河合隼雄のレビュー一覧

  • 宗教と科学の接点

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    ネタバレ

     心の治療と宗教との繋がりとは何か。共時性という「治療現場、治療過程において時を狙ったかのように啓示的な事が起きる事」をどうみるか。
     日本人である河合隼雄が、海外で心理療法を会得する際に感じた事、悩んだ事、考えた事などがベースとなって、色々とこの書で書いたようである。

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    2023年08月20日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    村上春樹は、絶対悪とか、絶対善みたいな共通認識が固定されてしまうことをよくないと考える人なのだと漠然と感じた。

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    2023年08月01日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    何となく手に取り読んだ本。

    何となく、ではあったけれども、
    「人の話を聴くこと」や「物語を書くこと」、
    そこにあるものに気付き、とらえることのお話など、
    惹き込まれてあっという間に読み終えました。

    『博士の愛した数式』を読み返したくなりました。

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    2023年07月31日
  • 河合隼雄の幸福論

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    臨床心理学の視点からの幸福論。
    体系的な内容ではないがゆえに、誰にでも刺さる部分があるのではないだろうか。
    簡単な事ではないが「自分自身にとって幸福と感じられるかどうかが問題」という言葉を受け入れて行動してみたい。

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    2023年07月16日
  • 河合隼雄の幸福論

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    河合隼雄先生が亡くなって16年が経つ。かつて講義を受けたことがあり、懐かしくもあったので手に取った。

    30年近く前にかかれたせいか、はじめは古さを感じた。けれども、後半、「共鳴するからたましい」あたりから、だんだんとピッタリくるように感じる。ひとつに賭ける、昇りつめた幸福、生きにくい子、二人の女性、ゆとりのある見とおし、音のない音。

    あとがきはご子息である河合俊雄さん。同じく心理臨床家であるので、これ以上の適任はいないということかと思う。しかし、自分の父親を推す息子はそうそういないのではあるまいか。外の顔と家族から見る顔は、違うものだから。それだけに、稀有な存在だったということかもしれない

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    2023年07月16日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    決して上からでなく、対等の人として接する河合先生だからこそ、悩める人たちを多く治されているのだろうと思うけれど、ご本人は決して私はただ聴くだけ、そこにいるだけで、ご本人がご自身でと治されると言われる。小説と思うほどの奇跡も沢山経験されていて、人間の治癒力の可能性を信じられている。それは人を信じているこそなんだなぁ。

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    2023年06月29日
  • 無意識の構造 改版

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    無意識についての全体像が分かりやすく説明されている。
    特に自我と自己についての捉え方は、禅の教えに繋がるものを感じてもう少し知りたいと思った。
    でももう一歩知りたいところまでは書かれないからユング心理学入門を読もうかなと思った。

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    2023年06月15日
  • 影の現象学

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    村上春樹の作品と合わせて読むと尚面白い。
    もはや解説本みたいに思えてくる。

    読んでみて、自分を捉える視点が増えた気がする。
    影の存在を認めながら、道化の言葉にも耳を傾けて、柔軟に自分と向き合っていきたい。

    河合隼雄の他の作品も読んでみたくなったし、ユングのことをもう少し知りたくなった。

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    2023年06月13日
  • 村上春樹、河合隼雄に会いにいく

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    2人の対話は、単純に面白かった。この中に、「ねじまき鳥クロニクル」と「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」への言及があった。いずれも読んでない。長編最新作を読み始めていたのだが、まあまて。このどちらかを先に読もうと思わせてくれた。

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    2023年05月20日
  • 昔話の深層 ユング心理学とグリム童話

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    河合隼雄によるユング心理学を用いて昔話のテーマを理解しようという内容。色々復習になって面白かった!

     第3章の途中を読みながら「ヘンデルとグレーテル」の保護者が継母なのは、受け入れ難い母性の否定的な部分を隠すためなんだろうなって思ってたらそのままのことがその後に書いてあった。

     第3章5節の昔話について、それまでの河合先生の解釈を参考にした僕なりの解釈としては、盲目である弟がそのアニマ(姉)との対決による自己実現の過程(ユングの定義)を描いたものではないかなとおもました。弟が盲目なのはは知ることの危険から身を引くことことを意味し、古いアニマ(姉)を殺す(自己実現の過程には「死と再生」が付き

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    2023年04月15日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    臨床心理学者 河合隼雄先生と小川洋子さんの間で2005年と2006年に行われた対談。河合さんは2007年に死去され、氏にとって最後の対談となった。小川さんの長い後書きによると、本当は続きがあるはずだったらしく残念。
    箱庭療法、源氏物語など、いろいろな話題から物語とは何かを語っている。カウンセリングで患者と対峙する場面についての河合さんの話からは、一筋縄ではいかない優しさが伝わってきて感動した。読んでいると温かい気持ちになれる一冊。

