河合隼雄のレビュー一覧

  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    詩人の谷川俊太郎さんと心理学者河合隼雄の対談形式での対話をまとめたもので、1979年が初版だそうです。
    副題がユング心理学講義とあります。まずは、河合さんのユング心理学研究所での生活や、なぜに心理学を研究するようになったか・・という話から入っておられます。
     その一因が、『死』をとらえる感覚らしいですね。死んだらあの世にいくのだろうが、天国とか地獄なんてようわからん。祈りで救済されるとはおもってないるそんな合理精神が強い少年だったらしい。その点でも、ユングという人物も合理精神で宗教をとらえていた人だったところから、自分と似ており、最終的には彼の研究をすることになったという。
     

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    2011年06月30日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    今の自分にとって、ジャストタイミングで出会えたと思えた本。

    「答えは問処にあり」という言葉がとてもしっくりときて、折に触れて思い出すようになりました。

    そのほか、「その人にとってほんとうに幸せか」考えること、「相手が攻撃できる可能性を残すこと」、「そこにいること」、言葉と心を一致させることなど、多くの示唆をいただきました。

    また、カウンセリングは本人の心に深くコミットするものであり、連携はコミットのための便宜である、という説明は、とてもすっきりと受け取れるものでした。

    これからも、きっと、読み返す機会が訪れる本だろうなと思いました。この本ができるきっかけとなった本も、ぜひ読みたいです。

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    2011年06月15日
  • 子どもの宇宙

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    「子供の宇宙」。
    タイトルが素晴らしい☆
    ちょうど知りたかった子供の心理が知れたのでよかった☆
    子供って、深いなぁ・・・
    文中に紹介されている児童文学の各書にも興味が持てました。
    数冊読んでみたいな♪

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    2011年06月06日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    心理療法家としてのあり方について、
    考えさせられたり納得したりできる本です。

    人の悩みをきくのに料金や時間を設定することに抵抗を感じていましたが、
    そこに納得できる理由も書かれていたり。

    自分にこの仕事は向いているのか、
    自分にこの仕事が本当にできるのか、
    何年たってもそんな疑問を抱きながら真摯に人と向き合う。
    それこそが大切な要素であることを改めて感じました。

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    2011年05月21日
  • コンプレックス

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    今まで読んできた河合隼雄の本の中では最も学術的な著書だった。彼独特の語り口調などはなく、ユング派の一人としてユングが提唱した「コンプレックス」の解明から男女について、その背後の元型にまで及んで述べている一冊。
    日常的に「コンプレックス」という言葉を耳にするようになり、私個人も意味をよく考えずに「〇〇がコンプレックスだ。」などと用いてきたが、その語源は「inferiority complex」にあり、最初に使用したのはユングであったことなど知らないことも多かった。コンプレックスから派生して、私たちの中にある「自己」や「自我」との関わり、またそこから一体どうやって主体性がおびやかされるか、など非常

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    2011年05月12日
  • 猫だましい

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    ネタバレ

    小説や物語の中に出てくる猫を通して人の「たましい」を考えた本です。
    私のように「たましい」に拒否反応あり、ピンと来ない人には是非読んで欲しいです。

    ”何らかの「だまし」なしにたましいを語るのは不可能である、
    あるいは危険である”
    だから「だましい」となっているらしいです。

    河合隼雄氏は元文化庁長官といえば顔が浮かびますでしょうか?
    心理療法家でもあり、優れた”聞き手”で
    私にとっては何とも胡散臭い存在でとても好きな存在です。

    この本には難しいことは書いてありません。
    しかし、「たましい」という、巧く説明の出来ないものをテーマにしているので、
    「たましい」が現れやすい猫の物語に焦点をあて、

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    2011年05月30日
  • コンプレックス

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「コンプレックス」という言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない。
    それは、現代なお探険の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である。
    この言葉を最初に用いたユングの心理学にもとづいて、自我、ノイローゼ、夢、男性と女性、元型など、人間の深奥を解き明かす。

    [ 目次 ]
    第1章 コンプレックスとは何か
    第2章 もう一人の私
    第3章 コンプレックスの現象
    第4章 コンプレックスの解消
    第5章 夢とコンプレックス
    第6章 コンプレックスと元型

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 

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    2011年04月24日
  • 影の現象学

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    ものごとには二面性(多面性)があり、そのバランスで成り立っているんだと改めて気づかされた。今までは漠然とは思ってたけど。とはいえ、この本はとにかく難しい。何回か読まないと、本当の意味で理解できないかも。

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    2011年02月27日
  • ケルト巡り

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    自然療法をおこなう人にお勧めかもしれない。非科学ではなく、河合さんのいう「補・自然科学」に賛同する。

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    2011年02月19日
  • とりかへばや、男と女

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    とりかへばや物語だけでなく、
    西洋の文学や古典からもテーマに沿った内容を多数抽出していて、
    興味深く、おもしろく、拝読した。

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    2011年02月03日
  • 心理療法個人授業

