河合隼雄のレビュー一覧

  • 対話する人間

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    河合隼雄さんの「対話」に重点を置いた話。何章かにわかれているが、一つ一つの文章が読みやすく、例えもわかりやすい。「うんうん」と思わずうなずいてしまう話が多い。

    第1章 家族と自分(「過保護」が足りない!?
    ぶつかりあって生きていく ほか)
    第2章 悪と個性(「悪の体験」が必要なとき
    「家出」したくなる心理 ほか)
    第3章 病と癒し(「病の意味」を掘りさげる
    無意識に隠された願い ほか)
    第4章 遊びと人生(「やすらぎ」のあるところ
    「アソビ」のある人 ほか)
    第5章 夢と現実(グリム童話の真実
    「遠く」を眺める ほか)

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    2009年10月04日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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     超有名どころの心理学の本。
     なぜ、童話の継母は意地悪なのか。なぜ、三番目の一番愚かな息子が成功をおさめるのか……など、グリム童話を事例としてユング心理学に則り、人間心理をわかりやすく説明してくれる一冊。
     用例としてとりあげられているグリム童話の全文がきちんと掲載されているのも地味に助かります。

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    2010年10月02日
  • 心理療法個人授業

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    河合隼雄と南伸坊の心理療法個人授業を読みました。心理療法士の草分けの河合隼雄から南伸坊が講義を受けるという形式の心理療法の解説書でした。ちゃんとした訓練と知識なしに心理療法の仕事をしてはいけない、という指摘は生兵法は怪我の元ということわざを連想します。心理学の解説書を読んでいるとなんとなくわかったつもりでいますが、これが一番よくないのかもしれません。二者択一の質問に対しては必ずしもどちらかで答える必要はない、という指摘も、先週読んだ掌の中の小鳥のテーマとダブっていて、私はいつもそこまで深く考えて応対しているかなあ、と自分を振り返ってしまいました。人間はどうも豊かな状態で生きていくように設計され

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    2011年07月18日
  • おはなし おはなし

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    河合隼雄のおはなし、おはなしを読みました。日本で最初の精神分析家の資格を取った人の書いたエッセイでした。人間が心豊かに一生を送るにはおはなしと呼ばれるような物語が必要だという主張でした。自己実現という言葉が独り歩きしてしまって本来の意味とは違う形で使われてしまっている、とか、現在の社会では死というものを忘れてしまったため、かえって人々に安らぎがない、というような主張には賛成してしまいます。

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    2011年07月18日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    ユング心理学者・河合隼雄と詩人・谷川俊太郎の対談。どちらもその道の第一人者だけあり、非常に高い次元の会話がなされている様子。何のことやらと思いながらただページを捲るだけでもそれなりに楽しい。

    一方で、肝心のユング心理学についての「講義」は禅問答のようでさっぱり。
    カウンセリングの実際についてかなり詳しく述べていたが、分析家は何もしないのが一番いいとか極力意見を述べないようにするとかで、結局何をする仕事なのかちっとも分からなかった。

    万事こんな具合で、読む前よりも余計に分からなくなったような気すらするわけだが、不思議なことにこの本を読んでからというもの、朝起きてその日に見た夢を覚えているよう

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    2025年12月29日
  • こころの処方箋

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    ネタバレ

    現代文の問題文として出てきそうな文章だな、という印象を受けました 笑
    「ふたつよいことさてないものよ」と「灯を消す方がよく見えることがある」という章が心に残りました。

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    2025年12月21日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    講演会の質疑応答を文字起こししたような本。
    まとめの部分にある「聴くことが大事だけれど、聴くと自分もツライ気分になるから結論を言いたくなる」という一文に集約されている。共感は出来るが、文章が本筋から外れることが多く読みやすくはない。

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    2025年12月21日
  • はぐれイワシの打ち明け話~海の生き物たちのディープでクリエイティブな生態~

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    海の生き物たちをファンタジー要素のあるエッセイっぽく書かれている。しかし、知識的なこともしっかり書かれているので、いろいろな視点から読み応えがある。
    私がとくに印象的だったのは「タコのメスは自分の子どもと話すことができず…」というフレーズだ。人間でいうと5歳ほどの知性がありながら、子どもに直接的な教育をせずに一生を終える命の儚さを知った。

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    2025年11月06日
  • 大人の友情

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    "心も体も超えて、人間の存在にいのちを与えているもの、それを「たましい」と呼んでみてはどうだろう。"

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    2025年10月26日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    It was different from what I had initially expected; it turned out to focus on psychological counseling.
    Nevertheless, it provided valuable insights into how professionals in that field think.

