あらすじ
「ウソツキクラブ」会長にして、稀代のおはなし名人。心理療法の第一人者が綴る四方山ばなし。人間の心の深層と向き合う日々の中から生まれる、鋭い洞察とユーモア。「うちの話」「物語と殺人」「韓国の白雪姫」など“おはなし”の不思議な力を発見する魅力のエッセイ集。
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Posted by ブクログ
朝日新聞のコラム欄に連載を文庫化したもの。
1つ1つは、なにげない1、2ページのエッセイなのだけど、示唆に富んでいて、ふむふむ、と思って読める。
電車の中で読み終わった。
軽い感じで読める。
Posted by ブクログ
河合隼雄のおはなし、おはなしを読みました。日本で最初の精神分析家の資格を取った人の書いたエッセイでした。人間が心豊かに一生を送るにはおはなしと呼ばれるような物語が必要だという主張でした。自己実現という言葉が独り歩きしてしまって本来の意味とは違う形で使われてしまっている、とか、現在の社会では死というものを忘れてしまったため、かえって人々に安らぎがない、というような主張には賛成してしまいます。