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    最近、はまってる河合隼雄の本。
    この本は入門本とはいえ、
    まるっきり知識がない分野なので
    毎日少しずつ読んだ。
    河合隼雄の本を読んでから
    臨床心理士とかカウンセラーの仕事って
    おもしろそうと勝手に思っていたけど
    この本を読むと、本当に大変そうで、
    ストレスのたまるお仕事。。。
    人間の幅とか経験とかも不可欠だよなあ。
    それにしても、毎回思うことだけど
    河合隼雄は本当にユニークで
    この本もとてもおもしろかった。
    生徒役の南伸坊のつっこみもするどくてよかった。

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    2011年01月18日
  • 日本人とグローバリゼーション

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    グローバリゼーション=国際化という程度の認識しかなかった私にとって、実際の異文化コミュニケーションというものはどのような交流によってもたらされれるのかを知るきっかけとなった。
    日本人の共通認識を言語化するのは、日本語でも難しいと思うので、それを外国語で行うのは大変な作業であると思う。
    日頃、異文化と触れ合う機会の少ない自分にとって、新鮮な内容であった。

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    2013年08月07日
  • コンプレックス

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     香山リカさんが、「最近、鬱病ですといって会社を休んでおいて趣味のことには元気に出掛けていく人がいる」
     と言っていたが、この本の中で、鬱だと言っていても趣味のことは楽しくできる人はいる、というようなことが書いてあった…
    ・・昔から似たような人いるようです!

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    2010年11月18日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    泣き虫ハァちゃん、かわいいなぁ。どんぐりころころの歌に泣き、大好きな幼稚園の先生とのお別れに泣き、日々の小さな出来事に心を響かせて泣く。素直で純粋でかわいい。
    泣き虫な小さいハァちゃんを見守り、小学校4年生の思春期のちょっと手前の難しくなりかけたハァちゃんを厳しくしっかり受け止めた、お母さんがとってもすごい。そういうお母さんに私もなれたらいいのだけれど。。。
    ハァちゃんのお兄さんたちも最高です。

    河合隼雄先生の自伝的小説のようですが、とても素晴らしい少年時代を送られたのだなと感心します。

    小川洋子さんの書かれたあとがきも素敵です。

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    2010年11月01日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    [ 内容 ]
    悩み、傷つく心を知ると自分も他人も見えてくる!!
    人間の心がいかにわからないかを骨身にしみてわかっている「心の専門家」である著者が、「人の心とは何か」に心理療法の現場から答える。

    [ 目次 ]
    第1章 私が「人の心」に出会ったとき
    第2章 日本人の心の問題
    第3章 心との対話法
    第4章 心がいま直面していること
    第5章 心の影と闇、そして新しい発見

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振

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    2010年10月02日
  • ケルト巡り

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    心理療法士の著者がケルト文化を通して一つの生き方を日本人に提案する本。日本民話とケルト民話の共通点やドルイドなどがわかりやすく書かれていて読んでいて楽しかった。
    たまにある著者のツッコミも面白い。

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    2010年08月17日
  • ケルト巡り

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    かつてケルト文化は、ヨーロッパからアジアにいたる広大な領域に広がっていた。しかしキリスト教の拡大に伴いそのほとんどが消え去ってしまった。ただオーストリア、スイス、アイルランドなど一部の地域にはその遺跡などがわずかに残っている。とくにアイルランドはケルト文化が他地域に比べて色濃く残る。ローマ帝国の拡大とともにイングランドまではキリスト教が届いたものの、アイルランドに到達したのは遅れたからだ。

    この本は河合隼雄が、そのアイルランドにケルト文化の遺産を探して歩いた旅の報告がベースになっている。なぜ今、日本人にとってケルト文化なのか。それはケルト文化が、私たちの深層に横たわる縄文的心性と深く響き合う

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    2010年08月17日
  • 泣き虫ハァちゃん

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    ハァちゃんと呼ばれている泣き虫の姪っ子がいるのでつい購入。具体的な出来事などはフィクションだそうですが、河合隼雄さんが少年時代の思い出をもとに書かれた小説。両親と兄たちに囲まれ好奇心いっぱいの少年がせいいっぱい自分なりに生きる姿が清々しいです。童話のような感じですぐ読み終わってしまいましたがとても良い本でした。

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    2010年06月16日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    現場で活躍する心理療法家たちのさまざまな質問に答えるかたちで出来上がった本である。気軽には読めるが、読むほどに人と人のかかわりについて胸にしみるような言葉が多かった。

    現場で苦労する心理療法家たちの真剣な質問に、著者も熱心に語り、小冊子ながら奥行きと幅のある、良質な本になっている。著者が、来談者にかかわる姿勢が、じかに感じられる。

    深いところにどんと安定して来談者にどこまでも付き添っていく限りない包容性。それでいてちょっとした言葉の端はしに、こちらがハッとするような細やかな指摘があったりして、じつに参考になる。

    心理療法について語りながら、人間と人間との関係についてのもっとも深いところに

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    2010年06月07日
  • 猫だましい

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    猫。
    「猫を通して、人間のこころについて考える」というコンセプトの本です。
    でも、純粋に猫の本の感想文として読むこともできるかもしれません。
    実際、わたしはこの本を読んで、「セロ弾きのゴーシュ」を読んでみたくなって、読みましたから。

    猫は猫であるだけなのに、なんと多くの「人間についてのこと」を教えてくれるのでしょう。
    ね。

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    2010年04月26日