    最も印象に残ったのは、長年、「なぜ小説を書くのか」色々な人から問われ続けてうまく説明できなかった小川さんが、”内面の深い部分にある混沌は論理的な言葉では表現できな

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    2023年03月09日
  • 〈物語と日本人の心〉コレクション Ⅲ 神話と日本人の心

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    ・科学の知は「私は何か、どこから来てどこへ行くのか」という根源的な問いに対して答えてくれるものではない。 
    ・人間は「物語」なしには生きていけず、神話が信じられているところでは人々は安心して死を迎えることができる。
    この部分から非常に納得。あまりにも様々な事を知りすぎてしまって、神話や伝承を信じられるわけではなく、けれどもぼんやりと不安で孤独なのが現代人の苦悩なのだろうな、と思う。

    ・各個人が自分の生活に関わりのある神話的な様相をみつけ、生きる中で自分の物語を作ること。
    ナラティブセラピーの物語る事の重要性にもつながるように感じた。

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    2023年02月25日
  • 読む力・聴く力

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    河合隼雄、立花隆、谷川俊太郎による対談と、各人の執筆とが収められている。
    BOOKOFFオンラインで購入。
    三者三様のスタンスから「読む」、「聴く」ということを論じていて面白い。
    対談は噛み合っているのか噛み合っていないのかよくわからない。

    2015年第1刷発行。少し前の本。河合隼雄も立花隆ももう今ではお亡くなりになっている。

    立花隆はあまり好みではないし、谷川俊太郎はつかみどころがない。言ってることが共感できるのは河合隼雄くらい。

    でも少し前の当代一流の心理学者と文筆家と詩人が集まっているわけだから読んでおきたかったのです。

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    2022年12月28日
  • 無意識の構造 改版

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    ごく短い本だが、ユング心理学という今まで考えたこともなかった世界へと思考を飛ばしてくれる。

    一般に大学などで教えられる心理学は認知心理学や社会心理学といった、データや実験に基づいた文理融合型の学問、というイメージがあるが、この本で扱われるユング心理学は全く異なる。
    そもそも深層心理や集合的無意識という概念自体が実験・観察に基づいて発見されたというよりは仮説的に観念されたものという感じだし、その裏付けとして所々に挿入される実際の患者の夢もあまりにも荒唐無稽で、こんな夢を見る人が本当にいるのか、と疑いを挟みたくなる。
    総じて今までの自分の常識や固定観念からは受け入れ難い思考法で、これは科学といえ

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    2022年12月22日
  • 生きるとは、自分の物語をつくること

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    他者理解に必要なことが河合先生のお話にたくさん詰まっていた。
    私はどこまでも待てないんだけれど、他人と物語を共有しようとすればいいのかもしれない。

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    2022年12月11日
  • 河合隼雄セレクション カウンセリングを考える (下)

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    大学生の頃、もしも心理職を目指すならと、教授の方に勧められて読んだ本。患者が自ら希望を見出すまでは敢えて何もせず粘り強く待ち、一緒に心を動かすことを主軸としていた。人に何かを教える時や何か相談された時に、どこか相手を軽視したような独りよがりな態度になってしまい、後悔してしまうことがある。相手と目線を合わせるってすごく大事なことなんだなと感じる一冊。

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    2022年12月05日
  • 大人の友情

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    [人間の生き方を豊かにしてくれるもの]表紙の絵や挿絵も好き。河合隼雄さんの書く、白州正子さんのエピソードが心をほぐしてくれました。ときどき読み返す。

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    2022年12月03日
  • 子どもの宇宙

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    20年ほど前に読んだ本の再読です。
    主に、以下の本を元に話が進行しています(詳しく調べれば、この倍の参照本がこの本の中で紹介されているはずです・・河合さんの読書量は凄すぎる)

    ベバリー・クリアリー ラモーナとお母さん
    カニグズバーグ クローディアの秘密
    ケストナー ふたりのロッテ
    バーネット(小公子が有名)秘密の花園
    キャサリン・ストー マリアンヌの夢
    王様の耳はロバの耳
    ボーマルシェ フィガロの結婚
    フィリパ・ピアス まぼろしの小さい犬
    フィリパ・ピアス トムは真夜中の庭で
    アリストン・アトリー 時の旅人
    ルイス・キャロル 不思議の国のアリス
    ミハエル・エンデ モモ
    石井桃子 ノンちゃん雲

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    2022年10月04日
  • 母性社会日本の病理

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    日本人にとっての自我の確立には、西洋的合理性だけでは事足りないことの認識。強いグレートマザー、場を重んじる、そういう傾向に自覚的であること。

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    2022年08月30日
  • 母性社会日本の病理

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    河合さんの講演集。
    中年の危機の話だけでは本にならないので、他の話を付け足して本を厚くした感じ。
    初本の中央公論社のを読みました。
    この本で働き盛りの中年の男性に「中年の危機」という概念を知ってほしいです。

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    2022年07月26日