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    2025年10月19日
  • 猫だましい

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    以前この作者さんの「魂にメスはいらない」という本を読んで何となく面白かった記憶。
    たまたま古本屋で「猫」がタイトルに入ってるのが目について手にとってみたらあの作者さん。
    猫がテーマということもあって面白そうだなと購入。

    作者の河合隼雄さんは心理学者。
    そこからの目線で、いくつかの猫が登場する本を取り上げて、人のこころと猫の関係を推察している。
    少し難しい部分もあって、なるほど〜!という感じではないのだけど、ふむふむ心理学者としてそういう解釈をされているんだな、という新鮮な感じ。
    紹介されている本では100万回生きたねこしか知らなかったけど、他の本を読んでみたくなった。

    改めて、猫って本当に

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    2025年10月16日
  • 無意識の構造 改版

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    ネタバレ

    はじめに

    本書を手に取ったのは、心の深層に向き合い、自己成長や理解を深めたいと思ったからである。複雑で多面的なユング心理学の無意識理論が、現代の心理療法やコーチングにどのように役立つのか、その実践的な価値を探る目的で読み進めた。読んでいくうちに、自分自身の内面にも多くの示唆を得ることができた。

    多層ニューラルネットワークと心の同質性

    書中で強調されるのは、生体の脳とニューラルネットワークによるAIの思考過程には本質的な違いはないという視点だ。ハードウェアの違いを超えて「心の動き」としての意識やインテンションが立ち現れるという主張は、AI技術と認知科学、哲学の融合を試みる私の興味と

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    2025年10月13日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    ユング心理学を河合隼雄と谷川俊太郎の対談形式で語る1冊。個人的には箱庭療法と夢診断の章が興味深かった。見えない心理を可視化・言語化する面白さもありつつ、さすがにこじつけだなと突っ込みながら読み進めた。

    人は分かり合えないという持論を持っているが、分かろうとすることが何よりも大切。河合隼雄さんも「ミイラ取りがミイラになる」という言葉を使っていた。心理学はあくまでツールで、あとはどこまで向かい合えるかなのだろう。

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    2025年10月11日
  • こころの処方箋

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    時代背景の違いはあれど、人の悩みの本質は変わらないものだなも思いました。また、それらは普遍的であって、自分だけが特別ではないことを教えられます。1項目4ページで書かれているため、物足りなさは否めませんが、こころを優しく包んでくれる本でした。

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    2025年10月08日
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)

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     シェイクスピアの翻訳家・松岡和子と、心理学者の河合隼雄が対談しながら、それぞれの作品とその登場人物について、意味や解釈、文化的背景について意見を述べ合う、というもの。取り上げられている作品は、『ロミオとジュリエット』、『間違いの喜劇』、『夏の夜の夢』、『十二夜』、『ハムレット』、『リチャード三世』に加えて、改訂版・決定版の増補として『リア王』、『マクベス』、『ウィンザーの陽気な女房たち』、『お気に召すまま』、『タイタス・アンドロニカス』。
     シェイクスピアで河合、って言ったら河合祥一郎だから、翻訳者2人の対談かと思ったら、河合って河合隼雄だったの、という。国語の大学入試とかで取り上げられる人

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    2025年10月02日
  • 絵本の力

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    ネタバレ

    絵本に情熱を持った3名が、絵本の魅力について語る。特に松井直氏の経歴と話した内容は興味深かった。「絵本は大人が子どもに読み聞かせるもの」と氏が言っていた通り、自分も試しに絵だけを見て読み聞かせをしてもらったら、確かに読書体験がが変わって驚いた。
    子どもが絵本の物語に没入できるよう言葉・絵など様々に趣向を凝らしているという。そういった趣向にも気づけるようになりたいと思った。

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    2025年09月10日
  • こころの処方箋

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    ネタバレ

    日本の心理学の権威と言っても過言ではないおなじみの人による、専門書ではない心理随筆、と思った。
    「あの頃は良かった」という人を真正面から論駁している(しかも書かれた時期からして人生の正午はとっくに過ぎた時期ではなかろうか)ことに、驚きと「こんな人いるんだな」という気にさせられた。
    内容は当たり前で読んでる時も当たり前だよなーと思っていた。が、あとがきで作者も常識を述べたとあって、ちゃんと分かってる人で助かった…………となった。

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    2025年09月03日
  • 河合隼雄の幸福論

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    幸福は手に入れるものではなく気づくものだ――心理学者・河合隼雄はそう語る。物や地位を追い求めても心が満たされるとは限らない。むしろ小さな喜びや人とのつながりの中にこそ本当の幸福は潜んでいるという。だが現代人は忙しさに追われその存在に気づく余裕を失いがちだ。河合は「不完全さ」や「揺らぎ」を受け入れる心こそ幸せの土壌だと説く。完璧を求めず今ここにある日常を味わうこと。それが静かな充足へとつながる。

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    2025年08月14日
  • こころの処方箋

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    大丈夫だよって言ってもらってるようです。おそらく10年以上前に買ったのですが、価格400円でした。本書読んだ後には言いにくいのですが、いい時代だったと思ってしまいました。

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    2025年08月14日
  • 影の現象学

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    読み物として面白い部分もあった。意識と無意識。
    自分の影としての無意識。なかなか難しい内容で、理解を超える部分もあった。一応読んだので記録を残した。

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    2025年06月08日