河合隼雄のレビュー一覧

  • おはなし おはなし

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    河合隼雄のおはなし、おはなしを読みました。日本で最初の精神分析家の資格を取った人の書いたエッセイでした。人間が心豊かに一生を送るにはおはなしと呼ばれるような物語が必要だという主張でした。自己実現という言葉が独り歩きしてしまって本来の意味とは違う形で使われてしまっている、とか、現在の社会では死というものを忘れてしまったため、かえって人々に安らぎがない、というような主張には賛成してしまいます。

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    2011年07月18日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    考えて考えて、でも答えがわからない事柄が多くて、でも考えることは大切で、読んでいてしんどくなってしまった。
    河合さんも村上春樹も考えが深い、かっこいい、でも全然頭が追いつけなくて消化できなかった。

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    2026年05月24日
  • ケルト巡り

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    無意識の探求のために神話に興味を持たれ、世界中の昔話や神話を読んでこられた河合先生が、キリスト教以前のヨーロッパに生まれたケルトの神話にまつわるものに触れ「これから」を考えるためアイルランドに行き、見て、考えられたあれこれ。
    占い(タロット)とカウンセリングを生業としている魔女の話が特に印象に残った。

    p217
    「人間と人間の関係の持ち方、パッと会ったときの感じを知りたい」

    p242
    「「思考する」というのはとても不思議な行為で、人間が獲得した特殊技能である。これは、自分というものが世界と別個に存在しているという意識を持つことに起因する。そして、その自分をどうすべきかを考えることを記したの

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    2026年05月15日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    面白かった。副題が「ユング心理学講義」。谷川俊太郎さんという質問者がいることで河合先生がわりと具体的にご自分の経験やこれまでの経緯を話されている。

    p37
    「ユング研究所で、「相手をどこか好きにならなかったらみるな」とよく言われました。(中略)可能性が輝いている人とは相性がいい。(中略)医者として「好き」というのは、他人には見えない可能性を感じていること」

    p38
    「危険をおかして賭けていく」

    p40
    「青年期の人で死が怖いというのは(中略)本当はうまいこと生きられないということなんで、生きる方法が見つかってきたらなくなってしまいます」

    p48
    「問題を突きつめて意識化するということに

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    2026年05月14日
  • こころの処方箋

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    そうだよねと思いながら読み終わり、感想をまとめようとすると、はて困った。
    心のもちようについて書かれており、読む前よりも心は穏やかになった気はする。
    説法を聞いた後のような気分。

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    2026年04月21日
  • 無意識の構造 改版

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    私もすでに人生の後半に入っている。
    だから何をするにも、意味を求めてしまう。

    河合隼雄の『無意識の構造』を読んで思った。
    意味を感じる営みこそが、集合的無意識との対話なのかもしれない。

    今の自分にとって意味を感じるのは、読書と畑。

    それが自分なりの他者とのつながり方であり、
    それをしていると、無意識と対話している気がする。

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    2026年04月17日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    30年前の対談ではあるが、今も色褪せない部分がたくさん。アメリカ、日本、韓国のそれぞれの社会的違いの表現は秀逸。
    正しいことをいかに「自分にとって正しいものとするか」という言葉に、社会と自分のズレを疑っても良いのだとハッとさせられた。

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    2026年04月02日
  • 子どもの本の森へ

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    本の中で紹介されている児童文学全部制覇しようと思います。大人はもっと児童文学を読んだ方がいいですね。子ども時代のワクワクドキドキ、冒険心を取り戻しましょう。

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    2026年03月11日
  • 大人の友情

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    安野光雅さんの挿絵と相まって静かで素敵なエッセイ。
    大人の友情、というタイトルどけど、男女間の友情や夫婦間の友情、はたまた友人感の裏切りや嫉妬など、大人になってからの人間関係について広く心理学者の視点から感じられたことが書かれている。
    現代の自己啓発本みたいにティップスが分かりやすく羅列されているわけではないし、例えば同性愛などに関する記述などちょっと時代を感じる部分も多かったけど、それでも時々はっとする言葉があった。

    家族も夫婦も根っこには友情が必要だというのは、確かにそうだなと思った。男女間の友情は存在するかという議論が良くあるが、そういえば夫婦間には友情が存在するなと。
    時間に余裕があ

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    2026年03月11日
  • 大人の友情

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    友情について、一歩踏み込んだ視点からクライエントや外国と日本の違い、小説などを引用しながら解説してくれている。読みやすいが、少しさらっとしすぎていて、軽く読む分には良いが物足りなさも感じた。

