河合隼雄のレビュー一覧

  • 心理療法個人授業

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    心理療法家の河合隼雄さんが先生役をつとめ、エッセイストの南伸坊さんが生徒役をつとめるという形で「心理療法」や「心理学」の世界に迫っていくという内容。個人授業を通して河合さんから学んだ内容を南さんがレポートとして文章にまとめ、それに先生が一言申し述べるという感じの構成。心理学の歴史から心理療法の話や「物語」など、心理学が扱う広範囲の事柄の要点が分かりやすく書かれている。フロイトの精神分析学やユングの分析心理学、臨床心理学などの入門編として、非常に分かりやすく参考になった。

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    2009年10月04日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    この人の本を対談じゃなくてちゃんと読んだのは、「こころの処方箋」以来なのかもしれない。といっても、口述筆記だそうですが。わかりやすいことばで、一応臨床心理士に向けても話していて、とてもよく理解できた。しかも、行動療法の話が出てきた辺りでは、なるほどなるほど、こういう見方もあるのね、と面白く読んだ。でも、やっぱりなんていうのかな、臨床心理士の人が書けば、臨床心理士中心になるのだなぁ、と思ったのであった。ちょっとはこういう本も読もうっと。

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    2010年10月21日
  • 影の現象学

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    ユング心理学の立場から、さまざまな症例、物語からの引用を通して人間の無意識と関わる「影」なるものの現象を明らかにしていく。情報量・水準とも一般向けの感があり、読み物として楽しむ向きが強い。個人的には「影の逆説」にある「道化」が分析される箇所には最も感銘を受けた。本書をきっかけに、参考文献にあたって勉強するとよさそうだ。

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    2010年09月25日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    タイトルの響きが色々なイメージを喚起させる。
    最後の、谷川俊太郎の詩に対する、河合隼雄の解釈や感想が特に興味深い。

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    2009年10月04日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    母性・父性のところが面白かった。日本は父親も母性寄り、なるほど。私としては腑に落ちないところもあり、感じたことを材料に考えてみたい、心にとどめておきたいと思った。

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    2009年10月04日
  • 影の現象学

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    無限の量の水(=普遍的影)から自分の掌に合った一すくいの水(=個人的影)をすくい取ること(=影の自覚)。
    科学的アプローチでない為かえって明確でない点もあるだろうが、多様な引用とともに進められる章展開によりページをめくる労を微塵も感じなかった。
    解説に遠藤周作。

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    2009年10月07日
  • 心理療法個人授業

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    先日なくなられた河合隼雄さんの授業。
    河合さんの講演は何度か聞きましたが、ほんとおもしろいです。
    そんなおもしろさがぎっしり詰まってます。

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    2009年10月04日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    心の分析家と表現者の対談。谷川俊太郎氏は人間の成熟に対する考え方として、「人間というのは人格をつくりあげていくものだ」というより「自分をラッキョウの皮を剥くみたいに剥いていって見えてくるもののほうが、成熟という言葉には近いんじゃないか」と言う。それに対し河合氏が同意し、「ただその場合、剥くのも自分ですので、それができるだけの力も蓄えなければならない」と答える。興味深い

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    2010年03月07日
  • 明恵 夢を生きる

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    自分の夢を生涯記録しつづけた僧明恵の『夢記』を手がかりに、河合隼雄氏が夢を分析。夢とはいえ、ヒトが考えだすもののすべては、人間が生きるうえで大切なことにつながってゆくのかもしれない。夢で生き方が変わること…あってもいいんだ?!人間の深層に迫る目からうろこの名著。

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    2009年10月04日
  • 働きざかりの心理学

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    昭和56年に書かれたものですが、
    現代の職場や家庭で生じている問題点を鋭くついていて
    著者の洞察力に驚きました。
    僕は、今の職場で管理職の年代の人達と
    意見が合わないことが多いですが
    そうなる訳を著者はわかりやすく解説してくれています。
    お互いがわかり合う努力をしなければ
    険悪な人間関係がいつまでも改善されないんですね。
    「場の倫理」については、僕の職場に完全にあてはまります。
    僕も、職場での振舞いを改める必要がありますね・・・。

