知るきっかけとなった。
    日本人の共通認識を言語化するのは、日本語でも難しいと思うので、それを外国語で行うのは大変な作業であると思う。
    日頃、異文化と触れ合う機会の少ない自分にとって、新鮮な内容であった。

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    2013年08月07日