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    2026年03月01日
  • こころの処方箋

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    30年近く前の本なので、今だとどうだろう思うようなページもありましたが、
     ・耐えるだけが精神力ではない
     ・やりたいことは、まずやってみる
     ・物事は努力によって解決しない
     ・心の新鉱脈を掘り当てよう
    あたりは確かにそうだなぁと思いました

    やりたいことをやってみると思い立って、小さな本棚をDIYしたところから、今の読書生活が始まり、色々学ぶことで来ている自分がいます。
    他にも気になることあればやってみたいと思いました。

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    2026年02月09日
  • こころの処方箋

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    『新潮文庫の100冊』より。

    知っておくと心が楽になる人生のTIPS集。

    「イライラは、自分の何かー多くの場合、何らかの欠点にかかわることーを見出すのを防ぐために、相手に対する攻撃として出てくることが多いのである」。
    本書では、普段自分が振り回されている感情を丁寧に紐解いてくれるため、新たな気づきを得ることができた。
    人生なかなか気楽に生きられないものだが、一冊読んでおくと心が軽くなること請け合い。

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    2026年02月07日
  • コンプレックス

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    フロイトとユングとアドラー
    エディプスコンプレックスと権力への意志
    ユングはどちらの正誤も断定しない

    「正常」の難しさ
    「ノイローゼになるかならないかは、その個人としての自我とコンプレックスの相対的な力関係にある。これを例えて言うならば、船にを積む時、小さい船でも小さいを詰めば問題は無い。つまり、この時は正常である。ところが、大きい船でも、荷がうんと重ければ、少しは障害を起こすだろう。この場合がノイローゼである。ここで、この船が沈没すれば終わりだが、障害を起こしつつも荷物を運び切ったら、こちらの方が大きい仕事をしたことになるわけである。この船と荷物の大きさ、及びその関係は、その人の素質や環境

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    2026年01月10日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    生きるとは自分の物語をつくること。題名の深い今は2人の対談の中から汲み取るとしても、なかなか理解するのが難しいかも。小川洋子さんと河合隼雄先生の対談集。河合隼雄さんと言えばよく村上春樹さんと対談、共著もあったと思う。人は結局、矛盾を物語をつくって消化し理解して受け入れて生きていくしかないのかな。みんな辛い、それを克服して生きていく。

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    2026年01月10日
  • 魂にメスはいらない ユング心理学講義

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    ユング心理学者・河合隼雄と詩人・谷川俊太郎の対談。どちらもその道の第一人者だけあり、非常に高い次元の会話がなされている様子。何のことやらと思いながらただページを捲るだけでもそれなりに楽しい。

    一方で、肝心のユング心理学についての「講義」は禅問答のようでさっぱり。
    カウンセリングの実際についてかなり詳しく述べていたが、分析家は何もしないのが一番いいとか極力意見を述べないようにするとかで、結局何をする仕事なのかちっとも分からなかった。

    万事こんな具合で、読む前よりも余計に分からなくなったような気すらするわけだが、不思議なことにこの本を読んでからというもの、朝起きてその日に見た夢を覚えているよう

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    2025年12月29日
  • こころの処方箋

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    ネタバレ

    現代文の問題文として出てきそうな文章だな、という印象を受けました 笑
    「ふたつよいことさてないものよ」と「灯を消す方がよく見えることがある」という章が心に残りました。

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    2025年12月21日
  • 河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして

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    講演会の質疑応答を文字起こししたような本。
    まとめの部分にある「聴くことが大事だけれど、聴くと自分もツライ気分になるから結論を言いたくなる」という一文に集約されている。共感は出来るが、文章が本筋から外れることが多く読みやすくはない。

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    2025年12月21日
  • はぐれイワシの打ち明け話~海の生き物たちのディープでクリエイティブな生態~

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    海の生き物たちをファンタジー要素のあるエッセイっぽく書かれている。しかし、知識的なこともしっかり書かれているので、いろいろな視点から読み応えがある。
    私がとくに印象的だったのは「タコのメスは自分の子どもと話すことができず…」というフレーズだ。人間でいうと5歳ほどの知性がありながら、子どもに直接的な教育をせずに一生を終える命の儚さを知った。

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    2025年11月06日
  • 大人の友情

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    "心も体も超えて、人間の存在にいのちを与えているもの、それを「たましい」と呼んでみてはどうだろう。"

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    2025年10月26日
  • 人の心はどこまでわかるか

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    It was different from what I had initially expected; it turned out to focus on psychological counseling.
    Nevertheless, it provided valuable insights into how professionals in that field think.

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    2025年10月19日