    劣等感との付き合い方についても述べられており
    とても参考になりました。

    「劣等感の存在は人間の平静心を失わせるので
    判断が狂ってしまう

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    2009年10月04日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    河合隼雄氏と谷川俊太郎氏の対話式の内容。
    職業柄、立場が違う二人だが、心を深く見つめようとするお二人の会話は、共通する部分も多くとても面白い内容だった。
    河合氏についての疑問なども谷川氏が質問してくれていたので
    河合氏著作の本には書かれていない一面も伺う事ができてとても面白かった。
    この本を読んで、あまり知識のなかった宮沢賢治の事が知りたくなり詩集を購入した。

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    2009年10月04日
  • 影の現象学

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    影はすべての人間にあり、ときに大きく、ときに小さく濃淡の度合を変化させながら付き従ってくる。それは、「もう1人の私」ともいうべき意識下の自分と見ることができる。影である無意識は、しばしば意識を裏切る。自我の意図する方向とは逆に作用し、自我との厳しい対決をせまる。心の影の自覚は、自分自身にとってのみならず、人間関係の上でもきわめて重要であり、国際交流の激しくなってきた今日においてはますます必要である。

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    2009年10月07日
  • 縦糸横糸

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    日本人の生活は豊かに快適になったけれど、心はその変化に対応できず、多くの問題が生じてしまったよう。効率を追い結論を急ぐ原題社会は、育児や教育には不向きと聞くと、ドキッ とする。河合さんからの提言に耳を傾けたい。

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    2009年10月04日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    現代の父親、母親、家族、について様々な視点から指摘をしている。さすがは河合隼雄さん、といった印象を受けた。指摘していることも具体的。この本に書かれていることこそ現代人は理解し、受け入れなくてはいけないことだろうと思った。子どもを持つ親や子どもを教育する立場の人にはぜひともオススメ。

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    2009年10月04日
  • カウンセリングを語る(上)

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    河合隼雄先生が、カウンセリングについて、できる限りわかりやすい言葉で、初歩から話された講演を本にしたものです。
    「聴く」ことの大切を教えてくれます。

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    2009年10月04日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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    「ファンタジーを読む」と似た内容だけど、グリム童話に焦点を当てている分、分かりやすい。元々知っている話もあるし、知らない話も巻末に全文が掲載されているから本文と併せて読める。
    グリム童話とからめて、日本の昔話も引合いにして考えていく視点が興味深かった。

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    2009年10月04日
  • 働きざかりの心理学

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    以前ある会合で、著者(当時文化庁長官)の話を聞き、心理学はこれまであまり読まなかった。でも思い切って読んでみた。現代社会の歪んだ部分を理解しやすく解剖しており、面白い。

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    2009年10月04日
  • 縦糸横糸

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    連載を単行本化した本なので、約8年間の社会現象、事件が取り上げられていますが、現代日本の気分は、以下一行に集約されてしまっている気がします。"シェークスピアの『マクベス』のなかのマクベス夫人の言葉ではないが「望みは遂げても満足がない」というのに、まさにピタリの状況である。この「満足がない」というところは、「幸福に感じられない」と言いかえてもいいだろう。「望み」を見つけるのではなく、満足をえる方法を考えたほうが人生が豊かになるかな?

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    2009年10月04日
  • 影の現象学

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    河合隼雄先生が、ユングの提唱した「影」の概念について、説明や先生の考えを述べられている本です。かなり分かりやすいと言われていますが、私はピンとこないところもあったかな。

    多分、時間が経ったら分かってくることなのでしょう。いっぺんに全部分かろうとしないで読むことが大切かもしれません。

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    2009年10月04日
  • ウソツキクラブ短信

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    日本の臨床心理の第一人者、河合隼雄先生とその無二の親友、大牟田雄三氏が共著で出版した本です。
    実は、私もウソツキクラブの会員です。同じ会員の皆様、今年の講演会ならびに懇談会の会場は下関という噂ですよ。

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    2009年10月04日