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Posted by ブクログ 2022年06月19日
個人的には、河合隼雄氏の数ある著作の中でも一番の名著ではないかと思う。これはしっかりと、学術文庫で出すレベルの内容になっている。
人はそれぞれ その人なりの生き方や人生観をもっているが、抑圧されたか、取りあげられなかったか、ともかく、その人によって生きられることなく無意識界に存在していながら、その...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月06日
人は誰しも影を持っている。光に照らされると壁に、或いは地面に描き出される物体としての影。それとは別に己の内界に存在する暗い領域、無意識としての影。「影」が古来より生命や魂と結びつけて考えられてきたことを繙きながら、ユングの「影」の概念や「影」が齎す心の病理を実例や神話、文学作品から引用して説きつつ、...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月08日
ホフマン。「白い影」の投影問題。イブホワイトの統合について。ユングの幼児の頃の夢、元型的な恐怖、皮と裸の肉とでできたおそろしい高さの「人食い」。永遠の少年の元型、急速な上昇と下降の反復。中世のヨーロッパでの「愚者の祭り」、道化の重要性、それ自身自己充足的であるため両性具有的である、完璧な統一へのカウ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月17日
2014年37冊目。
「影」の存在の恐ろしい面ばかりに囚われている人は必読だと思う。
世界的・歴史的に「影」はどのように扱われてきたのか、というそもそも論から丁寧に始まり、
心理学的に「自我」に対して「無意識」に潜む「影」の正確をもの凄く分かりやすく解説する。
病的な症例から見られる「影」、そし...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月29日
ユング分析心理学の中核である〈影〉概念について日本人はこの本で学べることをよろこばねばならない。
いままでグダグダと考え続けてきたこと、ポスト・モダンの相対性の問題とか、組織を動かす個人を超えた力だとか、創造性にかかわる意識と無意識などなど、ユング&河合先生にはすべて説明されてしまう。
それが面白く...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月09日
忘備録。あとで読み直して体系的に考える。
Twitterで一番印象に残ったとこはフランクに書きました。そういえば、何年か前のセンターか入試かで題材になったようですね。
私が私として意識し得ること、私の過去の経験のうちで記憶に残っていること、現在の私の感じている感情、思考していること、それに知覚...続きを読む
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