河合隼雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて手にとりました。
こんなに身近な内容なのに、
わかるよーなわからないよーな。
そして時々静かに光っている言葉に触れてはっとする。の繰り返し。
河合さんが質問に答えるかたちで本書は進んでいくが、質問者の言葉は専門用語というか、格式張っていて、いまいちぴんとこないけど、
河合さんのアンサーはだいぶ一般化されているように思う。
この一般化できる、というのがすごい技術なんやろね。腹落ちしてないと言葉を簡単にすることはできないから。
カウンセラーの方々は、本書を読むと思い当たる節ありすぎて首もげるんと違うか、と勝手に想像していました。
難しさはあるけど金言に出逢えます。 -
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Posted by ブクログ
鎌倉時代の高僧・明恵(みょうえ)が若い頃から何十年も書き続けた、いわゆる夢日記である『夢記(ゆめのき)』は、散逸してしまったものも多いながらも、大半が現代に残されているそうです。その夢についてユング派心理学者・河合隼雄が読み解くのが本書なのでした。フロイト以前に、こんなに夢の素材が残されているのは稀有な事例だとか。
明恵上人といえば華厳宗の人ですが、浄土宗を起こして日本仏教界に革命を起こした法然を厳しく批判した僧侶として知られていると思います。ですが、だからといって、頭の固い守旧派というタイプでもないのです。たとえば江戸時代の終わりまで基本的なルールとなっていた北条泰時作成の「貞永式目」の基 -
Posted by ブクログ
とても読みやすい文章で苦なく読めました。何かを言い切るわけじゃなく大前提として「人間の心などわかるはずがない(冒頭のエッセイ)」というところから、それぞれのエッセイを書いているように思える。
そして谷川俊太郎の解説もとても良かった。
個人的に好きなのは
p.37 それぞれの人間がそれぞれの場所で違った生き方をしていても、その根を深くおろしてゆくと、地球の中心というところで、すべてが一点において交わることができる。
p.61マジメも休み休み言え
p.93 解決などというのはしょせん、あちらから来るものだから、そんなことを「目標」とせずにせいぜい努力でもさせて頂くというのがいい(ものごとは努力に -
Posted by ブクログ
ー概要ー
四天王寺カウンセリング講座での河合隼雄の講演記録を2冊にまとめたものの1つ。「カウンセリングと時間」「カウンセリングと人間理解」「カウンセリングと倫理」「カウンセリングと家族」「カウンセリングと友情」の5章から成立。
カウンセリングを学ぶ講座であるが、自分の生き方について深く考え、何かを考えなおすきっかけを探そうという人にもお勧めできる。
ー河合隼雄さんー
日本人としてユング派分析家の資格を取得。
ー感想ー
カウンセラーの役割とは、心の表層から深いところまでおりる作業をしていくクライアントの横にいるよと示すこと、また絶対にきれない関係であること。
これは簡単なようでものすごく難し