河合隼雄のレビュー一覧

  • 影の現象学

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    影はすべての人間にあり、ときに大きく、ときに小さく濃淡の度合を変化させながら付き従ってくる。それは、「もう1人の私」ともいうべき意識下の自分と見ることができる。影である無意識は、しばしば意識を裏切る。自我の意図する方向とは逆に作用し、自我との厳しい対決をせまる。心の影の自覚は、自分自身にとってのみならず、人間関係の上でもきわめて重要であり、国際交流の激しくなってきた今日においてはますます必要である。

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    2009年10月07日
  • 縦糸横糸

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    日本人の生活は豊かに快適になったけれど、心はその変化に対応できず、多くの問題が生じてしまったよう。効率を追い結論を急ぐ原題社会は、育児や教育には不向きと聞くと、ドキッ とする。河合さんからの提言に耳を傾けたい。

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    2009年10月04日
  • 父親の力 母親の力 「イエ」を出て「家」に帰る

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    現代の父親、母親、家族、について様々な視点から指摘をしている。さすがは河合隼雄さん、といった印象を受けた。指摘していることも具体的。この本に書かれていることこそ現代人は理解し、受け入れなくてはいけないことだろうと思った。子どもを持つ親や子どもを教育する立場の人にはぜひともオススメ。

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    2009年10月04日
  • カウンセリングを語る(上)

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    河合隼雄先生が、カウンセリングについて、できる限りわかりやすい言葉で、初歩から話された講演を本にしたものです。
    「聴く」ことの大切を教えてくれます。

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    2009年10月04日
  • 働きざかりの心理学

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    以前ある会合で、著者(当時文化庁長官)の話を聞き、心理学はこれまであまり読まなかった。でも思い切って読んでみた。現代社会の歪んだ部分を理解しやすく解剖しており、面白い。

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    2009年10月04日
  • 縦糸横糸

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    連載を単行本化した本なので、約8年間の社会現象、事件が取り上げられていますが、現代日本の気分は、以下一行に集約されてしまっている気がします。"シェークスピアの『マクベス』のなかのマクベス夫人の言葉ではないが「望みは遂げても満足がない」というのに、まさにピタリの状況である。この「満足がない」というところは、「幸福に感じられない」と言いかえてもいいだろう。「望み」を見つけるのではなく、満足をえる方法を考えたほうが人生が豊かになるかな?

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    2009年10月04日
  • 影の現象学

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    河合隼雄先生が、ユングの提唱した「影」の概念について、説明や先生の考えを述べられている本です。かなり分かりやすいと言われていますが、私はピンとこないところもあったかな。

    多分、時間が経ったら分かってくることなのでしょう。いっぺんに全部分かろうとしないで読むことが大切かもしれません。

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    2009年10月04日
  • ウソツキクラブ短信

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    日本の臨床心理の第一人者、河合隼雄先生とその無二の親友、大牟田雄三氏が共著で出版した本です。
    実は、私もウソツキクラブの会員です。同じ会員の皆様、今年の講演会ならびに懇談会の会場は下関という噂ですよ。

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    2009年10月04日
  • 猫だましい

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    ひたすら猫にまつわるお話。猫好きにはたまらない?私は特に猫が大好きではありませんが、けっこう面白かった。

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    2009年10月04日
  • 明恵 夢を生きる

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    実生活で夢を活用する、研究がジワジワ進んでいます。この書は、鎌倉時代に自らの夢を記録した明恵の夢記を、かの河合隼雄氏が詳説。夢を生き方に活かすヒントがたくさん。

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    2009年10月04日
  • 猫だましい

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    古今東西、ホフマンから大島弓子に至る、猫文学の紹介。ユング派心理学の手法で読み解いて行く。象徴としての猫の、眼も眩むような多様性が楽しい。

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    2009年10月07日
  • 人が、つい とらわれる心の錯覚

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    安野光雅さんの絵本を見たことのある方は多いんじゃないでしょうか。
     私は凄く好きです(全然関係ない話だ…)。

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    2009年10月04日
  • 母性社会日本の病理

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    現代の日本人をユング心理学という角度から見るとどう見えるのか、という感じの本と言えばいいのでしょうか。
     読んでみてもらうのが、一番早いような…(説明になってませんが)

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    2009年10月04日
  • 「老いる」とはどういうことか

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     子どもの頃には、絶対考えないテーマだ(笑)。
     少し前から気になりだした私は、やはり年を食ってきたんですね。

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    2009年10月04日
  • 対話する人間

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    人間と人間は対話するものですが、独りだったら? 上手く対話できない人だったら? 
     対話するって難しい

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    2009年10月04日
  • 影の現象学

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    自分の心の中の影を感じたら読もう。人間について深く示唆に富んだ内容はユニークな著者の作品の中でも抜群に面白い。

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    2009年10月04日
  • 対話する人間

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    河合隼雄さんの「対話」に重点を置いた話。何章かにわかれているが、一つ一つの文章が読みやすく、例えもわかりやすい。「うんうん」と思わずうなずいてしまう話が多い。

    第1章 家族と自分(「過保護」が足りない!?
    ぶつかりあって生きていく ほか)
    第2章 悪と個性(「悪の体験」が必要なとき
    「家出」したくなる心理 ほか)
    第3章 病と癒し(「病の意味」を掘りさげる
    無意識に隠された願い ほか)
    第4章 遊びと人生(「やすらぎ」のあるところ
    「アソビ」のある人 ほか)
    第5章 夢と現実(グリム童話の真実
    「遠く」を眺める ほか)

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    2009年10月04日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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     超有名どころの心理学の本。
     なぜ、童話の継母は意地悪なのか。なぜ、三番目の一番愚かな息子が成功をおさめるのか……など、グリム童話を事例としてユング心理学に則り、人間心理をわかりやすく説明してくれる一冊。
     用例としてとりあげられているグリム童話の全文がきちんと掲載されているのも地味に助かります。

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    2010年10月02日
  • 心理療法個人授業

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    河合隼雄と南伸坊の心理療法個人授業を読みました。心理療法士の草分けの河合隼雄から南伸坊が講義を受けるという形式の心理療法の解説書でした。ちゃんとした訓練と知識なしに心理療法の仕事をしてはいけない、という指摘は生兵法は怪我の元ということわざを連想します。心理学の解説書を読んでいるとなんとなくわかったつもりでいますが、これが一番よくないのかもしれません。二者択一の質問に対しては必ずしもどちらかで答える必要はない、という指摘も、先週読んだ掌の中の小鳥のテーマとダブっていて、私はいつもそこまで深く考えて応対しているかなあ、と自分を振り返ってしまいました。人間はどうも豊かな状態で生きていくように設計されていない、という指摘も私の考えと合致するところがあって納得できました。

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    2011年07月18日
  • おはなし おはなし

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    河合隼雄のおはなし、おはなしを読みました。日本で最初の精神分析家の資格を取った人の書いたエッセイでした。人間が心豊かに一生を送るにはおはなしと呼ばれるような物語が必要だという主張でした。自己実現という言葉が独り歩きしてしまって本来の意味とは違う形で使われてしまっている、とか、現在の社会では死というものを忘れてしまったため、かえって人々に安らぎがない、というような主張には賛成してしまいます。

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    2011年07月18日